2024/12/19

【役立つ情報】ヒヤリハット登録サイト&「登山者向けの主体的な学びの場の創出」

FBより引用

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 《遭難分科会講演会のお知らせ》(再掲)

講演会が2日後になりましたので再掲します。

2024年12月21日(土曜日)13時より遭難分科会オンライン講演会を行います。

会員以外のかたにも公開しますので、興味のあるかたはご視聴ください。

講演 13~14時予定

嶌田 聡氏(日本アルパインガイド協会会長、日本山岳検定協会会長)

「登山者向けの主体的な学びの場の創出」

視聴をご希望のかたは、ポスターのQRコード、または以下にアクセスしてご視聴ください。

https://x.gd/WorRw

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■ヒヤリハット登録サイト


こういうのは、ロクスノには載っていないような気がするんだがな…

■ 岩場のヒヤリハット事例

ずいぶん前に小川山遠征にいった時、リードソロで墜落者がいたんだよなぁ…嫌な音だった…

事故を見ても、報告先がないんだよなぁ。 だから、事故は起こっていても、なかったことになってしまう。

ヒヤリハットを認知されなければ、ハインリヒの法則で、重大事故は起こり続ける。

【日記】だいぶ幸せ感戻ってきました☆ 陸軍墓地

■ 田舎からの敵意への恐怖

だいぶ、色々、何が問題なのかはっきりしてきました。

 対立の渦中に落ち、いわれのない敵意をもたれることへの恐怖

が、クライミングによる地域おこし、へ、一人で立ち向かえない、という理由です。

誰かと一緒に、いわば、仲間と一緒に立ち向かいたい。

理由は、

 田舎の人の、いわれのない敵意を向けられるのが嫌だから。

あからさまなぼったくり、とか、山梨時代もありました。住んでる人でも、です。

■ 男性からのいわれのない敵意

 男性の劣等感による、女性への攻撃、の実態も怖い。

特に英語が話せる女性に対しては、敵意むき出しだったりする。

劣等感にかられた男性は、どんなことでもやりますよね…

そして、田舎の男性には、こういうタイプは、とても多い…。

参考:https://youtu.be/waeQXdmqAw0?si=eL4uCwVvhyppZECK

■ 事実に基づかない敵意を田舎の人は幻想として持っている

山梨にいたころ、山梨県民の自意識が、「わが県はコメができないから貧乏」という…それ何百年前?という、時代錯誤した自意識であることに驚きました…。

石高が国力だった時代はとっくの昔に過去のもの。信玄さんの時代で認知…成功体験…が止まっていました…

現実は、山梨は地方都市として見れば大変有利で、日本第一の都市どころか、世界のトップ都市である、東京の隣に位置し、都市機能は東京に任せておけばよく、富士山という巨大な観光収入源以外にも、八ヶ岳、甲斐駒、南アルプス、三つ峠、ワインツーリズム、観光産業以外にも、シャトレーゼ、ぶどう、もも、チェリー、ワイン、サントリー、東京エレクトロンに、国母工業団地と、産業はいっぱいあるのですが、ないのは、分かち合い…。

実際、内需という意味では当然、地方都市は弱いので、地元商店は競争に負け、県庁と市役所だけが一人勝ちみたいな構造なんですよね…。

結局、民間の小規模事業者…一般の小売店など…は、お客の奪い合いが頭の念頭にあるのではないか?な感じでした…。

一方、山梨県は豊かな県だということに気が付いた人はそれを黙っている感じでした。バレるとみんな来ちゃうから…って感じかなぁ。

特に山をする人やクライマーにとっては山梨は登り三昧できます。

■ 実際はスローライフ可能

実際は、山梨の人のほうが、都会の大阪の人より、豊かなんではないかなぁ… のんびり生きている、という面では、確実に山梨県民の勝ちでした。田舎の人のほうが幸せそうです。

家族生活という意味でも、二世代同居は当然で、3世代も珍しくない。若い人の所得は低いですが、可処分所得は大きい、です。親と同居なので、お給料自体が低くても、使えるお金自体は多い。お給料全体がお小遣い、だからです。

山梨県民曰く「おんなが働かないといけない世界」ということでしたが、その前提は、女が働かないで生きていけるのが当然、という前提ですよね? その前提は、都会にはないです。なので、そのセリフに驚きました。

都会の女性は、”自立”、が、当然の ”権利” としてある感じでした。

たぶん、”働かないこと”が”権利”である、田舎とは、認知が全く逆でした。都会では失われてしまったサポートがまだあり、「女性が働くことが可能なくらい、サポートがまだある世界」だけど、働かないのが権利って感じでした…。

都会では核家族で、母親が近くにいない女性でお勤めを持っている人が一番大変です。子供がいたら不可能だよなぁ。

まぁ、要するに都会の女性の現実を知らないと思った。

山岳会の男性にも、この認知の違いで、子供がいないことをわがままだ、認定され、責められたことがありました…。

その方、子供が6人もいて、自分を被害者だと思っているようでしたが…普通6人子供を作る前に気が付くよなぁ…。そもそも、子だくさんは、全生物にとって繁栄の証ですから、子供が多くて大変って、認知が違うと思いました。

現代は、そんなに大勢の子供を持つことができないから、今、少子化なんであって…。

大体そういう方は妻を憎んでいるようで、自分の子供を産んでくれた女性に感謝するというよりは、なんでポロポロ子供産むんだよ!みたいなノリでした。それはあなたが産ませたからでしょう…

都会の女性からすると、男性と同等に働いても、給与は半分で、家の中では女性が回すというのが、都会の女性が直面する現実だけどなぁ…。

実際、九州で、クライミングや山で、私の身に起こっていたことを顧みても、やはり、女性は、男性の7割の体力しかないのに、同じペースで歩くのが当然で、同じ重さの荷を担ぎ、九州では、なんと、さらにリード負担もあり、その上ビレイはダラリンで、その上さらに、運転負担も半分という… なんか、女性蔑視&女性を狙った不平等条約のような気がしたよなぁ…。 

