2021/05/14
誰をビレイパートナーにするべきか?
前にいた山梨アルパインクラブは、毎週水曜日が人工壁の日で、私は半年ビレイの習得のために通っていたのですが… どうも会長さんは教えないタイプの人で、会長本人以外のクライマーは、ビレイヤーとしては微妙みたいでした…どうしてそれが分かったか?というと、自分の女性パートナーをほかの男子と組ませないので、理由を聞いたら、分かった。その女性に怪我してもらいたくないから、だそうでした…(笑)。それ、私なら怪我してもいい、って意味ですけど、どうも発言するときに、意味を考えないみたいですね、みなさん。
私を個人として大事にしてくれる人なら、ビレイも確実なのかなぁと思って、師匠の青木さんと登っていましたが…なにしろ、私を娘さんと間違うくらい可愛がってくれた方なので… それでもやはり、男性クライマーを育てた経験しかないみたいで、女性特有のリスクには、理解ができないみたいで…「きぬちゃん、一杯ランニング打ってあげたで~」って、相沢大滝55m… 私まだ小滝リードが終わっていないんですよ?普通は、醤油樽→小滝→大滝→…です… 男性クライマーはいきなりビッグな壁で燃えるらしいんですけど… ああ、すれ違い…。とか、俺のカムで登れ!…うーん、青ちゃんのカムは手が届かないんですよ。
そんなこんななので、若いクライマーは当然ダメだし、年配のクライマーさんは、九州では私を座ってビレイした人や、2名リードを同時にビレイした人もいるくらいなので、当然ダメ…(笑)。スポーツクライミング(人工壁)をしていない人はビレイでキャッチした経験がないので、ビレイは形だけです。信頼はできない。しかし、人工壁をしているからと言って信頼できるかと言うとそれも違い、立ち位置がとおーい。
一人で岩場に行くのは、事故の時、危ないから…と思っていたら、それも違い…むしろ、一緒にいた方が、自分が肉離れの事故の時、お医者にかかれないという…(汗)。むしろ一緒にいる方がマイナス… 一人で運転して行き、一人で運転して帰りましたからね…。保険にならないパートナーは、ただのリスク増要因…
男子の会は、イケイケ過ぎて女性に必要な安全の配慮は分からない…4級?ロープ要らねぇみたいな世界観ですし…。それ以前に、私だけが女性だからと言うことで、学歴自慢などの特定の攻撃をされても、男性の仲間たちにはそれが分からない。攻撃されている事実が伝わらないので、当然守ってももらえない。
…というので、私の場合、一人で登るのが一番安全みたいなんです…
こういうと、君をビレイしてあげよう、みたいな奇特な人が、気持ちをくじかれると困りますが…、今のところ特にオンサイトし残した、とか、執着している課題があるわけではないですし、登りたいジムはKoWallとか、ベースキャンプとかで、福岡にはないですし…。
ゲストクライマーを案内する程度の親切は、いつでもできますので(落ちないところしか登らないので)、そういうのは気にしないでいいですよ。旅先で親切にしてもらうのは、お互い様ですし、日本各地の情報を貰えるというのは、とても助かることなので。
愚者になって往生す
■ 愚者になって往生す
今日は、おかもん先生に、質問を取り上げてもらった…ら、驚いた。
正しいことを間違っているように言ってくる=マウンテイング
というのだそうです… マウンティングされていたんですね…、私は。そうだったのか。
人間関係に疎くて、スイマセン… よく分かっていなかったですな。
で、結論的には、そういう人とは、関わりを持たない、縁を選べ、というのが、おかもん先生のアドバイスでした。
■ 自己評価が低い
まだまだだと思って、自分より経験値が豊富だと思われるクライマーの話は良く聞いていますが…
クライミング業界に長くいても、きちんと勉強しているとは限らないし…
古い技術から更新されていない…というのは良くあることだ、と学び中…
新しい技術だからって、いつでも一番いいわけではないし…
一つ一つ吟味して、自分で選び取っていくのが大事です。
例えば、最近は、変形ブーリンでのアンザイレンを勧められたのですが…やっぱりエイトノットでいいかな…。
ブーリンいまいち信頼ができないので。 中根穂高さんも、変形ブーリンがほどけてレスキューされたことがあると誰かに聞いたことがあります…
クライマー界に必要なのは倫理観
のクライマーバージョンが必要ですね!
