2023/09/16
【動画】ユージさんと大西さんのデイドリーム
2023/09/15
【登山と嘘】登山と嘘は相性がいい… と森山元編集長も言っています!
https://president.jp/articles/-/73524 より以下引用ーーーーーーーーーー
登山と嘘は、相性がいい。「疑惑の登山」。世界の登山史の中には、そんな風に呼ばれる記録が散見される。なぜか。登山には審判がいないからだ。登頂したか否かは、言ってみれば「自己申告制」だ。つまり、完全なる性善説に基づいているのだ。だが、人間とは弱い生き物でもある。ときに嘘の誘惑にかられ、そして屈する。自分自身が審判であり、自分自身でルールを設定しなければならない登山という行為は、フェイクが入り込む隙だらけの世界だと言ってもいい。
ーーーーーーーーーーーーーーー
【心理学】良い人を遠ざけ、悪い人とつながってしまう悪習慣
弟を救うのに、間に合わなかった罪悪感
→ どうすればいい?
→ 思考のプロセスを見せる
→ そのために、ブログ、頑張る
→ 無知を知らせようと頑張っても、努力の意味なし…
ここまで丁寧に解説しても分からんか!みたいな??
ここまで丁寧に解説してやっても、分からないなら、
■ 弟を救えなかった罪悪感ドリブンだったのかも
というのは、私の弟は24歳で早逝し、私はその前の8年間、弟に会っていなかったのです。
まさか、その若さで死ぬとは思っていないので、
その人との時間を大切にしなかった&大切にする機会を逃した
のです。
■ 私にとって家族=責務=重荷。
本来は、家族と言うのは、
家族、親、兄弟、あるいは、クラスメート、あるいは上司、など、本来あるべき、安全基地、と言うような存在が、本当に安全基地であったことが、あまりないんですよね。
■ 私を必要とする人を探してしまう…
■ 繰り返し
という行動パターンは、私の人生に繰り返し現れているような気がします。
人生にはアップダウンがありますが、ダウンの時に気にかけてくれたクライマーが亡くなったと知り、だいぶショック。
私を大切にしてくれない人ばかりに時間をかけてしまう習慣は本当に治さないと、友人になってくれようとしていた良い人たちを遠ざけてしまう…
このことは本当に心に刻んでおかないといけない。
二度と失敗をしないようにしないといけない。
と思っています。
■ ホワイトピープル事例
当時を振り返ると、吉田スクールの日に、他のパートナーからクライミングの誘いが入ったりして、かなりバッティングが激しかったんですよね。
そして、山岳総合センターで私の班の講師をしてくださった村上先生の死。先生には何度か、九州で講習会を開いてもらう交渉をしていました。でも、私に集客力、知り合いがいなかったんですよね… それで延び延びになっている間に亡くなってしまいました。
そして、今回、ラオスでご一緒したいと思っていた、萩原さんの死に出会い、本当に、この人たちとの出会いを大事に出来なかったことに、残念な思いを感じています。ご冥福、心より祈っています。生前にお会いしたかったです。
悪いほうと言うと、言葉がまずいかもしれませんが、その意図するところは、
危険なクライマー、無謀な行為をそうと認知せず、粋がって登ってしまうクライマー
と言う意味です。
危険なことを危険と分かっていない → 教えなきゃ!
と私のスイッチが入ってしまうんですね。 そこが他人事化できていない。
かなり、母親側に近い姉スイッチが入り、「私が守ってやらなくては!」となりそうになります。これは間違った認知です。
正しい行動は、「はぁ~?何やってんの?ばっかじゃないのー」と切り捨てること、です。
弟が早逝したことで、私の中に、強烈な罪悪感…後悔まじりのもの…が、作られたことには、間違いありません。
■ 自己顕示欲を捨てる
そもそも、
自己顕示欲の手段としてクライミングを使いたい人
とつながってしまうのは、
自分の中にも自己顕示欲があるから
なのかもしれません?
■ クライミングは、きちんとリスク管理したら、大抵の事故は防げます
クライミングは、確かに、リスクを内包するものなのですが…
自分自身の ”自信” にのみ、従って登る、
ということです。これは、山も、クライミング、も変わりありません。例えば、懸垂下降を技術として知らなくて、敗退ができなかったら、自信をもって山に挑めませんよね?
■ 自分で自分を理解できない…という愚かな質問
山で、よく愚かな登山者が山小屋の主に尋ねることは、
「私にも登れるでしょうか?」
です。そんなの、他人が分かるでしょうかね?? そこを分かるようにしていくのが、登山であり、クライミングなのに…。
とはいえ、自分で考えられない人のために言えば、平坦で3時間で登れる山から徐々にサイズを大きくしていけば、自分がどこを登れるのか、自分自身で判断が付くようになります。
そうやって、自分で、自分に自信の根拠をつけていく活動が、登山であり、クライミングです。
■ 人生の歩み方
これは、人生の歩み方につながっています。
例えば、私の母は、15歳で私が海外の交換留学に行きたがった時、心配のために、行かせてくれませんでした。
しかし、その心配は根拠がなく、当人のほうは、自信たっぷりだったわけです(笑)。別に一人で行ける、と思っていました。それで、それを20歳で実行しました。なんせ、普通の人は親に出してもらっていく、大学すら一人で行きました(笑)。
この現象…周囲があなたにはできないというが、本人はできるという確信がある…は、私が積雪期の山を登っていた時代に、再演現象が起こりました。
ストローハットと言う山道具屋のおじさんには、散々「女性が一人で山に行くなんて危険だ」とか、「積雪期権現なんて100年早い」とか、いろいろ言われました…。私自身が無謀登山者扱いされていたのです(笑)。しかし、私は確実に体力とともに、自信を積み上げていました。間違っていたのはおじさんで、私はそれを証明する義務があるように感じさせられていました…。
実際は、積雪期の登山は、一般的に入門ルートである、積雪期の阿弥陀北稜を、初見&単独で実践しても、何の困難もなく、楽勝であるほどのことだったのです。
余談ですが、積雪期の八ヶ岳・権現は、登頂まで、7回もかかりました。規模的に権現のほうが阿弥陀北稜より大きいからです。阿弥陀北稜は小さい山です。それでも、きちんとしたステップを踏まないでチャレンジすることで、遭難者を多く出しています。山は個別で、どこそこが行けたという内容をきちんとかみ砕かないと、別の○○に行けるという意味にはならないです。
現在日本の登山では、遭難者を多く出しているのは、きちんとしたステップを踏まないで、山のレベルだけを上げていくという悪習慣が、登山界およびクライミング界に、はびこっているため、です。別名グレード主義と言います。この話も別の流れになるので、今回は割愛します。
つまり、人生も同じということが言いたいことです。
基本的に、
周囲の意見はなく、
自分の実感(別名、自信)
を大事にして、それを育てていくことで、大きな成果が得られるということです。
そして、自分の身に起こりそうな、厄災、については、事前にシミュレーションしてリスクオフしていく、ということです。
クライミングにおいては、それは、登りに行く前に懸垂下降を知ること。マルチに行きたいなら、マルチでどんな厄災…が起こりそうか?自分でシミュレーションするっていうことです。たとえば、ロープが上がらない場合、どうしますか?