まぁ、済んだことはさておいて。

…というので、九州では、世間の事情に、大変、驚いたのでした。

生活実感としては、山梨県は大変豊かで、ワークライフバランスは都会より良く、24時間働けますか?は、要求されていない。

クライマーではなくても、引っ越していく価値があると思いました。

全国的に、田舎のほうが、日本社会は暮らしやすく、田舎の良いところは都会にある競争がない、ということだと思います。

田舎にいる若者は、二度と都会に出て行きたくないと言っています(笑)。

■ 田舎の人はぼっていい対象(仲間じゃない人)を探している

ただ、田舎の中でも、よく選ばないと、都会から移住してきている=仲間じゃないから、ぼっていい奴という公式が田舎の人の側の頭に出来上がっていることが多い。

田舎ではない福岡くらいでも同じでした。とにかくどこへ行っても新参者というのは、ぼられる。これは、アメリカ社会とは真逆の現象です。アメリカは新参者に親切。

今日は、大阪で、ズボンを縫って、ランチを食べました。

ランチ 800円。 空堀商店街の住民の友達のおかげで、予約なしで入れない店なのに、入れてもらえた。


手作りズボン教室 1200円。

ズボンを縫う布は、1m1800円。2m購入。

アフリカ布のバラカさんで購入しました。

ぼられていない(笑)。

夏になったらワンピースを縫おう。

■ ぜんぜん幸せになれなかった福岡

今は大阪に一時帰国中ですが、幸せが戻ってきた…。

大阪で仲間に便宜を図ってもらえている感に反し、福岡では、

・誰も私の幸福について考えてくれていない感じ

・たぶん、ぼられそうになっている感じ

がしました…

なんか、奪われる一方のような…。それは、私の幻想か?と思って、いろいろ異なることを試してみたけど…。

アシュタンガヨガ、自然農、自伐型林業、竹細工、絵画教室、テニス、水泳… なかなか心を注ぐ対象が見つけられなかったです。

たぶん、なんか競争っぽいんですよねぇ…九州って。必要ないところで、競争。

特にスポーツ業界ではぼられた。テニスでも、ぼられたしなぁ…。テニスの件にしても、クライミングの件にしても、男性の劣等感、が根底にあるのは確実にそうだと思った。

助けてくれたのは女性たちで、水泳の先生は素晴らしい先生でした。

■ 指導者として素晴らしい人がいないのかも?

あの手この手で、水恐怖症の大人に対する指導ドリルを考えてくれ、指導者としてのランクは超一流でした。最初から泳げる人を指導するのは楽で、水恐怖症の人を指導するのは大変です。

クライミング界は、最初からクライミングが楽しくて何も教えないで登れる人を指導するばかりで、登れない人を指導できる上級クラスの指導者がいない。

しかも、男尊女卑>指導者としての実力、なので、そういう素晴らしい指導者である女性の先生が、何も教えていない、他の男性指導者よりも虐げられているのが九州でした。

これは、濃度の問題で、多かれ少なかれ、日本国の特徴です。そこに目を付けたのが外資で、都会では大体有能な女性は、外資に引っ張りだこになります。日本社会では芽が出せないからです。日本社会では、能力主義は定着していないです。

そんなこんな、競争的で、悪意に満ちた環境の九州の家父長制&男尊女卑社会から、大阪に戻ってきたら、幸せ感が戻ってきました。

福岡では、図書館の近くにあるというメリットあるので、なかなか福岡を出るに出れないでいる理由でしたが、図書館&山という生活は、甲府に適応したライフスタイルでした。

もともと、大阪では、バレエ生活していましたが、20年ぶりに大阪に戻り、バレエ生活ではなく、スケート生活かもしれないと思い始めました。

福岡では、自然農もしてみました。自然農は、自分の菜園を持っていないと、継続は難しいです。

■ ウィンタースポーツ

昨日は、久しぶりに何の予定もない日で、近くの真田山アイススケートリンクに、アイススケートに行きましたが、なんか、誰もおらず、定年後と思しきおじさんと私だけ。これで採算とれるのかしら?な施設でした。

ウィンタースポーツが好きだということに確信。冷たい空気の中、運動するのが好きなんです…。暑いの苦手。もう、純粋に、好き嫌いというか、体質の問題なのでしょう。

そういう意味でも九州にいるとつらいのです。だから、雪の山が大好きだし、アイスクライミングが好きだったのです。寒い国に移住したいくらいです。

私は脂肪の断熱材が厚いので、寒さが気にならないのかも(笑)?

久しぶりに自分が満たされたので、なんだか、だいぶ心も軽く、将来の見通し?も明るく感じられました。

スケートは前から好きでした。高校生のころ、阿蘇まで滑りに行ったくらいでした。

そして、最近は、良い絵の先生も見つけたので…その面でもラッキー。

初作品。どうです?うまく描けました。デッサンから早く抜け出たい…創造力を開花させたい。

2025年は、スケート、絵画教室、ですね~。

■ 2025テーマは、脱・戦後

真田山には、第四連隊の墓地があり、騎馬隊もいたみたいでした。大阪の靖国、でした。

戦後レジームの夢から醒め、既得権に群がることで生き永らえてきた、という生き方ではなく、日本の独立、国としての自立を終に得ることができそうな気がする2025年。

日本国民は団結して頑張っていきましょう☆

       岩場で特攻隊気どりしていたら、英霊に失礼だよなぁ…

2024/12/18

【日本のグレード混乱問題】アレックス君はコンサルタントですか?みたいな会話でした

 ■ アクセス問題解決のための専門団体がない

JFAにまかせっこっきりで、ババ引きのババを引いたような状態になっているJFA…超気の毒。


アレックスオノルド君を招待した、世界的クライマーの平山ユージさんが、アレックス君と話をしている動画、アレックス君の回答が、冷静かつ適切で、

 そうだよなぁ、誰だって、そう思うよなぁ…

って内容です。それこそ、まさにコンサルタントだとかカウンセラーだとかがやることです。

 まっとうな指摘

ミスターFixって言葉がありますが、問題解決屋って意味ですが、日本では、コンサルタントは問題を解決する人ってことになっていますが、現実的には問題を解決できる人は、いません。コンサルタントは当事者じゃないですから。カウンセラーも当事者じゃない。

だから、なんとかしてー!と泣きつかれても… こうすれば、こうなるっていうアドバイスはできるけど、それ以外はできません。

日本のクライミング界に必要なのは、まさにこれ…

 現実を見つめて、受け入れること、きちんと問題を直視すること…

です。

現実問題、日本の岩場のグレーディングって、なんかヘンテコなことになっています…。

■ スポーツ、スポート、石灰岩、花崗岩、アルパイン、ぜんぶデシマルで統一しようとするから無理が出るのでは?

