2021/06/09

クライミングでのお役目は終わりが見えてきました

 ■ 基礎的なクライミングなら、特殊な才能は要らない

クライミングは、基礎的な登攀であれば、特殊な才能がないとできないことではなく、普通は誰でも楽しく登れるものです。なにしろ、アレックス・オノルド君のお母さんは、60代でエルキャップを登っています。スタートは50代だそうです。

また私自身も43歳からのスタートですので、”一般ピープルがエンジョイクライミングするレベルのクライミング”、つまり、5.12以下、は、誰もに門扉が開かれたものであることを証明した、と言えるでしょう。

■ 一緒に登ってくださった方に感謝

ここ数年、私と登ってくださった方、夫が本来するべきことをして下さり、本当にありがとうございました。

最近、クライミングの業…も果てつつあり、やり残した仕事は、ほとんどなくなりました。

九州でのリボルトが進み始め、それを見ることができたのが、ホントに肩の荷が下りたというか…。なにしろ、九州、地元ですからね~。故郷は、私にとって悲しい思い出がある場所で嫌いと言っても、故郷は故郷。身内には良くしたいです。

九州の、私以外の誰も指摘できない、トンデモ終了点の数々の存在が、全国の良識あるクライマーの知るところになって良かったです…。あ、それどころかUIAAの知るところになってかもですが。

ほんと、それを伝えるために山梨でクライミングする羽目になり、そして九州に遣わされたんですかね???

だって、もともと、別に私はクライミング派ではなく、ただただ雪の山が好きで、登れる範囲で登っていただけの人ですからね。

山梨にいるから、山梨でローカルな山をするなら、どうしてもクライミング能力…特にクラック…が必要と言われて、そうか、と取り組んでいただけのことで…。クライミング大好きって言う人種じゃないんですよね。私が好きなのは、自然、のほうで、クライミングの命がけ路線は好きになれない…

なんせ、クライミング自体にそんなに情熱ないし。

とはいえ、ラオスにも韓国にも行くことになった。

それも、数奇なご縁と思っていました…。なんと、それは、このためだったのか!という感じ。

そもそもラオスに行かなければ、日本が変、というのも気が付かなかったわけですから。

インスボンに行かなければ、UIAAアルパインサマーの日本語版が世に出ることもなかったわけですから。

ということで、神(神という言葉が苦手な人には集団的叡智)の使徒としての役目は、大体全うしたかな…と。

■ 使徒として実行した仕事 3つ

UIAAアルパインサマーも出たし、日向神の支点のこともだし、大村にもスピード壁できそうですし…あとは、私はもう、倒れても倒れても立ち上がる、あしたのジョーみたいな、パンチドランカーみたいな状況ですので、ちょっと自分を充電しないと、次の良き出来事を仲介する、使徒としてのパワーも出ない感じです。

まぁ、何をしたら充電になるのか分かりませんが…通常は、旅が充電ですが… とりあえず、良い求人があるので応募してみているところです。

はあ~、長いクライミング旅路だったなー。疲れた。



ここからすべてが始まったフリーの旅路