2022/05/08

アドレナリンファイター

■ 分子栄養学による血液検査

2,3月に深刻なメンタルの落ち込みがあり、希死念慮が出たので、これはおかしいなと思い、分子栄養学による血液検査を受けました。

長年の既往症が、パズルのピースを嵌めるように納得できました。このような具合です。同じような方がいるのでは、と今朝、こちらの方のサイトを見て思いましたので、当方からも記載。

https://vitaminj.tokyo/archives/5718?fbclid=IwAR2qbWtkHXGTSWKZtQ3GPVkmMYvcwAA2VZsYql8xjJ29gm8xyEt-BeGPRd0

■ 診断結果

・葉酸欠乏(高メチレーション)

・巨赤芽球性貧血 献血しようとしても断られるレベルの貧血

・ペプシノーゲンの値が普通の人の3分の1

・フェリチン値低い 26 50以下で鬱レベル

・顆粒球体質 交感神経優位型 リラックスが苦手ということ

■ 処方

・胃酸 毎食、コラーゲンスープ、BCAA、グルタミン3000㎎(空腹時)、プロバイオティクス、亜鉛、マグネシウム、VC

■ 約50年にわたる、”他者優先”による鉄欠乏

 私は、母子家庭の三人兄弟の長女なので、食事も8歳から、母に変わって私が作っていたのです。子供が作れるもので、安いもの、=小麦、卵、牛乳、砂糖だったので、おやつはいつも手作りで、シュークリームとかも作れるくらいでした。お肉は高いのでなかなか買えない家でした。 

私は子供時代に運動部にいないのに、スポーツ心臓と言われて驚きました。心肥大しています。これは、子供時代からの新型栄養失調=鉄の不足で説明ができます。

献血に行こうとすると、いつも断られます。低血圧ということなのですが、赤血球きちんとできていないから、心臓が頑張っているということ。

年季の入った化学物質過敏症です。デパートの化粧品売り場、ガソリンスタンドの前、などを通ると、突然目が腫れて、会社に行けなくなったり。最近は、都会を避けて生活しているので大丈夫ですが、会社生活も大変で、若いころは、原因不明で体調が悪くなることが多かった。アメリカでは、クラブで踊っていてそうなった。これはリーキーガットの症状です。

また私はIgGの遅発性食品アレルギーがあり、多品種にわたっています。これも、腸内環境がカンジタ菌などに侵された結果、高分子のタンパク質がスルーしてしまった後遺症のようです。

私と妹は低身長で、親は二人とも大きい、弟一人が180cmの大男になりました。低成長に、亜鉛の不足でなると書いてありました。

成人して、子供時代に不満だった食事は、自分で改善し18歳の時から宅配で有機野菜を取っています。が、自分に心地よい食を自分の体に聞いて選んできた=菜食、とならざるを得ませんよね、体質的に胃酸が出ていないのですから。

実際、肉を食べると苦しいので、ホントにそうなのですが、最近4年ほど、ヴィーガン化していたので、さらに拍車をかけたのでした。

このような人はいきなりプロテインを採っても消化できないので、ボーンブロスです。

アスリートだった弟が24歳で突然死したのも、マグネシウムが不足すると運動選手は突然死のリスクがあるそう。私もマグネシウム欠乏…というので、色々と栄養学の面から、過去のことで思い当たることがありました。 

■ 水銀の害

私は赤ちゃんの頃、変な薬を飲まされていました。子供の癇癪用の薬です。また自閉症と診断されたことがあると言われましたが、小中学校では、成績は常に良い方でしたので、学習障害はない…が、これも、ワクチン接種で水銀中毒に陥ったもの、と説明できます。母はたぶん、スポック先生の育児書時代の人なので、妊娠中に間違った栄養学を取り入れたケアをしていたのではないかと思う。 

私は7歳で希死念慮があり、母子家庭ということを考慮しても、子供ながらに、おかしいな、子供なんだけど…と思っていました。子供でも短期的な深刻な栄養失調になったのではないかと思います。