インドアの人工壁もデシマル、

アウトドアのボルトのスポートルートもデシマル

トラッドもデシマル

アルパインのピッチグレードもデシマル…

これだから、変なことになるのでは?

日本独自グレードの、ボルダーの段級システムは、段クライマーと級クライマーのグループ分けを作る結果になったけど、実際はVグレードは一続き…

段級も、議論の多いところですが、それで事故の火種になるか?というと別にならないので、優先度としては低くていいのでしょう。

それより、一般的にジムでスタートする現代のクライマーが、アウトドアのクライミングにデビューした途端に、事故る羽目になる、という現状は、早急に変えないと、クライミング界自体の首を絞めることになる。

■ そもそも、クライミング教育自体がしょぼい問題

そもそも、日本ではクライミング教育がしょぼいというのが諸悪の根源です。

次にグレードが大混乱しており、グレードを参考にして初心者が安全に外岩に取りつくことができない

その上、それが改善される見込みは、ほとんどない

ここまでが、根本的な問題。

ここから先は、これからは派生した問題で

これらの根本的な問題が、問題解決を放棄された結果、

海外岩場に登りに行くしか、初心者が、トップロープを排除して、グレードを上げて行ける作戦がない

っていうのが派生した事柄。

そのために、海外クライミングに行く人に嫉妬の嵐が起きる。っていう現象がさらに派生する。

結局、岩そのものの問題というよりは、

 人間の側が作り出した問題

である。

■ ジム上がりのクライマーの終着点はどこなのだろうか?

だぶついたジム上がりクライマー人口は、どう今後、昇華されていくのだろうか…?

ただ5段登れます~ ってだけで、岩場の周りをうろついているだけで終わるのだろうか?

外岩に気楽に登りに行ける立場の人は、嫉妬の大攻撃にさらされているような気がするんだが…

話がそれたが、クライミング界の問題点は、クライミング界で解決してもらいたいのですが、私はユージさんとほぼほぼ同じ意見です。

作戦的にも少し外国人を入れると、内部でアルパインの人とフリークライミングの人がいがみ合っている状況から、目が覚めて、

 え?!こんなことでいがみ合っている場合じゃない!

 未来を見て対策しよう!

となると思います。

【日本のグレード混乱問題】アレックス君も日本のグレード変だと言ってた(汗)

■ Alex Honnold Japan Rock Trip

たぶん、ユージさんが頑張ってこういう動画を作っても、肝心の年配のオールドクライマーの誰も、見ない…見る能力がIT弱者過ぎて、能力自体がない、ってのが、問題な気がしないでもないが…

なんせ、佐久の師匠の家にも、電波自体が来ていなかったからなぁ…
日之影とか、佐久とは比べ物にならない、ドが着く田舎だったからなぁ…

だって福岡ですら、私の自然農の友達たちのIT弱者具合は… 私が大学生のころより遅れています。18歳からtelnetコマンドでEメール使っていますが、それと比べると、30年遅れ。
スマホですらメールできないです。

引退したクライマーが岩場と家の往復しかしない中、社会情勢を見ているか?Noでしょう。ロクスノを買うか?Noでしょう… たぶん、買わずに済ますためにロクスノに記事を書くんじゃないのかなぁ…

だからカットアンカーが使われなくなったことに40年気が付かないで済んでしまうわけなので…。

■ アレックス君も日本のグレーディングが変だと言ってるよ!

世界のアレックスが言っても、

 這っても黒豆

と同じことで、

 ここは日本だ、俺が神だ、俺がルールだってのが日本人クライマーの問題

としてありますよね…。

日本のグレードが大混乱しており、それが、初心者クライマーの事故につながっていることは、事実です。

私が九州に引っ越して7年で、当時から九州の支点はおかしいとか、日向神の5.9はヨセミテ上がりのアメリカ人軍人でも登れないよとか、指摘していますが、聞く耳を持たないクライミング界…

もうずいぶん前に、アレックス君が、世界のユージと、

 この状況は困ったねぇ…

と合意していたのでした…。私が、佐世保のアメリカ人を日向神で登らせなくても、ユージさんが同じことをしていたんでした…。(私を馬鹿にしたい勢力のために念を押しておきますが、私はオンサイトですから!同じ課題)

これは、日本クライミング界が、這っても黒豆 に陥っていることを指摘するため、行われたことです。

アレックス君は友情出演… 僕も変だと思うよ、ということです。

■ユージさんの作戦

外国人が日本に登りに来る
 
 ↓

アンビリーバボー!なにこれ!グレード変!

 ↓

やっぱりそうよね!と日本側が夢から醒める

 ↓

適正グレードが与えられる

 ↓

日本の岩場が正常化し、事故が減る

 ↓

日本のクライミングが栄える

です。

花崗岩のランナウトクライミングスタイルを石灰岩に持ち込んでいるってのが、もう…な感じですね。

大長征ルートって、一ピン目見えないほど遠かったですけど… あれ、インスボンなら、そもそもアプローチだろうと思いました。 同じ考えを日向神に適用しているのが、間違いの元なんでしょう。

アレックス君も、スペインとかギリシャが楽しく登れたそうです。エルキャップフリーソロするような人でもそうなのです。

俺の栄光にしがみついているおじいさんクライマーも、ラオス、行ってみたら、若者が言っていることが分かるのでは…?

