2018/09/28

命日

9月26日は、吉田さんの命日だった。

吉田さん…彼の生活を考えてみると、行く→登る→書くのエンドレスリピート生活。生活はクライミングのため、にフォーカスされていただろうと思う。

それを考えると、私の生活も吉田さんのそれと、かなり近い。もちろんだが、登れるグレードは、天と地ほど違う。けれど、やっていることは結果としては、ほぼ同じだ(笑)。

そういう生活が好き。

日本の自然は、何億円もかけてレジャーランドを作らなくても、そのままで、何年も楽しめるほど、色々と岩に課題を刻んでくれているじゃないか、と思う。

吉田さんのライフスタイルに憧れる。すべてをクライミングにささげた生活。吉田さんは成果として、世界最難クラックに登るという栄誉を達成したけど、まぁ、一般市民の私は、そういう”成功”は、最初から視野に入れていない。

では、何があるのだろうか?

私が11に取り組んでいるとき、先輩が「自分の12くらいな感じなのかなぁ」と言っていたんだが、”あら~?!知らなかったの~!”と思った。

ラオスで、シーズン初6Aをリードしていて、テンションかけかけで行ったんだけど、「かけかけですみません」とビレイヤーに言ったら、「でも、おれらも上のグレードで同じことしてるだけよ」と、その方。ですよね。

ということで、

充実感、

という面でみると、一般のクライマーが充実感を感じられない低グレードから、充実感ありまくり!!ってわけなんですよね~(笑)現在、まだ指痛いですし(笑)!

低いグレードから登るのが困難な一般市民は、クライミングにおける充実感を低グレードから味わえるって意味で、実際は、お得です。

これが、14でも楽々になってしまうと、難しい課題が外の岩場に存在しなくなってきてしまいます…。

例えば、クライミングを始めて1か月で、13が登れた人を師匠が知っているらしいですが、その人は半年でクライミングを辞めちゃったそうです。

そんなに簡単では。なので、下手くそクライマーほど、クライミングの醍醐味を味わえる期間が長いのかもしれません。


2018/09/24

11へ展望が開けた日向神

■11へ展望が開けた日

今日は日向神、充実しました☆

朝から雨予報で、10時集合 → 9時集合へ。今日は午前中勝負かな~。

行きは、実は体調がいまいちでした…低気圧接近で頭痛が。九州で育った私ですが、九州にいる間はずっと頭痛もちでした…。たぶん、急に気圧が下がるからみたいです。今日は雨雲が迫ってきていました。

さて、急いで岩場へ。今日は各地から集合だったので、一人は遅れてくると思われ、待つ間、車が横付けできる、道端エリアへ。11の宿題に取り付く先輩、そのロープでアップするワタクシ。

メンバーが揃ったので、サンセットエリアへ。

でっかいラクがあってびっくり~ 自然落石
お勧めされた、エルニーニョ11aにリードで取りついたものの、完登できませんでしたが、クライミングモードスイッチが入って楽しかった。降りてきたら汗びっしょりでした。

課題は、マントルだなぁ…一つ目の核心はムーブで何とか越えれたのですが、2つ目の核心はマントルで、薄いカチなので、パワーがいるのと、リーチがないので半分上がったくらいでは、奥のガバ取れないので、何もない台にマントルできないとダメです。というのでパワーが課題。頑張れば、行けそうで、これを初の11にしようかなぁ…。リードで取りついたのを褒められた(笑)。下核心じゃなくて、上が核心だったので、いっかなって思ったんですよね…

ぱらついてきたので雨でも大丈夫そうなエリアへ。そこは知っている人に案内してもらわないと分からないと思われ、案内してくださった方に感謝☆ びっくり!トンネルの上でした!

