2023/04/27

【AIとの対話シリーズ】ChatGPTに岩場のボルトリプレイス問題を語らせたら正論が帰ってきた件

■ アクセス問題

古くから、クライマーの中で、岩場のアクセス問題が社会問題になっています。

その中でも、古いボルトが40年以上経ち、腐食し、取替が必要になっている岩場が多数あることが社会問題となっています。

この問題に対して、クライマー達が自主的に取り組むことが必要です。


まず、古いボルトを交換することがなぜ必要なのかを考えてみましょう。

古いボルトは、腐食が進んでいる場合、亀裂が入っている場合、強度が低下している場合があります。これらの状態では、クライマーが落下した際にボルトが抜けてしまう可能性があり、クライマーの安全に影響を及ぼす恐れがあります。


しかし、ボルトの交換にはコストがかかります。交換に必要なボルトや道具、クライミングの専門知識を持った人材を確保するための費用が必要になります。岩場の管理団体や自治体からの支援が得られない場合、クライマー達が自主的に負担をすることになります。


では、どのようにしてコストを抑えながらボルト交換を進めることができるでしょうか。まずは、クライマー達が自主的にボルト交換活動を行うことが重要です。クライミングコミュニティーには、交換作業に必要な専門知識や技術を持った人材が多数存在しています。

また、ボルトの寄付や、交換活動のための募金活動を行うことも有効です。さらに、クライミング関連企業からの支援を受けることもできます。


私たちクライマーは、岩場のアクセス問題に対して責任を持つことが必要です。ボルト交換には多額の費用がかかりますが、クライマー達が自主的に取り組むことで、より安全なクライミングが可能になります。

■ 正論

チャットGPTが得意なのは正論で、詐欺を検出させようとして、明らかな詐欺集団を読み込ませても、詐欺だ、と明確に言いません。

ので、つまり、悪い人が使っても自分が責められることはないので、ご安心ください(笑)。

しかし、感情が含まれないAIに言われると、かなり客観的な視点ということですので、

ぐっときますね。

 

2023/04/26

岩場の有料化について私見

岩場の有料化について、様々な意見があることは事実です。一方で、岩場の維持管理やボルトの更新にかかるコストが高騰し、クライマーたちは将来的に岩場が閉鎖されることを懸念しています。このような状況下で、岩場の有料化が議論されるようになっています。

有料化のメリットとしては、岩場の維持管理が資金面で安定し、安全なクライミング環境を提供することが挙げられます。また、有料化によって岩場の利用者数を制限することができ、クライマーたちがより快適な環境でクライミングを楽しめるようになる可能性もあります。

一方で、有料化に反対する意見もあります。岩場は自然環境の一部であり、自由なアウトドアスポーツを楽しむ場所として誰でも利用できるべきだという主張があります。また、有料化によって、クライミングが金銭的な制約を持つスポーツになることや、岩場の管理者によっては利益優先で設備が疎かになる可能性も指摘されています。

私自身は、有料化には賛否両論あることを理解していますが、岩場の維持管理にかかるコストが高騰していることも事実です。クライマーたちは、長期的な視点で岩場を守り、将来のクライミング環境を守るためにも、有料化について真剣に検討する必要があると思います。ただし、有料化が行われた場合には、利用者にとって適切な価格設定が行われること、利益が岩場の維持管理に投資されることが求められます。

最終的には、クライマーたちや地元コミュニティ、管理者、行政など、関係者全員が協力して、岩場の保護と維持管理に取り組むことが重要だと思います。

オススメクライミングブログ


    Evening Sends - https://eveningsends.com/
    プロクライマーのアンドリュー・ビッシュハートが運営するブログ。彼の自身のクライミングの経験や、業界ニュース、クライミング技術などについての記事が充実しています。

    Climbing Narcissist - http://climbingnarc.com/
    ブライアン・ルンディンとジェイソン・キンケイドによって運営されるブログ。アメリカ中西部を中心にクライミング情報を提供しています。

    Splitter Choss - https://www.splitterchoss.com/
    ウィスコンシン州在住のクライマー、ブライアン・タナカによって運営されるブログ。主に中西部やロッキー山脈地域のクライミングについての記事が多く、彼自身のクライミング経験や技術についての記事も掲載されています。

    Crux Crush - http://cruxcrush.com/
    リズ・マクリーズによって運営されるブログ。女性クライマーを中心に、クライミングやアウトドアについての記事が充実しています。

    The Stone Mind - https://thestonemind.com/
    デビッド・パッグリーによって運営されるブログ。彼の自身のクライミング経験や、文化的、哲学的な考察なども含め、幅広いテーマについての記事があります。

米国のクライマーについて 男女

 ■ 女性クライマー

 アメリカのロッククライミングには多くの著名な女性クライマーがいます。以下に、いくつかの代表的な女性クライマーを紹介します。

    Lynn Hill

    居住地: カリフォルニア州
    クライミングの種類: フリークライミング、ボルダリング
    年齢: 60歳
    著名な経歴: 1993年に世界初のフリークライミングでエル・キャピタンを登り、その後も多くの偉業を成し遂げた。1994年には、男性クライマーと同じルートを完登し、世界中から注目を集めた。

    Sasha DiGiulian

    居住地: デンバー
    クライミングの種類: スポーツクライミング、トラッドクライミング、フリークライミング
    年齢: 29歳
    著名な経歴: 2011年に、スポーツクライミングの世界選手権で金メダルを獲得。その後も、多くの世界的に有名なルートを完登し、世界中で高い評価を得ている。

    Ashima Shiraishi

    居住地: ニューヨーク
    クライミングの種類: ボルダリング、フリークライミング
    年齢: 20歳
    著名な経歴: 9歳でクライミングを始め、10歳でV13を完登するなど、幼少期から注目を集めた。その後も、多くの偉業を成し遂げ、今や世界的なアスリートとして知られている。

    Emily Harrington

    居住地: ネバダ州
    クライミングの種類: アルパインクライミング、スポーツクライミング、フリークライミング
    年齢: 35歳
    著名な経歴: 2014年には、El Capitanの「Golden Gate」をフリークライミングで完登。その後も、多くの偉業を成し遂げ、アルパインクライミングにおいても活躍している。

■ 男性クライマー

  1. アレックス・ホノルド(Alex Honnold) 居住地:カリフォルニア州 クライミングの種類:フリーソロクライミング、トラッドクライミング、スポーツクライミング 年齢:36歳 著名な経歴:2017年に、世界的に有名な岩壁「エル・キャピタン」をフリーソロクライミング(登攀中にロープや保護具を使わず、完全に無防備で登攀すること)し、世界中で話題となった。

  2. トミー・コールドウェル(Tommy Caldwell) 居住地:コロラド州 クライミングの種類:ビッグウォールクライミング、スポーツクライミング、トラッドクライミング 年齢:44歳 著名な経歴:世界的に有名な岩壁「ドーンウォール」をフリークライミング(保護具は使うが、登攀中に一度も落ちずに登攀すること)したことで知られる。