■ アドレナリンファイターになる

このように基礎的なアミノ酸欠乏があると、手っ取り早くカロリーで元気を出そうとします。すると? 糖質に頼るようになります。たとえば、ごはん、などの糖質ですね。

もっと簡単な糖質になれば、単純な糖。甘いもの。手っ取り早く、エネルギーにはなりますが、体を作る元にはならないのです。

大人になれば、糖+カフェイン で、なんとかその場を取り繕っているような状態になります。

私はあまりクライミングで頑張ると、ぐったりとしてしまって、練習自体ができないという体質でした。

非常にあざも できやすかったので、あざ=鉄欠乏 です。

ラオスや韓国で快調だったのも、食事を現地にお任せできるからでしょう。

■ バレエも選ばれた人がやるものだが、日本の国内岩場のクライミングも

日本も、と書いたのは、日本の国内岩場の作りが、12の人が登る前提の作りだからです。5.9であっても、12が登れないと安全ではないように作られています。

その12も、12をお買い得品で登れる12クライマーではなく、真の意味の12クライマーになるには、ある程度の肉体的素養がなければ、練習自体に耐えることができないので、そこまで行けません。

そこまで行けなければ、日本の国内岩場では、作り的に死を取り除いたクライミングを外岩ですることは、なかなか難しいです。なんせ、低グレードはRつきだらけと言っていい様相です。だれか見極められる人が、きちんとつけたほうがいいと思います。特に5.9は初心者のぼりますからね。

■ 弟思い

私の家では、弟がアスリートだったので、運動、食事、栄養などは、弟にみな譲る、という感じでした。私には若い男性は、みな弟に見えるので、必然的に、

引率クライミング、

になってしまいます。

白亜スラブの記録を読んで、これって、先輩後輩の役割が逆転している、と気が付きました。

本来、先輩がしてやるようなことを後輩がしてやっているということです。先輩は後輩のフォロー、セカンドを下手くそなリードでも我慢してしてくれるもの、それが正しい先輩像だからです。

私の弟思いという弱点が、裏目に出てしまう活動がクライミングです。 

 自然農の玉ねぎのソテー セロリ、セリ、のサラダとチキンソテー玉ねぎソース、バルサミコ酢で


2022/04/30

弱点系と強点系

■自然農のPRの嘆き

自然農はすごく簡単なのに、その簡単さを分かってくれないという嘆きがあった。

自然農をやっている人の中にも、2タイプいて、

 簡単にやりたい系の人

 苦労してやりたい系の人

に分かれる。それぞれ作るものも違う。

 簡単にやりたい系の人=適作適地。作れるものを作る

 苦労してやりたい系の人=作りたいものを手を掛けて作る

となります。自然農は、というより、たぶんどんな作物でも、だと思いますが、土地と季節があっていたら、ほとんど手を掛けなくても、できるんです。なので、あるものを食べる。とそう、苦労しないでも作れます。今の時期だと、エンドウばかり食べていないといけないですが…

一方作りたいものを作るのは、なかなか大変です。土地に合っていないものを作りたい場合がほとんど…現代の野菜の品種なので、手がすごくかかる。

なので、自然農が簡単というと、手を掛けている人は、反対すると思います。

  簡単にやる自然農、

という新ジャンルを誰か確立してくれないか?と思ったりします。自然農、いい農法ですが、広まらないのは、手を掛けてやる自然農の人のほうの声のほうが、大きいから、と思います。作りたいものを作るとなると、ハウスもない、トンネルすら使ってはダメ、と色々使えないので、季節の調節ができないため、すごく難しい。季節のような大きな影響要素をコントロールしようとするのは難しいです。

エンドウなんて、花さか爺さんのように、バラバラ撒いて、そのまま何もしなかったようなのが、今一杯取れています。支柱も立てていない奴のほうが成果が良いようで… 古代ムギとの混植で支柱にしようと思ったところより、ただカラスノエンドウと絡まっているところのほうが成果が良いです。