その場合の対処方法を知らないのであれば、セカンドでもマルチには行けませんよね?
そういう事前のシミュレーションなしに、リスクオフせずに行く…ということが、
無謀なクライミング
の正体です。
これは、大きな会を率いている年配の人でも、若い人にきちんと伝える力がある人はいません。私の師匠であった青ちゃんでも、です。その計算こそが、クライマーの伝家の宝刀、だからです。よほどの人にしか、教えないと思います。
でも、ぶっちゃけ、自分で考える人にはすぐにわかることです。
マルチでロープアップされない、自分のミスでロープが上がらない場合にどうすればいいか分からない、ということには無関心なのに、今日の宿が見つからないことには焦る、フェリーを乗り逃しそうだから、本気ダッシュする、というのは、全く本末転倒です。
ぶっちゃけ、どっちに命がかかりますか?
クライマーっていうのは今日の宿がないならその辺で野宿しても構わないものなんですよ。全然リスクじゃない。フェリーを乗り逃したなら、明日乗ればいいでしょう。
きちんと論理的にクライミングを事前シミュレーションするだけの思考力がないことは、クライミングにおいて致命的な欠陥です。
■ そういう人を助けたい
と思ってしまうのが、私の思考の癖であり、自分自身を行き詰らせてしまう、悪癖です。
私はこれは確実に治したいと思っています。
2023/09/14
【ニッポンの改革】日本の常識=世界の非常識
2023/09/11
【現代クライマー向けの情報】非常に良い解説サイトを見つけました…ダブルロープとシングルロープの使い分け
■ インドアクライマー(でなくても…)は、そもそも、ロープの出し方を知らない
のではないか?という疑問がわいたのは、白亜スラブの事例からです。
毎週のようにクライミングに行っている、と言っても、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ショートの岩場で、グレード向上を目指し、20mくらいのルートを、架け替えもせずローワーダウンで降りているというクライミングを繰り返しているだけ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
では、ロープの使い分け、などは、いつまでたっても分かるようにならないのが、当然なのかもしれません。
マルチピッチに行く人なら安全か?というと、そのマルチが危険だったりしたら…。
山には、順番がある、
と最初の師匠の鈴木さんは言っていましたが、みんな実力PRに忙しいので、「おれ、12RP」と言うためには、何が何でも、実績として、5.12をつかんでおかねばならず、勢い、それは、瞬間風速グレード、だったりしますよね。
つまり、山の順番を守っていない。守らなくてはならない、その理由が一般には分かりづらく、ただグレードだけを上げていきたい理由はいっぱいあるということです。自分に甘くなりやすいってこと。
一方で、他人には、自分を守ってくれる能力を求めたら、他人には辛いということになりますが、クライミングの場合は、どっちも辛辛でやらないと、危険かもです。
■ ダブル、シングルの使い分け
https://iwatosawa.com/doblesingleropetigai/
こちらのサイトに非常に良い画像が載っていました。これは分かりやすい。
高みへのステップも見ましたが、昔は大学一年生だった高学歴初心者向けだと思いました。
あれでは、普通のクライマーは理解ができないでしょう…
このサイトくらいかみ砕かないと、昨今のクライマーは理解できないんでは?というのが、身を挺して理解した内容です。
いや~、ほんとスレスレのリスクを通じて、得た知見ですよ。
https://iwatosawa.com/slingtukaikata/
この方の白亜スラブ
https://iwatosawa.com/hakuasurabu/
■ リボルト
2019年にリボルトされているようで、良かったです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4334084.html
■ 積雪期登山ガイドステージⅡ & 5.10A~5.11
このブログ主は、私と同じ程度のスキルです。
私も積雪期登山ガイドステージⅡを持ち、現在の登攀グレードは、10A、頑張って5.11。
20歳からスタートして登山歴14年の人がこれで、私は41歳から登って、登攀歴3年、登山歴10年程度でそのスキルでした。
なんで、私がそんなに登れないヤツ、と馬鹿にされないといけなかったのか?意味不明…
ーーーーーーーーーー
登山ガイドステージⅡの資格はコロナの関係で手放してしまいましたが、一般人が受けれる資格としては一番難しいガイド資格です。
(今はガイド資格を返納したので、他の資格を取得中です!ガイド受験の内容は質問を受けても答えていけないことになっているので受けれません。あらかじめご了承下さい)
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
クライミングでいえば、僕は5.10a前後をメインに登っています。
ボルダリングジムも特に通っておらず、クライミング練習は春と秋の週末の外岩だけです。
ボルダリングジムは遠くて通えないので、その代わり家ではクライミング向けの筋トレをしています。
子持ちの会社員などそういった方は多いと思いますので、数多くの方に届くのではないかなと思います。
最高グレートは5.11aですが、コンディションにかなり左右されます。
「めちゃくちゃ上手!」というわけでもなく「意外とヘタやん!(笑)」というわけでもないと思うので、多くの方の参考になるのではないかなと思います!