    3.クリス・シャーマ(Chris Sharma) 居住地:カリフォルニア州 クライミングの種類:スポーツクライミング、ビッグウォールクライミング、ボルダリング 年齢:40歳 著名な経歴:スペインの岩場「マルセイラ」にある世界最高峰のスポーツクライミングルート「La Dura Dura」を初登攀したことで有名。
     
    ーーーーーーーー

    アダム・オンドラは、チェコのクライマーなのに、アメリカのクライマーに上げたりします。そこはご愛嬌ですね。 チャットGPTでは、結構、事実は嘘が多いそうなので、マイクロソフトBeingのほうが良いかも知れません。

アメリカのアクセス問題

ロッククライミングは、自然の岩肌を登るスポーツであり、自然環境と密接に関わるものです。しかし、アメリカではロッククライミングのアクセス問題が深刻化しています。

アメリカには、国立公園、国有林、州立公園など、多くの自然保護地域があります。これらの地域には、美しい景色や自然の宝庫があり、ロッククライマーにとっても貴重なクライミング場所が点在しています。しかし、これらの地域でのロッククライミングには、様々な規制や制限があります。

一つの問題は、クライミングが生態系に与える影響です。例えば、クライマーが岩にチョークやマーキングをすると、岩に傷がついたり、植物や動物の生息地を破壊してしまいます。そのため、多くの自然保護地域では、クライミングを禁止する場所やルールが設けられています。

また、クライミングに必要な装備や技術は高度なものであり、初心者にとっては難しいものです。そのため、多くの自然保護地域では、クライミングが許可される場所やルートが限られていることがあります。
そして、クライミングが禁止されている場所でも、規制に違反してクライミングを行う人がいることも問題です。

■ 登攀禁止

アメリカには、ロッククライミングが禁止された場所がいくつかあります。以下に、代表的な例をいくつか挙げます。

  1. Yosemite National Parkの一部地域:Yosemite Valleyの一部地域では、クライマーたちによる過剰な人口密度と環境への悪影響が問題となっていたため、1980年代にクライミングが禁止されました。ただし、2010年代に入ってから、一部のルートのみ許可されるようになった場合もあります。

  2. Arches National Park:Arches National Parkの自然石橋は、クライマーたちによる岩の侵食が問題となっており、クライミングが禁止されています。

  3. Joshua Tree National Park:一部の地域では、クライマーたちによるハーケンの設置による岩の侵食や、アウトドア活動の増加による環境への影響が問題となっているため、一部のルートでクライミングが禁止されることがあります。

  4. Devils Tower National Monument:この場所は、先住民族にとって聖地であるため、クライミングが禁止されています。

これらの場所では、クライミングが禁止されることで、環境保護や文化保護が図られることがあります。クライマーたちは、各地域のルールや規制に注意し、環境や文化に配慮した行動を心がける必要があります。

 ■ ボルトの交換タイミングについて

 アメリカのロッククライミングにおいて、古いボルトを新しいボルトに交換するタイミングについては、地域や管理団体によって異なる方針があります。

例えば、エルドラド・キャニオンのような人気のあるクライミングエリアでは、地元のクライミング団体がボルトの交換を定期的に行っています。ボルトの交換サイクルは5年〜10年程度とされており、特に頻繁に使用されるルートではより短いサイクルが設けられていることがあります。また、危険度の高いルートや、古いボルトが損傷している場合は、より早い交換が必要とされています。

一方、ヨセミテ国立公園のような自然保護地域では、ボルトの交換は管理団体によって厳密に制限されています。この地域では、ボルトの交換は事前に許可を得た専門家のみが行うことができます。また、古いボルトを取り外す際には、周辺の環境に与える影響を最小限に抑えるよう配慮が必要とされています。

ユタ州のように、特定の地域ではボルトの種類に関する規制が設けられていることもあります。この地域では、チタン製のボルトがステンレス鋼よりも長持ちするため、ボルトの交換サイクルが10年以上に設定されている場合があります。

以上のように、アメリカの各岩場ごとに、ボルトの交換タイミングや交換方法に関する方針や決定事項が異なることがあります。クライマーたちは、各地域でのルールや規制を確認し、適切なボルトやアンカーを使用することで、クライミングの安全性を確保する必要があります。

■ ボルト欠損における死亡事例

アメリカのロッククライミングにおいて、ボルトの欠損によってクライマーが死亡した事例は複数あります。以下に代表的なものをいくつか紹介します。

    2016年、カリフォルニア州ヨセミテ国立公園のエル・キャピタンで、クライマーのロブ・ミラー氏がボルトが欠損したことで転落死した事例がありました。この事故は、ボルトが古くなっていたことが原因とされています。

    2013年、カリフォルニア州タホ湖地域のドンナー・サミットで、クライマーのジェフ・アンドリュース氏が、ボルトが欠損していたことが原因で転落死しました。この事故は、ボルトの老朽化が原因だったとされています。

    2005年、コロラド州ボルダーのエルダード・クレイグス・キャニオンで、クライマーのジョン・メローン氏が、ボルトの欠損が原因で転落死しました。この事故も、ボルトの老朽化が原因だったとされています。

これらの事例からも、ボルトの欠損がクライマーにとって致命的なリスクを生むことがわかります。ボルトの定期的な点検と交換が、クライマーの安全にとって重要であることが再認識されます。

■ チョークのこと


 ■ イギリスの事例

イギリスでは、BMC(British Mountaineering Council)という組織が、ロッククライミングのアクセスと保全に関するキャンペーンや政策提言を行っている。

例えば、政治家や利害関係者に対して、屋外レクリエーションの健康や経済への価値を認識させ、自然や緑地を保護するよう働きかけている¹。
 

- BMCはまた、BMC Access & Conservation Trust(ACT)という慈善団体を通じて、崖や山々を保護するためのプロジェクトに資金を提供している。

ACTは、登攀者に対してルールやマナーを守り、地域住民や土地所有者との良好な関係を築くよう教育や啓発活動を行っている²。
 

- イギリスの一部のロッククライミングエリアでは、駐車場の不足や騒音、ゴミの放置などが問題となり、地元の農家や自然保護団体から苦情が出されている。BMCは、登攀者に対して、指定された駐車場やアクセスルートを利用し、ドライストーンウォール(乾石積み壁)を乗り越えないよう注意喚起している³。
 

以上がイギリスにおけるロッククライミングのアクセス問題の現状に関する情報の要約です。
 

ソース:
(1) Campaigns and policy work. https://www.thebmc.co.uk/current-access-and-conservation....
(2) BMC Access & Conservation Trust - British Mountaineering .... https://www.thebmc.co.uk/bmc-access-conservation-trust.
(3) ACCESS NEWS: issues at Malham, Kilnsey - British .... https://www.thebmc.co.uk/malham-kilnsey-access-issues.