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医の神アポロン、アスクレーピオス、ヒギエイア、パナケイア、及び全ての神々よ。私自身の能力と判断に従って、この誓約を守ることを誓う。
1)この医術を教えてくれた師を実の親のように敬い、自らの財産を分け与えて、必要ある時には助ける。
2)師の子孫を自身の兄弟のように見て、彼らが学ばんとすれば報酬なしにこの術を教える。
3)著作や講義その他あらゆる方法で、医術の知識を師や自らの息子、また、医の規則に則って誓約で結ばれている弟子達に分かち与え、それ以外の誰にも与えない。
4)自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。
5)依頼されても人を殺す薬を与えない。
6)同様に婦人を流産させる道具を与えない。
7)生涯を純粋と神聖を貫き、医術を行う。
8)どんな家を訪れる時もそこの自由人と奴隷の相違を問わず、不正を犯すことなく、医術を行う。
9)医に関するか否かに関わらず、他人の生活についての秘密を遵守する。
10)この誓いを守り続ける限り、私は人生と医術とを享受し、全ての人から尊敬されるであろう!
11)しかし、万が一、この誓いを破る時、私はその反対の運命を賜るだろう。
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理不尽を「リスペクト」で駆逐せよ 制作現場を変えるNetflixの本気
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https://forbesjapan.com/articles/detail/41089?fbclid=IwAR2pw7JXnKO5d3hIOX57vO35dmTF9O8c_C2DBBoqNzuBVMX19Vt94JdFnkY
岸良海外にクラックを登りに行ったら…
私の登りたい課題は誰一人ビレイを提供してくれる人がおらず… みんな私の呼びかけで集めたクライマーで、トポまでしっかり事前に渡していたのに…。
まず第一に起きたことは、初日、私が予定していた最初の岸良クラックを別の岩場に変更させられたことでした…さも行くのが嫌そうに場所の変更をお願いされ… 思えば、自分の行きたいところは行きたい、相手の行きたいところは行かない、この人は押せば折れる人だ、そういう心の習慣が成立していたのです… いつも私の方が精神的に大人で譲ってあげるからですね…。
そして、結局私は、自分の登りたかった岸良のクラックは一本も登れなかった上、ボルダーのフェスでは、痛んだ足をリスクにさらして勇気を出して登っても…
「これは…(こんなビビっているクライミングでは…)」
と相手の判断で切り捨てられてしまうという… 無理にお願いしてそのダメな私が登っているビデオ貰いましたが、別にダメではなかったです。登っていたのしかも5級だから…。
膝は今でも痛いので、ボルダーはしません、クライミングも無理をしません。2年経ちそうな勢いですが、それだけ時間がたっても回復はまだですので、当時は脱臼から、まだ数か月でかなり膝はゆるゆるですので、ホントに私エライなと今でも振り返って思います。
理不尽な目に合ってきたのですが… 気持ちは奴隷です…
奴隷みたいな気持ちにさせられるので、自分の男らしさが好きでたまらないクライマーと登るのは嫌… 私は男ではないので、男らしさを唯一の善と考える思想の人と登ると、否定され続けることになり、私のメンタルにとても良くない。
クライミングでは男性のフィジカルが有利ですが、それは日本社会が妊娠出産をしない男の人だけが働き続けられるような仕組みを作っているのと同じで、男性の能力に適したように日本の岩場が作られているからです。
私には手が届きもしないのだから、1ピン目はないのと同じ、でしょう…。グレーディングも同じで、届けば5.9、届かなければ、10台、みたいな話ですので…。人工壁で分かると思いますがなんで分からないのかなぁ…。みんな自分で課題を作らないから分からないのかなぁ…
理不尽を何度ども何度も飲み込む経験を続けると、奴隷、が出来上がる…。奴隷のように耐えながら、行動しないといけないのは嫌だなあと思うので…
対局、その反対はリスペクトです。どういう風にリスペクトするのか?それは、この記事の内容に譲ります。
2021/05/13
米国アクセスファンドのポッドキャスト
ポッドキャストでアクセス問題の詳細が語られています。誰でも聞けるようになっているようですね。
米国ではクライミングエリアを守ることは、大企業による過度の環境破壊が含まれる開発から、大自然を守るということとイコールなんですね…
クライマーのうんこ問題より、ゴルフ場開発のほうがうんと巨大な悪で、なおかつ、不可逆的開発ですよね…ボルトの跡がどうこう、って、ブルドーザーと比べてどうです?