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
20歳から登山を始め、地元の登山コミュニティーに入り、かれこれ登山歴は14年目に突入しました。
登山は、20代前半は縦走をメインに山を登って、20代の半ばからはクライミングや沢登り・雪山をメインに登ってます!週末は必ず山に行くほどの筋金入りの山好きです。
ーーーーーーーーーーーー
2023/09/10
【まとめ】黒船と日本社会の硬直性、弟と心の傷、新しい友人と新しい世界
■ レールは続くよ、どこまでも…
何が起こっても、人生は続く。死ぬまで続く。当然だが。
最近、新しい友達ができた。アッと驚く、すごい方々。
なんと20代でイギリスのドーバーに家を買い、不動産購入歴17件という富豪。世界50か国を放浪。まぁ、私程度の身の上話でも、結構、桁外れ感あるが、輪をかけて、話が桁はずれなので、ほんとかね?と思い、ファクトチェックに近所のカフェで、これまた客船で世界各国に立ち寄った経験があるバリスタに合わせたが、話が本当だったので驚いた。特別仕様のBMWに載せてもらったが、あれで岩場には行けないなーというサイズ感だった。林道を走るのは無理ね…みたいな。
ちょうど英語が話せる友達がいたら、助かるーというようなタイミングで出会った。
というのは、クライミングしたいという人が来ているからだ。地熱研究者。JICAの招聘なので、まともな知性の人なんだが、なんせ英語が分かりにくく、発音がなまっているので、聞き取りが苦労しているのだ…海外ドラマの英語は、なまってないよなぁ…
まぁ、こういう話を書くと、どうやって知り合ったの~とか皆不思議がるが…別にプールで泳いでいただけ(笑)。
大体、向こうが、私を見つける、ってほうが正しいと思う。どっちも向こうからやってきた。
■ 黒船
以前いた、御坂山岳会は、とても良い会で、家庭的で、連れて行ってもらった前穂北尾根や鹿島槍鎌尾根、立山の真砂尾根など、こちらの山岳会には決して真似のできない素晴らしい山を教えてもらったんだが…当時でも、私は黒船と呼ばれていた。
理由は、ムンター。半マストのことなんだが、山岳総合センターでは、ムンターで統一して呼んでいた。むろん、これは昔は半マストと呼んでいたんだよ、とか半固定と呼んでいたんだよ、とか、教えます。
九州に来たら、御坂山岳会がいかに素晴らしい会であったか?をかみしめることになった。
いや~ほんとにあのような素晴らしい山行を経験させていただいてありがとうございました。
ホントに…。
九州に来ても、私の立ち位置は、黒船…なんだが(汗)。
こちらの会は手あたり次第、全部訪ねてみたが、私が単独で山に行くよりも安全が増えるとは思えず、むしろ、会にいるほうが私自身が危険にさらされるであろう、と思えた。それは、思えただけでなく、事実であると認定された。いっくら私がお人よしでも、こりゃダメだ…とバカでもサルでも、わかる方法で。いや~ 一人で二人をビレイとか、別に時代錯誤は関係なく、ダメでしょ。2m離れたビレイとかも同じ。
というので、まぁ次善の策として、以前から知っている人と登っていたわけだが、それも、次善、ではなく、究極の選択っぽかったんだが…。(どっちもダメって意味です)
今度のパートナーは、理系の研究者で、賢そうな人なんだが。どうなるかなぁ。
まぁもうワクチン接種済みみたいな感じなので、どうでもいいって感じかな!
■ 日本社会の硬直性
昨日は、ジャニー喜多川の60年間に及ぶ性的虐待事件が、日本のマスメディアにも、いよいよ取り上げられざるを得なくなり、しぶしぶ、重たい腰を上げた日本社会の様子、が各方面から、検討されていた。
しぶしぶ重たい腰を上げる
というこの態度自体が、日本を世界から遅れさせ、失われた30年を作り、現在世界経済から劣後に回っている原因と思われ、それは、大なりは失われた30年、小なりは、山岳会のていたらく…いまだにカットアンカーを新規リボルトに使おうとしているという…情報弱者ぶりに現れているのだった…。 親父の背中が、めちゃ小さい、みたいな、切ない日本の姿、ということだ。
ま、とはいえ、事件自体は、世界に先んじて、先見性があるとかいうことではない。カソリック教会ぐるみの未成年を含む性加害事件では、451人の聖職者が1997人への性的虐待を組織ぐるみでしていたという事件があったし、マイケル・ジャクソンの幼児性愛は、ジャニー喜多川と同じで、未成年の少年たちへの同性愛行為だ。そのほか、エプスタイン事件というのが海外ニュースを知る人には有名だ。日本では、現在70代などの男性が、ジャニー北側の被害者として名乗りを上げている。
犯罪の内容を聞くと、大体は、マイケル・ジャクソンの事例に近い。アイドルデビューと言う餌を吊り下げられ、断れない状況に追い込まれての、弱者に向けた、性加害。
まぁ、日本では、ほとんどつい最近まで、枕営業が普通とされていた。私も、大阪編集教室というライター学校に通っていたことがあるんだが、卒業時の就職先あっせんの際に、そういうことがあるだろう、と言われ、絶句。勉強する前に教えてくれよ、と思ったんだよなぁ。仕事ゲットのために身売りする気にはなれなかったんで。
全世界的に、弱者を搾取するのが当然だ!と言う風潮は終わりかけている…ってことです。
…というので、日本社会は、外圧で変わる。なので外圧をもたらす施策は効果があるが、十数年前の三井物産での新事業開発時代に、麻生さんの政策のクールジャパンってどうなのかしらねぇ…と思っていたが、十数年後に福岡に帰ってきて、麻生さんやるじゃん、に意見を変えた。
自民党もたまには良いことをするものである。というか、福岡の外国人数を見ていると、このまま、日本はアメリカの第53番目の州になるのだろうか?という気がしないでもないが。
どんなことにもプラスとマイナスはあるものだが、おぞましい犯罪ですら黙認して犠牲者に忍従を強いる日本は変わっていくべきだし、最大15kNしか強度がないカットアンカーを使いづづけるという非合理的な選択肢やランナウトに特攻隊ロマンを求めるクライミングも変わるべきだが、かといって、日本がアメリカ並みになったら、それは世知辛いことであろう…
現に、コスタリカから来ているというパートナーは、結構めんどくさい。ロープ持っているんだろうかね?ちゃんとビレイできるんだろうかね? 自分のクライミング歴は、明かさず、こちらのことばかり尋ね、要求が多い。まぁ、アメリカに住んでいたころは、これが世界標準だったよなぁ…
ということで、青ちゃんは、良いパートナーでした。めんどくさいが、レスキューは共有したほうがいいので、なんとかしようと思っていますが、共有するにも、なんか私のほうのクライミングしたいという気持ちが枯渇してきているような気がしないでもない。
■ 低知能は本当だった…
というのは、3級のボルダーしか登れないのに、2段にノーマットで登るとかいうアホクライマーとか、初心者で根子岳が登れるアルパインクライマーになりたいです!とか・・・(アルパインってアルプス、つまり雪の山って意味ですけど?分かってる?)とか… エイドクライミングをアルパインだと思っているとか、10cくらいで2時間半かかっていてもそれを登れたーと書いちゃう人たちとか…極めつけは動くものに道標つけてこれで良し!とか、どう見ても、一目で、間違いだと分かることがどうも、分からない人たちばかりに会うので、世界観がぐるぐると転回させられていた…
しかし、これらの経験が、本当に知性が低くて、マジでそう思っている人たちなんだ、ということが、相方と登って分かるようになった。相方と登っていたのは消極的選択肢でしかなかったが…。
白亜スラブでの相方の様子を見て、自分のミスがミスだと分からない人は、”本当にいる”んだとということが分かった。
…ということは?