クライマーの不良姿勢 ホントバレエのこと知らないで勝手に誤解していますよね

私は19歳でバレエを始めたので、アメリカでもメルボルンでもクラスを取ったことがありますが、クライミングに来て、バレエがクライマーに大誤解されていることを知りました。

バレエとクライミングは、全く体の使い方違います。特にボルダーする人とバレエでは、共通点、殆どないです。

むしろ、登山の歩きに、バレエは役立つと思いますが。私は下りすごく早いのですが、バレエで作ったハムスが効いていたと思います。

骨盤前傾(ダック)と後傾(タック)の説明です。クライマーは、タックの人が多いです。特にボルダラー。背中が丸まって、逆△になっている人。めちゃ背骨自体が歪んだ人が多いです。

みんなパワーだけで登ろうとしている‥結果、背骨が丸まっています。

見ていると直したくなるんですよね…   ヨガの先生なんで。

しかし、男子って、それがかっこいいと思っているでしょう? 不良姿勢です。バレエの先生なら、こら!って怒るところです(笑)。

■DLS特別授業 バレエ解剖学 骨盤前傾(ダック)と骨盤後傾(タック)

オレだって教わっていない!の克服

 ■ オレだって教わっていない

クライミングって、本を読めば基本的なことはちゃんと書いてあり、別に誰からも教わらなくても

 懸垂下降ですっぽ抜けしたら、自由落下

とか

 岩角にロープが当たったら、流れなくて、登れなくなる

とか、

 2級、3級の歩きでも、高度が高ければロープが必要 

とか、

終了点を占領しては行けない (直がけすると終了点が削れる)

とか

普通に登って、周りの人のリスク管理を見ていれば、分かるようになっていくものと思いますが…

分かっていなかった人、私のことを羨ましがっていそうだったんですよね。

鉄って経年で劣化せずより強くなる、とか、そんなの知っていたところで、それは外ではなく適切に保管していたらの話だし、ハーケンは外にしかないですから、知っていたところでだから何?、って知識です。

■ 誰もきちんとクライミングを教わったことがある人はいない

山岳総合センターに行ったり、2名の師匠を得たりしていますが、みんなが想像するような手とり足取りの指導なんてないですよ?

たぶん、あると思っている人はお受験の害で、正解がある世界だ、と思っているのです。

クライミングに正解はありません。最善解があるだけです。

私は、後輩には手取り足取り教えるけど、自分自身は、勝手に学べ、みたいな方法で教わりました。

支点の位置をどこにするのが最適なのか、とか、半年くらい悩んで、考え抜いた記憶があります。 

私はどちらかというと、1を聞いて10を知るタイプなんです。クライミングの先輩からもそう言われました。

講習会の良いところは、これは学ぶことである、という前提が働くことだと思います。

現場で学ぶ、って男性はできないんですよ。正確には、できない人もいる。ナルシズムが強すぎて、

 実際にカムが3つ飛んでも、そこから学ぶどころか、オレかっこいい!と思って

しまいます。強すぎる自己肯定感=反省しない&逆解釈=永遠に学ばない、です。

■ 自分で分かるようになる人 = だめな子を許せない人

心理学によると、私だって、誰からも教わっていない典型事例みたいなんですよね。

でも、努力で必要な能力は身につけてきた。

だから、いいカモにされている。

でも、自分の力でできるようになったと感じている人、つまり私、みたいな人って、ちゃっかり、ずるして教わっちゃおー!みたいな人のことが、どうも

 許せない

みたいなんですよね。 

許せるようになるために、家事力の学校に行くことにしました。私が一番許せない人は、

 私の家事にフリーライドして、自分は好きなことをして生きている人、

だからです(笑)。

クライミングでも、私が苦労して得た知識にフリーライドされることには、まったく協力する意識ゼロです。

■ 6歳のわたしを乗り越えることにした!

もし私が、クライミングでフリーライドしたがっている人たちを許せるとしたら…

再度、きちんと家事を教わって、手とり足取り教わることでしか、私は自分を救う事ができないのだろうと。

海外で暮らしたり、学生寮で暮らしたりして、自分は普通のお母さんがいる家のことを知らないという自覚があったので、その後、少し時間ができるたびに、家事をきちんと身につけようと、色々やってはみたのですが…

英語も、プログラミングも、クライミングも、取り組む気になればできるようになったのに、家事は身につかず…。仕事では成果があがれば、それは承認欲求が満たされます。給料にも反映されます。

しかし、家事は、一生続き、誰かに褒められるということはなく、部屋の隅の誇りと同じで、やらなければ貯まる一方です。

私は家事を夫と分かち合わないと子育ての時期を乗り越えることができないと思っていたので、家電にはお金を掛けてきましたが…家事も、取組課題として、興味がある間はいいのですが、他に興味があることができると、すぐ散らかる。

最近では数年前に、コンマリメソッドをやろうとして挫折しました。挫折するたびにダメ人間決定みたいでした…(><)

家事力アッププログラムの主催者の西崎さんの娘さんが言っていたそうですが、親から成功した結婚を見せてもらっていないのに娘の私に期待されても無理、と娘さんが言ったそうです。まさに、同じ気持ちがあります。
 

私は自立が早くて、自分の分どころか、弟と妹の分をやってきて、弟と妹は私を親と勘違いしていたみたいなんですよね… 

例えば、30歳の頃、妹にお金を貸してほしいと言われ断ると、切れられました。親と思っていない限り、逆ギレされるとかおかしいです。

同じことがクライミングで起こりました…私が登れる課題グレードだからと、怪しいボルトのエリアに連れて行かれました…いくら5.9でも、オールアンカーのルートに登りたい人いるわけないですよねぇ?こんなボルトですよ?

そんなところに連れて行って、「ビレイしてあげる気があるよ」と言われても…それは、”してあげる”に入らないです。むしろ、その逆。
 

■ 成功したクライミング、成功した結婚

成功した結婚どころか、私は親から成功した家事の仕方自体も教わった覚えがないです(笑)。

当時は子供だったので、仕方がなかったけど、心の反応が残っていて、

夫に一家の家事や料理の能力を当然のように期待されることに、なんだか、理不尽な要求をされているような気

がしてしまいます。

これは、井上さんに声かけられたりしたときと同じです、なんで私?みたいな。

UIAAの事務局長のステーブさんにイギリスに来ない?と言われたときも同じ気分でした。

なんで私?みたいな。

家事の仕方なんて、教わったことがないのに…クライミング教育なんて受けたこと無いのに…みたいな。

特に フリーは誰からも教わった気持ちがないです。都岳連の岩講習は、アルパインだし、ビレイ講習は、インドアジムの話ですよね。 

■ 家事は女の仕事ではない 人間の必修課題

働くOL時代も夫は、家事は女の仕事、と思っている‥。今はなおさら、そうみたいです(汗)。

でも、私だって、家事の仕方、習ったわけじゃないのに…。

なんで私ばっかり?

