先生を選ぶ基準
2020/12/24
2020/12/22
2020/12/21
終了点とプロテクション
1)プロテクションも悪く、終了点も悪い
=ギリギリボーイズの方限定。一般クライマーは登らない
2)プロテクションが悪く、終了点は良い
=トップロープ課題
3)プロテクションは良いが、終了点は悪い → TRADクライミング
=リードして懸垂で降りる
4)プロテクションは良く、終了点も良い → フリークライミング
=普通のあるべき姿
クライマーの自己責任の取り方 ボルトに対する対応力:事例集
はじめに。最もあってはならないこと:煽り&煽られ。
事例1)シャックル直付けのような、確信犯的に信用してはならない終了点の場合
→ 係数2で落ちるクライミング(RP型)はしない。TRは必ず3点で取る。
→ プロテクションに頼らないで登る、もしくは、各駅停車でテンション登り 係数2のフォールはしない
1)ヘルメット着用
→ ベテランクライマーがノーヘル、ニット帽だったりすることを気にせず、揶揄されても気にせず、ヘルメット着用する。
3)ほかの人に紹介するルート
RPにも内容の良しあしに色々な細かい違いがあります。
古いクライマーからは、落ちるクライミングをする若い人たちが危険だ、という指摘が根強いです。
11程度を登る一般のスキルレベルのクライマーにも、自分の身を守る方法論が必要ですが、こうした事情説明は、昔の登攀しか経験がないベテランからは出てこないのが現状です。ベテランの中でもラッペルのスタイルに進んだ人は理解がある場合もあります。
大事なこと。 落ちながら登るには、確実なプロテクション(ボルト)が必要です。
悪いボルトのルートでは、確実にオンサイト出来るつもりでないとバクチになるので、フリークライミングの見た目をしたアルパインクライミング、とでも表現したらいいような課題については、オンサイトにこだわる必要はない、というのが実情です。2000年代以前に開拓された岩場は、ほぼそのような岩場です。(小川山も結構そうです)
■ 世代間の知識の差について
エイドをやっていない現代クライマーは、クライミング中のチョンボ棒によるプリクリップクライミング、については、よく分かりません。1ピン目が遠い時にかけるプリクリップ以外のことは無自覚かもしれません。落ちれないボルト配置(ランナウト)のような課題の場合、ルートの途中でプリクリしないと、いくらビレイヤーが良くても、墜落すれば、怪我を免れません。それで登る勇気が出なくなった場合、敗退するにも、その前のボルトに落ちてぶら下がれない、という意味です。その場合は、なんとかプリクリするしか、安全に敗退する方法がないです。
12でひいひい言っている人と、10でひいひい言っている人と、14でひいひい言っている人の心の中は同じ動きです。
2020/12/20
一般向け外岩整備と現代初心者向け外岩講習の両輪
前に一緒に登っていた開拓者のボルト感覚っていうのは、
ガバ=ボルトを飛ばしていい
フリークライミングは、理論上は1ピン目を掛けれたら、後はどこで落ちてもいいハズです。甲府で一緒に登っていたクライマーには、そういう風に教わりました。
現状では、インドアクライマーが、アウトドアデビューするには
・ビレイ位置
・ヌンチャク一個持っていくこと
・捨てビナなどの敗退
・落ちていいところと悪いところの講習
・落ちる時の体制の事前学習
などがデビュー前に必要かなとおもいます。
2020/12/18
二子山エアウェイ 5.11c →7c 当時日本最難
再生された岩場で、看板ルートを再度登ってみたら、あれま!難しいじゃん!って話題です。
昔のルートって、これがありますよね。
なんとエアウェイは、7cなら12d、当時日本最難でしょう、とのこと。高難度と言っても、まだ12台なので、手ごろ感あり、とりついて頑張る男子いるかもしれません。7cかぁ。
その辺が日本では確立されていないので、常にリードしながら成長していくことはできないクライミング事情となっています。本来は、限界グレードはリードしながらあげれるはずですが、TRでの暗記が必要になっていますが…。
2020/12/16
UKのボルト基金
https://ukboltfund.org/?fbclid=IwAR097xAi6MfGIedKlM9zjNQa9K181u2VMNtnmmjI87v8pEnoM1fmwi1DHR8
こちらを見ると、各地域ごとにボルト基金があるようですね。
やっぱり岩場ごとか、九州なら九州全体のボルト基金が必要で、全国バージョンというのは、東京一極集中を生むため、地方の人はモチベーションが上がらない仕組みかもしれませんね。
JFAによると、岩場指定の振り込みも可能だそうですが、フリーファンをみても、そんなこと、どこに書かれているのか、分からない程度にしか書かれていないし…。
■ 余談:昨今のクライミング雑誌の低落ぶり
硬派のフリーファンですら、クライミングソックスの特集に14Pだと。そんなことだから、誰も読まなくなるんですよ。
ロクスノのチョーク特集もいいかげんにしろ、なノリでしたが、中身のないものを買う人がいないのは当然ですよねぇ。
再燃中のアクセス問題に14Pをさき、全国的に知識を共有すれば、無い知恵もでてこようというものです。ソックスは2P程度でいいというのが正常な物事の比重感でしょう…