クライミングでは、

 弱点を登る=アルパイン
 強点を登る=フリー

ということになっています。



2022/04/29

春野菜の収穫 


えんどう収穫期 真っ最中

                   柿の葉茶

■ 人間に自然を合わせるのではなく、自然のほうに人間が寄り添う

自然界の摂理を克服することが、人間社会…という西洋的在り方で突っ走った経済成長期の在り方…をクライミングに例えるなら、やっぱりラッペルのクライミングということになりますかね…

強点を行くクライミング。

反対に、弱点を行くクライミング、は、自然界のほうに、人間が寄り添う力を大きくして行けば、登れちゃったよ、ということです。ただ、人間のスキルレベルがアップしたため、辱点を登るだけでは、楽しめない、というのが、ラッペルのボルトルートの話かもしれませんね。

私は自然界を克服したいと思ったことは一度もなく、自然界に寄り添える力をつけたいと思っただけなので… やはり、向かうべき方向性は、クラックだろうと思います。

なにせ、クラックというのは、自然界が、こっちだよ…とまるで、いざなっているかのようだからですね。

■ 農に置き換えると

人間の側が植えたいものを植えるのではなく、その土地の土壌に適したものを植える適地適作、が、人が自然界に寄り添った農の在り方です。

となると、春は、エンドウ豆のシーズンです。ほとんど花さか爺さんのように、ばら撒いただけでも、エンドウ育ってきます。もうそれは簡単。

ソラマメも同じで、本当に丈夫で強健なので、手間いらずです。そら豆のシーズンはもうそろそろかな?

4,5月は端境期で畑からの収穫は限定的ですが、自然界からの恵み、タケノコとか、ふきが一杯取れるシーズンです。

 

2022/04/28

スポーツ、スポート、アルパイン、フリー、トラッド、アイス、それぞれのクライミング様式と安全管理の違い

たぶん、クライミングの一言で、全部を一緒くたにしてしまうのが、事故の元であり、外岩に出るインドアクライマーが分かっていないことなんじゃないですかね?

スポーツルート = 人工壁。プロテクションが1mおきに打たれ、グレードはセッターによって設定されて比較的信頼がおけ、人為的に難易度が管理されたクライミング。プロテクションが頻繁で、どこで落ちても死亡に至らないように管理されている。なので、限界まで迫り落ちるまで登るのが上達の秘訣。屈曲していても、ヌンチャクを伸ばして屈曲を取り除きながら登るということをしない場合が多いので、屈曲が大きい外岩に対応力が付かないことが多い。

スポートルート= 外岩のボルトルート。プロテクションの距離も開拓者次第。グレードの正確さも開拓者次第。難度が管理されておらず大きく外れることもあるため信頼してはいけない。ボルトも外で何年も放置されているため、管理をしっかり知るまでは、テンション程度にして登り、3ピン目を取るまでは決して落ちてはいけない。落ちないように登るルート。人工壁のスポーツルートと同じ登り方をしてはいけない。屈曲がある場合はヌンチャクを伸ばし、被っている場合もロープの流れに配慮する。競技のビレイは、流すように指導されることが多い。

トップロープ=支点が一点である場合が多いので意外に危険。また落下するとロープの伸びが大きいので、下では危険で、上に行くほど、落ちても安全になる。かぶっている壁では使えない。

リード=3ピン目が取れるまでは、人工壁でも外岩でも気楽な墜落は推奨できない。トップロープでクライミングに慣れた人でも、クリップ体制や、レストタイミング、屈曲や、テラスに当たらない、など、考慮する要素が増えるので、負担が大きく、リードへのステップアップは慎重さが必要。下のビレイヤーのビレイ技術に確実さが必要。

そうでない場合、リードはしないほうが良い。しかし、止むを得ずリードせざるを得ない場合は、2グレード下の絶対に落ちない課題を選んで登り、ローワーダウンはせず、懸垂で降りる。