動くものに道標つけて、これで良し!というベテランとか、私は、「マジ?!これ、どう考えても本当のはずないよな… だって本当だとしたら、相当バカって意味だし…。でも本当でないとしたら、何?嫌がらせ?」とか、いろいろぐるぐると思考してしまっていました…
無邪気に俺登れたー!かっけー!って結論している相方の様子から、推測するに、本当に、心から、”動くものに道標つけてこれで良し!”とか、いまだに木にATC括りつけて、”これでよし!”とか、本気でその人たちは思っていることが分かった。
自分が40年以上の不勉強であるとか、思考力低下、しているとは、夢にも思っておらず、真顔で間違ったことを後進に伝えているらしい、ということが分かりました…。
赤信号を赤と気づかず堂々とわたっている親子を見たことがありますが、子供の側は、??となりつつも、父親についていっていました…それですね、起こっていることは。
登山界・クライミング界の、”時の停止”問題は、相当やばいです。
でも、よく考えたら、ビジネスでも、日本は世界の30年遅れくらいだった…ソフトウェア業界にいたころ、ため息ついていました。やってられん感が半端ない業界だった…
■ 弟と心の傷
どうも、敬愛する棚田克彦先生によると、
ーーー
家族の誰かに突然の死や早すぎる死が起きると
残された家族のメンバーに無自覚に
死に向かう衝動が現れる場合があります。
その結果、
無自覚に死に向かう衝動を持つ者は
・ 大きな事故や怪我を繰り返す
・ 深刻な病気(ガン、糖尿病、うつ、拒食症等)や自殺衝動に苦しむ
・ 生命を危険にさらす職業に従事する(冒険家、レーサー、とび職、消防隊員、機動隊員等)
・ 生命の危険を伴う趣味を楽しむ(スカイダイビング、危険な登山やロッククライミング、バンジージャンプ等)
といった症状を示します。
ーーーーー
らしく、えっ?これって私のことー?!である。まさかぁ…と言う感じ。
ただ、私は普通に雪山を楽しむために、アルパインの基礎はフリークライミングです、の意味合いでクライミングしていただけなので、今ある登攀力からこれ以上の力があったとしても、行けるルートには反映されないので、クライミングに対してうまくなりたいとは全く思っていないという現実の壁がある。指が変形するほどクライミングしたいって人の気が知れないなぁという感じだ。
■ まとめ
というわけで、かなり、展開が激しい、ここ数か月。
アキレス腱のほうは順調だが、回復したとしても、私はクライミングをこれ以上したいのかどうか?って感じもある。
実は、リハビリでやっていた水泳で、意外にもバタフライ得意で、バタフライしていると、まぁ子供時代は水への恐怖で固まっていたわけだが、ほかのみんなはこんなに気持ちよくしていたから、プールとか海とか大好きだったってわけなのねぇ…と納得中である。
まぁ、私が泳ぐことを覚えられなかったのは、父が幼児の私をプールに突き落とし、その記憶がトラウマ化したためである。
しかし、あまりに意識の下に押し込んだので、なぜ怖いのか分からないままに怖がっていたのだった。水を。
高いところは私は別に怖くないが、怖くないからと言って、行きたいのか?どうか?はねぇ…
これまで払ってきたクライミングに対するコストと、そこから得られた報酬が、払ったコストに見合ったものか?というと…?
散々ああしてやり、こうしてやり、いろいろ、付き合ってやった挙句に殺されかけました、みたいなのが、”報酬”だよなぁ‥冷静に見て。
これが面白い、楽しいというなら、その人の報酬系は、かなりおかしなことになっていると言える。
というのが、最近の悟り、ってことかな。
治療としての会話 P183
2023/09/09
【心理学】日本の問題放置体質が強固な事例 …未成年者への性的虐待という明らかな犯罪でも放置
【男女同権】マチズモは、もう古い
■ 問題勃発中!運転手、求む!
