■ 我慢、がその理由でした…
”そのボルトは現代的基準では、強度不足ですよ~”、
”そのビレイの立ち位置は、間違っていますよ~”、
その程度の指摘が、なぜ、「ありがとう~」と受け入れらないのか?
なかなか理解ができなかったですが…。
全否定されていると受け取っているらしいですね…。仏教用語で、我慢、というそうです。
つまり、自分の過ちを認められない、ということ。
ある人たちが、黒い点をめぐって議論になったそうです。豆なのか?虫なのか?
ジーとみていると、その黒い物体は動き始めたそうです。
それを見て、あ、虫だね~と決着せず、”動く黒豆だ!”と主張するのが我慢。
その物体が、飛び始めても、”飛ぶ黒豆だ!”と主張するのが我慢。
冗談みたいですが、ホントにそうならないようにしたいですよね!
■ TR課題のボルダー
ところで、昨日アップした北海道のボルダー画像、いきなり177ビューで、通常の10倍の視聴率ですが(笑)。
ボルダラーの皆さんも本音はトップロープで登りたかったってことなんですかね???
いや違う!と主張したら、それは 我慢、なのかも?
ボルダーにせよ、壁にせよ、ロープを出すか出さないかは、
(落ちたらどうなるか?)と(個人のスキル)によります。
ハイボルダーで命知らず自慢ができるのは、幼児のころからクライミングを始めて、クライミングが歩くこと並みに習熟している人の場合です。
一般の人だって、歩き始めは何度も転んで歩けないですが、大人になって、えっと、右出して‥左足出して…とやっている人はおらず、高度に自動化されているでしょう… それと同じことで、クライミングも考えないでも登れるくらいに自動化が完成されている、超・エリートの方たちは、ハイボルでノーロープやっていいと思いますが…。
なぜなら
(このレベルの登攀では落ちない)が、そういう人は自動判定できるからです。
一方、30代とか40代になってクライミングをスタートしたような人が、そういう人たちと、同じ基準で登る必要はありません。というか、それやったら、ただのアホです。
昨日は、ボルダラーで最強の小山田さんの開拓画像が回ってきましたが…試登はロープついていましたよ。