アルパイン=山岳に地帯にある。遠隔地で事故が遭った場合のレスキューが大変なので、決して落ちることがないように登る。ロープは墜落した場合の遺体の喪失を避けるためのものであり、落ちても大丈夫という意味ではない。プロテクションは自分で打ちながら登るものだが、適宜残置が出てくることが多い。残置は、基本信頼してはいけないが、利用価値を見極めて使う。アルパインのルートに進むには、山の天候などの基礎知識や読図などの知識が必要になり、万が一のために山行計画書を提出し、緊急連絡先を記載する。生活技術などが必要になることも多い。山の形状にあったルートであるため、屈曲が多いのでダブルで登ることが多い。

ビッグウォールは、フリークライミングのカテゴリーに入るが、よりフリークライミング寄りだが、アルパインルートに準じた安全管理が必要と思われる。信頼できない相手のロープワークで登るのは心もとない。体重が有利になる。

フリークライミング=道具に頼らないで登るクライミング。本来は、どこで落ちてもビレイに守られるはずだが、現実的にはそうなっていないことが多い。脆い岩を登るアルパインと比べ、脆い岩は志向しない。フリークライミングはクライミングそのもの、ムーブなど…の困難さを楽しむために行う。つまり登頂のために手段を択ばず、エイドも使う、というわけではない。一般に、フリークライミングでは、スタイルにこだわりがあり、オンサイト、が最も良いスタイルとされる。

トラッドクライミング=自分でカムやナッツでプロテクションを取りながら登るクライミング。トラッドは危険であるという誤解が米国では根強い。イギリスでは違うらしい。私の考えでは、背が低いクライマーには、トラッドによるクライミングが最も安全である。なぜなら、自分に必要な場所にプロテクションを入れることができるため。また登り終えたら、プロテクションを回収するので、クリーンクライミングが志向できる。究極に自然界の造形を利用するため、自然に寄り添ったクライミングと言える。

アイスクライミング=危険であると誤解の多いクライミング。アイスはアックスがバチ効きと言われる、ぶら下がっても大丈夫な安定な状態でしか前進しないので、落ちることがほとんどないクライミング。一番大事なのは、登る対象の氷が、登るに適した氷の状態かどうか?を見極める目であり、トップクライマーのトップ足る理由はその見極めが正確であることによる。

ほとんどの人が脆い氷を登るゲームだと誤解しているため、リスクが不当に高く評価されているクライミング。プロテクションも使い道をよく習熟していれば安心できる。ツインで登ることが多いがショートはシングル。氷も大きいことが多い。

マルチピッチ=複数のショートを登るクライミング。ショートしか登れないと思っている人が、異様にマルチへの憧れを深い意味も理解せず、温めていることが多い。単純にショートの繰り返しであるが、懸垂下降ができない人が取り付くと、帰りに困ることが多いし、敗退したくなったときに、敗退できないので、懸垂下降と自己確保での登攀くらいは、ピンチ策として用意してから行くべきである。その準備がなく行き、急場をしのげないとヘリレスキューになる。山頂を目指す、アルパイン要素が強いマルチと目指さないフリークライミングの要素が強いマルチがある。一般に女性に人気。女性以外には、年配のアルパインクライマーがアルパインに行けなくなったときに、アプローチが短い、フリーのマルチで安全にアルパインの雰囲気を味わう手段になっている。

アイスにもマルチがあり、トラッドにもマルチがある。一般に上に行けば行くほど、墜落は安全になる。

ドライツーリング=アイスクライミングのフリークライミング版。アイスのアックスバチ利きという確実性を排除したクライミングで、フリークライミングの要素が強い。人工のホールドを登る。不確実性が高い分、ボルトは壁面に1mおきについていることが多いが、外岩のドライもある。外岩のドライはかなり難易度が高い。体幹の強さが必要とされるクライミング。