やっと九州にも、トラッドの岩場ができたので、行こうかな~♪と思っているんですが、岸良やその他の実績から、
長時間運転 & 運転できない人(MYビレイヤー)丸抱え & 初めての岩場
は、私個人の負担が大きいと考え、助っ人、募集中です。
求める人材像…
・運転交代できる人
・アウトドアクライミングに慣れていて、アウトドアのリスク認知できる人
・お手洗いとかで文句言わない人
・テント泊可能な人
・トポ読める人
まぁ、トラッドは登れなくてもいいです。こちらが張りますので。
今一人クライマー友達いますが、彼女、ボルトルート専門なんですよねぇ…。外人でトラッド登る人って希少種です。
■ 清く正しいトラッドの教え方
海外から、AMGAの女性ガイドに来てもらうのですが…というのは、かなり私が、自分に施されたトラッド教育に疑問があるからです。
・俺のカムで登れ
・TRが登れたら、いきなりリード…
で、モックリードを含まなかったので、これってマジ?って、いつも思っていたんですよね…
でもまぁ、今まで取りついた自分の技量を超えるクラックで、カムにテンションしたときにそのカムが外れたことはないんですが…。たんにオールエイドになるだけで(笑)。
それで、米国標準のトラッドの初心者指導法を教えてもらおうかなと思っています。
しっかし!九州のトラッドは遠い…
私の過去の実績だと、運転負担だけで私は、もぬけの殻になるようですので、自分の本気リードを貫徹するパワーは、運転後は残っていないかもしれません。
しかも、今、アキレス腱断裂&膝亜脱臼&肉離れで、数年間のアウェー中なので、本来は、ラオスくんだりまで行って、体慣らしをしようかね?と思っていました。11月でした。
しかし、福岡にクライミングパートナーが来ちゃったので、その方の接待?クライミングで、ラオスまで行かなくても、地元で十分、忙しいかもです。
■ ほんとは瑞牆に連れていきたい…
海外からトラッドクライマーが来るなら、本来、瑞牆だろーというので、有名クライマーの瑞牆の投稿みていたら、サバージュ・ババージュの件に再度、ヒットしてしまいました…
岩は嘘をつかない、と題するこちらの記事。
https://www.taru-shiru.com/noboruahou/archives/futago2.html
ーーーーーーーー引用ーーーーーーーーーーーーーーー 赤字当方
・多くの男性クライマーはこのホールドがあっても、ほとんど使えないため、グレードや
核心ムーブに影響がない。
・女性もしくは身長やリーチが無い人は、通常使われる核心ホールドが遠いため、このホールドを使って極端に狭いムーブで核心を突破している。ただし、ムーブの強度はオリジナルムーブと変わらないレベルであり、一般的な男性のサイズではオリジナルムーブより難易度が高い。
というものだった。初登者がこのようなホールドを意図的に埋める行為を行ったとすると、その意味するところは「このホールドを使っても、そのルートを登ったとは認めない」というメッセージとなり、上述の③に該当し、主に女性クライマーやリーチの無いクライマーを「振るい」にかけて落とすことになる。
以前にも岡山の備中で同様のことが起こって大問題になっていたが、表に出ないケースは他にもまだある。また、私自身も何本かルートを開拓した経験があるので多少その気持ちもわかるのだが、初登者には自分の意図したラインやムーブで登ってもらいたいという意図が大なり小なり働くもので、自分が苦労して登った箇所を別のやり方で簡単に登られてしまうとやるせない気持ちになり、なんとか自分の意図通りに登らせたいという気持ちが湧いてくるものなのだ。ルートやエリアを公開する前にルートに多少手を加えたというならまだしも(それも良くないのだが)、サバージュは公開されてから30年も経っており、二子クライミング文化の中ではもはや公共物と言っても差支えないような位置づけにある。それを、初登者の意図とは違う登り方をされているといった理由で、ホールドを埋めるような行為を初登者権限として認めてしまったらクライミング文化は崩壊する。しかも、本来そのような行為を咎めるべきクライミング協会という組織が、この行為を容認しているとしたら、クライミング文化を守る手立ては存在しなくなる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とまぁ、なんだか、初登者が守ろうとしているものは、
クライミング文化というより、マチズモ
みたいなんですよね…。
九州に置き換えると、
ーーーーーーーーーーーー
・多くの男性クライマーはヌンチャクの位置が遠くても、ほとんど自分には関係がないので、グレードや核心ムーブに影響がない。
ーーーーーーーーーーーー
ってわけでもないか、四阿屋でグランドフォールしていたのは、女性でなくて男性でした。
■ 女性もマチズモ好きな人はいる
男女同権って言いますけど…、基本的に男性より、女性は体力に劣るので、同権意識で同じことしろ!ってやったら、女性に対する負担のほうが重たいです。
その負担の差をどう解消するか?
ですが、
昔:
女性が女性らしく、つまり、弱弱しかったり、お化粧したり、ピンク色を着たり、フリルを着たり??(←マジか?!クライミングでフリルを着ているのは見たことないぞ!)ってわけで、男性側が、「かわいそう!」と思ってお手伝いする。
心理学的に言うと、女性の側が心理ゲームを男性に仕掛ける。
今:
女性はそんなことをしなくても、当然のように体力的なサポートは得られる。欧米の男性だと、荷物持つのは当然のように持ってくれる。当の男性の側も、それを負担だと思っていない。
って感じで、同権を実現するのに、関係性、が今と昔では全く変わってきています。
私は最初の恋人がアメリカ人だったので、欧米流の関係性を源流に持ってしまったらしくて、九州に来て、なんで、一本目に私のためにドローを掛けるくらいのことで、いちいち恩着せられるのか?謎でした。別に、私が自分でスティッククリップしてもいいですけど、そんなに恩着せるようなことです?高いところにあるモノは、いつも取ってもらっていましたけど?