笑っちゃうくらい環境インパクト小さい…うんこはしばらくすれば自然に返ります… 特に日本では。
それより、除草剤をゴルフ場の芝のために蒔いたら、下流の農業は全部有機認証とれませんね…
■ クライマー協定 Commit to The Climber's Pact:
・Be considerate of other users ほかの人を思いやる・Park and camp in designated areas 指定エリアを守る
・Dispose of human waste properly ゴミ処理を適切に
・Stay on trails whenever possible トレイルを使う
・Place gear and pads on durable surfaces ギアとパッドは丈夫な表面におくこと
・Respect wildlife, sensitive plants, soils, and cultural resources
ワイルドライフを大事にする、植物、土、文化
・Clean up chalk and tick marks チョークを消す
・Minimize group size and noise グループは小さく、音も小さく
・Pack out all trash, crash pads, and gear ゴミもギアも忘れ物しない
・Learn the local ethics for the places you climb ローカルルール尊守
・Respect regulations and closures 規制を守る
・Use, install, and replace bolts and fixed anchors responsibly ボルトと終了点を責任もって使う
・Be an upstander, not a bystander 手本になる
邪慢
仏教用語で邪慢という言葉を知りました。
・窃盗犯がどうだ俺ほど早く人の財布をすれるものはないだろうと自惚れたり、
・刑務所では前科の回数が自慢のタネ
・どれだけスピード違反をしたかを自惚れ
・試験の点数の悪い事や、単位を落とした事を自惚れたり
”恥ずかしい事でも自惚れの材料にしてしまう”のが、
邪慢
■アレックス君のコメントから類推
岩的に必然性のないランナウトは、フリークライミングの世界での”正見”は、
■ 現代のランナウト王子
ランナウトはアルパインの伝統です。たしかにアルパインで、数ピッチ行ってから、いちいち2m起きに支点を作る意味ないというか…私もリッジ系のに登るとき、ほとんど形だけです。支点。だって落ちないですから… 落ちた時、死体が行方不明にならないためのロープなんで…。
集合意識の総和が、この世界を作っているということ
回ってきた記事。
いや、ホントにそうね、と思ったので掲載。
現状のクライマー界がどのような世界か?というと???
どのような人たちで成り立っているか想像がつくかもしれない…(汗)。
岩場にうんこ問題で岩場閉鎖とか…(鳳来はそうだったらしい…)
マナーが悪いというので、JFAは、ボルダラーのマナーアップに一生懸命だが…、もしマナーアップ特集が必要だというのなら、やっぱり
マナーが悪いやつら=お子様
というレベル感なのだろう…
以前、服務している囚人にオシメを履かせる刑罰を処したところ、お子様レベルの態度が改まった、というのをどこかで読んだことがあるが… 例えば鳳来なら、クライマーにオシメを履かせたら行為は改まるのだろう(笑)。
年配のアルパインクライマーは、マナーも悪く、セクハラもします… 同じ伝統がフリーのクライマーに来ているのかも…。まぁ当然ですが、クライマーの中にも、色々な人がいるわけですが… ブイブイ?言わせたい人は、マナーの悪さで、ブイブイ、を表現していることが多いかもしれません…。
そのあんまり真似しない方がいいところを真似しているのかも???