だから結果として、リボルトが進まないんですよ。
やり方が悪い、ということの結果=現実、は明らかですなぁ。
12月15日のネット調査 水平打ち + ASCA
1)避けるべき危険なボルト(米国版)American Safe Climbing Association(ASCA)
https://www.safeclimbing.org/education/dangerbolts.htm?fbclid=IwAR0zUe1gdbC-JnaXr13vrlUso-BI176apHtxpmhDa9q_tsSnpWsZKX5_MOQ
2)BMCのボルトガイドがここから、ダウンロードできます。すごく良い資料ですがかなり重いので各自ダウンロードが最適。
この形だとキンクします。
2020/12/15
リボルトの遅さ
本来、生かされるべき、
日本の外では、若い人も年配者もみんな楽しく、新しい岩場で、バンバン落ちるクライミングを楽しくやって、ヒマラヤトレッキングの帰りにラオスやタイに登って、実家はアラスカでーす、みたいな人が一杯、回遊魚のように世界中の岩場を、安くなった格安航空券とネットでできる仕事の強みを生かして回っているのに…。
日本だけ若い人は、蟹工船…
悲しすぎる現実だわー
2020/12/14
岩場におけるフォール事例集を外岩に行く前に見ましょう
https://www.instagram.com/p/CIq6Cdtj_6n/
こちらはインスタグラムのフォール動画です。
このような動画を、外岩にデビューする以前に、クライマー同士でたくさん見て、
1)どのようなフォールが危険で、
2)どのようなフォールが許容範囲なのか、
ということの合意を作っていかないと、今の状態では、
落ちて行けないところで落ちるクライマー
という問題が解決できないだけでなく、
落ちていいところでも落ちれないクライマー
という問題も、同様に出てしまいます。
■ 初心者向きの課題を選ぶ能力
どこなら落ちてよいのか?というのは、経験による知識 です。経験による知識、というのは、経験がない人でも、想像力がある人にはカバーができる知識です。
ので、想像力の強弱で、結果が分かれてしまいます。想像力が欠如した人は、怪我をするにせよ、しないにせよ、偶然によって結果を得ることになってしまいます。
それを避けるには、想像力がない人にも事前に起きることの結果が予測できるように、こうした動画を事前に共有するしかありません。
そうすることで、
初心者の自分に向いたリード課題を選ぶ目
ビレイするときにクライマーに怪我をさせないビレイ
の2点が確実に得れることになります。
この2点がないまま、外岩に行くことが、基本的には、事故が減らない原因です。
2020/12/12
今回の一連の登攀で
キーボウさんからアドバイスをもらったら…
上部エリアの10Cとは、シティラインですね。終了点前の1手は難しいですが、大蛇山よりは易しいですよ。7つの子は良く覚えていませんが適正グレードだと思います。
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と言われ、目がテン…。
大蛇山も10cだが、2テンで登っていたあの頃、昔の自分は偉かったなぁ~ということなのだろうか… ともかく、小さい足が拾えなくなっている。
今回の登攀は、トータルすると、どれだけ力が落ちているか?という比較になったのだが…
…と言っても、別に他にすごくしたいことがあるわけじゃないが…。
ということは、ルートセットを覚えたいのだろうか…うーん、謎だなぁ。適切なボルト配置を覚えたいのですが。
大安心
自然農をしていると、自分の寄る辺、例えば、水源、とかどうなっているか?すごく身近に分かるようになり、それが安心につながるのですが…、その安心を
私も雪山の登山では、自然界の中での自分の身の守り方、という意味で、この”大安心”を積み上げて登ってきたと思います。
読図もそうで、山が怖かったのは、道に迷うということからでした。今は全く怖くない…。
山に一人で行くのが怖いのも、犯罪者が怖かったからです。例えば、富士見平小屋で女性登山者が小屋番に殺害されていましたよねぇ? 今は怖くないです。なぜなら、もはや小屋には泊まらないですし、犯罪者はたぶん読図できない。ので、逃げれる。そもそも、犯罪者が来れない山にしか行かないです(笑)。
ので、私が積み上げてきた活動は、”大安心”を積み上げる活動でした。
しかし、クライミングになると、そうではなくなり、なぜか、心の充足、ということがなく、10Aが登れたら、次は10b、10bが登れたらさらに10c、と、延々と世界最高難度が登れるまで、エンドレス…。キリがなく、しかも、競争心の世界で、みなどうどうとマウンティング中です…。ので、最初からやる気になれません。
クライミングでは、むしろ、人間関係の問題が増え、大安心ではなく、
・ビレイヤーのスキルは信頼しても大丈夫か?
・この男性と二人で山に行っても、セクハラされないか?
・怪我をしたときに、ちゃんと保険になってもらえないのではないか?
等々…ほとんど常にびくびくとしていないといけない。ほとんどの場合において、不安の方が勝り、大体において、その不安がリアルに現実化してしまう…ということになります。
というので、私にとってはクライミングは、現在は魅力的な活動ではまったくありません。