2020/12/14

岩場におけるフォール事例集を外岩に行く前に見ましょう

 https://www.instagram.com/p/CIq6Cdtj_6n/

こちらはインスタグラムのフォール動画です。

このような動画を、外岩にデビューする以前に、クライマー同士でたくさん見て、

1)どのようなフォールが危険で、

2)どのようなフォールが許容範囲なのか、

ということの合意を作っていかないと、今の状態では、

 落ちて行けないところで落ちるクライマー

という問題が解決できないだけでなく、

 落ちていいところでも落ちれないクライマー

という問題も、同様に出てしまいます。 

■ 初心者向きの課題を選ぶ能力

どこなら落ちてよいのか?というのは、経験による知識 です。経験による知識、というのは、経験がない人でも、想像力がある人にはカバーができる知識です。

ので、想像力の強弱で、結果が分かれてしまいます。想像力が欠如した人は、怪我をするにせよ、しないにせよ、偶然によって結果を得ることになってしまいます。

それを避けるには、想像力がない人にも事前に起きることの結果が予測できるように、こうした動画を事前に共有するしかありません。

そうすることで、

 初心者の自分に向いたリード課題を選ぶ目

 ビレイするときにクライマーに怪我をさせないビレイ

の2点が確実に得れることになります。

この2点がないまま、外岩に行くことが、基本的には、事故が減らない原因です。



2020/12/12

今回の一連の登攀で

人は何のために登るのだろうか?

バムクライマーと楽しく登って、別れたのち、様々な”事件”が起き、そのせいで、ここ2日ほど、メンタルの調子が最悪に悪いので、こんな問いを持ってしまうのである。

このような問いが出るということは、その意味は、登ることの意味が分からない、ということであり、要するに楽しくない、のである。

ではなんで、楽しくないのか?というと、詳述は控えるが…

ローカルクライマーからの抵抗に合う
クライマーの無責任体質を垣間見る

…など、そういうことがあるからである。おそらく、どこか心にやましいところがある人がいて、結局のところ岩場をクライマー人種という特権階級だけのものにしたがっているのではないか?と、私にはそういう風に思えるわけなのである。つまり地権者に許可を取っても、一般の人が訪ねていけるよう公開しないとか…。秘匿している。

そういえば、日本の有名なクライマーが世界でも、まれにみるグレードを初登した、とあり、その場所で第二登が出ていないので、グレードが曖昧であるため、海外メディアから私に問い合わせが来たことがあったなぁ…。

まぁ、いい…。

私はとりあえず、どうも今の時点では登攀は楽しくないらしいので、要するに登攀を頑張る季節じゃないらしいのだ。

自然農をやっているときの、自然の理を探求したい気持ち…もっと知りたいという前向きなエネルギーが、クライミングには感じられず、知れば知るほど、真実…エリート主義…が、明らかになって、私はシラケていくだろう…ということが予想できる、ということかもしれない。大体何においても見切りは早い方だ。

ああ、何か、もっと楽しく未来に希望が感じられることはないかなぁ~

■シティライン10c

キーボウさんからアドバイスをもらったら…
ーーーーーーーーーーー
上部エリアの10Cとは、シティラインですね。終了点前の1手は難しいですが、大蛇山よりは易しいですよ。7つの子は良く覚えていませんが適正グレードだと思います。
ーーーーーーーーーーーー
と言われ、目がテン…。

今回、充実感があったクライム、No1は、大蛇山。2年前に2テンでRPした課題だったので、肉離れ&膝の脱臼という事故後、どれくらい力が落ちたか?を調べるために、登った。

初見ではない大蛇山と比べて、初見のシティラインが非常に難しく感じられるのは仕方ないのかもしれないが、テン山どころか、墜落多数で、とてもトップロープでない限り、とりつけないだろうというありさまだった…。あちゃ~

大蛇山も10cだが、2テンで登っていたあの頃、昔の自分は偉かったなぁ~ということなのだろうか… ともかく、小さい足が拾えなくなっている。

■ 悔しくない

今回の登攀は、トータルすると、どれだけ力が落ちているか?という比較になったのだが… 

それを自覚したとして、本来、感じるべき、

”悔しさ”

が感じられない。…ということは、もう私にとってクライミングは、どちらかというと過去の活動になっているのかなぁ?