例えば、ビンの蓋が硬くて開かないときに、開けるのは、大した労力でないですよねぇ?そのビンの蓋を開ける程度ことを、いちいち、「おれはこれをしてやったんだからなー」と言う割には、自分がしてもらったこと…、行動食、忘れたので、わたしのをもらう、とか、私の登った後のロープをTRさせてもらう、貸してもらう、とか、全然、恩に着ない。
なんかギブ&テイクの、ギブはしぶしぶでテイクは当然って感じなんですよねぇ…。
運転負担半分ねーっとか、じゃワリカンねーとか、男女の体力差が著しくある時点で、運転半分はすでに不公平ですし、男女の賃金格差が著しい点で、ワリカンは、すでに不公平ですが…
男性社会のピラミッドの中でも、下のほうにいる自覚が自分にあると、そのピラミッドを上がることに一生懸命すぎて、自分よりさらに下にいる弱者の側のことは、分からなくなる…か、搾取の対象で助ける対象ではなくなる、みたいなんですよねぇ…日本の男性って。
…と、昨日、初動負荷のトレーニングに行って思いました(笑)。
たかだか、マシントレくらいのことで、めっちゃ空気悪かったからです(笑)。もう、お向かいのマシンに座ったってだけで、おりゃー!!って競争をおっぱじめる、っていうのが、西新の近所の大学生でラグビー部とかの学生のカルチャーのようでした(笑)。
きっと同じことが岩場でも起こっているんでしょう。そういえば、ヒロさんもラオスで、韓国人クライマーに絡まれていたなぁ…。
この競争社会の前提、どんな汚い手を使っても勝てば官軍!みたいなのって、それは男性だけの男性社会でのルール、ですよ。
まぁ、それだけ男性社会では、競争、が厳しかったってことで、そこで、切った・張ったしている男性たちが、誰か俺をサポートしくれ~と、母親や妻に心のよりどころを求めるのは、仕方がないのかもしれませんが、サポートって、自分より強い相手に求めるべきものですからねぇ…そもそも。
ま、現代の日本では、マチズモ的価値観や競争を是とする価値観は、もう時代遅れ感あります。
参考:ジャニーズ喜多川の性加害問題
https://www.youtube.com/watch?v=eNkGty0APf8&t=248s
報道で日本では男性の異常性欲がいかに社会に許容されていたかが分かります。昔は、「お盛んですね」で豪傑呼ばわりされていたことも、今では単なる犯罪者。
同じことで積雪期赤岳に一升瓶とか、豪傑じゃなくてただのバカになりつつあります…
5.8の40mランナウトで吠えるとか、ただのアホ…です。時代錯誤は自分で改めないと、滑稽ってことですよ。
2023/09/07
2023/09/06
【心理学】コーチングの職業訓練を受けることにしました♪
■ クライマー育成にぜひとも必要なのがコーチング
トップダウンで教える”ティーチング”は、一人で一人のクライマーを教えるのがせいぜいですし、今のクライミングと昔のクライミングは違うので、昔のクライマーが現代クライミングを教えるのは無理です。
一人一人に丁寧に教えるのをめんどくさがる人が教えると、「え?終了点、結び変え?知らなくていいよー。カラビナ置いておくから」となってしまいます。
本当に必要なのは、自ら独学で成長する人を支えるコーチング。
私自身もほとんど独学です。私が、雪山も独学したから、山岳総合センターの専門教育に進むことができ、クライミングの師匠も最初から得れたわけですから…。
■ コーチング話法
を今、学習中なんですが…これって、私が子供時代に、なんとなく自然に身に着けたこととすごく似ている…と思っています。
1に傾聴、2に無否定、3は、一旦相手の価値観を受け入れる…、
全部すでにやっている。特に3はやりすぎて、バックファイアしてしまいました。
そのせいで、ひどい目に合ったともいえますが…(笑)。
なんかすごくクライミングで、私に起こったことについて、この話法に沿って、まとめたくなりました…
■ コーチング話法事例 赤字コーチ
C:「あなたは、クライミングをどのようなものとしてとらえていますか?」
ME:「私はクライミングは、リスク管理をしながら、自分の限界に挑む活動だと思っています。
私の生き方も同じで、(一般論の思い込み)や(先入観)で騙されることなく、(具体的にリスクを冷静に計算)し、大丈夫だと思ったら、(他の人がなんと言おうとも)実行してきました。
たとえば、20歳で海外就職を実現したのですが、その時は、現金が2万円しか財布になかったんですよ。
また大学進学や就職氷河期での就職も、同じように自分でリスク管理して行い、成功しました。大人が敷いたレールの上を歩くとか、前例に従った、ということではなく…」
C:「そのことについて回りの人は、どう反応していますか?」
ME:「クライミングでリスク管理することを、臆病者だというレッテルを張っています。
たとえば、40年経過したカットアンカーに、”落ちろ、落ちろ”と言われます。そんなボルトで、ポロポロ落ちるクライミングをする奴は、バカだという教育を受けました。しかし、こちら(九州)では、みな、そう思っていないようです」
C:「その時、あなたはどんな心の状態になっていますか?」
ME:「自分のクライミングだけでなく、自分そのもの、を否定された感じで、とても、嫌な感じです。
そして、クライミングの本質を何も分かっていない人たちだと思い、その人たちから一目散に逃げ出したくなります。
また、場合によっては、トラウマのパニックアタックになります。なぜなら、原理的に考えて、確実に死の危険が迫っていることが、理性で分かるからです。
私は赤ん坊の時、父親にプールに落とされたことがあるらしいのですが、その時の映像がよみがえってくるようになってしまいました…。全く覚えていなかったのに、です。父親とは6歳から会っていないので、顔も覚えていないほどなのに、そんな映像がフラッシュバックするようになったんです…」
C:「どんな時に、そのような心の状態になりますか?」
ME:「無謀さを自慢するのがクライミングだと思っているような、カッコつけたい盛りの年下の男性とパートナーを組んだ時です。
特にその相手がリスクを前に、にやにや笑っている場合。
弟と無意識に重ねてしまうみたいなのです。弟が24歳と若くして死んだので。弟の死について、まだ自責の念と言うか、グリーフが済んでいないのかもしれません。
同時に、父親に死の危険にさらされたときの恐怖が再発するようになってしまいました」
C:「トラウマのパニックアタックになると、本来すべきこと以外に何をしてしまうのですか?」
ME:「非常に攻撃的になり、指摘が先鋭化します。間違った行為を指摘し、その行動を正そうとし、何が具体的に悪いのか、詳述してしまい、自分自身もエネルギーを使ってぐったりしてしまいます。日常生活に支障が出るほど、です。
精神面で追い詰められ、うつ病を発症してしまったくらいです。
また、そうした悪い挑発に載って、私が死んだら、相手は分かるのだろうか?こいつらは、人を殺せば、自分がやっていることが分かるのか?反省できるのか?と考えてしまいそうになります。実際、一度落とされて、頭を7針も縫っています。
相手がいかに間違っているか?証明したい!と言う思いに駆られるというか…