しかし、家事って、女の仕事っていうより、普通の人間の必修課題ですよね。

大体、家事が、一番人生でやりたくないことです。なぜなら、私が家族全員のお皿を洗って夕飯の準備をしている間、弟と妹はテレビを見ているだけで、完全に私をお母さんと勘違いしていたからです。

私も子供なのに…。

クライミングでも、同じで、若い男子は完全に私をコーチと勘違いしており、

「どの課題を登ったらいいですか?」「トップロープ、貼ってください」

と一切、主体性なしどころか、クライミングの主役は、なぜか自分です。

私は先輩にそんな態度を取ったことはありませんでした。自分の立場はわきまえていました。

つまり、先輩が登りたいのに登ってもらい、自分はそのおこぼれを登るだけでした。クライミングの主役は先輩なので、先輩が登りたいところを登る、です。

自分が登りたいところを登るときは、それをビレイしてくれる人と組みました。ビレイはかわりばんこ、が次の段階です。 

まかり間違っても、自分が登りたいところを登ってください、なんて厚かましい要求ありませんでしたけど。

家事では、夫ばかり、仕事(遊びの位置づけ)だけしてずるい!みたいな気持ちです。

私は実業界では夫よりも能力が高く、家庭にこもるのは、才能の浪費です。誰に言われなくても自分でもそう思います…しかし、こんなに頻繁に転勤続きで、どうしろと?

でも、夫の方は、真逆の発想していそう… 僕ばかりが苦労している…と思っていそうです。

…というので、私は料理はそこまで好きでなく、やるべき義務としてやっていたことなのに、夫は私を料理好きな家庭的な人だと勘違いする…なんで?ということが今、我が家で起きているのです。まるでクライミングで起きたこととそっくりです。

相方は、私が料理をアップしたら女子力PRだと思っていたらしいんですよね(汗)。

というので、物事を正道に戻すため、家事力6歳の私を救うことにしました。

2023/04/25

クライミング法灯明

■ 不良債権を手放す気持ち

最近、日経255投資信託のポジションを、半分、手放して、やっと一安心している。

暴落すると分かっている投資信託を維持したままだったら、爆弾を抱えたまま、ということになる。当然、不安になる。

この時起こった、私の心の動きなんだが…、ふと気がついた。

九州に来て以来一緒に登っていた、前のパートナーと登っているときと同じだった。

改めて感じて見ると、18才で実家を離れたときも、同じ気持ちだった。

多分、不良債権処理した銀行マンも、同じ気持ちなのではないだろうか?

結局、私の前のパートナーは、どんなに恵まれた環境が与えられたとしても、そこから、正しいクライミングの姿、をつかむことはなかったのではないだろうか…

母にしても同じで、行政の支援は、おそらく彼女の前に提示されたのだと思うが、彼女がその支援を拒んだのだろう。

投資の世界だって、FP、株、FX、投資信託、と勉強してきているが、同じではないだろうか。同じ知識を使っても、破滅する人もいれば、豊かになる人もいる。

同じような学習環境があったとしても、そこからどういう意味を汲み取るか?

どういう行動を起こすか?は、人によってちがう。

■ 人は見たい世界を見る

昨日、受けた引きこもり支援はそういう内容だった。

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事例: 卓球台に背も届かない子供が泣きながら、卓球の訓練をしています。あなたはどう感じますか?

 A)子供の時から頑張っているなぁ!頑張れ!

 B) まぁ、可愛そうに。嫌なことを無理してやらなくてもいいのに

で、私は、全然、Bタイプである。したくないことはやらない。(が、いろいろな人にAタイプと誤解されるようだ)。

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■ 女子力PR事件

パートナーと同じ事象を見ても、受け取り方がちがうということに気がついたのは、私がFBで、今日作った料理をアップしているのを、彼が「女子力PR」と称してからである。驚いた。

私は全くFBを個人のメモ代わりに使っていただけだったからだ。

バレエについても誤解が深かった。バレエ=舞台で可愛いアタシをPRする人、と思っていたみたいだった。

実際、バレエをやっている人ならすぐ分かると思うが、バレエで舞台に登れる人って、習っている人口の0.1%くらいだ。したがって、自分を見て欲しい人は、そんな遠回りな道は選ばず、一番簡単なA○アイドルを選ぶだろう。バレエは、稽古、稽古、稽古の世界で、一日休めば自分に分かり、2日休めば師匠に分かり、3日休めばまわりに分かるという厳しい世界である。

というわけで、同じフリークライミングという世界を見ても、

 彼が見ている世界=男子力PR(こんな言葉がある?笑)

 私が見ている世界=自然界で遊ぶ・ナチュラリスト

と全く違ったわけだ。しかも、分かっていないのは私だけ。

■ 自分の弱さ

私が彼と登ることになったのは、彼だけしか九州では知り合いがいなかったからである。

誰でも誰かと組まないと登れない。

九州で最初に知り合った、山梨時代の友人から紹介されたクライマーのアキさんは、終了点はロープ直がけがローカルルールというようなクライマーだった(汗)し、参加しようとした山岳会は、どの年齢層の会でもすべてダメのようだった。誰でも年には叶わないし、誰もが終了店の使い方を教えてもらえるベテランに指導を得られる訳では無いだろう。つまり仕方ない。

やがて、やっとまともな開拓者である米澤さんと出会い、喜び、安心して、会を設立したが、やはりご年齢もあり、体力の面でも、もはや知識の面でも、組むことは難しかった。私がまだ修行中だったので修行僧には、大きな負担は抱えられない。わたしの安全は増えず、負担が増える相手とは登れないということだ。

結局、一人では心細い、というのが、彼と組んだ理由であり、そこにわたしの弱さがあり、そこにチャンスを見出す人がいたわけであった。

しかし、クライミングは一人ではできないのだから(いや今はできるんだが)、弱き自分を許してやるべきタイミングだろう…

かなり引っ張ったなぁ… 

それにしても、登れなければクライマーじゃない、という価値観に自分も汚染されていた、ということだ。

クライミングの意味付けは、各個人が好きにやるものである。わたしにとっては究極に瞑想ちっくで、ゾーンに入るための活動だ。

■ 優秀でなくても許される世界が好き

私がバレエが好きだったのは、なんと

  下手くそだから

である。バレエのようにやってもやっても上手にならない世界があれば、私は優れていなくても当然のように許される。

 優秀でなくても存在していい、という世界

に私は存在したいのだ。優秀な人でなくては存在すら許されない世界ではなく。

クライミングも同じだった。青ちゃんと登っている間は。 

今、クライミングをしていない理由はまさにこれだ。スポーツクライミングの世界は優秀でなければ存在価値すら無い世界なので、私は、お受験みたいなそんなところに生きたくないわけだ。ただただバカバカしい…。