あまり、当事者意識が湧いてこないからだ…。何をしたらいいか?ということも、一応聞いたし、まぁ自分でも多少ジムに通いこめば、得れる糊代はあるとは分かるけど…。そこまでする価値を感じられない。

…と言っても、別に他にすごくしたいことがあるわけじゃないが…。

■ 開拓

それよりも、ランナウトしない適正なボルトの打ち方とか、理解したい。

ので、開拓方面を勉強したいのかもしれない。

ということは、ルートセットを覚えたいのだろうか…うーん、謎だなぁ。適切なボルト配置を覚えたいのですが。

というのは、そういうことを考えていないルートのように思えるルートを5.9辺りでたくさん経験するからだ…

ガバ=ボルト飛ばしになっているような気がするルートとか…。

私は、基本的に好奇心以外では動かされないので、肉体的な強靭さを増強するにしても、誰かを感心させたいとか、自分で自分の肉体に酔いしれたいとか全くないわけで、無理。

10c程度の登攀ができない、というくらいのレベルの低さでも、別に悔しい思いが沸き起こることもないので、悔しさをバネに頑張るとか無理。

そもそも、クライミングを始めた最初から、登れるようになりたい、などと全く思っていなかったのであるからにして。

というので、探求心以外をよりどころとすることは、私には無理なので、探求する課題がなくなれば、まぁ、その活動は、ジ・エンド、と言うことになるだろうなぁ。

悪いけど… すいませんねぇ… あんまり情熱がないのに、楽しく登ってしまって。

大安心

■大安心

自然農をしていると、自分の寄る辺、例えば、水源、とかどうなっているか?すごく身近に分かるようになり、それが安心につながるのですが…、その安心を

 ”大安心”

と言うそうです。

私も雪山の登山では、自然界の中での自分の身の守り方、という意味で、この”大安心”を積み上げて登ってきたと思います。

例えば、以前は、-25度の環境でソロテント泊する場合の身の守り方が分からず、ただ雪の山は怖いだけでした…。が、心を向けて、こわごわながらも、やってみたらできました。

読図もそうで、山が怖かったのは、道に迷うということからでした。今は全く怖くない…。

山に一人で行くのが怖いのも、犯罪者が怖かったからです。例えば、富士見平小屋で女性登山者が小屋番に殺害されていましたよねぇ? 今は怖くないです。なぜなら、もはや小屋には泊まらないですし、犯罪者はたぶん読図できない。ので、逃げれる。そもそも、犯罪者が来れない山にしか行かないです(笑)。

ので、私が積み上げてきた活動は、”大安心”を積み上げる活動でした。

■ クライミングは不安を追いかける活動

しかし、クライミングになると、そうではなくなり、なぜか、心の充足、ということがなく、10Aが登れたら、次は10b、10bが登れたらさらに10c、と、延々と世界最高難度が登れるまで、エンドレス…。キリがなく、しかも、競争心の世界で、みなどうどうとマウンティング中です…。ので、最初からやる気になれません。

クライミングでは、むしろ、人間関係の問題が増え、大安心ではなく、

・若い男子が私の注意を聞かない
・ビレイヤーのスキルは信頼しても大丈夫か?
・この男性と二人で山に行っても、セクハラされないか? 
・怪我をしたときに、ちゃんと保険になってもらえないのではないか?

等々…ほとんど常にびくびくとしていないといけない。ほとんどの場合において、不安の方が勝り、大体において、その不安がリアルに現実化してしまう…ということになります。

というので、私にとってはクライミングは、現在は魅力的な活動ではまったくありません。

■ 極性の正常化

一般に、何を楽しいと感じ、何を楽しくないと感じるか、ということは、正常な人だと、楽しいことを楽しいと感じ、怖いことを怖いと感じます。

大安心につながらないことを楽しいと感じるのは、おかしなことなので、クライミングが楽しくないというのは、私の内面的感性が正常化しているということです。

本来、人は大安心につながる道を選ぶべきだと思うので。

…ということで、クライミングは、今、私が寄り添うべき道ではないと感じています。

■ クライミングについての活動

一般に、クライマーは、クライミングが楽しいという人種のことなので、他のクライマーから見たら、じゃなんでクライミングしているの~と感じるだろうとは思いますが…。

それは、日本のクライミング界が全く正常ではなく、一部の特権階級の私物化されていること、それでは、本来日本人のすべてが享受できるはずの自然界からの贈り物がすべての人の財産とならず、もったいない事、に、違うな、と感じるからです。

この気持ちは、過疎の町ターケークなどで、クライミングをし、世界中のクライマーが僻地のラオスに集まって和気あいあいと登っているさま…、人種も、年齢もこえ、言語の違いもこえ…を見ていないと理解できないのではないか?と思います。

ラオスでは、20代のツヨツヨクライマーが、4歳の女の子を登らせてあげている世界がありました…

おりゃーと雄たけびを上げる人もいましたし、私のように各駅停車でしか6Aが登れない人も、ギャラリーを得て、頑張ったら拍手を貰える世界でした…

価値観が多様化しているということです。〇級も登れなかったら頑張っていないとか、人のことに自分の価値観を押し付けてくる人はいません。

これは何と言ったって、遊びですから…。

価値観の多様性ということが、本当に実現している世界、というのは、日本の人には、かなり理解が難しいのではないかと思います…

■ 心が枯渇

そういう多様性が担保されていない日本では、いちいち考え方の面で相手の思想が危険なので、ガードを緩めることができず、常に気を張っていないといけないので、私の心の容量的に、クライミングのムーブ解析まで心が持たない…。

