・やりたいからやる
・飽きるまで辞めない
・命の危険ぎりぎりまでやるのがカッコイイと思っている
これは男性ではなくて、”男の子”ですからね、大人になっても同じ行動原理だったら、
単純に子供っぽい
世間の試練を受けていない、
のどちらかということです。
これが、小川山物語の解説。
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貴重なフェース入門のスタンダードとして、常に順番待ちになるほど人気がある。
ホールドが途切れなく続き、単純に登って行けばいいように見えるが、なるべく基本に忠実に、腕の負担が少ないムーブで登りたい。
壁の傾斜が一様にきつくて長いため、中間部を過ぎたあたりから、じわじわと疲れ、精神的にもきつくなってくる。
初級者にとって学ぶべき要素が多い好ルートだが、この前にもっと短いルートでのリードの練習をしておきたい。
下降 50メートルロープなら、左上のテラスにローワーダウンまたは懸垂下降できる。同じテラスでビレイすれば、トップロープも可。
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■考察
1)貴重なフェース入門 → フェース入門がないということがうかがえる
2)のスタンダード → 定番なら、誰もが通る道
3)として、常に順番待ちになるほど人気がある。→ 人気ルートならボルトは強度テストされていそう
4)ホールドが途切れなく続き、→ 安心感アリ
5)単純に登って行けばいいように見えるが、なるべく基本に忠実に、腕の負担が少ないムーブで登りたい。 → ムーブを使たほうが良いと分かる
6)壁の傾斜が一様にきつくて長いため、→ 易しくて長いんだ~と分かる
7)中間部を過ぎたあたりから、じわじわと疲れ、→ 持久力が必要らしい
8)精神的にもきつくなってくる。→ 精神力も必要らしい
9)初級者にとって学ぶべき要素が多い好ルートだが→ 登りたくなる
10)この前にもっと短いルートでのリードの練習をしておきたい。→ 安全配慮 初めの1本で取りついていい訳じゃない
11)下降 50メートルロープなら、左上のテラスにローワーダウンまたは懸垂下降できる。→ 50m以上必要らしいと分かる
12)同じテラスでビレイすれば、トップロープも可。→テラスに上がらないとトップロープ出来ないということですね
ということで、この文章は無駄がなく、本当に的を得ている。
■ 要素の取りだし
1)入門用か、初級用か、中上級者用か?
2)人気の有無(=ボルト信頼度)
3)ホールドの分かりやすさ
4)ムーブの要・不要
5)持久度
6)壁の傾斜、長さ
7)持久力
8)精神力
9)好感度
10)リードについて
11)下降とロープ長
12)ビレイ位置
■ ボルトが、(現代基準で)イマイチなルートに対して、どう取り組むべきか?
という事例が石田さんのサイトに書かれています。こちら… http://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/2020/06/blog-post_13.html?m=1
以下、まとめ。
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《例えば…》
5本の5.11代ルートがあるとします。
1)1ルートが8ミリのカットアンカー(アルミっぽい)、錆び無し。(5.11d)
2)4ルートが8ミリのオールアンカー、相当に錆び錆び。(5.11a、5.11b、5.11c、5.11c)
《取り組み案》
1)の5.11dは、本気トライが許せる範囲と妥協する
理由 → ・サビがない、
・硬そうな花崗岩、
・2本目以降のボルト間隔が近い
・1本抜けても大丈夫なボルト間隔
反論 アルミ → ・ガルバニックコロージョン
2)の錆サビのオールアンカー4本は、本気トライしない
理由 → ・1本抜けても大丈夫なセクションは、ごく僅か
・グレードと自分のクライミング能力
・落ちる可能性10%~50%とかのムーヴ
・他に沢山ルートがあるエリアなら、避けて通る
反論 → ・何かあるのだろうか…
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《安全基準》
①カムが効く場所は、バックアップを取る
②ホールド欠損以外では基本落ちないムーヴだけで登る。落ちる覚悟のムーヴしか無かったら、敗退。
③トップロープ状態に限り、落ちる可能性のあるムーヴを繰り出す。
ーーーーーーーーーーーーーーー 引用終わり
■ 現代の安全基準とは?
現代の安全基準では、M10グージョンが一般的です。オールアンカー<カットアンカー<グージョン
また、異種金属の組み合わせは確実に腐食をします。最低限がオールステンレスです。
サイズでは、8ミリは許容されず、10ミリです。
■ どのような安全基準で登るか?
この事例は5.11代ですが、私は、5.10代で、これをやっています。
すべてのクライマーは、グレードが違っても、やることは基本同じです。
入門クライマー ナインアンダーでこれを実行
初級クライマー 10代でこれを実行
中級クライマー 11代でこれを実行
上級クライマー 12代でこれを実行
というイメージです。
■ 既存のグレードは信用できない
一般に、グレードは取り付いてよい課題を判断する目安にするためにあります。したがって、私は、5.10代は、取りついてよいはずですが…。普段、12を触っている先輩が、5.10bで落ちているのを見たりしたので、トポのグレードが目安として使える、あっているという前提は、この際、無視することに決定しました。白紙から取り組むことにしています。
■ ミニマムボルトに対応できるクライマーになるには?
ちなみに、小川山でも、例えば、ジャーマンスープレックスは下にカムを追加して登っています…
■自己愛&クライミング
クライミングをするようになって、なぜ人は無謀なクライミングのような、
自己破滅的解
へ、向かってしまうのか?という問いを抱くようになりました。
つまり、クライミングは、アディクション、アルコール、薬物と同じだと思います。
なぜ、そのようなものへ人は向かうようになるのか?という疑問をいだくようになりました。
■ 根底にあるのは無価値観?
クライミングで、自分の価値を示そうと頑張ることになると…?
根底にあるのは、無価値観、ということに…
クライミングでの自分の無謀さをPRしていたら、そういうことになるのかもしれません…
クライミングには、一種アディクション…中毒性、というのがあるのは確実です。それも、インドアではなく、アウトドアで顕著です。
馬鹿にされた → カッとなって反骨精神でクライミング頑張る
という反応型クライミングで、登りたくないな…と思います。
さて、この本ですが、自分を愛する方法を具体的に29個、示しています。
一番大事なのは、
「自分を愛している人だったら、どういう選択をするだろうか?」
と問いつつ、物事を選択することです。
非常にいい本なので、最初の方は性的虐待とトラウマの記述でショッキングですが、
自己保存的なクライミング
を続けたい方は、ちらりと見たらいいかもしれません。
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