■ 投資は楽しい

ところが、私は、元来、博打打ちな器質があるらしく…投資は楽しい。

クライミングもスレスレだから、楽しいわけだ。

スリルというか、自分を追い詰めたときに、あれ?とポロッとムーブが出てくるわけだ。

阿頼耶識や、無意識に溜め込んだムーブが。

投資も同じで、色々と焦って勉強しているが… ポロッと解が出る。例えば、債権とか、最近のヒットだ。そうか、その手があったか!っての。

それが楽しいんだよな、と投資で思い出し、やっぱりクライミングもやってもいいかな的な気分に変調中だ。

しばらく前までは、バカバカしくてやる気になれなかった。

■  パニック心理

前パートナーと登ることで、私はどんどん、暴落寸前の株式を抱えたみたいな気分に陥っていくことになった…。

ちょうど、暴落前の株を持っているみたいなものだ。

投資なら、最悪-50%の価格下落だなぁと思っているってわけだ。でも死なない。

クライミングは、誤解したまま進めば、いつかは死に至る。

正常な判断力を失い、相場はパニック心理になる。

まさに私はパニック心理に陥っていたと思う。 

■ 損切り

岸良海岸の登攀では、失望した。3人も、私と登りたいという男子を連れて行ったのに、誰も私のビレイを申し出なかったからだ。

私にビレイしてもらいたいだけで、私のビレイをするつもりがない人と組んでも仕方ない。

というので、これは、誰が私にふさわしいパートナーか?ということを見極める機会になった。

なんせラオスに行ったときは、初対面のヒロさんですら、私をビレイしてくれたくらいなのだ。

岸良の出来事は悲しかったが、結局、自分にふさわしくない環境を切り離す契機であり、私に起きた出来事としては、良い出来事だったのだ。悪い出来事ではなく。

■ 不安への対策

九州に来て以来、登攀歴40年の安心のクライマーだった青ちゃんとは登れなくなり、常に不安だった。

ので、寝るときに、大きな抱きまくらを抱っこして寝ていた(笑)。小さい頃も、自分と同じサイズのでっかいぬいぐるみを抱っこして寝ていたような気がする。

その抱きまくらが要らなくなったタイミングまで、クライミングを辞めてから2年くらいかかった。

■ どっちがまともなクライマーか…

色々、過去を精算しているが、白亜スラブの記録を今見ても、

 どっちがまともなクライマーか?

と言えば、どう考えても私の方だと明らかだと思う… 

なんで、こんな登りを良い登攀と勘違いしてしまうことが可能なのだろう?

■ 自灯明・法灯明

自分を見失えば、自灯明は当然だが、達成されない。

従って、大事なのは、自分を見失わないことだ。

が、これはときに難しい。

特に過去の未解決な傷…私の場合は、年下の男性に弟を投影してしまうという心理的な傷、がある場合など。 

そこが人間であることの意味なので、それは誰にも防ぎようがない。自分の限界を知るべきだ。

法灯明だが、これは、お釈迦様が語った法、世の中の真理をもとに判断せよ、ということだ。

クライミングにおける、法灯明=原理原則、は

 敗退を確実にしてから登る

である。

 降りれるようになってから登る

そんな当然のことをクライマーたちはやってこないレベルの知性だ。

小さい次元では、ローワーダウン。

マルチでは、懸垂下降。ロープは2本。

ビッグウォールでは、更に複雑だ。マルチプル懸垂に、振り子トラバース、荷揚げ。

登ったら降りなくてはいけない、ということは、誰に教わらなくても分かる事実=真理だ。

それを原則に行動しないクライマーのいかに多いことだろう…

そんなこと教わらなくても、明らかなことだから、誰も言わない。が、確実にそれで死ぬ人がいる。

ボルトにしても同じだ。ボルトは古くなる。すべてのモノは古くなるからだ。

真理であって誰に教わる必要もないことだ。

永遠に登り続けられるボルトなど、この世にない。

カットアンカーでなくても40年も経てば更新するべきだろう。

更新費用は誰が持つのか?

権利を主張するなら、その権利の裏には義務がある。

土地を所有したかったら、固定資産税を払わなくてはならない。 これも真理であって誰に教わる必要もないことだ。

権利は主張したいが、義務は嫌だ…という主張が聞き入れられないのは、当然の帰結だろう。

法を拠り所とするというのは、つまり、このようなことだ。

クライミングでも、現実社会でも、法を拠り所として生きましょう☆

             登れません(笑)


2023/04/24

母への許し…金融の勉強

 ■ 人は時代の雰囲気の影響を受ける…

私はポストバブル、就職氷河期世代ですが…、中学・高校生の頃、母が大型の買い物をするので、超・不安になっていました…

ある時、クライミングの師匠である青ちゃんが(彼は師匠と呼ばれるのを嫌がるのですが、クライミング歴3年と40年では差がありすぎると思われました)、実家でおばあちゃんが、色々と騙されて高額おふとんなどを買ってしまったりして、家長として、クーリングオフに駆けずり回った話…主に愚痴…をしたのです。

その時、その話を聞きながら、「大変でしたね!でも、私なんて中学生でそれやったんだよ」と訴えたら、相手からも「大変だったね」という返事が来て、ものすごい

癒やし

が私に訪れました…。もしかして、このためにこの人と巡り合ったのでは?ってくらいの衝撃でした。

私はずっと母を許したくて、なぜか許せずにいたのですね。それは、自分の苦悩に対して誰からも共感がもらえなかったからでしょう…

このときの共感が私を苦悩から開放したのでしょう。

■ 無垢なお嬢様だった母…

母は、東京女子美卒なので、学業は優秀だったようですが、なんせ、美術を専攻するような人って、世間には疎いですよね…。着物の免状、お花の免状と、お嬢様セットは持っていても、世間の荒波を乗り越える知識はなかったのでしょう…

ファイナンシャルプランニング的に言えば、子供が生まれたら、自動的に○年後には○○円必要、○年後には☓☓円必要、と算出できます。それで、毎月の積立額が決まる感じです。

ところが母は、運悪く、シングルマザーになってしまったのです。しかも、元々が裕福だった実家が、かなりプライドが高い家だったらしく、「お上の世話にはならん!」みたいな感じ。しかし、いくらプライドが高くても、食わねば育たないのが人間です。子供です。

結局、3人兄弟で一番上の私が中学に上る前で、我が家の家計は破綻していました。別にバブルでなくても、働き手一人で、子供3人で、しかも行政支援を拒むんじゃ、そうですよねぇ?

子供だから分からなかったですが、バブル期には、貧困世帯にもバブルが来ました。ワープロが来たんですよね…1982年頃からですね。バブル期です。

要するに社会にはお金がじゃぶじゃぶで溢れ、どんな貧しい人に対しても、借りさせようと、借り手を探しているってことです。リーマンショックの映画を見ればわかります。信用力がない人にも貸し付けて、破産させる。

丁度、日本の今も同じですね。2021年に農業ベンチャーに営業で行ったら…これは…(汗)というような、事業性のないベンチャーで、誰にでも起業資金を貸すみたいでした。あんなの、私でも、できる。というか誰でもできる。

今どきの若い人はどこにも就職せず起業していますが、借金を背負う、お金を作り出している側、です。現代は資本主義社会なので、金利を受け取る側にならなくては勝ちと言えません。

近所では、高層マンションがバカスカ建っていますが…この少子化の日本で、誰が買うの?みたいな感じ。バブルでマンション買う人は、金融リテラシーが低い人です…

つまり、母も、バブル経済の被害者だったんですね…というか、被害者になるほど、金融リテラシーが低かったということです。

その被害を被ったのは、他ならぬ子供の私ですが‥とは言え、そのおかげで私はかなり用心深く、クライミングでもまだ、死んでいません(笑)。

クライミングでまだ死んでいないのは、数々の危険なクライマーと同席したことを考慮すると、ほとんど奇跡、かもしれません(笑)。

それは、母がまずい反面教師として手本を示して、私を賢くさせたかもしれないのです…。

長らくお金の勉強をしたい!と思っていましたが、私がしたかった勉強は、投資の勉強で、経済学の勉強で、お金とはなにか?という観念の勉強ではないことが、最近わかりました。