これは落ちるだろうなぁ、落ちたら怪我するかもなぁと思っているところに、”もっと頑張れ”と言われると、ほとんど、”怪我をしろ”、と言い換えたのと同じになってしまいます…。

自分の評価を 命知らずさの度合い、に置いているクライマーだとやはり、私とは合わず、一緒に登ると、相手の安全は増えても、私の安全は増えない。

私はやはり、相手の安全を増やしてあげている自覚があるので、相手からも私の安全を増やしてもらっている実感がある相手と登りたいです。

文化的問題で、それは九州では難しいなぁと思っています。


2020/12/10

二子山の地域おこし活用事例:社団法人化がポイントらしい

■社団法人化

先ほど、二子山の地域おこし活用事例について、小鹿野クライミング協会の方とお話ししました。

ポイントは…

1)岩場を整備してロクスノに発表したら、岩場を訪れるクライマーが増え、会員数激増で、超人気。

2)クライマーの組織を社団法人化するのがポイント。なぜなら、社会的認知が高まり、対外的な交渉がしやすくなるのと、世代交代がしやすいから。

3)JFAのリボルトに依存しないでも、開拓クライマーがすでに持っている開拓能力で、きちんと整備できる場合も多い(リボルト職人講習を待たなくてもいい)

4)ハーケン時代の開拓者との橋渡し役になる人材がいるといい

5)組織が軌道に乗れば、どんどんと有名クライマーも参加してくれる

6)地域にアピールするには、クライマーがインスタで地域のグルメリポートを多数投稿するといい

7)クライマーの組織に弁護士さんがいると強みになる

8)ケミカルvsグージョンでは、永久保存ルートはケミカル、そうでない場合はグージョン 打ち替えも15cm離せば大丈夫

九州にも来てくれそうな感じ!九州は岩場開拓余地がまだまだいっぱいあるので、今後、九州に、東南アジア方面からのクライマーもたくさん来てくれるようになるといいな~

Falling physics that Every Climber Needs to know

Mt.Hachimen Crag! How to get there and accommodation!

A climbing bum friend visited me!

A climber friend has visited me so I was on overnight climbing trips last week. We've gone to Hyugami crag, the biggest crag in Kyusyu, also the Mt.Hachimen crag, the smaller but nice crag with nice long routes in the northern Kyusyu island... it was a fun time! 

The Mt.Hachimen has a very easy access from Fukuoka, the biggest city in Kyusyu, also, the bolt situation is much better than Hyugami crag so I will write beta here for the English speaking visitor's convenience... 

On Mt.Hachimen 

Mt.Hachimen is a hiker's mountain and also religious mountain. One of my English speaking friend whom I took to the temple on the foot of this mountain was so impressed by religious tradition here. There are Jingo ji temple and Yayama Shrine in this mountain and the mountain it self is considered god itself. 

The Access

You can use JR train from JR Hakata station, the cost is 2800 yen one way. Get off at Nakatsu city station at Oita prefecture. Oita prefecture has so many other destination such as Beppu and Yufuin, those are the very famous tourist spot. 

At Nakatsu station, you can get on a bus to goto Mt.Hachimen or take a cab. It is about 15 min car ride.  There are buses only 3 times a day, so check the time schedule here first or use a cab.

https://www.navitime.co.jp/diagram/bus/00254674/00050263/0/

The bus takes you to Peace memorial park(where US aircraft had fallen while WWII) in the Mt.Hachimen... get off the last stop or if you are staying over night there it will take you to your accommodation... there are two choices, Hachimen sansou, and Kogane onsen sansou.

The location of the mt.Hachimen is here. 

 

Accommodation

There is no tent site. Two choices. You can stay at;

Hachimen  Sanso 

  https://comhits2014.wixsite.com/hachimensanso

  https://nakatsuyaba.com/?introduce=hachimenzansou

or 

Kogane Onsen Sanso

  https://koganesansou.com/

Kogane Onsen Sanso is a high class Ryokan(Japanese style inn) so you can experience Japanese style retreat, and the Hachimen sanso is more economical, often kid's soccer team stays for a long term for training. 

From the both place you can walk to the crag but if you have a car, the crag is only short distance of walk from the road, max.15min. 

 This is a dinner at Kogane Sanso.


The accommodation fee for the Hachimen Sanso is 1520 yen per person, or per room 5090 yen/up to 6 people to 10180 yen/up to20 people, so ask for the tourist office to give you assistance in Japanese.  There is a tourist desk in JR Nakatsu station, or call here 0979-23-4511, or write here(https://nakatsuyaba.com/?page_id=928)

The latest leaflet says, the dinner is 1060 yen, and breakfast is 690 yen. Public bath is only 320 yen(10:00 to 16:00). 

Approach to the crag

Mt. Hachimen has 3 lead climbing area, and some boulders. 