■ 脆い支点への対応

バックアップを取る。バックアップとは2点目のことではなく、3点目のこと。カムで支を作る場合も、2点ではなく3点で作る。

■ 懸垂下降のオーダー

重たい人が支点にバックアップがある状態で先に降りて、支点の安全性を確認し、軽い人はバックアップを回収して最後に降りる。

■ ロープシステムの選び方

まっすぐなルート=シングル  屈曲が多い自然なルート=ダブル

■ 帰りが懸垂になる場合

ロープの長さの半分しか降りれないため、一本で行くと敗退ができないことがある。大抵は、2本のロープを持っていく。

まっすぐなルートの場合、ツインで登れば、セカンドがロープを担がなくて良くなる。



2022/04/27

電気・ガス・水道無し“その辺のもので生きる”・・・ 注目集める究極エコ生活とは【山口豊アナが見たSDGs最前線】(2019年2月)

■ これが私が作りたい生活です

その辺のもので生きる… その辺の石ころで生きましょう(笑)

マグネシウム欠乏と突然死

■マグネシウムと運動について知っておくべき3項目

 1)マグネシウムは、運動後の疼痛の原因となる乳酸を減少させる。

 2)マグネシウムは運動中に失われる。

 3)マグネシウム欠乏は健康な運動選手に突然、心臓死を起こさせることがある。

トレーニング中のスポーツ選手は、体重1kgあたり6~10mg(1日量)のマグネシウムを摂り、運動・発汗・ストレスによる損失分を補うべきである。

 体重70kgの男性ー420~700mg。

 体重50kgの女性ー300~500mg。

(奇蹟のマグネシウム)

■ 対策

エプソムソルトのお風呂に入ります。

■ 弟の突然死

弟は、身長185cmの逆▽体系の水泳選手でアスリートだったんですが…中学の時、バレンタインデーにチョコ20個くらい貰って帰ってきて、お返しのクッキー作るのが大変だったんですよねぇ…

弟もマグネシウム不足だったのかもしれません。

私は、クライマーは好きだけど、クライミングのアスリート(選手)は、気の毒で見ていられません…大会運営者のおじいさんのエゴに振り回されて、登らさせられているようにしか見えないのは、弟がそのような選手だったからです。

全国を回遊して回っているような、マルボーさんみたいなクライマーのライフスタイルが、いいなと思います。なんせ日本の岩場だと、グレードピラミッド作りにくいっていうのがありますから、回遊して登って回るのが、一番合理的。

でも、上級者になると課題が無くなるらしいので、そこまで回遊し続けると買いたくしかないですねぇ…

国外岩場へ行けなくなって、国内岩場の再整備が進んだことは、

 コロナでよかったこと

ではないでしょうか?
  小川山…白いのは、マルチで、雪ではありません…



2022/04/25

男子のガラスのハート

■ ボルダラー事例

しばらく前に、3級しか登れないボルダラー君が2段をノーマットで登るとか言うんで、2段をノーマットで登れる実力というのは、マットアリなら4段、5段が登れるという意味だと知らないんではないかと思った…

日之影ボルダーと言えば、小山田さんが開拓の話をアップしてくれている。ので、そういうのを見ていたら、マットこうやって敷くんだな~とか、色々周辺の情報が拾えるものだと思うんだが…

そういうのを、「えー、どうせ取り巻きやら何やらがうようよいるんでしょ」とか言うのである。

…。

そんなの見たことないぞ?

つまり、ジェラシーで狂いそうになるから、見ないという意味なのだろう…。

なので上級クライマーが成果を発表すればするほど、正しい知識から一般クライマーは遠のいて行ってしまい、グレードだけを求めるようになってしまう。

突き詰めると、誰が一番強いか競争を、誰だって勝てないよ~なレベルの相手にすら、してしまって、それを自分の力では、手放すことができないでいる…惑業苦にハマっている…のが、並みの男性クライマー君なのだろう、と想像ができる。

だって小山田さんですよ?対抗するほうがアホらしいのでは…?

