■大前提
電話は、現在スマホが主流。スマホの時代にケータイを買う人は特殊な人だし、その時代に固定電話を設置する人はいないし、さらに言えば、黒電話を設置する人はいない。ベトナムやタイは、固定電話の時代を経ず、いきなり携帯ですが、さらに後進国のラオスはいきなりスマホから電話デビューです。
いくら歴史ある岩場で、今黒電話のようなボルトやアンカーであっても、黒電話→固定電話→携帯→と歴史をたどる必要はなく、普通は、現在手に入る一番良い手段を採用するのが合理的でしょう。
■参考サイト
■ 一般的感覚とクライマー界の感覚の乖離
一般に、
・カンパで募ったお金で
・強度不足の資材を使い
・岩場を整備したら
その整備した人は、開拓者としての責任を十分満たしているとは言えない、というのが世間的な標準の見方であると思いますが…
悪しきクライマーの伝統で、クライマーのオウンリスク制(自己責任制)により、
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開拓クライマーは資材に何を使用しようが開拓者の勝手なのです。公開後に設置されている資材をクライマーが見て登る登らないの判断を自己責任で行います。大丈夫と判断すれば登り、危ないと判断すれば登らなければ良いのです。余程ええ加減な施工で無い限り開拓者への責任追及は難しいと思います。近年は少し違ってきているかもですが・・・ーーーーーーーーーーー
です。
つまり、
開拓者以上の、ボルトやチェーンなどの資材に対する知識が、一般クライマーに求められている
ということです。開拓者ですら選択できなかった強度をあなたは選択できますか?
あなたは、新人時代、どのボルトは登って良く、どれはダメか?きちんと教育を受けましたか?
私は受けていません。
さすがに、リングボルトだの、RCCだのオールアンカーだのは分かりますが、一般にボルトを見たら、そうしたレガシークラスの支点と比べて、信頼がおけるという判断で登ってきました。
一般的なクライマーの姿勢と思います。それでは、ダメだということですね。
クライマー界はこのような矛盾を抱えていますので、自覚的に登りましょう。すべての開拓者を信用してはダメです。特に岩場に何名も複数の開拓者が入っており、名前の記載がないような場所は要注意です。人気ルートに限定して登りましょう。