The climbing guide book for this crag is the famous "Nihon Hyaku Iwaba(Japan 100 crags) " and the details can be seen at the climbing-net.  You need to make your own account to view the topo guide in this net.

https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E5%85%AB%E9%9D%A2%E5%B1%B1/

Upper area

The entrance to the Jyoubu area(Upper area) is the mark "L" in this photo. 


http://www14.plala.or.jp/ja6dbs/shinrin/hachimenzan/hachimenzan3.html  

Within 5 min or so, you will see the off-trail, climbers foot trace, in your right side. If you go to No1 look out, you are gone too far... Be careful when walking down to the cliff, it has 3 roped sections since it is very steep. Non-hiker might get injured... 

Middle area

The Chubu area(Middle area) entrance is the mark "S" and you will see climbers foot trace on your left. If you are visiting crag often, you will not miss... if you are not used to climber's trail, you might end up just staying on hikers trail, which goes around the pound, which is also a nice walk. You have to go down the cliff, but the entrance is pretty obvious. The middle area is nicer and bigger than the upper area. 

Lower area

Skip the Kabu area(lower area) since the bolts and anchor situation is bad. It is not considered safe. 

My day for example;

I have gone to the Chubu Area at first and had climbed Nanatsuno ko 5.10a. 

Then went to the Jobu Area, I did Cappuchino 5.9 and Koino takinobori also, a long 5.9(easier).


Nanatuno ko 5.10a 


                                           City line 5.10c

The harder City line 5.10c is also recommended. 

The popular routes has better bolts and anchors but other than that, some bolts are still cut anchors, so do you observation at first and climb safely! 

Sample photo: 


Note: 
Never climb the Ishibutai Boulder. It is banned. 




                                    Capucchino 5.9


The other You tube video

https://www.youtube.com/results?search_query=%E5%85%AB%E9%9D%A2%E5%B1%B1&pbjreload=102

 

2020/12/09

八面、七つの子&シティライン 

■ 八面

今日は八面を案内したのですが、中部エリアも初めてだし、上部エリアでは、私は2個しかオンサイトしていないので、基本ほとんど知らない岩場…ってことで、お客さんの方が登れるので、どっちが案内されているのやら。

上部エリアのシティライン 10c TRやけど、大変やったわ〜。中部の七つの子10Aですら、ワンテン…レイバックみたいになってしまって返せず…。アドバイス貰って、バックステップみたいなバックハンドを使ったら、登れた…これ、リードで取りついたのですが、マスターで行かなくて良かったです…。トラバースのところ、一部遠かった…。

よみがえる小川山の思い出…。遠いクリップはビビり入ります。

課題は、細かく足を拾うことと、立ちこみ…。今回は身体張力使って体もくたびれ…あざだらけです。

岩場に行ったら、若い男子のグループがいて、聞いたらノースのショップ店員たちのグループだそうでした…一本に5人も6人も登り、それぞれが登るのに、とても時間がかかる。

ロープがクロスしていて、昔一緒に言っていた先輩のことを思い出しました…そういうことを気にしないタイプの人だったよなぁ…。別の先輩に、お気をつけて、とか言われたんですよね。

今日はバムクライマーと登れて、経験値も増え、とても助かりました…。凹角はスリングを延ばさないといけないけど、そうすると結局、長さが出るので落ちれない…ないよりマシ、というランニングですね…。

八面はいい岩場ですので、上手いこと、リボルト進めばいいなぁ…。

ただ、なんで日向神から行っても、福岡から行っても、同じくらいの時間かかるのか、謎。

昨日は、八面の平日で、別パーティに会うのは珍しく、若い男性の5-6人のクライマーグループが来ていましたが、何の仲間なのか?と聞いたら、ノースのショップ店員のグループだそうでした。現代的ですね。

カプチーノと鯉の滝登りを全員やるまでには、長い長い時間が必要で、延々とやっており、そうだよなぁ…若い男子でも、最初は下手くそだよなぁと思いました。誰もが通る道…。

団体ではなく、個人で登るようにならないと、時間配分の面からも、一日1、2本しか登れず、5-6本は登らないとパワーがつかないです。

10ⅽがTRでも登れるということは、それなりに成長していることなのだと分かりました。


トポ
https://k1hut.yuki-mura.net/hachimenzancyubu.html

清掃登山の重要性

■地権者の確認

岩場には、”地権者”という存在がいて、登っていいかどうか?というのは、きちんと確認が取れているものだ、と『日本百岩場』に記載がある岩場については、クライマーなら誰でもそう思っていると思うのですが…。

ところがどっこい!な現実があると、以前、JFAの井上さんが言っていました…(汗)。

…ということは、今フツーに登っている岩場も、ホントは登ってはいけない可能性もある…ということです。本当に困ったものですね…。

要するに現状は、

 あやふやな確認の上に積み上げられたクライミングの歴史

ということです。これは、次世代への負の遺産ではなくて、何なのでしょう…?