とりあえず、また11に取り付いたんですが、やっぱりエイドになってしまう。こっちはリーチが課題だったので、工夫で乗り切れそう… 

というわけで、11へ展望が開けた日でした☆

雨が降ってきたので14時終了。今日は早くて楽だな~と思ったら、帰りは渋滞…(><)

で、行きの倍、4時間かかった…(汗)。

■ おまけ

すすり茶
http://www.yokaocha.com/irekata-kyousitu-susuritya.htm

やべのもり
https://hpdsp.jp/yabenomori/


2018/09/18

平尾台 ビッグトゥモロウ

行ったことがなかった平尾台。今日はとっても暑くて、湿度が高く、「なんだ、これは!」というぐらい汗をかきました。帰りに温泉に入ろうと思って、温泉を調べたくらい…

あんまり暑くて、途中でバテバテ…早めにお昼を食べてお昼寝しました…が体力回復せず。

金曜日、ボルジムで頑張りすぎたってのもありましたが…、それだけでなく、湿度と暑さには、超弱いことを思い出した…暑さは苦手で、暑いくらいなら寒いほうが良い…

結局先輩が挑戦中のどっかぶり課題をTRで触らせてもらうも、途中で敗退…
自分でリードで来たのは、一番はじの「ビッグトゥモロウ 5.9」だけでした。が、被りの課題、石灰岩の課題について、知見が広がった。

平尾台は大変良いところで、岩場は、プラトーンで見たベトナムの森の中にあるみたいでしたが、こじんまり。課題はどれも高難度で…引こうと思えば、5.9も、もう少し引けるのではないかなと思ったりもしたのですが・・・私の登攀スキルに対しては、ちょっと登るものがない感じでした。でも、平尾台、普通のハイキングやトレランでもよいところと聞いていたので、行ってみたかったので。

暑い夏はどこの岩場もクライミングには不向きだなー。まぁ、小川山ですら、登るのは1グレード下にしておきましょう、な夏ですから、仕方がないか。


2018/09/17

見晴らし岩&右下岸壁捜索

■ ホームゲレンデを探して 北向きの岩場、夏向きの岩場

今日は、クライミングジムで出会ったイスラム系アメリカ人のアル君(初心者)が外岩デビューしてみたいというので、初心者向きの、見晴らし岩を予定していたのですが、早起き苦手だったみたいで、朝からキャンセルの通知…(汗)でも、もう行くことにしちゃったしなーと、集合場所についてから、充実案を練りました。

さてと・・・・初回は偵察で、鬼が鼻岩から懸垂で下降し、南東壁を登り、見晴らし岩を偵察。2度目は見晴らし岩。3度目の今回は??

初回に見落としたらしい、この山域で最大のエリアである、”右下岩壁”を探してはどうか?

というのは、

1)右下岩壁は、北西面で涼しそう。夏向きではないか?
2)ホームゲレンデ化できる可能性がある場所

と思えたからです。しかし、今日は、昨日とは違い、あまり暑くはなかったので、北面の岩場の涼しさをありがたがる、という感じでもなかったです。

■ 右下岸壁サーチ

早速、椎原峠より、右下岸壁を探しました。見つかりました。が、結論的には、岩場があまり魅力的ではなかったので、登らず。

行き方は、
1)椎原峠から鬼が鼻展望台へ。
2)縦走路との合流点との最低鞍部から、西へ降りる。
3)とすぐにルンゼに当たる。沢の源頭部になっている。
4)そこから右にトラバース気味に行くと岩の基部へ着く

※ ロープを出さないと登れないかもしれない、脆い斜面です。沢登りでしか出てこないなーという道なき道

岩場の基部へ行ったものの…あまり課題に魅力を感じず、見晴らし岩へ行くことに。

私は、この不整地の歩きで、日ごろのクライミングの結果を感じました。バランス感覚良くなっているので、落石したりなどの雑な登りをせず、きれいにアバンギャルドな?道を歩けた(笑)。

■ 見晴らし岩

仕切り直して見晴らし岩へ…。「なんか緑色が増してない?」

なんだかコケっぽさが成長していました。これを見たとたんに、顔面蒼白なワタクシ… 今日はカム設置でも練習しようかなと思って、カムを一式持っていったのですが…課題的にカムの出番がある感じではなく。

■ どっかぶりのトップロープ

11のどっかぶりをやったのですが、これは私は登れず。ヌンチャクに手が届かないので、エイドでも無理でした(笑)。しかも、ロープセットがこすれる配置で、あまり落ち着かず、早々にロープは抜くことに。

■ コケ核心!

5.10Aをリードしてもらいましたが…TRで登る?と言ってもらえ… なんか、たぶん、岩場を見たとき、顔が引きつっていたんでは?

苔でグレードより、悪くなっている感じでした。

今日はトップロープのみで、リードはしていません。コケコケで怖かった!