クライミング界、最弱者の私が楽しめたくらいなので、誰でも楽しめますよ?

2024/12/17

【エイドクライミングの実際】初めて見ました A3 

■ 日本のエイドとアメリカのエイド

どう違うのか分からない…


しかし、A3だと言っています。とっても、細いクラック…というよりリス?

でも、こうして具体的に見る映像があると、現場で教える前に予習で見ればいいのではないですかね?

2024/12/16

【ビレイ】コンペのビレイと外岩のビレイは全く違う

 

コンペビレイと、外岩ビレイは全く違うというだけでなく、


コンペのビレイを外岩でしたら危険


です。

ビレイ講習会に誘ったら、

 オリンピックで習ってきたから

というので、ビレイを教わる必要はないという返事をもらったことがあったんだが…

その返事を聞いて…えー分かっていなーい!と思って青くなったワタクシ…

なんで、みんなが分からないのか?謎。

外岩のビレイはホントに悩ましい問題で、新人さんはもちろんビレイは信頼できないし、かといってベテランは、新人より言うこと聞かない分たちが悪いくらいなレベル感でだらりんで…座ってビレイする人もいるくらいで、

かといって、人工壁なしでは、ビレイの練習はできない…という悩ましい問題なのです。

結論、一人で登ります~になる人もいる。

あの小川山でリードソロをしていて墜落したおじさんは、大丈夫だったんだろうか…

事故を起こしても、普通のクライマーなら報告しないよなぁ…

だから、実際に報告されているより、実態の事故数は多いはずだ。

【グロービス】クライミングはインパクト投資の対象にはならない

■ グロービスの山中さんにクライミングによる地域おこしのアイディアを聞いてもらった

その感想。うーむ。

やっとダメクライマー集団に対して、赤ん坊の私を殺しかけた父親の投影による、怒りを感じずに、冷静にビジネスだけの話ができるようになってきたかもしれないが…、やっぱり、正常な脳みその山中講師が一緒に考えてくれたとしても…

 地域おこし協力隊

の仕組みを使うしかない…とやっぱり、山中講師すら、考えたようだ。

 だよなぁ…。

これは、今参加しているプチMBAコースでも同じで、キャリコンで、私の起業の計画を話したときに、切れっ切れっの頭脳を持っているMBA取得者の女性講師が、全く私の思考回路と同じ結論に達したので…

つまり、行き詰まり感…って意味だが…

それで、ショックを感じたのだった…。実は。かなり堪えた。

どうやっても、これで、マネタイズして成り立つとは思えないのが、

 クライミング × 地域おこし 

なんですよね。だから、地域おこし協力隊の制度利用しか、収入のめどが立たない。

私が他の人に薦めるとしても、そう思うだろう… 

■ よそ者イジメで有名な山梨県

しかし、地域おこし協力隊制度を使うことに抵抗感を覚える。なぜだろうか?

そもそも、北杜市とよそ者、が上手く行っていない事例が多数だから? 

山中講師は事業の成功イメージとして、原村の事例を挙げてくれたが、実は原村も、現場では、軋轢の種で、地元では、よそ者が来て、地域を利用して、そして収益を上げて、地元の人には何も見返りがないようにすら、見えているかもしれない…って事例なんですよね。

移住者はゴミすら捨てれない…。

移住者への風当たりが強いのは、以上にプライドが高くなっている田舎あるあるで、都会の人が思うより、田舎の人たちの、都会コンプレックスの根は深い。

着ている洋服だけでも、そのコンプレックスを刺激するし、例えば、私がバイトしていた川上村のバイト先では、ユニクロなどで身を守る必要があった… 羨ましがられると衣類ですら盗難にあう。

都会の移住者が安全のためとかで、車の良いの…Rav4の新車とか…乗ってしまうと、むしろ悪目立ちしてしまうだろう…と買う前から分かる感じというか…一番いいのは、軽トラです。どこに停めても怪しまれない(笑)。

どこの誰のものか分からない県外ナンバーの車が一晩泊まっているだけで、その集落で一瞬で噂になり、集落の全員が警戒モードに入る…っていうのが田舎の現実なんですよね。

このような、

  我々とよそ者、という二項対立を外すにはどうしたらいいのだろうか?

■ 恐怖

そして、そのよそ者排他の感情と対峙するのが、私は怖い。

というのは、すでに痛い目に合った経験が豊富だからだ。

すでに山梨時代に、”よそ者”としてぼられた経験いっぱいあるからかなぁ… 

アウトドアアドベンチャーツーリズムは75兆円市場なんだがな。

地元に生まれた人が、クライミングによるアウトドアアドベンチャーツーリズム開発の可能性に気が付いて、地元に生まれた人が、自分の地域を起こせれば、一番いいんだけど…。

そうなっていないのが、問題と言えば問題なのか…

とはいえ、山梨には有能な若者が一杯いるはずなんだけど。

…ということで、結局、苦悩は深くなったのだった…。

私の自己犠牲感は、地域おこし協力隊に私が就任したら、深くなるだろう…。なんせ、私はグローバルな人で、田舎の封建主義とは、まっこう価値観正反対です…家父長制って、もう、かけらも価値を感じらない… 九州に来て、その傾向はさらに強まりました。

そりゃそうだ… ビレイすらできない体たらくを見せつけられたら…誰だってそうなるだろう。

美しい山に登れるというご褒美もなく、どこまで頑張っても出口がない…と感じている


【現実を受け入れ始めたクライミング界】新しい時代に適応しましょう

 ■ オピニオンリーダーが現実を受け入れ始めた?