…ということが現状なのです。

一方、良いニュースもあります。オリンピックなどで、クライミングということが世間に認知されてきているので、クライマー側は、クライミングが人気のあるスポーツで、競技人口もすでにたくさんいるということを示す、

”既成事実”

を積み上げると良いのだそうです。その既成事実とは、


   新聞などの大手メディアにクライマーの活動として取り上げられること

であり、平たく言えば、

   清掃活動、

なのだそうです。逆に言えば、業界紙でいくら取り上げられてもダメだそうで、5.17登りました!みたいなのがいくら業界内でスゲー!!!と取り上げられてもダメらしいです。

世間が期待するクライマー像とクライマーの真の姿は、それくらいかけ離れているってことで、世間が求めているのは、

「スゲー!」のほうじゃなくて、「しっかりしているね!責任感あるね!」

の方らしいですね。

クライマー社会内での評価は、社会における評価とは全く違います…

■ 岩場清掃活動

さて、では、どこの岩場で、参考になる岩場清掃活動がされているかというと?

リアリティのある記録
http://climber319.blog89.fc2.com/blog-category-25.html

竜頭泉
http://nagasakiclimb.blog115.fc2.com/blog-category-8-1.html

比叡
http://blog.livedoor.jp/msca/archives/81510954.html

備中
http://kokopelliboulder.com/?p=270

道場
https://www.hma.jp/blog/2019/11/24/%E3%80%8C%E9%81%93%E5%A0%B4%E5%91%A8%E8%BE%BA%E3%81%AE%E5%B2%A9%E5%A0%B4%E6%B8%85%E6%8E%83%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%E3%80%8D%E3%81%8C%E5%B1%8A%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/

鳳来
https://www.facebook.com/freeclimbjp/posts/3314352721985607/

日和田
https://www.kojitusanso.jp/tozan-report/detail/?fm=24455

広沢寺
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2243279.html

御岳
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=5584

笠置
https://kakera365.exblog.jp/28716931/

2020/12/05

フィジカルダウン… 言葉の力

 ■ 2度目の大蛇山 レベルダウンを理解

怪我をする前の2年前の1月と比べて、自分がどれくらいフィジカルダウンしているのか?

知りたくて、出かけた大蛇山5.10c…

右足の肉離れと右ひざの脱臼をしていますが、脱臼は用心が必要で、癖になるそうで、膝を脱臼するって、ホントにめったに聞かないことなのです。おそらく、筋力低下はだいぶしているだろうと。

今回は、大蛇山、2年前は2テンで登っているのに、テン山でした…今も腕が張ってパンパン。

■ バムパートナー

バム生活をされている珍しいクライマーと登ることになったので、ラッキーな感じ…でビレイに甘えて登りましたが…やっぱり、時間がかかるビレイでもやってくれる人がいると嬉しいです。

えーとか余計なこと言わない人(笑)。

じゃないと、クライミングに集中できない…。

外国人と良く登っていますが、外国人は多様性に慣れているので、自分の基準で人を判断しないことに慣れているためだと思いますが、別に私の登攀に文句言う人いません…人それぞれなので。

日本だと、一定基準、つまり、”自分と同じ”、じゃないと、”お前はクライマーじゃない判定”されてしまいます。

それは、正確に言い表せば、”お前は18歳男子新人の基準を満たしていない”という意味ですので… 気にする必要はありませんが、実際問題、気にしなくても、パートナーとして不適切です…。えー、とか言われている段階で、ラポール築けていない。

エーというのが、そもそも、そのクライマーがより成長する糧になるでしょうか?なりませんよね?じゃ、その言葉発する意味ありますか?ないですよね?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自分を他の子と比べながら・・・

「私の脚はあの子と違って太くてみっともない」

 

あの子と比べることで、あなたの脚は変わるの?

太くてみっともないと言ったところで、あなたの脚は変わるの?

 

この言葉を発することで自分の脚を好きになる、それとも嫌いになる?

 

自分を卑下する言葉を使った先に、本当に内側から綺麗になることってあるんでしょうか?

 

 

 

 

 

指導者が生徒に向かって・・・

「そんな大きいお尻でどうするの!」

 

どうするの!って言ったところで、その子のお尻は小さくなるの?

 

今ある体を否定することで、その子が自分の身体をしっかりとケアしたいって心から思うことにつながるんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

親が子供に向かって・・・

「あの子(子供の友達)、痩せて綺麗になったね」

 

痩せたことと綺麗になったことを繋げることで、あなたの子どもはそれをどう受け取ると思いますか?

 

もしもそれを聞いた子どもが、あの子よりも太っていたら?

「私はあの子みたいに痩せてないから綺麗じゃない」という考えに辿り着くのは当たり前じゃない?