挑発は、愚かなことだと分かっていて、決して乗らないようにしていますが。
私は、長女なので、世界を信頼しているところがあり、その信頼から、ガードが甘く、うっかりしたところがあるのです。
気が付いたら、相手にいいように利用されていたりします。たとえば、自分の新品のロープを自分が使う前に相手が自分の本気トライで使っている、とか…。ロープアップされないマルチのセカンドにされちゃうとか。
ある有名な老舗山岳会に参加するために、所見の人のビレイで、比叡をリードしたときは、なんと私のリード中にビレイヤーは、別のクライマーをビレイしていました…。ありえない愚行なんです。普通なら、殺す気か!と怒鳴るようなところですが、年配の人だったので、怒鳴ることができませんでした。儒教教育による禁止令的なものがあるのかもしれません。
結局のところ、嫌な目にあったことに取り付かれてしまい、本来取り組むべきこと…自分の人生…に取り組めなくなってしまいます」
C:「どんなキッカケで、それをやってしまうのですか?」
ME:「リスク管理ゼロのクライミング、分かっていないクライミングを見たときです。あるいは、何年か後に振り返り、あのクライミングはすごく危なかったなぁと分かるときなど。
生活の、なにもかもに優先して、この間違ったクライミングを正しい方向に方向づけないといけない!という気持ちになってしまうんです。間違いを正すことについて、責任が私にあるか?のように…。
うーん、これは、子供時代に母親代わりに、兄弟に対する責任を背負ってきたことの再演ですかね?」
C:「あなたのゴールに向けた、あなた自身の課題は、何でしょうか?」
「クライミングは趣味なので、趣味に人生を乗っ取られないようにすることです」「あなたのゴールである、自分の人生を取り戻す、ということについて、あなた自身の課題は何でしょうか?」
ME:「こうした障害…無謀なクライマーたちによる、臆病者、呼ばわりなどの挑発…を乗り越えることです。
無謀なクライマーはスルーして、きちんとクライミングをしている人たちとつながり、日本に、本来のクライミングである、セーフクライミングを主体とする、市民クライミング…一流クライマーのみならず、一般市民が楽しめるクライミングを広めることです。
自分の人生を取り戻すことについては、仕事を復活できれば済む、と思っています。
仕事については柔軟です。私はもともと前職がソフトウェアエンジニアであったので、就業するなら前職を生かせますし、翻訳業やヨガを教える仕事もあっていました。
コーチングメソッドに、クライミング教育を組み合わせた、リスク管理中心のクライミング教育メソッドの開発に興味関心がありますが、遠い目標ですね…。
なにより、日本のクライミングが世界の流れからかけ離れて、無謀さのPRを目的にしている特殊クライミングに陥っていることに危機感を感じます。
英語が話せる国際人材としては、そうしたものを修正したい、という思いが強いです。
昔から儒教文化的な価値観…年配の人に逆らってはいけない、女は男を立てる、などについては、あまり良いと思ってこなかったことがあります。
自己実現は、老若男女、すべからくしてほしいと思っています。
その際に、(他人の意見に惑わされず)、(自分でリスクを見極め)、(大丈夫だと思ったら、自分を信じて進む)。そういう態度を身に着けるのに、クライミングは、ぴったりの活動であると思うんですよ。」
2023/09/05
【アスリートのセカンドキャリア】 スポーツ名を使わないで、やってきたことを説明する
ーーーーー為末さんの投稿ですーーーーーーーーーーー
アスリートのセカンドキャリアを支援していて、いい質問を思いついたことがあります。
「あなたの競技、スポーツの名前を使わないで、自分がやってきたことを説明してください」
というものです。
私であれば陸上とハードルを使わないで自分が何をやってきたかを説明します。このプロセスで表面ではない自分がやってきたことを考えることができます。ちなみに私は「思い込みの打破」でした。
自分の本質を掴み、それが最も生きる場所で、最も生きるタイミングで、最も生きる方法で、自分を投下する。これが大事だと考えています。今日はあまり長文ではありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■ 戦略立案
私は、”戦略立案” かな。 独学のプロセスを、かみ砕くのが、好きなんですよね。
それも、失敗が許されない分野で。
考えてみたら、
”一文無しの状態でどうやって海外生活をし、英語を学習するか?”
っていう命題も、障害走競争、みたいな感じですよね。
あるいは
”就職氷河期なのに、どうやってエンジニアの職を文系大学卒者が得るか?”
っていう命題とかも、一筋縄ではいきませんよね。
一筋縄でいかないことを、なんとかやり遂げる、みたいなのが好きなんですよね。
こうすればうまく行く!という道が見えたときは、かなりうれしいです。
”日本に海外のような健全な市民クライミングをもたらす”
っていう命題は、どうするのがいいかなぁと思案します。
やはり、教育が大事でしょう。
日本人は歴史の途中で立ち止まって変化を辞めてしまったので、超安全なスポーツクライミングのやり方を岩場に持ち込む人たちを、正しく教育して、そこまで安全でない岩場に受け入れることができなくなってなってしまったのでしょう。
【適切なパートナーの考察】悪魔のコメントの考察(笑)
■悪意あるコメント
さて、「〇〇さんは、A木さんと登りなよ」という悪魔コメントを考察します(笑)。
思考実験です。
A木さんがどのような人か分からないと、話にならないようなことなので、説明しますと、こちらの登攀でリードクライマーを務めた方です。
白亜スラブ https://allnevery.blogspot.com/2019/03/blog-post.html
彼は、”〇〇クラブで一番死に近い男”と言われていたのでしたが、当時は私の周りはみんなまともなクライマーで、その言葉の意味は、「気の毒だから、用心して見てやって」って意味でした。当然、私はその言葉の意図するところを本人もわかっている、と思っていました。
さて、彼は、基本的に、気のいい奴、です。単純単細胞でもとくにあると思いませんし、その辺にいる普通の人って感じですね。たぶん、普通である、と評価されることを自分の大事な価値観にしていそうです。みなと同じが好きな人種というかね…。
なので、悪い人か?というとそういうことではありません。あるいは、思いやりがないとか、そういうことでもありません。
例えば…
・わ!とコケコケのルートを見て私がビビったら、リード変わってくれた
とか
・遠征先で、一緒に宴会
とか、結構仲良くやっていました。私は別にその時は、宴会より、ヘルシーなテント泊がいいなっては思っていたんですが、彼の側からすると、一緒にテント泊するのはいやだろうし(当方既婚者です)、まぁ妥協して宿泊。宿に泊まるなら、どうせならお食事たのしみたいですよね。
まぁ私には、彼は弟みたいな感じでした。やんちゃ系というか、たぶん分かっていないことが分かっていないんじゃないかね?みたいな?