テンションがかかった状態で、岩角にこすれると、ロープ切断のリスクがあるので、そうならないセットというか、ロープガードなどの使用が必要かもしれない、2段オーバーハングです。


■ その他

今日は、カムもワンセット入れたので、ザックが重く、縦走で歩く感じを少し思い出した…縦走もやっていないと、歩きが弱くなります。

行きに何やらにぎやかなところがあったので、何かな~と見ると、栗拾いでした。どうも近くの観光農園が栗拾いのお客さん向けに、焼きトウモロコシやイノシシ汁を出しているみたいでした。

残念ながら、クライミングを終わりの帰りはすっかり、その出店も終わっていましたが。

前回来たのは6月17日とぴったりと3か月前ですが、3か月立ってもあんまり成長感がない…うーむ。岩場の質によるのでしょうか…(汗)。

クライミングって成長するときはいきなり成長しますが、しないときは全然しない…

三瀬の当たりはすっかり秋の気配で、田んぼは刈り入れ時になり、彼岸花が咲いていました☆



 帰りは、トラバース道を通ると楽に帰れます。

が、途中で登山道が消えています。

大雨で崩落したらしい…
こんなのがたくさん落ちてた

2018/09/12

台湾のお勉強

台湾のお勉強をしています☆ 自分のためのまとめ。

■まとめ
・台湾は島国である
・サイズは九州くらい
・人口は2316万人 一方九州は1318万人 九州より人口多い
・日本から110万人が訪れ、台湾からは140万人が訪れる
・近くて近い隣国
・国交がない 23か国のみ
・OEMでのコンピュータ生産大国
・直接選挙
・とっても親日 例:ハーリー杏子さん
・中国との外交バランスが政治の肝
・東アジアの火薬庫

■ 台湾掲示板

台湾版のクラシファイドサイト
https://kaigai-bbs.com/twn/guide

2018/09/10

久しぶりの人工壁 11台へ?!

■久しぶりの人工壁、行ってきました☆ 

ついでにクライミングに利く?呼吸の講習に出てきました。

クライミングのほうは、5.10dがゆとりだったので、11bに取り付き、うーん。できそうで、できない。何か作戦があれば…というところ。リーチ&保持力で、今のムーブだとできない。

■講習会レポート

人間が視覚から得る情報は87%。したがって、見えるということは、非常に重要。

見える、を向上させるために目のトレーニングが有効になることがある。例えば、視野が狭いせいで、首をかしげるような癖をつけている場合。

■ 体幹=横隔膜=呼吸

横隔膜を動かすことで体幹の力が発揮できる。柔軟性の不足と思われていることも、柔軟性ではなく体幹が足りないだけの場合もある。

横隔膜を動かすことで、肩甲骨の可動域が広がることもある。

正しい動き=脳によってコントロールされた動き=視覚情報に代表される入力器官でとらえられて、かつ再現された動き。

コントロールされた動きを積み上げることが大事。

という話でした。呼吸で、体幹を作れるそうなので、呼吸を深くする時間を長くしてみようと思いました。

人工壁でも、11触れてうれしい☆

2018/09/06

ロープ長さを選択する

■ 行く岩場によって必要なロープ長が違う

さて、ラオスで一緒に登ったデイビッドと行く、台湾、クラッククライミング♪ 楽しみ~♪

なのはいいですが、さっそくトポ、トポ♪

トポは、一般登山における地図と同じです。ないと話になりません。

今回は、神の使い、なんと!たまたま再会した古い知人がトポ持っているとか。

で、早速、知人にトポを郵送してもらいました☆

これは、現地で購入可能ですが、持っていくものを調べるのに、現地に行ってからでは遅すぎます。

さてと、ワクワクしながら、台湾の龍洞のトポをみつつ、ギアのチェックをしていたら、60mロープが必要だということが分かり、焦る!

…も、自分が登りたい課題をチェックすると、どうも要らないらしい(ほっ)。

でも、まぁ、スポーツルートは行かない、やらない、とも言えないよなぁ。

■ ロープの寿命?

もう私のシングルは2本とも4年使っているので、そろそろロープの購入時期でもあります。

まだ全然使えますが、こないだカサブランカでは、50mだとギリギリ感あったんですよね。ので新しいロープを検討してもいっかな~。

もうすぐ誕生日なので、自分へのプレゼントっていう意味もあります(笑)。つらく長い小川山出稼ぎの後ですもの、何かご褒美がなくては!

