パタゴニアの動画です。しかし…
ペルーの山のルートグレードなど、あんまり日本で知られていないというか、登山の学校でも教わらないような気がします。
結果、なんか日本の山のルートグレードと比較する基準がなくなって、なんとなくすごい、みたいな感じでしか、とらえられなくなるのかもしれない???
登っている動画をみましたが、岩ごとがっぽんと剥がれて落ちる系のやつのような…
フリークライミングで、岩が欠けても、ほんのちょっと欠けるだけでも、ホールド欠損で大騒ぎですが、アルパインで岩が欠けるっていうのは、自分が乗っているアイスそのものが崩落するとか、岩の裂け目に染みた水が凍結で膨らんで、岩ごと崩れ落ちるとか、そういうもので、レベル感がまるで違うと思う…
あと、こちらの動画のスナップショットだが、アイクスクリューを打ちこむのにアックステンションはしていない…たぶん、そんなことしたら、遅くなるからだと思うんだが…
そんな風な登り方が普通で、アックステンションは、保険として、ほんとに疲れてダメになった時に使う技って理解だったけどなぁ…
■ 概要情報
ペルーのヒリシャンカ(**Churup**、**Hirishanca**とも表記されることがあります)は、アンデス山脈のコルディエラ・ブランカに位置する美しい山です。この山は標高5,464メートルで、多くのアルパインクライマーが挑戦する対象になっています。
### ヒリシャンカのルートとグレード
ヒリシャンカのルートは、技術的な難しさや環境条件によって評価されます。一般的なルートとそのグレードの概要は以下の通りです:
1. **北壁ルート(North Face)**
- 難易度: **D+**(Difficile+)から**TD-**(Très Difficile-)
- 特徴: 氷壁やミックスクライミングを含む技術的なルート。ルート状況によって難易度が変動します。
2. **南壁ルート(South Face)**
- 難易度: **TD**から**TD+**(Très Difficile+)
- 特徴: より垂直な氷壁があり、高度と天候の影響を強く受けます。熟練者向け。
3. **西稜ルート(West Ridge)**
- 難易度: **AD+**(Assez Difficile+)
- 特徴: 比較的穏やかな傾斜で、経験のあるアルパインクライマーに適しています。
グレードはヨーロッパアルパイングレードシステムに基づいていますが、氷と雪の状態、落石リスク、天候などの影響で変動する可能性があります。挑戦する際は、現地の最新情報を確認し、十分な準備をすることが重要です。
これが、ChatGPTの返事。
で、ピッチグレードはどうかというと?
北壁ルートで、約500〜700メートル
最大ピッチグレード: WI4〜WI5(氷雪)、M4〜M5(ミックス)
傾斜: 60°〜85°の氷壁が多く、時折垂直またはオーバーハングのセクションが含まれる。
ルートの全体的なグレード: D+ 〜 TD-(総合評価)
これが標高5000m級で起ることになるので…
ヒマラヤ6000級での M7 AI5 1700m は、やっぱりすごいなぁと思った。
■ グレード表
グレード | 略語 | 難易度の概要 |
---|---|---|
初心者向け | ||
F | Facile | 簡単。歩きやすいトレイルや、基本的なロープ技術で登れるルート。岩場がほとんどない。 |
PD | Peu Difficile | やや難しい。基本的なクライミングスキルが必要で、岩場や簡単な氷雪のセクションが含まれる場合がある。 |
中級者向け | ||
AD | Assez Difficile | かなり難しい。氷雪や岩場があり、より高度なクライミング技術や安全管理が求められる。 |
AD+ | ADに難しいセクションが加わったもの。 | |
上級者向け | ||
D | Difficile | 難しい。技術的な岩登りや氷壁のセクションを含む。持久力と高度な技術が必要。 |
D+ | Dより難易度が高いセクションがある。 | |
TD | Très Difficile | 非常に難しい。垂直に近い氷壁、ミックスクライミング、長い技術的なピッチを含む。高度なスキルが必須。 |
TD+ | TDにさらなる難関が加わったルート。 | |
エリート向け | ||
ED | Extrêmement Difficile | 極めて難しい。非常に高度なクライミング技術、綿密な計画、安全管理が必要。リスクが高い場合も多い。 |
ED+ | EDの中でも特に難しいルート。 | |
ABO | Abominable | 想像を超える難しさ。エリートクライマー向けで、命の危険が伴う可能性がある。 |