トップクライマーの投稿を見ないのはいいけど、

含まれる役立つ情報、まで捨てている

ので、

ノーマットで登る、ということの解釈が、てんでさかさま

になってしまっているのである。3級しか登れない俺が2段をノーマットで登ったら、みんなが愛してくれるだろう、と思ってしまうってこと…。

なんでこうなるか?というと?? 羨ましい心、を捨てれないからだろう…。

■ 繋ぐ壁

知り合いのクライマーに、「繋ぐ壁、良かったよ!」と言ったら、見る前から、世界クラスクライマーの自慢話だろうと予見して

ーーーーーーーーー

いや、ジャンボ&倉上の屋久島話を聞くといたたまれなくなりそうなので、情報シャットダウンしてます

ーーーーーーーーー

とのこと… 

またもや、男子のガラスのハートを感じた瞬間でした…

繋ぐ壁って、5.3の壁のことなんですよね(笑)

彼は屋久島でローカルの人に、ばかにされた経験から、見返そうと頑張っていますが…別にもういいんじゃないかと思うんですが…。

なんせ、私の知る限り、彼のほうが世界でトップクラスの人たちと登っており、すでに実力自体も上なんで…。

しょうもないエゴのぶつかり合いにそこまでこだわらなくてもいいと思ったりしました…

俺のほうがスゴイというドラミング活動に、こだわって勝たなくても…もうとっくに勝っている。

私自身は、グレードを上げるために登れ、というのにどうしてもなじめず、九州では全然クライミングやる気になれない。それどころか、シラケ切っています。

あのヒドイ 白亜スラブ以来…自分のために岸良クラックは行きましたが、私の登攀を手伝ってくれる相方は誰もおらず、なんだ都合の良い女扱いされていただけだったんだ、と目が覚めた瞬間でした。

■ 年齢も性別も問わずできるのが、クライミングの良さですよ? 

世界のトップに立った人たちが感じる、

クライミングっていいな♪

っていうのは、私がラオスに行ってクライミングっていいな♪と思ったのと同じ部分ってことです。

誰も 

”トップクライマーにならなきゃ、お前を愛さない!”

とは言っていないのに、一人で勝手に俺だって!と思っているのが、男子なのです…

男子って言っても、50代と30代後半の人ですが、前のパートナーは40代だし、その前は師匠なので60代、その前も50代の人ですから、男性はいつまでたっても、尊敬されるために登っていて、自分のため、つまり楽しいから登っている訳じゃないみたいなんですよね。

なんだかなぁ…。

■ 尊敬されるために登れるヤツになろうとしているのに…

だから私のように、5.9しか登れないのに愛されるクライマーが出てくると…?

ずるーい、ということになるのであろう…

と、想像…女性でも競争心が強い人はそう感じるようです。何度も納得した珍事件でした。

クライマーとして尊敬できるか?とか、そんな基準で自分を計っていると、どんどん弱い自分を許せなくなります。登山もそうでしたが、クライミングは遊びなんですよ? 人生を良くするためにやっているのがクライミング。

自尊心を掛けるから、変なことになります。日本で起こっている毒は、グレード偏重、とそれに紐づいた、ピラミッド式尊敬システム、です。

人は人であるだけで、すべからく存在を肯定されるべき存在です。


ヌンチャクで作る担架

2022/04/24

太れないタイプの人の栄養補給

 ■ 5.12スイスイ × 40kg 

昨今のアルパインクライミングは、40年前とは様相が違い、

セカンドでも5.12がスイスイと登れ(RPではないですよ!)、40kgの歩荷が普通に遅くならないでできて、当然

で、そのような超人的な人たちが、

5000~6000mという標高で、マルチピッチを登る

というのが、現代流のまともなアルパインクライミングです。

…というので、5.12がスイスイレベルのフリークライミング能力は、あって当然の基礎力、にすぎません。

私はといえば、そんなことはアルパインスタートして1年後には理解できる、幸福な環境にいたので、さっさと冬壁は捨て、アイスクライマーになったのでした。

…というのは、冬の山しか、全く興味がわかないので…。

グリーンシーズンは、”トレーニング”、の位置づけでした。なので、海外クライミングに言っても、”三昧してトレーニング”に行くわけで、一般のフリークライマーのように、”○○って課題を落としたい”とか言うのがあるわけではなかったのです。とにかく、登攀をシャキッとトレーニングできていれば文句なかったわけで。