ーーーーーーーーーーーーーーー

https://ameblo.jp/dancersdontdiet/




カットアンカーは現代の基準にそぐわないボルトですよ

■ カットアンカーのこと、まとめ
ーーーーーーーーーーー
カットアンカー

深過ぎ → ボルトが緩み易く外れる事が多分にある
             事故事例: 烏帽子岩「目玉おやじ 5.12a」 
                   ボルトが外れてクライマーがフォール。
                   地面に激突は幸い逃れた。

浅過ぎ → ハンガーがくるくる回る
             事例:山神社の西壁の殆どのルート
ーーーーーーーーーー
http://climber319.blog89.fc2.com/blog-category-24.html?fbclid=IwAR1MSPD6J6H7VRQ6GXbyQeEY3MJrpmFObQL8QuuN2pduVDuf_ERJqrSww4Y より引用まとめ。

私が思うには、おそらく現代の若者?というか、現代人みんなかもしれませんが、文章力や読解力が異様に弱いので、プレゼン資料のように、きちんと二項対立構造を作って、図画で見せないと、意味が理解できないかもしれないと思います。

一般に筋肉寄りの人は、学校の成績は…のことが多かったのではないかと。まぁ私には弟がいて、超逆△筋肉隆々男だったのですが…彼はもともと頭は良かったと思いますが、なにせ親が彼に勉強より、筋肉を要求したので、彼は、ぜんぜん学校の勉強は振るわず、地元でヤンキーの高校しか入れなかったです。通知表、2ばっかり。同じ土台でも、置かれた環境が違うと、こうも違うのかね?な実例でした。

その弟のことを考えると、クライマーが分かるように解説する本が足りていないのではないですかね?

今どきのクライマーが杉野保さんのような知性は伴っていない、というのは、新人に2、3人、接すれば、すぐ分かります。

http://climber319.blog89.fc2.com/blog-category-24.html?fbclid=IwAR1MSPD6J6H7VRQ6GXbyQeEY3MJrpmFObQL8QuuN2pduVDuf_ERJqrSww4Y

事故事例
烏帽子

黒岩 エンドオブレインボー
https://www.facebook.com/freeclimbjp/posts/1476759182411646/

九州で現役中のボルト…


2020/12/02

現代レベルの資材を使いましょう

■大前提

電話は、現在スマホが主流。スマホの時代にケータイを買う人は特殊な人だし、その時代に固定電話を設置する人はいないし、さらに言えば、黒電話を設置する人はいない。ベトナムやタイは、固定電話の時代を経ず、いきなり携帯ですが、さらに後進国のラオスはいきなりスマホから電話デビューです。

いくら歴史ある岩場で、今黒電話のようなボルトやアンカーであっても、黒電話→固定電話→携帯→と歴史をたどる必要はなく、普通は、現在手に入る一番良い手段を採用するのが合理的でしょう。 

■参考サイト

http://climber319.blog89.fc2.com/blog-entry-2877.html?fbclid=IwAR1M6ERQ_REXqCr1DSl0YLvazqthma8DYSejD2JMBb5j5ePTq9MA7kyTSnE


http://climber319.blog89.fc2.com/blog-entry-1967.html?fbclid=IwAR38zYO1JkZ-FQe_FD1_9jwK-jtCh_88rlmimGAGXzy9Jb9_kClxXvLpGEQ

■ 一般的感覚とクライマー界の感覚の乖離

一般に、

・カンパで募ったお金で

・強度不足の資材を使い

・岩場を整備したら

その整備した人は、開拓者としての責任を十分満たしているとは言えない、というのが世間的な標準の見方であると思いますが…

悪しきクライマーの伝統で、クライマーのオウンリスク制(自己責任制)により、

ーーーーーーーーーーー

開拓クライマーは資材に何を使用しようが開拓者の勝手なのです。公開後に設置されている資材をクライマーが見て登る登らないの判断を自己責任で行います。大丈夫と判断すれば登り、危ないと判断すれば登らなければ良いのです。余程ええ加減な施工で無い限り開拓者への責任追及は難しいと思います。近年は少し違ってきているかもですが・・・
ーーーーーーーーーーー
です。

つまり、

開拓者以上の、ボルトやチェーンなどの資材に対する知識が、一般クライマーに求められている

ということです。開拓者ですら選択できなかった強度をあなたは選択できますか?

あなたは、新人時代、どのボルトは登って良く、どれはダメか?きちんと教育を受けましたか?

私は受けていません。

さすがに、リングボルトだの、RCCだのオールアンカーだのは分かりますが、一般にボルトを見たら、そうしたレガシークラスの支点と比べて、信頼がおけるという判断で登ってきました。

一般的なクライマーの姿勢と思います。それでは、ダメだということですね。

クライマー界はこのような矛盾を抱えていますので、自覚的に登りましょう。すべての開拓者を信用してはダメです。特に岩場に何名も複数の開拓者が入っており、名前の記載がないような場所は要注意です。人気ルートに限定して登りましょう。

2020/11/30

地域おこしにクライミングを!八面の事例探求

■八面山トレッキング&ガストロノミーモニターツアー

これは、地域おこしの一例として、”クライミングによる地域おこし、も可能性としてありますよ~”、ということを、地域の方々に知ってもらう活動の一環として、参加しました。