古い山ヤやクライマーの抵抗感は、私も分かりますよ? 私だって、そんなことまで教わっていないでも分かったぞ?とか思いますよ…最近の若者の無知具合には…。

レベル低下。

一言でいえば、そうなりますが…。

しかし、レベル低下した相手を責めても、そこから現実は動かないのだし…。

結局、新しい現実に適応していくしかない、と思います。

ーーーーーー東秀機さんの投稿 FBより引用ーーーーーーーーー

ジムグレードと岩場グレードの乖離について

いまロクスノの岩場のルートに対してグレードの指標となるため、「テストピース」となるべきルートとそのグレードを選定しようという企画が進んでいるようです。これは素晴らしい着想だと思いますし、大いに奨励すべきだと思います。指標となるルートがあれば、新しいルートを作ってもそのテストピースのルートと対照して、正しいグレードを当てはめられると思います。

ところでクライミングルートのグレードに関してですが、岩場グレードとジムでのグレードとの乖離が大きくなっているのが現状です。全体的にはリードルートは甘く、ボルダールートは難しめのグレードになっています。これに対して「領分が違うから気にしなくてもいいのではないか」という考えもあるかもしれません。

ただしジムで5.11を登るクライマーが岩場でもそのグレードを登れると過信すると危険です。例えば現在のジムでの5.10bはウォーミングアップ的なルートになりますが、小川山では「ブラック&ホワイト」がそれに相当します。このルートはジムで5.12を登るクライマーでも容易に落とせないルートといわれています。

この乖離のため、岩場初心者が安易に取りつくとグラウンドホールする危険性もあります。またジムで5.11c(岩場では10d程度)を登るクライマーが、岩場で同じグレードでのランナウトしたルートに取りつくとケガをするおそれがあります。

岩場で事故を起こしても小川山や備中のように市民権を得ているエリアなら存続できる可能性があります。ただし徳島の慈眼寺では一回の死亡事故で岩場は立入禁止となり、奈良の柏木では長い期間登攀禁止(今は関係者の献身的な注力で復活)となったように事故は絶対に回避すべき要素です。

現状ではほとんどの方がジムでクライミングを始めています。このためジムと岩場のグレードの乖離に対しても、新しいエリアでのグレーディングはジムグレードに引っ張られる傾向が考えられます。

以下は最近私が開拓したエリアの例です。

・ここ10年以内にルート開拓した岩場は市街地からほど近く、オープンにすれば多くのクライマーが訪れることが予想されました。

・この岩場は地形的にやさしめのルートが多く、初心者から中級者を対象にしたエリアになります。

・岩場は半世紀以上前には多くのクライマーに利用されていましたが、その後、訪れるクライマーがいなくなっていました。岩はハーケンやリングボルトがたくさん残っている「人工登攀の時代の岩場」でした。そのため再整備したような状況です。

・昔は地権者からも認められていたようですが、現在では地権者の代替わりや未登記、またはダム計画(途中で中止)の用地買収のため、再度許可を頂くのは困難な状況です。(ただし再開拓して10年くらい過ぎても特にトラブルはありません)

・それでもそのエリアでケガや死亡事故が続くと登攀禁止になる可能性があります。

私は岩場グレードを引き継いでグレード設定をしたのですが、家内は「ジムのグレードに対して辛すぎる」と言いました。そのため近年のクライマーはジムでクライミングを始めることを鑑み、最近開拓した登攀許可が曖昧なエリア、もしくはレスキュー困難なエリアではジムグレードに迎合した難易度をつける傾向にならざるを得なくなっています。またケガを避けるため、ボルト間隔を短くしています。さらに終了点での「結び替え」をしなくてもいいように「カラビナ製終了点製品」を設置しています。これは高額なため悩みますが、結び替えミスは死亡事故に直結しますので、金額には代えがたいものとして提供しています。

このリードルートのグレードが甘い傾向は5.11台以下のルートが顕著で、5.12後半からは岩場グレードに近くなっています。しかし初心者レベル程、経験数が少なく、岩場でのケガにつながるのであれば良い風潮とはいえません。

リードジムのルートが岩場に対してグレードが甘めであることは、ジム側にとっては「お客さんが喜んでくれる=増客・増収」という図式があるかもしれません。ただしそれは岩場でクライマーを危険にさらす要素に結び付くことも考えられます。

またクライマーも現状では「ジムグレードと岩場グレードは違ったものである」ということをよく理解して、慎重・自重を規する必要があると思います。

ーーーーーーーーーーーーーー 太字当方

■  ジムグレードを辛くしたらどうでしょう…

思ったこと。

ジムグレードが易しすぎるのでは???

今、私は大阪で、二つ三つ、ジムに行ってみたのですが、外岩派のジムではグレード辛いです。ヒグラシさんでは、7級でムーブ必要。

別のジムでは、6級でやっとムーブ出て来るかなぁ。まぁ私は怪我のリハビリなので、易しいのがいっぱいあるほうが好都合なのですが。

ニシキタウォールでは、一瞬で張りましたが、それくらい張り合いがないと…みたいな感じも一方でありました。岩場では、ニシキタくらい攻めている感じです。

ラオスでは、エンジョイクライミングなので別に攻めていませんでしたし、それが良くて成長したんですが…。

確かにジムのほうが、グレードに対する調整は楽なので、ジムグレードを一斉に難しくしたらいいのではないですかね?

7級にもっと幅を持たせるとか…。私の感覚では、7級で5.8ですが。その辺は私はクライミング経験値が浅いので当てになりません。

■ 知識を授かるポイント(機会)はどこ?

しかし、岩場のグレードとジムのグレードが異なる、という知識は、今の新人クライマーは、どこで授かるのでしょう?

そのポイント自体が存在しない… 

山岳会にも行かないし、ロクスノも読まないし…本を読まないでしょう、最近の人は。

というのが問題のそもそもの始まりなのでは?