金利を悪とする、Momoのお話とか、ロシアの思想を、若いときに読んでしまい、収入を得ることに罪悪感がありました。

学力があることにも、罪悪感がありました。

クライミングする時間に恵まれていることにも、罪悪感がありました。

この罪悪感は、自分に非があることではないことにまで、自分の責任だと考えるという子供特有の思考回路です。

そこにちゃっかり漬け込む人もいます。

罪悪感は必要なく、単純に、私は若いときの努力のお陰で、他の人にはない到達点にたどり着いたということだけだったみたいです。

■ 放置したらサボる人、放置しても勉強する人

大体の子供は、親から放置されたら、サボって遊んでいるでしょう。

しかし、私は、全然そうでなく、勉強している子供でした…。

結局、大人になってもそうで、無職でぶらぶらしている、というのは、わたしの辞書にはないのです…というか、ぶらぶらしていることが楽ちん、とはわたしには感じられないのです。

逆に、通勤や会社のためにしなくてはいけない勤怠管理なんかの無駄な時間がないので、経営者と同じで、16時間くらい働いてしまっています。

今朝も起きたの、4時だし、2時間くらいでブログを書き、仏教の法話を1時間聞き、その後はETFの勉強をして、リハビリにゆき、その後は午後から家事。夕食を食べたら、また勉強、とそんな感じで、ほっとけば、延々と働いてしまいます。

そのような人が知識が豊かになり、人生を有利に勧めることができるのは、当然の帰結であって、別に、恵まれているわけではないでしょう。

山岳総合センターにアルパインクライミングを習いに行くにも、審査があります。雪の山、登ったことありませーんみたいな人は、そもそもお呼びでないです。入ることすらできません。

海外に登りに行くのも、私は最初から、現地集合、です。

そのような努力を見ず、上辺だけを見て、私だってできる、と言っていた人がいましたが、ならやってみてもらいたいものです(笑)。

私個人について言えば、結構、苦労の多い人生を経てきた割には、歪まず真っ当に育ったよな、と思っています。

精神的マチュリティ…成熟性から言っても、変に、スピに傾くとか、酒に溺れるとか、なく、同じ中毒なら仕事中毒のほうがまだ生産性があるわけで、今の精神性で十分なのではないかと思っています。

最近は、金融と投資のべ今日で、より深く、母のことが、理解できるようになった、という話でした。

https://amzn.to/40D7viC より引用。

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クライマー支援=引きこもり支援

■ クライマー理解

クライミング業界と言っても、色々なクライミングがあり、やっているクライミングが何かでスタイルがぜんぜん違う。価値観がちがう。

スポ根命!のスポーツクライミング業界から、社会の評価を気にせず、リスクを果敢に取っていくアルパインスタイルのピークハントであるニューアルピニズム、逆にヘリで下山も辞さない高所遠足の高所登山…、と色々あるわけだが…、日本のフリークライマーの世界観っていうのは、中でも特に分かりづらい、と思う。海外の人たちはあっけらかんと普通の人が普通に登っているが、日本では、何か…たぶん、命…を掛けないと、参加すらできない。

その分かりづらさというのは、健常人が、発達障害児を理解するのが難しいのと似ている。

「なんで、そう受け取るのかな?」

「その態度って、自分のためにならないよね」ってのが多い。

■ 回避性愛着障害

最近は、いわゆる外岩クライマーという人種が、両貨性を持ち、基本的に回避性愛着障害ぽい行動原理で動いていることに気が付いた。

 

これを読んで、”あー、いるいる”と思う人は多いであろう。一般社会より、そのような人の濃度が高いということで、みんながこれだと言っているわけではない。

■ 岩場に俺たちだけでひっそり遊んでいたい=社会的引きこもり

つまり、そういうことだったのだろう…と、ロクスノの小鹿野の記事から、逆読みできる。

この、タダで登らせろ、オレの(私の)意見を非公式なラインで聞け!の言うのは、基本的に、紛争の外の人にとって、全く理解できない。ロジックとしても成り立っていない。

ので、大体の人は面食らうだけだ。両親が喧嘩している姿を見た子供は面食らう。そして、自分に原因がない夫婦喧嘩でも、自分のせいではないかと思う。それが子供の反応だが、大人になればちがう。大体あれを見て論理的に決裂しているのはどちらか、明らかにならない人は知性的におかしいと思う。

が、大体のクライマー業界入りたての20代、30代は、なんで、クライマー業界で有名で尊敬されている人たちが、こんな理不尽な主張をしているのか、分からない。私も分からなかった。

しかし、どっちかについて、睨まれるのも、社会的自殺となるのは避けたい。

結局、我関せず、がベストチョイスとなる。

心理学の本には、なぜ、オレがオレが、の態度になってしまうのか?の解説がでている。

要するに、親に受容されてこなかった人たち、なのである。

従って、大人であっても、心の中は子供のまま、なので、支援活動をする人が必要になる。

そこで、どういう態度で、そういう内面性を持った人たちと接していけば良いのか?という講座に出た。

■ 引きこもり支援

ってやつ。引きこもっている子供をクライマーに見立てると道理が通る。(のが驚き)

変な論理をかざす人は、基本的に子供時代に、親に共感的に接してもらったことがない。そのために、拗ねている、というのが、引きこもりだ。

ゲームに引きこもる。自室に引きこもる。自分だけの世界に入る活動であれば、全部引きこもりだ。

大人になれば、酒、女、ギャンブル…が加わり、現実逃避するが、クライマーの場合、ここにクライミングが来る。

健全な社会性を身につける機会がないまま、互いに引きこもり同士の同質性の中で、偏った意見が同意され、醸造されていく…=日本の岩場の歴史。

たぶん、初期の開拓者が、開拓許可を取らなかったのは、めんどくさい以上に、もともと社会性が欠如しているので、単に、お役所の人が怖かった、とか、そんな理由だろう…。

クライマーで、例えば商社マンで世界を飛んで回っていますとか、銀行マンでカスタマーサポート得意、とかいうペルソナは、伝統的ペルソナではない…。

どっちかというと、黙々と岩に取り組み、「オレには岩しかないんだ…」みたいなキャラのほうが伝統的だ。あるいは、岩登りしか得意がなく「オレ輝いてるぜ!」みたいな陽性キャラ。陰性にでても陽性にでても、掛けすぎ、というのがある。社会は、クライミングにそこまで価値を見出していないのだ。

つまり、のぼれるってだけでは、”そこのけそこのけ、おいらが通る”には、ならないってこと。言われてみたら簡単なことだが、なぜかクライマーは気が付かない人が多いんだよな。