■ 検証!ラオスで必要な長さ

現在の保有ロープは使用頻度が高い順に

1)9.7mm 50mシングル ゲレンデショート用 重いけどしっかり テンドン 一番頻度が高い お気に入り
2)9.4mm 50m 軽量シングル ミレー アイス用に買ったが岩で使ってしまったがために岩用に降格したロープ 軽いシングル 山岳用途 残念なロープ ツインもダブルもシングルも可能
3)8.2mm ダブル 60m ほぼキレイ 出番、少ない
4)8.2mm ダブル 30m 沢用 去年も今年も出番なし

クラックでは、名張には80が必要だと言われている。それにラオスでも80があれば、どこでも登れる。

アイスでも実は60mを登りたければ、120がいるのだが、でも、アイスは岩とは兼用できない。アイスはアイスで別で考えよう。

となると、ラオスへ何メートルを持っていくか?は悩むところだ。

■ ラオスのトポ検証


そこで、この次の課題である、6bの課題と、6cあたりを登るには、どのエリアに行くのだろうか?とチェック!

この岩場全体で361の課題数があるのだが、どうも、70課題は6B! 最多。登り放題。まさに今の私にぴったりというわけだ。

でも、6Bを登りつくすとして、6Cも視野に入れておかないと…。長い6b=6cというケースが多く、最初に取り付くのは長い6cだろうからだ。


1)どれどれと、どこのエリアが私に適しているのか?チェック。

2)そのエリアで一番長い課題をチェック。

すると、どうも60で十分らしいことが判明。助かるな~。

思うのだが、トポがこんだけ親切だと、ロープがすっぽ抜けて落ちました、みたいな、へまな事故は減ると思うのだが。

結局のところ、80mが必要なのは、1、2エリアのみなので、そこへ行くというときにみんなでコストを分割してレンタルするのが良い。(去年もそうした)

ということで60mシングルを新たに買い足すことに…。

苦言になるが、日本のトポ百岩場が不十分な書き方がされているから、そもそも、ロープ持ってこないクライマーとか、トポ持ってこないクライマーとかいるんじゃないだろうか?

■ べアールは要注意

べアールは、ロープのモデルに当たり外れがあるようで、べアールのユージは有名なロープだけどダメモデルのようです…え~ 名前負け?

どのモデルがいいやつなのか不明だったので、ここは定評がある、リッド、マムート、ペツルのどれかからロープを選ぶのが良いと思いました。もちろん、最初にチェックしたのはテンドン!なにしろ、テンドンロープは、私が使用した実感があり、信頼感あり。

でも、お目当ての60シングルは売り切れ。最後があるのは、色が黒っぽいんですよねぇ…岩場で黒いロープって目立たなくてダメ。

さてと、諸先輩方からいろいろアドバイスもらいました。

ーーーーー
ユージ: 新品でもロワーダウンすると、なぜかガクガクする。新品でも相当つかい込んだロープみたい。

べアール: 耐久性が悪い。タイガー、短命。

リッド:同時期に私が購入したエーデルリットパイトンは、テンションしまくりでしたが、2倍くらい使えた。

エーデルワイス:エナジーはキンクしやすい。

マムート: モデルによって差がある。
ーーーーー

フーム、ロープって外から見分けがつかないだけに、選ぶの大変…。

しかし、命綱ですから! ここはお金のかけどころで、節約しどころではありません。

■ 怖い話: ロープは節約対象じゃないですよー

お金がないと、なんでも問答無用で安いのを選びがちです…。が、だいたいクライミングではロープとシューズくらいが消耗品。

ロープはその中でも、命を預ける最重要アイテム!ここはじっくりいいのを買いましょう。安物買いの銭失い、とならぬよう…。

以前、アイスの後輩が、室内壁用のロープを買って、「ロープ買いました!」と報告してきたときにはガッカリしました…。アイスは外岩と違って、凍結によるグリップしそこない=滑り、があるので、ロープの凍結はビレイにおいて命取り。つまり、凍結防止のコーティングがあるロープを使い、ドライ加工があるのは、必須条件です。それくらい用途を伝えれば、店の人だって教えてくれるでしょうに…。買ってきたのがインドア用とは…。