クライミング、

という一言で何もかもを片付けてしまうので、今の人はクライミングと言ったら、

 「あ、あのカラフルなやつを登るのね!」

10人中9人が返事します。それって人工壁でしょうし、それってクライミングの一形態に過ぎないボルダリングって奴。

全然言っている内容が、いわゆる外を登るロッククライミングを指していません。

ので、クライマーに対するイメージも異なり、私のほうが高度な山を登っているんですけど…3級しか登れないのに2段をノーマットみたいな初心者クライマーが下に見てきます…。

結局、グレードがあると、それで一直線に序列ができると思っているのが、人間の先入観なのです。

同じことで、ボルダリングという言葉を使わずにクライミングという一言でまとめてしまうから、人は同じものだと先入観で思ってしまいます。

用語の混乱とか、グレードの混乱とか、業界全体で取り組まないと、改善されない。

登山で、山に登りましたっていうのだって、I climbed a mountainで、登る、って言いますけど、登山で出てくる”登る”、は、クライミングで言う”登る”、には入っていませんから!!!

普通の2時間の歩くだけ遊歩道のハイキングの山しか登れない、おばちゃん登山者に対抗意識、燃やされたりして、びっくりします。

ロープが出る山、っていうのは、みんな、やっていないのに、同じ動詞の、

 登る

を使うんですよ。クライミングの山と歩くだけのスキルで完結できる山は、全く別の”登る”です。

そこの誤解を登山界も、クライミング界も解かずに、誤解に便乗して、

 すごいですねー

って言われて気分良く過ごして40年たっているんでは?

2024/12/15

【クライミング心理学】カープマントライアングルに陥っていますね…

■ 山岳会衰退の理由=山岳会が陥っていた仕組み

こちらのカープマントライアングルの解説の引用より、

用語の置き換えにて、ケースを検討しています。

https://www.balancedgrowth.co.jp/column/dramatriangle.php

ドラマを演じている状況は慣れ親しんだ場所。1次プロセスです。ここは居心地の良い場所です。

ドラマを演じている場所 → 山岳会

迫害者(=山岳会・先輩)はパワーを駆使して犠牲者(新人・後輩・未組織登山者)を下に落とし込むことで、自分の存在意義を確認でき、自尊心を満たします。

救済者(=山岳会・先輩・あるいは登山ガイド、クライミングガイド)は正義の味方として振る舞う自分にOKを出すことができます。

犠牲者(=山岳会・新人・後輩)は、救済者(=山岳会・先輩・あるいは登山ガイド、クライミングガイド)から気づかってもらえますし、ダメ人間を演じつづければ本質的な努力をしないで済むメリットがあります。

そして、3つの役割全てに言えることは、

   オープンな本当のコミュニケーションを避けることができます。

本当の自分を勇気をもって見つめ、それに従って他者との意思疎通を行うのは、大変なエネルギーを必要とします。

一方で、ドラマトライアングルのどれかの役割を演じるのは、とても楽なことです。

これらの沢山のメリット、すなわち:

・慣れている

・相手に能力がないことで自分の能力が相対的に高く見え、自尊心を満たせる

・正義の味方になれる

・本当の努力をしないで済む

・本当のコミュニケーションを避ける

・エネルギーが節約できる

を手放すことがエッジとなり、多くの場合はドラマを継続してしまう(1次プロセスに留まりつづける)ことになります。

一方で、ドラマを演じ続けてはいけないことは、多くの人たちが薄々は気が付いています。そこから現れ出ようとしている2次プロセスとは何でしょうか。

今までは、逃げていた(避けていた)「本当の自分に向きあうこと」が始まります。

■ ここまで読んで、登山界、クライミング界の課題は何か?

・本当の自分に向き合うこと

=山岳会自体のレベル低下

=アルパインルートの荒廃

=クライミング教育の不在

=しょうもない事故の多発

=トンデモボルトなどのその他、不祥事

■ 王様は裸だ!

という役目がワタクシに…(涙)

ああ、大変でした…。

日本人は勤勉ですから、取り組みさえスタートすれば、あっという間に治りそうですけど!

■ 解消法 エンプティチェア療法

相手の立場に立ってみるという心理療法です。

各自に「なぜそのロールをとっているのか?」について考え、気づいてもらう

ここでは、自分以外のロールをとってワークしてみることが有効です。「被害者の椅子」「迫害者の机」といった具合に、3つの異なる場所を明確に定め、その間を当人たちに動いてもらうことが必須です。以下のような気づきが起きるでしょう。

 <今まで新人・未組織登山者・後輩だった人>

山岳会の先輩(クライミング上位組織)のロールをとると:楽でパワフルだ。事故は、全部新人のせい(=自己責任)にすればよいのだ。

(先輩、登山ガイド・クライミングガイド)ロールをとると:楽だ。良い人になって心地よい

 <今まで山岳会や先輩だった人>

新人・未組織登山者・後輩 ロールをとると:こんなに窮屈なのか。想像もしてなかった。頭が真っ白だ。

先輩・クライミングガイドなどのロールをとると:山岳会・先輩の人は怖い。この役割は安全だ。心地よい

 <今まで先輩・クライミングガイド、登山ガイドだった人>

新人・後輩・未組織登山者ロールをとると:予想していたけど、それ以上につらい。

山岳会・先輩、上位山岳団体ロールをとると:パワフルだけど、うしろめたい。

… 今まで放置プレイだったので、権力がある人が後ろめたいのは、正当な感じ方のような気がしますけどね。

こんな日本に誰がした?若い人のせいじゃないよ?みたいな…



【冬山入門】正月の天狗岳でスタートしましょう

 ■ 装備に不備があると、凍傷になります

当方が、冬山(雪山)デビュー時に通った山です。一年で3回、4回と同じ山に通う、というのが、冬季登攀デビューにおすすめの手法です。

未知の要素が多すぎると、アップアップになりますので、同じ山に通えば、雪質の違い、天候によって変えるべき行動の差…など、経験値を貯めることができます。

八ヶ岳独得、八ヶ岳固有のリスク、を知る、ということが経験値の中身です。

山小屋で歓談することで、他の登山者から、教えてもらったり、自分で経験することで、よく知ることができます。


ここがスタートで

装備に不備があると一発で凍傷の可能性があります。ので、事前に山道具屋さんで、相談して、最初は

ビビり過ぎ

位で行ってもOKです。徐々に過剰装備が外れて行きます。

逆に、良くないのは、過小装備です。6本爪アイゼンで行けるよ、などと言いがちですが、どうせステップアップしたら買いなおしになります。きちんとしたアイゼンを求めましょう。