それで、師匠とやってるレスキューの講習会に呼んだり、インスボン、足のケガにも関わらず、一緒に連れて行ったり、結構必死で、セーフクライミングの世界に触れさせようと頑張りました。通じなかったようですけど…
で、思考実験ですが、理想のパートナーがいたとします。
・イケメンで、ツヨツヨ
・遠征費用は全部出してくれ
・ビレイを喜んでしてくれ、確実で
・重たいものは「持とうか?」とか気を使ってくれ、怪我をしたらレスキュースキルがある
とします。
それで、上記のルートのようなリード能力…
・ロープ長をそもそも計算する能力がない
・カムのセットがええ加減で、3つ飛んでしまう
・カムのセットがええ加減で、ロープドラッグしてしまう
・マルチでリードさせたら、ロープアップされない
・反省する能力がない
としたら、どうします? 一緒に登りたいです???
これ、下手したら、二人とも、さよーならー系ですよね。
ま、理性がある人がみたら、誰がみてもそうだな。
二人とも、ということで、ビレイしかしないとしても、自分も一蓮托生、運命共同体。そうでないとしたら、リードしている相手がピンチになるか?というと?
当人は登れている気なので、痛くもかゆくもなく、今後反省する機運…自己を振り返り、どこが悪かったのか?理解するチャンス、機会があるか?というと… ほぼフリーソロ状態で登れている限り、チャンスはない、ですよねぇ?
ロープってぶら下がらなければ、命綱としての重要性には、いつまでたっても気が付けないものです。
最初から登れちゃう人は、このリスクがありますね。
つまり、フォローの立場に立たなければ、意味が分からないってこと。
自分自身が、待てど暮らせどアップされないロープを前にしないと学習できないってことです。
とすると、リードするだけで、フォローしない人には、リードクライマーのミスはみえない。フォローがカバーしているミスがいっぱいあるってことです。
だから、クライマーは、最低5年はフォローで過ごすように伝統的には設定されているわけです。
しかし、自分がミスをカバーしてもらっていることに気が付かない人と登りたいです?
それ以上に、こちらの命がかかるんですけど、お金や親切や名誉?の代償に命を差し上げたいです?
いっくら、
優しくて(別に相方は特別優しくはありませんでしたけど…)
イケメンで(別に相方がイケメンだったと言っているわけではありません)
お金持ち(別に相方とはいつもワリカンでしたが?)
運転してくれ(全然半分運転してますけど?むしろこっちが遠くにいるんで運転負担は大きい)
だとしても、
その人に我が命を差し上げていいと思います?
私は、思いませんね! 何億とかいうお金をもらったとしても。
彼が何かをしてくれなかったかと言えば、私の岸良のビレイをしなかったことは、まぁ彼がどういうギブ&テイクを公平と考えているか?ってことが分かったので、それには異議が当然ありますが(ビレイは変わりバンコでしょ)、特に性格が悪い人だったとか、そういう風には思っていません。
しかし、
男尊女卑の思想 & 自分の力量を正確に見極めることができる能力がない
はあったと思います。
いくら危険なこと、ヒヤリハットを経験しても、それを自分で気が付く能力がなければ、進歩がありません。
永遠に、何十年クラックを登り続けても、カム3つ飛び、4つ飛ぶってことです。
それでも、ロープテンションするような登り…ギリギリへのトライをしなければ、別に登ってる本人は気が付かないで済んでしまうのが、ショートでのリードなんですよ。
特に、オンサイト出来た!と思ってしまえば、自分のミスに気が付くことができません。
ボルダーなら、なおさら気が付く機会ないですよね?
■ カムセットを最初に完璧にするべし
ということで、この私の小川山レイバック…
https://stps2snwmt.blogspot.com/2015/12/blog-post_5.html
カムエイドで降りてきた記録ですが…初心者で取りついてしまって、危うい記録なんですが、今振り返ると、
初期の段階で、カムのセットの大事さを学ぶ機会
としてよかったな♪って感じです。登れちゃう人は、こういう経験を積み損ねるんでしょう。
この時もいざとなれば、カムエイドで降りればいいから…と思って取りついたんでした。
カム効きすぎて、取れなくなり、取るのに1時間くらいかかったんでした(笑)。
■ 組んではいけないパートナー
第一に 自分のクライミングを反省してより良いクライミングにしていくことができない人
第二に 思想的に危険なほうが良いとリスクを拡大する一方の人
の二種類です。
原理的に、両方共、無自覚に死に向かっていくだけのことになります。
クライミングは、リスクを負わなくても、ただでもリスクを内包する活動ですので、危険なことをしています。危険なことをしているのに、危険に無自覚に扱えば、それは死のリスクをつりあげるだけの活動です。
愚かな死に方をしたい人にはいいかもしれませんが、私は違いますので、安全・非安全の選択肢が示された場合は、私は、かならず
安全
を取るタイプです。もう、彼には十分良くしてあげた、というのが私自身の感想です。
参考:誰をビレイパートナーにするべきか?
https://allnevery.blogspot.com/2021/05/blog-post_87.html