そういう人たちが、アクセス問題という現実、に向き合っていくのには、カウンセラー並みの心理的テクニックが必要だろう。 

大事な点は、
 

 1)共感的コミュニケーションをする ←これが難しい
 2)本人の意思を引き出す 

まとめると単純だが、これ、実際にやると難しい…。

例えば、日向神の開拓者の山○さんが、木工ボンドでボルトを固めた理由を聞いたら…「ちょっと試してみたかったから」だそうだった…んだが、私の反応は、何も発言しなかったが、「ばっかじゃないの!」という空気は伝達していたであろう… 

これはNGな態度なのである。 こんな非常識な行動に対しても、そうだね、試して見たかったよね、という態度が必要というのが講習会の指導内容だった。

これを空気で、伝導しないようにできるのがプロ。こうしたテクを身につける講座だった。

一般社会でも、はぁ?みたいな事柄は多い。しかし、クライミング業界は、更に輪をかけて多い…。 呆れてモノも言えん、的な…。

しかし、どんな親切な人が、社会的引きこもり状態の岩場問題をなんとかしてやろうと頑張ったところで… 

 例:井上大介さん、平山ユージさん、

両価的な人というのは、自分で自分の首を絞めることを行ってしまうというのは、前例が示している。

自縛しているのだ。オレという自我に。それを解いてやる仏や天使が必要ということなのだ。

それは甲府時代から感じていた。なんで私?とは思っていたが。

基本的に心理学的テクニックを身につける事によってしか、クライミング業界は救われることができないのではないだろうか…

クライマー業界の安楽椅子に座っている人の9割は、いわゆる愛着障害っぽい反応しかできない大人たちなのだから…。

愛着の問題だとすれば、根は深く、治癒は長い時間がかかる。大人では無理という意見もある。しかし、生きづらさを抱えた人たちであり、社会からの救済を待って、あのような意味不明の態度に出るということは言えるだろう。

つまり、彼らは支援してくれる対象ではなく、支援を必要としている、救いを求めている対象なのだろう…。

2023/04/23

貧すれば鈍する を避けよう!貧しても鈍せずいれるクライマーになる具体的な方法


 結局、

・お金持ちのお客さんに旅費負担してもらって、ヒマラヤ登りたいよ~とか、

・オレに惚れてくれる女が、生活費だしてくれないかな~ 山だけやりたい、とか

・本気トライしたいけどロープがなー あ、新人さんのを使おう!とか

・ジムで5.11が登れるだけだけど、北岳行きたいって言えば、優しい女の人なら行ってくれるかも?…とか

・僕、ついていきます!って言えば、ロープワーク、タダで教えてくれるかも?とか

・おねえさーん!って甘えていれば、海外登攀に連れて行ってくれるかも?とか

たぶん、

 貧すれば鈍する もしくは  自信がない

 から、というのが、心理的背景なのではないかと思いました。

なんか気の毒ですが、

 1)貧して鈍するは、自分がバイトすれば、解決だし

 2)自信のほうも、自分でしか解決できない

というか、実際、貧しさも自信のなさも、10代後半で、ハンデから自己解決して来た私からすると、

 甘えられても困る

しか、ないかな…。 救世主願望って、甘えと表裏一体なのでは? でも、仏様でも、救えないんですよ。自分が自分を救うしか無いとわからない人は。

■ 第三の解

日本の男性社会って、誰が誰に勝ったか?っていう視点で男性同士が小競り合いをしているようなんですよね‥ 

未だに、江戸幕府みたいなんです。お山の大将を小競り合ってるっていうか… 

それはビジネス界も同じで、それで日本国は、世界からガラパゴス化している。(市場調査の仕事をしていました)

それで、勝ちに入れない男性は、女性をいじめる。

チェーンソーの講習のときに、私に危険な位置での玉切りを強要しようとした、怪我をしたオジさんがいました。私が、”腰高より上で切るな、と教わった、危険だから嫌だ”というと、バカにした態度でした。煽ってる…。

たぶん、自分が、チェーンソーで取り返しのつかない失敗をして誰にも同情してもらえないので、同類が欲しい、みたいな心理現象かもしれん…

共感者ができれば、同類、類を憐れむ、ということができるからです。

このときは、私と同じくらい背が低いおじさんがいて、「オレにだって危険だ」と言って、私を守ってくれました。

これに相当するのが、「安全マージン厚すぎ」ですね。 

煽ってる…。 

そして、背の低いオジさん=黒田さんが文登研に書いた論文ですね。

あれがでて、ほんとにホッとしたというか、なんせ九州では、正しいことを言っているの、私だけみたいだったんです… 

まわりが全部変だと、変なのは自分の方ではないか?と不安になるのが人間心理です。

その後、樋口先生が奥村さんの講習会を開いてくれましたが、私が知っている福岡の山岳会の人、全員に声をかけましたが、全部、無視でした。来たのは若者の会の人だけ。

彼らは危機感を持っていますが、だからといって、頼りになる師匠役がいるわけではないですよね。

そもそも、本州には雪があり、山の天候リスクがありますが、九州には、天候リスクがあるような山自体がないので、なかなかその現状から想像力を働かせろ、というのも厳しいものがあります。

他の会の人達…つまり、高○さんや松○さん、ムーブの若い男性たち…は、奥村講習に誘っても来なかった。

つまり、上級クライマーから、直接、教わる機会、チャンスが格安で用意されたとしても、それを得ようという気がないのです。

それは山梨でも同じだったかも…。なんせ海外遡行同人の集会、誘ったけど、誰も来ませんでした。 ギリギリボーイズの方との宴会もです。男性は、おれなんか、と思う人が多いみたいです。

ということは、彼らが本当に得たいのは、クライミング能力ではなく、栄誉とか、あまり根拠のない称賛、なのです。

アルパインクライミングが廃れるのも当然ですね。

今、この世界には、アルパインで栄誉となるルートなんて残っていないからです。あるけど、すごく高嶺の華です。

講習に出たくない理由を聞いたら、

「ビレイは、オリンピックのビレイボランティアで学んできたから自分にはいりません」

でした。

スポーツクライミングのビレイを外岩でしてはいけないです。

この方は会を率いていますが、他の事例でも、誤解があるような発言が多かったです。例えば、沢。「ボルトが整備されてスポーツルートみたいな沢」と言っていましたが、九州のボルト現状から言うと、常時水にさらされていない場所でもカットアンカー40年もので腐食が進んでいます。だから、すでに時限爆弾化しているのに、沢にあれば、なおさらです。むしろ、「ロシアンルーレットみたいなルート」ですよね…。

つまり、昔の人の判断だと、ボルト=強固、安全の前提なのです。その前提が崩れているにもかかわらず。

会の若い人たちが、全く山のリスクを教わらずにクライミングだけをしているのも、きちんとした山屋教育をすることが自分の責務だと思っていないようで、教えてあげて、という私へのセリフは、丸投げ、責任放棄、とも受け取れました。

ただ、こうした事例を取り上げても、言えることは

 教える立場にある人もきちんと教わっていないから、教え方が分からない

ってことかもしれません。

本当はお気の毒なのかもです。

で、次元を変えるには?