靴も同じで、シングルのブーツでも行けますが、富士山へ行く軽登山靴ではさすがに無理です。

■ こうなった…第一ラウンド終了

           これがゴールでした(笑)第一ラウンド

北八ヶ岳で雪の山に憧れて、独学でスタートした私の山は、神津牧場のアイスリードで、終了しました。

八ヶ岳のアイスクライミングのルートも、いくつか行きましたが、そのうちのいくつかは、この天狗岳に、初心者さん、お上りさんで、登っていた時代に、他の宿泊者から教えてもらったルートです。

それらへ行く中で、工夫して独学し、これ以上高度な山に行くには、独学では無理だ、と自覚して、山岳総合センターや都岳連の講習会に参加し、山岳会に所属しました。

その自覚自体が起きるためには?

自分の足で、ステップアップして行かないとだめなのです。

なんせ行きたいのは自分なんですから… ほかの人が連れて行ってくれるから行く、という山をやっていたら、凍傷で指がもげたら、その人のせいってことになりますが、こんな簡単な天狗岳程度でも、凍傷で下山する人も、います。

その自覚を一つ一つ作っていく、自分にとってのリスクに一つ一つ対処していく、それが、山における自信を作っていく源、です。

ロッククライミングも同じです。

自己顕示欲の山より、自分の足で作る山。楽しいですよ。本当の意味での自信もつきますし。

【クライミング界の現状】初心者とリーダー 期待するレベルが解離しすぎているんですよ

■ 歪んだ世界…

フェイスブックでは、過去の投稿を回覧でき、自分の成長を感じることができる。

今日は、二つの印象的な記事があった。一つは、九州の指導者となっている人の投稿。その人、個人の歪んだクライミング観が、九州のクライミング界に反映されているんではないかなぁ…

もう一つは、私がずいぶん昔に指導した人で、指導したというより初心者として本格的な山に導入してあげた、というほうが正しいが…その人のお礼が来た、という記事。

要するに、現代のアルパイン入門者というのは、非常に

 無知で丸腰のまま

山だったり、クライミングに来るんですよ。昔の山岳会や、高校山岳部、大学山岳部のような仕組みはなく、ジムでは、ジムクライミングしか分からない訳なので、勉強熱心な人であっても、

 ボルダラー → マットお金がなくて買えない

 沢ヤ → 沢靴も持っていない

そんなレベルで、岩場や沢に来る、その現実を、

 指導しない方針なんです 

とか、

 クライマーならそれくらい自分で考えてこい

とか、

 自己責任

で片付けるには、100人いれば、99人が、丸腰&無知 でクライミングに来る時代なんですよ。

リスク管理についても、学ぼうという意識以前に、

   学ばないといけないことだ、という認知自体が発生していない。

発生しない理由は、ナルシストやボーダーの人は感情で考えて、論理で考えないからです。






6年前の当方の投稿…

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昔教えた人からお礼が来た
もう4年ほど前かなぁ…マルチを教えて、一度だけ沢に連れて行った人から、”今もちゃんと登れています”という連絡があって、良いことしたなぁとうれしくなった。
彼女は会に私の記事を見てきてくれた人だったのだけど、その会に入れ違いで私は退会したのだった(笑)。最初にマルチを教えて自己脱出や宙づり登り返しも教えて、冬の靴も彼女にあげた…

自分が入門者だったころと比べて驚くほど無知で、連れて行くのは時期尚早で連れて行くにも行けず、だったのだが、沢の師匠を紹介した…Wさんなら、彼女をグループに混ぜてメンバーで連れて行き、徐々にステップアップさせることができるだろうということが分かっていたから。Wさんはじりじりとグレードを上げる派、で、私もご一緒した沢は1級ばかり。でも冒険要素がないわけではなく、荒川谷では初リードして楽しかった。おまけにブラックアウトして、ヒヤリハット。

新人さん…レベルという言葉が上下を感じさせるので嫌いだが、知識や体力、技術的に、誰でも段階にそって成長するものだが、その”段階”という意味のレベルに合わせて、指導するのは、まだアルパインクライミングの全体像が見えていない私には難しい…。

確保器を持っていない人に確保や懸垂下降を教えるのは、今回の事件で、時期尚早だと分かったが、彼女はギアは十分持っていた人だった。

けど、ずっとガイド登山だったみたいで、ローワーダウンされたことを懸垂下降したのだと思っていたり、トップロープで登っていたのを○○が登れたと申告して来たり、丹沢の〇〇沢に行ったというので、沢靴くらいは持っていて、入渓点くらいは分かる人なのかと思ったら違って、沢靴すら持っておらず、一人では指定した場所に来ることすら、できなかった…ので、あとで、それはガイドさんについていっただけと分かったりした。

なので、当然だが、2万5千の地形図は存在自体を知らず地図を見る習慣自体がなかったみたいだったので、少々騙された気分になった。

けれど、そういう”段階”もあるよな~とは理性で思う。

彼女にマルチや読図のことを教えたり、沢に連れて行ったりしたときに、結構、”わたしはこんなことまでは、してもらっていないよ~、できてて当然のことだよ~”という嫉妬心にも似た気持ちを乗り越えた…公正・中立であろうと思って…
ので、その気持ちが報われたようでうれしい便りだった。

これが山の一番のご褒美だと思う。

誰かの人生に”山”をもたらすこと…

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太字と赤字は今作ったのですが、

 この赤字のところですよ、指導的レベルにあるクライマーが乗り越えないといけないのは。

俺はそんなことを教わっていない

って言ったってらちが明かないんですよ。

しかも、教えるのがガイドの仕事、ジムの仕事、なんだし。 

これくらい分かって当然だと、相手の自己責任のせいにして、便乗していませんか?それって、怠惰を自己正当化しているって意味。

目の前の現実が

 ・お金ないからノーマット

 ・ローワーダウンされただけなのに懸垂下降を自分でしたと誤解

 ・入渓口まですらたどり着けない

 ・地図も知らない

みたいなレベルなんですから。それに合わせて指導するのが指導力。現実を見ましょう。

そういう人たちをどうやって、安全に引き上げるか?って話なんですよ。欠けている議論は。

だから、クライマーがうんこ紙に火をつけて山火事になる。ちゃんとした山ヤなら、うんこの処理法くらい知っていて当然だろ!って普通思いますよね?