私の場合は、最初からアイス用と言って、店に行った。「鈴木ガイドも使っているよ」(もちろん、あの鈴木さん)の決め台詞で、ミレーのアブソリュートプロを購入したんですが…もちろんコーティング付き…そのコーティングをダメにしてしまったのは、外岩に使ったからです(涙)。

外の岩に使うと、外皮が毛羽立ち、雪や氷が付着しやすくなります。零下20度以下になるところで、外皮が凍ると、ザックにロープ収納できないです(涙)。

昔の麻ロープのようにロープが凍り付いてしまい、ビレイもシビア。懸垂も滑りそう。

実際師匠は懸垂で失敗したそうです。冬グローブの中で凍ったロープを握っても止まらなかったそうです。冗談で、アイガー北壁ロープ、などと呼んでいましたが、腰椎骨折20か所では…笑いごとでないです。下手したら半身不随ですよ。

インドア用のロープは短いこともあって安いです。環境も外ではないので、泥が入ったり、など心配しなくて良いので、外皮もそう痛む要素がないため、コーティングもなく仕様が簡素化されています。

また会のロープをおさがりで貰って使っている人も見かけますが、辞めましょう。

古いロープは使用状況が分からず、中で切れていて、くれた人は、「生きているところだけ切って使ってくれるだろう」と捨て縄用途でくれていたりもします。私も初心者のころ、ロープがないと結束の練習もできないだろう、と先輩がロープをくれました。

同じような意図で、先輩がくれたロープをクライミング用途に使っている人を見かけて、驚きました。それはくれた人が意図した使い方ではないと思いますよ~

私も、かつて後輩に古いロープを上げましたが、貰ったロープをクライミングに使ってしまう勘違いをしている人を見た経験があったので、インドアでも使えないように15mくらいにしておきました…。ある程度長さがないと、ロープワークの練習もしづらい…けど、長いと、無知な故、引退ロープをクライミングに使ってしまいます。

ロープは命綱ですので、その命綱をどう選ぶか?一度くらいは自分で考えて納得してからロープを使わなくては…。

さて、今回購入したのは、マムートインフィニティです。

初のマムートのロープ、楽しみです♪

※ 追記:先輩談
同じメーカーで同じ名前のロープでも、製造年度が違ったり、工場がかわると別物になったりします。やっかいです(笑) 厳密にいうと、ロットごとに違う。


2018/09/05

八面山

 さて自分のクライミングの記録。

書いておかないとすぐに過去の出来事になってしまいます(汗)。

八面山 下部エリアへ。

7:15 太刀洗 集合

今回は、一回行ったことがある先輩となので、気楽に。運転心配なし。日田は、土砂災害で道路の復旧が…と思っていたら、全く問題なし。

5号カーブに車を止め、徒歩10分くらいで岩場の基部へ。


 とりあえず、

浜田ライン 5.9

へ ぬんがけしてもらってリードで取りつくけど、なんか怖い…なんとフェイス力が落ちているのでした…焦りまくり! テンション入ってしまう…

先輩に、「え~?!」と言われる(笑)。そりゃ、そうだ、私だって ”え~?!”だ。 最近、小川山で、5.10cに取り付いていたのに…。

これは、マズイ!ということで、ロープはそのままにし、ムーブを解決することに。

これは、ホールド多すぎて迷う系の課題でした…(いい訳)。

先輩がうきうき…を落とす中、私は、みじかい5.10bのストレッチを。

ワンテン入ったけど、まぁ、ギリギリリード… 

基本的に、苦手ムーブのマントルの課題でした…(汗)。

マントル苦手は早く克服しないと、ボルダーでは毎回マントルです(汗)

しかし、なんでマントル苦手なのかなぁ…

先輩は、12aを首尾よく2便で落とされ、絶好調みたい!

あやかりたいものです…。

5.10bのストレッチ

ワンテン。ついでで、となりの11aバンザイにTRで取り付き、ひいひい言う。

とりあえず、いい感じに腕もくたびれたので、エリアを変えることに。

偵察です。次回のために。

■ 偵察

その① 分岐ボルダーエリア  見つけられず。

その② 無線小屋のボルダー  は簡単に見つかりました。下地も良く、なかなか良いクラックでした。ハンドサイズ。今度一人でも来たいかも?