さて、前置きが長くなりましたが、現代のアルパインクライマーに要求されるフリーの基礎力が高くなったことから、フリークライマー君といえば、スキニーなマッチョ君、と相場が決まっています。細マッチョ君ですね。

歩荷に強いタイプ…がっちりしていてでかい人…は、おおよその人たちの経験則だと、歩荷にはいいけど、登攀は下手くそで、両立しないと思われています(ジャンボさんは稀有な例外)。私も思い当たる人たくさんいます。やはり、クライミングの傾斜になると、体重はマイナス。

かといって、スタミナということになれば、体重がある程度ないと…体が弱ってしまいます。

というので、この両立しがたい面を両立させるには…?ですが、体が細くて、食べても食べても太らない人は、

胃がん検診を受けて、胃酸の出を見る (ペプシノーゲン)

と良いです。

胃酸が十分出ていないと、タンパク質を採っても、ぜんぜん消化も、吸収もされておらず、栄養は、スルーして体外に排出されている、ということなのです。

■ 異化

入院などで、床に臥せると、筋肉がごっそり減る、という経験は、みながあると思いますが…、タンパク質の異化が進んだということです。

タンパク質は、タンパク質からしか合成されない…糖質を採っても、エネルギーとして燃焼されるだけで、筋肉を構成するアミノ酸にならないのです。

体重50kgだったら、タンパク質を50g取って、異化と同化が釣り合うと言われていますが、普段の生活でも、そんなに取るのは、ほぼ無理ってくらい多い=困難な量です。

そこで、プロテインで補給でも…となりますが、プロテインも消化力がないと、吸収できない…

ので、そういう人は、吸収しやすい形態である、ボーンブロスでの補給がおススメです。

細マッチョの人は、吸収する力が弱いんですね…だから、細いともいえますが…。

■ 病み上がりに限界に挑戦はない

しかし、病み上がりで、筋力がないのに、限界グレードに挑戦するのは、さらなる怪我を重ねる元です。

しっかり食べて筋肉を戻してから、限界にチャレンジしましょう…

以前、前穂北尾根でグリサードして骨折した先輩がクライミング復帰したら、なんと、私より登れなくなっており、彼のショックを受けている様子が伝わってきました…

いや~、あれは気の毒だった…

どんな強い人でも、ベースになる筋肉がないと、そりゃ登れません。


鶏ガラ74円分で約1リットルのボーンブロスが取れる


2022/04/21

登る阿呆に、見る阿呆

今日は為末動画づいています(笑)

■楽しめないのは何が原因ですか?【為末大学】


■ 一番楽しかったころ…

ヨシーダさんと青木さんの両方がいたころですかねぇ… 後はラオスと龍洞。いいやつばっかりだったからなぁ…。

登る阿呆に、見る阿呆… 楽しく登ることが一番、って価値観で登れたからなぁ…。

■ グレードで一緒に登る相手を選ぶ =楽しくない

九州に来たら一発目に受けた質問が、「どのぐらいのグレードを登るのか?」でした…

要するにハイグレードを登らないなら、来るなって意味。

いや~ この人たちとは登りたくないと思いましたね…。

■ 10cでスゴイ!と言われる = 楽しくない

逆に驚いたのは、別の科医の人ですが、自己紹介で、5.10cしか登れないと言ったときに、すごく登れる人扱いを受けたことです‥‥

山梨では、

 10cでふがふが言っている=そんなに登れない人

という意味なので、誰も脅威には感じません。…が、その人には脅威に感じられるようでした…

■ 登れても登れなくても楽しくないんじゃ…?

