井上さんは責任感の強さから、対面でのリボルト職人講習を信念としておられたと思うのですが…色々な知識があるのは、すごく分かる。しかし、あまりに一対一すぎて、リボルト職人はものすごく少なく、JFAにリボルトをお願いしたら、一体いつになるのやら…、というのが現状だった。
…とはいえ、昔の開拓者だとボルトについての知識が古すぎて、こ、これは…という強度が弱いボルトだったり、長さがそもそも不十分な資材だったり…。
本来、生かされるべき、
集団の英知
が生かされない、ということになってしまい、どっちに転んでもイマイチの選択肢で、つまるところ、膠着状態=現状維持、ということになっていたんだろうなぁ…。
日本の外では、若い人も年配者もみんな楽しく、新しい岩場で、バンバン落ちるクライミングを楽しくやって、ヒマラヤトレッキングの帰りにラオスやタイに登って、実家はアラスカでーす、みたいな人が一杯、回遊魚のように世界中の岩場を、安くなった格安航空券とネットでできる仕事の強みを生かして回っているのに…。
日本だけ若い人は、蟹工船…
悲しすぎる現実だわー