その③ 中部エリア
大池への遊歩道入り口に車を止めます。

しばらく元舗装路を歩き、広場で、岩場に降りるのですが…降りると、この一円玉の杉の木があります。

一円玉杉
左に赤布が見えるので、ついそちらへ…地形図で見ると、このまま上部エリアにつながっています。

でも、中部エリアの岩場は、1円玉杉の右でした。

途中で気が付いて、右へ。合ってよかったイラスト図。無料配布されていました☆

これ。

https://www.city-nakatsu.jp/_files/00001694/280303.pdf

藪漕ぎというか、道の質として、これは、沢登りでしか出てこないよねっ!という荒れ具合…

しかし、ずっと赤布が出てくるので、だれか歩いているんでしょうか?

あんな蜘蛛の巣だらけの道を…

 で、一円玉から右へ行くとちゃんと中部エリアにつきました☆

ついたら、ぜひ登りたいな~というご機嫌な岩場が!

サイズ感が、下部エリアより長くてよかった☆

次回はカムをもって設置の練習でもいいかもなーと思ったような岩場でした。




















次回行きたい温泉: なかま温泉 https://onsen.unknownjapan.co.jp/article/2016/11/06/135


2018/09/04

プロテクションと身長

■プロテクションの間隔について

九州に来て、地方はプロテクション(中間支点、ランニングとも言う)が遠いから、うかつに5.9とは言え、近づいたらまずいなぁと理解したつもりでいたのですが、小川山も同じでした。

私のクライミング力が足りないんじゃなくて、単純に核心に入る前にプロテクションを掛けることができないから、怖いだけでした。それじゃ怖いのは普通。核心に入る前にプロテクションを取るのは当然のことだからです。

要するに、小さい人は同じフットホールドに立っても、プロテクションがプロテクションにならないのだから、同じ5.9でもムーブが必要になります。大きい人はムーブ要らない。

■ 何が楽しいか?で逆に推理する

そうじゃないラオスに行ったら楽しかった。

…ということは、どういう要素が考えられるか?ランナウト以外ありません。楽しい場所で登ればいいよ、って意味でしょう…

小さい人はクライミング上手な人が多いと誰かが言っていましたが、そうじゃなくて、5.9とか10とかを登るにも、上手じゃないと登れない、って意味でしょう。

リーチの問題は、背が高い人は小さく見積もりがちですが、確実にありますので、ランナウトしないという国際基準の課題づくりのほうが大事なことでしょう。

2018/09/01

小川山遠征での雨の日対策

毎年、2週間くらい小川山遠征すると仮定、問題は雨の日だ。

テント泊だと、廻り目平キャンプ場は1泊700円なので、15泊しても、10500円。でも、テントで雨に打たれながら、沈殿しているのは…結構つらそう…。

そういう時は、たいていの人は、甲府の岩盤浴かいせんに逃げ込むのだが、近くで良い場所を見つけた。

オフィシャルサイト http://www.takiminoyu.com/facility.html
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1120573-d10011309-Reviews-Minami_Aiki_Onsen_Takimi_No_Yu_Shokudo-Minamiaiki_mura_Minamisaku_gun_Nagano_Pr.html

Wifiが無料で使え、ごろ寝ができるスペースが豊富で、食堂もあり、自販機も完備。漫画や雑誌もずらりと揃っている地域の温泉。

八ヶ岳の温泉もだいぶ入ったが、滝見の湯にかなう第三のリビングの充実具合のところはなかったなぁ。しかも、佐久の花も置いていたし。近所で滝巡りもできる。

相木定食 

2018/08/29

後輩君の指導のこと

今回は、2日目は、雨でロープワークをこなしました。

■初日








1)後輩君のための初めてのマルチで、春の戻り雪4Pへ
良かった点。後輩君、セカンドの確保のセット自信なく、登る前に確認したこと。1P、3Pを後輩君。偶数を私。

ロープは、50mシングル2本。1本はセカンドがバックロープで引いていくことに。私自身はロープ、カムワンセット。

理由:1P目は、みじかくて、終了点がペツルで簡単だから。登攀力は、すでに十分な人なので、どのピッチも余裕で登れるはずだが、ショートしか知らないと、支点を作る経験値は足りていないのではないかと思われたため、安全を見越して、立って終了点を作れるから。2P目は立木終了点なので、初めての人は、応用力がない人だと、目が点になることがある(そういう人を見たことがある)。

