|
Balcony area |
■日向神 バルコニーエリアは冬温かいエリア
昨日は久しぶりにフリーを、というので日向神のバルコニーエリアへ。
I went to Balcony area in Hyugami, best area in winter climbing. Topo is here.
http://www.geocities.jp/k1hut/newbalcony.html
雨後で、岩が濡れている、濡れていない、などというエリアの選択には経験値が必要で、それがないと、遠回りをすることになる。
真冬に凍える岩場に行ってしまったり、真夏に暑すぎて登れない岩場に行ってしまったり。
しかし、遠回りは、ある意味、経験者のありがたみを理解するのに必要な経験で、こうした遠回りをすること自体は、非常に学びが多く、楽しいことだ。
今回は冬の岩場ということで、バルコニーエリアへ出かけた。気温が5度くらいはないと冬の岩は厳しいということを学び中のため、ずっと車の温度計を見ていたが、ずっと0度。ほんとにあっているんだろうか?
0度はアイスなら、ほっとする温度だが、岩では…。寒さ対策していったら、意外にあったかくて、ほとんど脱いで登った。
日向神は、トップロープFIXにすることができない=限界グレードにチャレンジするのはいいが、そうなった時は問題は回収困難…。
回収便が出せないと、カラビナ残置ってことになる。ので、登れる人がいるときは、難しい課題にチャレンジしておく。
■ 案内者の重要性
回収の問題だけではなく、初めて行く岩場では、とりつく課題の選択に、経験値が必要になる。今回は、私に与えてもらったのは、
大蛇山、5.10c (Daijyayama 5.10c)
これは楽勝そうに見えて、意外に苦戦した。リード時に分厚い安全マージンを採用中だから(笑)。
この時点で、判断に、
1)この時期に最適な岩場の選択
2)このクライマーに適した課題の選択
という2点が必要で、どちらも、長い経験値のたまものである。下に続く世代は、おかげでスピードを多少なりアップした成長が許されることになるのだ。
■ アップとアップアップ
アップは、5.10bのサスケだが、サスケのほうが大蛇山5.10cより難しい。TRで登らせてもらった。
A warm up was 5.10b Sasuke but Sasuke is harder than Daijya yama 5.10c.
この時点で、すでに汗だくだった。アップなのにアップアップ。
サスケは、核心が2か所あるが、バラバラに出てくるのではなく、連続して出てくるので、核心を抜けた!と思ったら、抜けていないことになっている(笑)。これは、5.10bだと辛いようだ。
次に大蛇山にぬん掛けしてもらい、取り付いたが、1番目の核心で立ち込めず、なんどもトライののち、途中で退場。ランチを食べる。しばらく歓談などして休息。
再トライしたら、登れた。その核心の以後も、ミニ核心が出てきたが、なんとかなった。
しかし、絶対落ちないように最近は登っているため、頼んでもいないのに、筋トレ化しており(笑)、これは…という腕の張り具合(笑)。
最後に、11Aテラノを登る。これは、クライミングジムの課題みたいで楽しいよ!と言われた課題だったが、すでにお疲れがあったのか、メンタルも終盤では枯渇してきており、最後の一手にランジで飛びついてしまった… 短気を起こしたためだ。トップロープだから、というわけで。
こういう風に短気を起こして登っても、何にも身につかないんだよ~と心の中で反省。しかし、早く終わらんかね、という具合になったのだった…超難しかった。
ハンドホールドは分かるんだが、みんなポケット。しかし、ポケットのサイズは、前の大蛇山より大きかった。
大蛇山で、ポケットを使ったせいか、両手とも、薬指が痛い…。指、ほんと、すぐ痛くなりますよねぇ‥ これはグルコサミンとかコラーゲンとか、そういう対策をした方がいいのでしょうか???
なんか私の中では、そういうものに頼り始めたら、煩悩の道、って気がしているのですが、それはヨギーである故のこだわりで、ちっぽけなこだわりなど、この際、捨ててみたらいいのかね?
These routes uses a lot of pockets! So my fingers hurts today...
■ 大蛇山という祭りと酒 Daijya yama Festival and Sake
山は登るだけではなく、その土地の習俗や風習を知ることが大事だという初期教育を受けた。
I was told to look local history and life and tradition in my early days as a hiker and climber.
I felt Daijyayama was a funny name and asked people, they said it's a name of local Festival.
大蛇山というのはお祭りなのだそう。検索していたら、おいしそうなお酒を見つけた。
日向神では、大蛇山というお酒を飲みましょう(笑)。
I found even Sake named Daijyayama! We should drink Daijyayama when we climb in Hyugami!
http://user.ariakenet.com/~egashira/daijyayamadensetu.htm?fbclid=IwAR0gG6-tMQE125OE18wm7QdY2F0JqFjFe4uIpKtmIXGjcZVsiooMpLxxkmk
■ 温泉&グリーンピア八女
実はお正月に少し太めになりました…(笑)お正月というか、冬はいつも少しふっくらしています(笑)。 以前は冬山仕様に体が適応したんだなーとそれだけでしたが、今は、-20度の山には行かないので、脂肪の防御は要らないかも…。
でも、下界の岩だと舐めて薄着すると、寒いということは理解。下界は下界で寒いのはなぜでしょう?山では歩いているから寒くないのかなぁ。
久しぶりに、これは!という肉体疲労感だったので、急遽、温泉を検索し、グリーンピア八女へ行きました。温泉500円でした。
湯の質は、温泉というより普通のお湯でしたが、温冷交代浴ができるのが助かった。私はこれが一番好きな入浴法です。暑いのと冷たいの交互に入る。
グリーンピア八女は、典型的な不採算レジャー施設になっていました。莫大な建設費を掛けたであろう施設なのに、利用者の気配は薄く、岩場で会った人間の数より、少ない人間にしか会いませんでした…。もったいない。
私は国際的なクライマーのゲストハウスをしたいという夢があるのですが、グリーンピア八女など、シャトルバスさえ出してくれれば、クライマーを迎えるのにぴったり。
しかし、たとえ企画しても企画倒れに終わるだろうなぁというのは分かる。
なぜなら、価格設定が高すぎるから。世界中からクライマーが集まるグリーンクライマーズホームは、1か月滞在して、4万円です。だからクライマーが来るというほうが正しい。安くて登り放題。食事も美食ではないし、お風呂はなく、しょぼいシャワーしかない。
でも、贅沢を求めないのがクライマーなのですから…。豪華な食事だの、豪勢な家だの所有して、登っているクライマーってなんか違和感…。私のクライマー観が、ヨセミテのバムだからなのかなぁ?いや、クライミングがもともと、そもそも何の役にも立たないものだから(笑)のような気がしますが(笑)。
奥日向神キャンプ場も場所だけ1000円で開放してくれたら、クライマーが来るような気がします… クライマーは、素泊まりに1000円以上は出さない…。
何しろ、山で寝泊まりするとタダなんですから…。私もビジネススーツを着るわけでないんだったら、一泊3000円すら出す気には、もはや、なれないです(笑)。
というわけで、500円しか税金投入施設には支払わず、お風呂上りに320円のソフトクリームを食べて夕飯までのつなぎとし、80円の春菊と130円の巨大シイタケを購入して帰りました(笑)。
ソフトクリーム、デカかった。お兄さんがちょっとサービスしました!って言ってくれました。悪いなぁ。
帰りに広川のガソリンスタンドでガソリンを入れたら、なんとリッター132円でした♪