”地域おこし”ということに、”クライミング”も視野に入れてもらいたいです、ということです。

■クライマー側の一般的事情

クライマー側の一般的事情としては、クライマーは、いわゆる観光からは、最も遠い存在です。

豪華な食事に興味もなく、温泉にも興味がないのが一般的クライマーで、その理由は、お金があるなら、クライミングギアにかけたり、一分一秒でも多くクライミングに接するために、生活をギリギリまで倹約しており、同じお金なら、倹約できない車代とか、高速道路料金、そういうものに掛けるからです。(私も帰りは高速ではなく、下道で帰りました。資金を体力でカバーするのがクライマー人種の慣例です)

【一般クライマーの価値観】
豪華なお食事1.5万円 < クライミングギア 1個1.5万円
宿泊費2000円 < 高速道路代2000円
温泉代500円 < ビール代250円 <コーヒー代350円 もしくは100円×5回
一泊1万円の宿 < 雪山遠征費

もちろん、クライマーにも色々いますが、
・基本的にテント泊で宿泊無料、
・道の駅での買い出しで食費一回約1000円、
・後は高速料金を仲間の頭数で人数割り、

というのがクライマーの伝統と相場感です。

一応、”現代初心者”という名前の伝統を打ち破るクライマー人種も、最近は台頭してきていますが…。その人種ついては、長くなるので、ここでは割愛します。

要するに 現代主流のいわゆる”クライマー”という活動をしている限り、豪華な温泉宿、というのはクライマーの行動圏にかすりもしない、ということです(笑)。

逆に見れば、そのような投資が必要な設備を求めてこない、謙虚で質素な人種、という風に見ることも可能だと思います。

■ 地域観光開発 … 八面山の魅力を考えるワークショップ

今回のツアーは、よくあるバラマキではなく、別名、八面山の魅力を考えるワークショップでした。

東京から招いたライターとコンサルタントが同席していました。コンサルタントは、九州でも調達できるのに、もったいないなぁとは思いましたが、東京方面のお客さんを呼び込む、東京的な都会である福岡都市住民を呼び込む、という意味では良かったかなと。(エンジョイワークスさんなど、コンサルに取り入れるのは、どうかなと思ったりしました。同じ会社を使い続けないのがコツです)

私は三井物産で地域の観光開発をしたこともがあるのですが(門司港レトロ)、やはり、東京方面の開発コンサルタントにプランを何社か出させ、コンペ形式で、プランを採用する、というのが王道でした。

こうしたコンサルを開発コンサルが答えを出すのではなく、お客さんそのものに考えてもらい、意見をもらっちゃおう!というのが今回のワークショップ。顧客目線で正しい戦略と思います。どんだけ考えても都会のコンサルからは見えない点がありますしね。

■ トレッキングコース

トレッキングコースは、金色渓谷から八面山を一周するコースでしたが、

 バリバリ働いている現役キャリアの女性層がメインターゲット。

つまり、山の歩き慣れはしていない層(そんな時間、どこにあるんです?)なので、いきなりの金色渓谷は、廃道ぎみの道、という意味での難路でしたので、みなさん、あたふた…(
笑)。

腐った落ち葉が滑ってころりん=あら捻挫、がありそうな路線の道でした。登山道の名前を金色渓谷(わんぱくコース)とでもすると良いかもしれません。

私は、和予石も行ったことがなかったし、パラグライダー発着場もスルーしており、クライミングで一回、ニッキーを連れて1回、他の方の案内で1回、と3回行っているだけではありますが、クライマーってホント、岩場に直行直帰だからなぁ…と思いました。

日本フリークライミング協会の井上さん(当時理事)を案内した時も、まったく彼、観光スポットは興味なかったですが…(笑)。

八面を案内するローカルクライマーとしては今回ツアーにも同行してくださった池田さんが適任者です。今回のモニターツアー参加で、さらに、日ごろクライマーとしてはかすりもしない高級宿の様子も分かったので、さらに適任化されたように思います(^^v)。

さて、歩き慣れていない一般市民レベルのハイカーにやはり受けるのは、歩きやすく、見晴らしが開けた場所でした。

バラグライダー発着所は、星空観察に最適な場所なのだそうです。別名:恋人の丘?

八面山でスルーしがちなのが山頂かもしれません。山頂や、岩のてっぺんがせり出している第〇〇展望台…というところよりも、人工の展望台が設置してあるところの方が安全で見晴らしそのものも良いので、山頂でヤッホーっていう定番の山登りの感じではないのです。

八面は、もともと宗教的な場所で、下にある神護寺に伝わる修験道の伝統が、山全体が

 和製エアーズロック

だったことを伝えているのですが…。神護寺当たりでは、ハイキングですっかり体力を使い果たした、同行者のみなさん…、説明も上の空、だったかもしれません。一応、この日の日程消化で、石舞台へも行ったのですが、すでに疲れて、”お家帰りたいよーモード”だったように思います。