■ AMEGAを取るという手もあります

なぜなら、この資格が、世界のクライマーたちが取っているクライミングインストラクター資格だからです。

今きちんと登れている人たちは、ほとんど、地頭力が高くて自分で独学できる人、です。

その中でも、二世クライマーたちは、一流の教育を受けている、と言えると思います。

自分のクライミングが終わったら、ぜひAMEGAのクライミングインストラクターの資格などをアルテリアとかの助成をもらって、取りに行ったらどうでしょうか?

私だってしてあげたいですが、43歳スタートのクライマーなんですよ?現実的にみて、能力の限界というより、人間なら誰でも無理でしょう。 もう引退時期にスタートしているんですから(笑)。

知り合いでは、台湾のケリーがアークテリクスの助成で、AMEGAのクライミングインストラクター資格をユタでとっていました。

シンガポール人が、アメリカの資格を取って、台湾で開業しているって時代なんですよ?

内輪で喧嘩していると、日本は ますます世界から乗り遅れます。今でも、相当ガラパゴス化しています。

しかし、日本国としての現実を見れる立ち位置にいる、年輩のえらいさんクライマーはいない。つまり、内輪揉めは、男同士のプライドをかけた戦い=容易に収束しない、でしょう。

そんなのに付き合ってやれるほど、普通、人は暇ではありません。

特に若いときの一週間は、歳をとってからの1ヶ月です。その時間で、自分のクライミングをして、取れる、のりしろを取りきったほうがいいですよね。

■ 貧して鈍せずいるために… 投資能力をつける

カネだけが人生ではありませんが、貧して鈍すると、ボルド代も出せなくなり、タダで登らせろ、と零落せざるをえないのも真実。

米国長期債権は今、大変買い時でした。私の個人的意見ですが。

参考:https://leverage-investment.com/us-bond-etf/



2023/04/22

クライマーは海外登攀にいつ行くべきか?

■ 海外登攀のタイミング=円高をつかむ

ところで、投資に強くなると、円高を掴んで、海外登攀に行けます。このところ、円安で、海外に行く気には慣れませんでしたよね…

円安早く終わらんかなぁとか思ってしまいますが、前回の円高のときにドル転しておけばいいのです。それをドルで保有する。

田中泰輔師匠のこの動画で、ドル転・円転のタイミングを掴みましょう。

ちなみに今は、円転チャンス(円安)。

 株価が下がる局面 → 円転して債権を買う

 株価が上がる局面 → ドル転して株を買う  → 海外に行く

注意しないといけないのは、ドル円が上がるという表現は、120円が140円になることを指しますが、これは円安という意味です。1ドルのバーガーを買うのに120円で買えるほうが、140円も払わないといけないのよりいいですよね?

■ 円安&不動産市場ボトム = 外国人投資家

今は、空前の円安だったので、北海道では、アメリカの人が、スキー客狙いのゲストハウスを作るために、安い物件を探していました。

地域経済のために努力してくれるなら、何人であっても、地域は歓迎したら良いのではないか?というのが私の意見です。

いくら地域にお金を落としてあげたくても、日本人で就職氷河期世代以下の人は、そもそも、そのような材を持っていませんよね。

地域経済がかわいそう…という気持ちになって、全財産を叩いてしまったら、今度はその叩いた人が生活保護で暮らさねばならなくなって、どっちかというと、お荷物になります(笑)。

投資した金額を、それ以上に大きくできる才覚がある人は、結構、稀です。特に日本人は蓄財は得意だけど、それを有効に使って大きくするのは、苦手な人が多い、という国民性。

つまり、起業家マインドとは程遠い、どちらかというと、羊マインドです。

(なのに、なぜクライミングでは、イケイケマインドが優勢なのか、謎ですが…たぶん、ボルトルートを登っているつもりで、ぜんぜんリスク認知していないだけでは…?)

というので、日本の岩場の希望は、インバウンドで岩場に登りに来てくれる外国人たちです。

なかに北海道のように、土地を買って地域おこしの一助となってくれる人が現れるかもしれません。

■ 外国人はすべて敵 は気のせい

日本人クライマーの方は、そんな奇特な外国人クライマーが現れた際に、間違って

 あいつは敵だ!

と言ってしまわないように、見識を広げておくのが良いような気がします。なんせ、鬼畜米英とかの気持ちがまだ抜けない人たち…80代…に育てられた人たちが現在の60代…なので、外人=十把一絡げに敵!です。

■ 甲府のデイビッド

甲府でも、千代田湖では、デイビッドが地域おこしを頑張り、BBCだっけ?に取り上げられていましたが、地元では、せっかくのデイビッドの快挙がスルーでした… こんな有り難みのない人たちのために、私材をなげうって頑張ろうとする人は、かなり奇特な人です。

せっかく頑張った平山ユージさんが、仲間内で、悪者扱いでやり玉に挙げられているのと、似ています。

■ クライマーは両価性の人々

どうも、最近呼んだ心理学の本によると、「自分を愛してくれる人を攻撃する」という態度は、両価性というらしいです。その両価性というのは、「5歳児の大人」の症状らしいです。そういうタイトルの本があります。

クライミング業界に来て以来、なんでそういう風になるんだ?的な、謎な出来事が多かったです。

新人を出しにして阿弥陀北陵に行っても、凍傷者6人も出すとか…。子供六人いるから可愛そうなオレ、とか。5.11がジムで登れるからバットレス四尾根とか…。オレだって、運さえ良ければ佐藤ユースケとか。

大体が女性を心の支えにしている。女のヒモになりたい男の人が多いというか… 私がいくら故・吉田さんのビレイヤーだからって(笑)、それ無理なんで…(汗)。就職氷河期世代です。

故・吉田さんは、岩雪で、「ヒモだよ、ヒモ」とか言っていましたが、あれ、冗談ですからね(笑)。それくらい覚悟すれば、毎日、登れるって意味です。

真に受けて、オレも…って人が多い。作戦として、クライミング技術を教えないで、延々と顧客からぼるつもりのガイドさんとか。

それは、すべてこの両価性から来ているような気がします。

クライマーは無責任でも良い、という伝統というか、そういう人が残っていく業のようなものが、伝統的にクライミング界にはあったみたいです(知らない、本で読んだだけ)が、若いクライマーでは、かなり文化違います。

クライミングができるからって、他のことが何もできなくても良い、という根拠に正当性はないです。

痩せたいと言いながら、大酒を飲んで、大食いするとか、そういう矛盾した態度は鳴りを潜め、結構、禁欲的・節制した質素な生活をしているのが、フリークライミングのクライマー。

もちろん、別に体を壊さない範囲で、人生を楽しむのはいいのですが、享楽と娯楽は違いますね…。

何事もやりすぎれば、享楽。クライミングも、ほどほどにってことですね。

■ バムクライマー必修

【ライブ配信】「為替と世界はこう曲がる!! 波乱の米利上げ最終コーナー」(講師:田中 泰輔)4月21日配信

おまけ: FOMCのスケジュール 為替レートが変わるタイミングを知る

開催回数 開催日
第1回 1月31日〜2月1日
第2回 3月21日〜22日
第3回 5月2日〜3日
第4回 6月13日〜14日
第5回 7月25日〜26日
第6回 9月19日〜20日
第7回 10月31日〜11月1日
第8回 12月12日〜13日