じゃ、一体何が登れたら、相手は満足、なんでしょうね? なぞだ…

■ 10本ノックの会 = 楽しい

ベテラン開拓者と登っているときも楽しかった… 私はたくさん登りたいだけだったので、トップロープフィックスにして、各自が10本ノックの会…

でしたが、そんなのでちょうどよい訳なんですよね… 別に何か目指している課題があるわけじゃないんで。基本的に、部活とか、毎日の筋トレのノリなんで…。

なんせ、

 量 = 質

という転換を目指しているわけですから…

最近読んだロクスノの中で、一番共感したのは、横山ジャンボさんが、長野のしょぼい岩場で、あれこれ工夫して登っているという寄稿でした…。私も初めての岩は、アイゼン履いた岩だったからなぁ…。九州にはアイゼンで登っていい岩がない…。

■ 湯川アイス

私もアイスは湯川育ちで、湯川のアイスは、非常に高さが短いので、下まで降りずに連続で登って、距離を稼いだりしていました…

遊びつくした感、湯川アイスではありました…

トンデモビレイをまだしている後輩のビレイで、リードするように師匠の青木さんに言われ、大抵抗して、大喧嘩したことがありました…

こんな ビレイで登れます?


これじゃ、グランドフォール確実ですなぁ… 壁から5mも離れている。

師匠の青木さんは、ビレイが重たい、というのが苦痛なクライマーでした。このグレードでは落ちないからですね。

しかし、短い壁=落ちることが許されない壁、ですので、こんな短い壁は別にリードしなくていいと私の辞書では思います。裏から歩いてトップロープ張れますし。初心者のリードに適した課題は上が核心で下は簡単で、決して落ちないようなのです。

一方これが私が提供しているビレイ。 壁から10cmも離れていない…

これじゃ、あまりにアンフェアなトレードなので、ちゃんとしたクライマーとしか登る気になれなくても、まぁ仕方ないですね… 

命は一個しかないからなぁ・・・ 



危険なビレイを受けたクライマーには、心理学的なトラウマケアが必要

■ 医療過誤=トラウマ

今日の仏教説話は、医療過誤で、視野を失った人の話が印象的だった。

人のミスで失明…どうしても、許せないのだろうと思う。

クライミングで相手の無知のために、

 ビレイの制動手を離した、とか
 2名を同時にビレイしていた、とか

で 落とされる、というのは、医療過誤よりも、うんとしょっぼいミスで落とされるということを意味していると思う。

その人の命はどれだけ軽んじられているんだろうか…

■ トラウマ化する 

ということは、トラウマに対するケアが必要なのと同じケアが必要だと思う…

人に起こった出来事は客観視しやすい。 自分に起こった出来事は、出来事の重要性、インパクトを軽視しやすい。

トラウマを活性化させないためには、変なビレイをするかもしれない可能性がある、新人とは登らないことですね。

確実性がある人と登るのが一番です。

■ 人の傷は軽く、自分の傷は重たいのが人間

経験がない人も、なんだ、それくらいのことで、と言いやすいので、

 誰に話すか?

というのは、非常に重要なことです。 くれぐれも、それくらいのことで…と軽視しない人に話すのが大事です。大体の男性クライマーは、それくらいのこと、と思っているので、NGかも…

クライミングの場合、登りたいしか言わない人は、生死が関わる活動ということが、すっぽ抜けていることが多いです。

登りたい登りたい、という人が一杯やってきて、ああ、疲れたなぁと甲府でもなりがちでした… 

登りたい盛りの人には、誰もトップロープフィックスを教えてやらないのは、何で何だろうなぁ…教えてやれば、一人で勝手に登りに行くと思うんですが。

一人でもクライミングはできます。ジムも一人で行けばいいのだし… 仲間がないと登れないという場合はクライミングが好きなんじゃなくて、別のことが好きなのかもしれないし、

それこそ、

 一本独鈷

を座右の銘にしないと、落とすようなビレイヤーと登るくらいなら、一人のほうが安全かもしれません…
          一流クライマーがやっているリスク管理

勝ちたい!ではなく、勝たねばならない 

■ 勝負強い選手を育てる叱らない教え方【為末大学】

■ 叱るの前提は、”期待” 

期待が子供を殺すってことなんですね…

なんだか、思い出したのは、野口選手なんですが… スポーツクライミングをやる人ってホントに大変そうだな~という印象でした…

子どもたちには、叱らない、指導をしたいですね。危険行為以外は。