石舞台では、口の悪い友達が、金属製しめ縄を、”クライマー避け”などと評していましたが…。

クライマー側は、登らないでほしいという地元の意思表示を受けたならば、それは尊重しないといけません。

ただ、伝統的なクライマーは地元との関係が大事だということを、とっくの昔に分かっている。

ので、迷惑クライマーは、いわゆる昨今の ”現代初心者組” かもしれませんが…。つまり、クライミングの伝統的コミュニティが補足していないユーザー層です。

現実問題、石舞台のてっぺんにゴミ放置、先日の日之影の仲組公民館でゴミ放置という問題があげられていましたが、犯人がクライマーというのは、クライマーのネットワークですぐに、こら!っと注意を受けるこの時世で、なかなか考えにくく…。クライミングのネットワークに取り込まれていない、新人層なのかもしれません???ということで、ますます、新人をきちんとしたクライマーのコミュニティに取り込む、ということが大事と思われます。つまり、昔みたいに、クライマーが特権階級意識丸出しで、「仲間に入りたけりゃ実力見せてみな」の態度で仲間に初心者を入れない態度では、Lose:Loseということです。

このように、クライマー界も、(クライミングどっぷり人種)と(現代初心者)で二極化しています。これは、ハイカー界(登山しかしない人たち)も同じで、(冬の剣登ります派)と(高尾山でいいです派)で二極化しています。

■ お宿 金色温泉

お宿の金色温泉は、お食事もおいしく、温泉も大分標準クラスということで、全国レベル以上…で、すっかり懐かしの

高度経済成長期

を味わいました。今となっては、1泊1万円でも、うわー高い!というレベル感のワタクシですが、花の商社OL時代もありましたので…、当時は、13000円くらいだと、”え?黒川温泉で?割安~”と思ったりしていたのでした…。



■ 都会のクライマーの皆さんのグルメ・クライミングツアーに最適

ということで、分かったことは、金色山荘宿泊でのクライミングツアーが可能だということです。(他にエコノミークラスの八面山荘もあり)

首都圏などのバリバリ現役キャリア世代のクライマーのご褒美クライミングツアーでのご利用などが良いのではないでしょうか。一泊2万円の高級温泉宿に泊まりながら登る、贅沢クライミングツアーです。日ごろ、家族サービスをしないクライマー一家が2組集まれば。

お父さんのクライマー2名はクライミングをして愉しみ、お母さんや子供たちグループは一日ハイキングしたり、神護寺、米軍機墜落の場所で歴史や宗教を学んだり、あるいは、温泉で日がな一日命の洗濯をして過ごせます。飽きたら、車から降りて徒歩〇〇秒、というようなボルダーで、ボルダリングしてもいいかもしれません。パパクライマーがクライミング指導して、頼りがいのあるところを見せてあげてもいいのかもですし。

そのためにはどんなサービスがさらにあると良いか?ですが、金色山荘は、由緒正しいお宿すぎるので、八面山荘あたりで、クラッシュパッドの貸し出しや雨の日ようのボルダリング壁設置があるといいかもしれません。

ただ壁は、長野の岩根山荘で設置していても使われていないので、ホールド入れ替えが肝なので、入れ替えできないくらいなら、設置はしないでいいかもしれませんが。

宿から徒歩で岩場まで行けるので、ある程度の年齢から上の中学生高校生レベルの外岩デビューに集中トレーニング合宿というのも可能性があるかもしれません。外岩デビューは、学ぶべき座学がけっこう多く、岩場以外にも、夜の時間帯に、講習会を開く必要があります。

事例として、雪崩講習会では、労山も日山協も、土合の家を使っていますが、これからは現代初心者のクライマーに外岩デビューしてもらうには、2泊3日くらいの集中学習が必要な時代のような気がします。これまでのように、山岳会の先輩について、何年もかけて学ぶというのは、その先輩の頭数が足りていない状況です。

次回予定されているリボルト講習会も、泊まり込みをベースに、近所で宿泊が不要の人に宿泊なしで講習会料金だけの2パターン作ると良いと思いました。

■ まとめ

八面山クライミングにおススメの顧客セグメントは

 バリバリ働いているパパクライマーの家族サービスとご褒美遠征クライミング

もしくは
 都会でバリバリ働いている現代初心者クライマー君のクライミングガイド同伴でのクライミング入門

もしくは
 都会でバリバリ働いている現役社会人複数人のご褒美クライミング
 
でした。

一般の質素な寝食のローカルクライマーにはないけれど、社会人現役世代の、年に数回の遠征で…なら、あるのかもしれないなぁ…などと思いました。

先行事例として、岩根山荘での豪華なお食事も、ガイド主催のクライミング講習会に参加する初心者クライマーたちには好評のようでしたし…(岩根でのアルバイト経験あり)。

クライマーの中でも増えている、いわゆる”現代初心者”の人たちにクライミングの敷居を下げながら、クライミングしてもらうには、いいのではないでしょうか。

《参考サイト》
土合の家 
土合の家における雪崩講習会の様子

岩根山荘 
岩根山荘でのアイスクライミングコンペの様子

上記、2例の
 
 ・リボルト講習会バージョン
 ・外岩入門クライミング講習

さらに、岩場清掃活動と組み合わせ

ができれば、大変良い取り組みかもしれません。

登山難易度