そして、ビレイループさえ、二重というような真似をすべき良き習慣は、あんまり、受け継がれていないような気がします…。
2021/05/12
安全のリレー
(赤字当方)
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ルート保全について
~お互いの安全のために~
ある岩場にて
昨秋、30年くらい前に開拓された岩場を尋ねました。そこで劣化した支点(ハンガー)を多く見受けられましたので、その後2回程度、支点の整備に行きました。私が開拓したルートもありましたが、整備した多数は他人が開拓したルートです。写真のように「ほとんど抜けかけたハンガー」が連続した箇所もありました。
これは非常に危険な状態で、あと数回の墜落かテンションでハンガーが脱落していたかもしれません。
支点の強度と管理
岩場では開拓者がルートを作りますが、その支点を終生にわたって強度保証することはありません。ただし再登者は支点強度を信じて登りますので、この辺の齟齬が事故発生の危険性をはらんでいます。
またクライミングジムでは支点は管理されていますが、自然の岩でそれはありません。
言い方を変えれば「有料施設では支点は随時点検されるが、無料の岩場では支点の管理者はいない」ということになります。
今回の問題は「ハンガーをとめるボルトがずいぶんと緩んでいたのに修正されていなかった」ことです。
クライミングコミュニティと安全の保全
クライマーは好むと好まざるにかかわらず、クライミングをしているということで「クライミングコミュニティ」の一員になります。 我々はその場にいないクライマーを意識することは困難ですが、私が今日登ったルートは将来、誰かが再登します。そのため我々は時間軸上でつながっているといえます。
そして管理者のいない岩場では、クライマーは無料で登れる恩恵があると共に、次のクライマーのために安全な状態を保全する必要があります。例えば、「開けたドアを次の人のために押さえてあげ、その人は次の人のために・・・」というような行為、つまり「岩場では安全のリレー」が大切です。
今まで、死亡事故が発生して利用禁止になったエリアはいくつかあります。事故は被災した本人に壊滅的な事態が生じますが、クライミングコミュニティにも大きな被害を与えます。
岩場で出来ること
ランナウトした核心部で、ハンガーが脱落しそうであっても、必死でクリップするかもしれません。ただしそこでテンションしても、体重がかかったボルトを締めることは困難です。そのため安全な支点に到達するまで危険な状態が続きます。
ボルトを修正できる可能性があるのはロワーダウンのときです。私は岩に行くときは「小型モンキーレンチ」を持参していきます。そして回転しているハンガーはそれで補修するようにしています。
ボルダリングではチョーク跡を掃除することがマナーとして定着しています。リードのハンガーや支点問題は見かけの問題ではなく、安全の問題である以上もっと深刻です。
「続登者の安全は、先行者によって保たれる」のです。そのため「安全のリレー」に努めていきましょう。
![]() |
カットアンカーからグージョンに打ち直されている |
![]() |
緩んでいるカットアンカー |
2021/05/11
アダムオンドラとアレックスオノルドの対談 | スポーツクライミングとビッグウォール
スピードクライミングはどちらにとっても大変だそうです。そんな簡単なものではないみたいですね。スポーツ志向 と 外岩志向はやっぱり、全然違う志向体系みたいですよ?
■クライミングの歴史
現代の、世界で、”ザ・アルパインクライミング”と言えば、やっぱりパタゴニアみたいですね!