でも、ジムで始めたボルダラーが教わっていない、テント泊もできない、ラクの通り道も知らないのは、事実ですから…

なぜ、あなたが指導的レベルに立てているか?というと、登れるから(アクティブな理由う)というだけではなく、死ななかったから(パッシブな理由)、ですが、死なないというパッシブな理由は、誰からも教わらず自分で出来たのが、昔の人。

今の人は、全部言語化されないと分からないんですよ。

俺はそんなこと教わらなかったぞ、自分で自立してやってきたぞ、という悔しさや嫉妬を乗り越える時期が来ているってことです。

自分が非常に低いレベルにいることが自覚できれば、その新人さんも、自ら勉強始めます。

それを言わないで、いるから、変なことになるんですよ。

これは、日本だけでなく世界的な現実です。そりゃそうです。山岳会離れ、ジム育ちは世界的な現象だからです。

新しい現実に適応しましょう。

■ 適応した現実

これが、数年前にプレゼンシングした適応した現実… 

 22年12月のプレゼンシングです。

ーーーーーーFBより引用ーーーーーーーーーーー

今年発生した猛烈な台風14号が日之影ボルダーのある見立地区に甚大な被害をもたらしたと聞き、フィールドを利用させてもらってる立場の者として、何か出来るかとはないかと思案していたところ、ローカルメンバー世話人の@theranchclimbinggym.shopの清川氏より日之影でのレンタルマットのお話を頂戴しまして、この度見立地区ボルダリング支援会様のご協力の下、微力ながらレンタルパッドを用意させて頂く運びとなりました。

パッドはイギリスのクライミングメーカーMOON社のウォリアーパッドです。定番のラージサイズで、サイズの割に軽量なので、岩の上を移動することの多い日之影ボルダーでは重宝すると思います。

遠征に来られる際にパッドは大荷物で中々大変ですが、これで身軽に日之影の素晴らしいボルダーを楽しんで頂けます!また追加パッドとしてもぜひご利用頂ければとも思います。

より多くの方がこのシステムを利用して頂くことで、地元復興支援に繋がります。皆様のご協力をお願いいたします!

#Repost @hinokageboulder with @use.repost

・・・

レンタルパッド開始のお知らせ!!

見立地区ボルダリング支援会で

レンタル用で、耐久性と機能性に信頼ある、MOON社のウォリアーパッドを準備して頂きました。

これには、輸入、販売元の

@crux_importing_division 様からのプロテクト ボルダリング エリアの大きな協力もありました。

これで、比叡ボルダー、日之影ボルダー2つのボルダリングエリアでパッドをレンタル出来ます。

遠方からのボルダリングトリップもパッドなしで楽に来れる様になるでしょう!!

このレンタルパッドを収納するために見立地区ボルダリング支援会で、わざわざ専用のパッドハウスも造られました。

費用、労力共にクライマーの為にです!!

是非、レンタル利用宜しくお願いします。

明日12月17日(土)よりレンタル出来ます。

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2024/12/13

【アルパイン】ルート整備について。アルパインのルート再生してもらいたいです。危なくて行けない。

日本アルパインクライミング協会の、いくつかの記事の感想です

https://www.alpine-climb.jp/post/thinking-about-alpine-climbing_03

■日本の残置”文化”?

アメリカでハーケンが抜かれまくったのは、もうクライミングの歴史の本に載るくらい前の話です。

どうも、この記事によると、日本では、2024年にやっと残置について、議論が始まり、もはや、ハーケンとボルトの区別すら、どうでもいい感じにボルト乱打状態になっているような???

アメリカ: ハーケン乱打時代 → 反省 → 抜く → ミニマムボルトへ 

と進まずに

ハーケン乱打時代 → ボルト乱打時代 → 今

と 日本は、来てしまったみたいです…

■ イギリスの考え方

「ナッツやフレンズ、スリングなどのみを使ってクリーンなスタイルで初登されたルートやピッチにボルトは設置されるべきではない」

「そのグレードを登れるクライマーがクリーンなスタイルで登れるであろうセクションにはボルトは設置しない」

「ルートの整備によって、そのルートの難易度が変更されるべきではない」

「初登者によって残された人工登攀が必要な箇所は、ルート整備後も人工登攀できるようにしておくべきである」

「ルート整備の際に使用される固定支点の数量は、もともとの数量よりも少なくすべきである。たとえば複数のピトンを1本のボルトに置き換えることもできる」

「ルートの整備は初登者の意志に反して行なわれるべきではない」


■ ルートの整備に、初登者の意思がどれくらい反映されるべきか?がポイント

何件も重大事故を起こしているのに、ボルトの配置を見直さない…という頑固な初登者がいてもいいのですが、その旨トポに警告していないとだめですよねぇ?

だって、

 初登者と、初めて岩場に来た人のコミュニケーションツールがトポ

なんですよ? 

 トポに書いていないことは、知らされていないこと。


知らされていないことで、自己責任って言われてもねぇ…


岩が欠けたのに、整備した人を責めるのは、お門違いと思いますが、5.9って書いてあって、5.9のスキルを持った人が、安全に登れないって、5.9じゃないって意味ですよね?


”俺には5.9”っていう粋がりを辞めないといけないんですよ。


5.9ってムーブ習得していなくても登れる、って意味だったけどなぁ、アイスでは。