良かったのは、後輩君、最後3P目、スリングを伸ばして屈曲を減らそうとしたものの、屈曲がきつすぎて3P目を切ったこと。こういう失敗?が役立つ経験と思う。失敗は、回収。私のスリングを回収してくれなかった~(涙)

私自身は、4P目クラックを伝って、カムをかませて満足。自分のピッチで、2P目、薄いフレークにカムをかませたが、ここのピッチで使う予定で持ってきたカムではなかったため、またフレークが浅かったため、気休め。落ちたら、マズいランナウトでした。炎天下で暑かったので、強点を行かず、弱点を行くことにして解決。ギアが重いと5.7でも大変。

2)トムと一緒とその隣 後輩君 自分はビレイのみ

3)ブラック&ホワイト 後輩君RPならず、TR
ブラックアンドホワイトはフリクションを信じる一歩が、岩の状態が前2日間悪かったので出せなかったが、今回出せた。リードは、もっと条件の良い日でないと厳しそう。

3)WIFI&避難小屋
夜間雨予報だったので、後輩君はシュラフがないため、テント泊辞めて、避難小屋へ。快適。Wifiを求めて、滝見の湯へ。後輩君に小川山エリア図を見せるため。小川山は研究しないと登るところがない。何を登りたいか、自分で研究してくれないと連れて行くにも連れて行きようがないんだよなぁ。

■2日目
1)雨上がりで岩はあきらめる。無料駐車場で、ロープワーク。ギア紹介から。
・登りたいルートにどんなロープが最適かの考案
・ロープクランプによる自己確保での登攀(ロープアップされないときなど)
・タイブロック
・ホーリング
・カラビナ懸垂
・ガイドモードでのセカンドの確保時のローワーダウン 
・1/3ライジングシステム
・プルージック系のノット
・ギア携帯の仕方 
・流動分散 固定分散(オーバーハンドノット、エイトノット、クローブヒッチ)
・SWAMPによる支点
・バックアップつきの懸垂下降 
・ビレイヤーの自己脱出

2)ストリームサイド、リバーバンク偵察
3)瑞牆 モツランドへ
岩場の紹介。次回へつなげてもらうため。

理解したこと
今回は、登攀力はすでに相当あり、ショートの経験値は、私より上のはずの後輩君とでしたが、フリーしか知らない状態の場合に欠ける知識が何なのか?が浮き彫りに。

・帰りは懸垂下降だと登りの半分の長さしか降りれないよ~ → 1本だと帰れない。これは、ショートだとローワーダウンしかしないためと思われる。
・ぬんちゃく 十分以上もっていない(と怖いと知らない)
・スリング類 必要となる支点タイプを想定して持ってきていない 

ショートだとギアが不足してもテンションしてもらって降りればいいのですが、マルチピッチだとギア不足していたから、おります、ってなかなかやりづらいです。

今回は、色々勉強してもらったように思いますが、ショートですでに高い登攀力を培ってきた若い人だけに、技術面の理解をぜひとも、と思った一件でした。

私は技術面は、初めてのマルチに行く前から、カラビナで懸垂して降りれるくらいだったので、そう守りは心配ない人でしたが、逆に攻めの技術の登攀力がないので、本人が怖くて大変、でした。

今はショートでも怖がっていますけど、ほんとにマルチで怖いのと、ショートで怖いのの混乱が、解消するのは、いつなのかなぁ。

しばらくはスポーツクライミングに特化して、登攀力を上げるのが、私の場合は得策かもしれません。

後輩君の場合は、知識面での守りの技術がマルチピッチに行くとしては核心なので、ほとんど障害があるとは言えない。

都岳連の岩場のレスキュー講習に出れば、一発で、解決です(笑)。

※ちなみに私が所属していた山岳会では、そういう知識伝達は一切なかったですよー (師匠から教わった)

2018/08/25

ジャーマンスープレックス 2回目

■ ジャーマンスープレックス

真夏の小川山なのにスラブ。

2度目のジャーマンスープレックスはリードで♪

登れなかったけれど、得るものが大きかった。

一回目
https://allnevery.blogspot.com/2016/07/blog-post_28.html