アレックス君は、年に1、2回しかしないそうです。する理由は、
他のクライミング形式のありがたさが分かるから(笑)。
九州の支点をアップしたら、チェコのクライマーが連絡くれて、うちらのはもっと悪いと言っていましたが…絶対行きたくないだろうなぁ… 世界のフリーソロのアレックス君が嫌がるチェコ。
■ 開拓
石灰岩の開拓は、アダム君によれば、それほど大変でもないそうです。掃除がいらないから。
アレックス君も2,3本開拓したことがあるそうですが、1本目はよく分からなかったのと手打ちだったので、最低限のボルトしか打たなかったら、かなり怖いルートになってしまったとのこと。
■アレックス君75% アダム君100%
2021/05/10
アレックス・オノルド君のお母さんの手紙
■ アレックス・オノルド君のお母さんの手紙
良い文面なので訳しました。
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Dear Mom of a climber,
クライマーのお母さんの皆さんへ
I’m the mother of that kid you couldn’t bear to watch in Free Solo, who made your palms sweat as you wondered aloud, “How’d you like to be that kid’s mother?!”
私は、皆さんが見るに堪えない、あのフリーソロを登った子の母です。手に汗握らせたでしょう…そして、あんな子のお母さんなんてやってられないだろうなぁと思ったでしょう…
I didn’t have a choice. My son, Alex Honnold, was born climbing, and that’s all he ever wanted to do. So at 59, since I wanted to be part of his life, I tried it.
私には選択肢はありませんでした。息子のアレックスは生まれつきクライマーで、クライミングだけが彼のしたいことだったのです。しかたなく、私は59歳でクライミングをすることになりました…。彼の人生の一部でありたかったからです。
At 66, I became the oldest woman to scale El Capitan.
そして、66歳で、エルキャップを登る最高齢女性となりました。
In the short time between those two events, a lifetime of learning happened.
この短い間に、人生の貴重な学びが起こりました。
I’ve always been a teacher, a writer. A mom. Basically I spent my life at a desk, in a classroom, in the kitchen. Not exactly athlete material. But you never know until you try.
これまでの人生、私は教師として生きてきましたし、書き手であり、母でした。基本的に、私は、机、教室、そして台所で、人生を過ごしてきました。まったくアスリートの材ではありません。でも、試してみるまで分からないものですね。
As I began climbing, I learned a lot about fear; my imagination was far worse than anything that really went on ‘out there’ on Alex’s expeditions or climbing trips. Fear comes from not knowing.
クライミングを始めて、恐れとは何か?について多くを学びました。私の想像は実際よりうんと悪く、心配は無知から来るものでした。
At the beginning, I ‘knew’ I’d never be able to climb a wall; I was no athlete! I just wanted to see what it was like. I climbed a wall at the climbing gym. And another. I followed my son up an outdoor wall, terrified and thrilled. He believed I could, so I did. It’s as simple as that.
始めから、私は、壁を登るなんて無理!と”知っている”つもりでした。私はアスリートじゃないのよ!ただどんな感じがするか知りたいだけ。クライミングジムの壁を登りました。そして次の…。外壁で、息子のフォローを務め、恐怖におののき、スリルを味わいました。息子は私にもできると信じているようで、それで私も自信をつけました。それくらいシンプルでした。
By the time we did El Cap, several years later, it no longer terrified me to hang on a rope 3,000 feet above the Valley floor.
私たち親子がエルキャップをやる頃には、4,5年がたっていましたが、もはや3000フィート(1000m)の壁でロープにぶら下がることは怖いことではなくなっていました。
…続く…
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どうですか? 私が一番感動したのは、息子が何に夢中なのか知りたいと思った母親が、恐怖や偏見を乗り越えて、壁に取り組むことです。
”馬鹿言わないで!私にクライミングなんてできるわけないでしょ!”、初心者は、誰だってそう思います。そんな思いすら、乗り越える息子への愛。
私が悲しいのは、私の夫が少しでも、その意思を見せてくれたら…ということです。試しもしないで、出来ないって決めつけているなんて…。