2019/10/02

貧しい若者vs豊かな高齢者

■ 今日本の高齢者と若者の間の経済観念の差

数年前ですが、お正月の帰省で、実家の義父を温泉宿に招待したことがありました。13800円のお宿でした。

その時の義理の父は、「一泊6万円のカニ食べ放題の宿に泊まりたい」ということでした。

今の温泉宿は、普通ランクで一泊15800円。ちょっと節約して13800円みたいな宿が普通で、お腹が苦しくなるほどのご馳走をもてなしてくれると思います。旅館に一人で泊まることはないので、大体3万円コース。

ただ義理の父が理想として語った贅沢は、一泊6万円の宿…(汗)。私たちが招待した宿ではちっともうれしくないと言われているようで悲しかった…(涙)。一泊6万円の宿の贅沢は、バブル時の話でしょう…。

一般的に言って、今の若い人は、低所得化しているため、一泊13800円も高すぎて出せません。私たち夫婦も年に一度の贅沢。

今回、AirBに泊まっていますが一泊3名で3400円ほどです。どうです?格安でしょう!

それでも、今までの素泊まりの民宿6000円みたいな、擦り切れた畳の、障子も破れたの、みたいなのではないです。インテリアにもそこそこ配慮され、家電も整備された、非常に快適な宿に泊まれます。半額しか出していない上、3人で割れば、一泊一人1500円です。

わたしは一人旅の時は、バックパッカーやゲストハウスで泊まるのです。東京でも1500円から3000円程度のに泊まります。海外ならなおさらです。それでも、海外だと、日本の素泊まり6000円の宿より、うんときれいで、洗濯もでき、自分で掃除、洗濯するし、個室だったりもして、プライバシーもあります。

日本の旅館の素泊まりは、プライバシーがない。毎日してほしくもない布団の上げ下げがあります…。私は人に何かされると、申し訳なく感じて、快適でないので、どっちかというと、自分のことは自分でするのが好きです。

というので、

 日本の贅沢=上げ膳・据え膳&贅沢&布団の上げ下げ

 世界で流行中の旅行スタイル=できるだけ安く長期間

と発想の土台が、そもそも全く違うのだということを今回は強く思いました。

■ やってあげる&やってもらう

日本の上げ膳据え膳スタイルを、バックパッカーの宿みたいな低価格の宿で、期待するというのは不可能です! 

しかし、年配の方、特に男性は、上げ膳・据え膳が家の中でも普通なので、それに慣れ切っているため、してもらっていること自体に気が付いていないかもしれない?と思いますが…。それを低価格の宿で、両立させるのは不可能ですので、やはり、そういうサービスが欲しい人は、お金を出して日本的旅館に泊まるのが良いと思います。

私は、安く長期に旅行したいタイプなので、食事や掃除、洗濯などの基本的な生活を自分で処理する旅行スタイルが好きです。これが

 暮らすように旅する、

という旅のスタイルだと思います。日本が気が付かない間に、世界の人の旅行のスタイルは、暮らすように旅するスタイルに変わっているのだと思います。

でも、そこの差に気がつけないと、暮らすということを日本のご家庭ですら、ちゃんとはやっていない男性たち(あるいは、地図を読んだり、携帯を使ったりできないおばちゃんたち)は、生活を自分で始末できない=旅すること自体もできない、ということになってしまうかもしれません。

暮らすように旅するのは、何でもやってもらうお仕着せの贅沢より、自分のスタイルにできるため、気を使わなくて良くて、自分でやるほうが楽だという人も多いのでは?

悲しいのは、団塊の世代の1世が、幸せだな、贅沢だな、と感じる幸福の基準が、一泊カニ食べ放題6万円みたいなところに照準が合わさってしまい、その時代はとっくの昔…そうですね…約、30年近く前に終わっているのに、その基準を下げられないことです。豪遊みたいなことがまだ幸福だと思っている。

そんなのに幸福を見出す若い人は、今の時代すごく減っているかもしれません。なにしろ、ビーガン男子がホリエモンを凌駕しそうな勢いです。つまり、草食マッチョな男性が、メタボのお金持ちよりかっこよく見えます。

■ 若い人は孝行したくても支払い能力がない

例えば、一泊6万円だと1泊で、普通の価格帯の旅館と比較しても、4日分です。格安でもない国際的には普通の価格で、3000円の宿に泊まるような場合と比較すると、20日分だということです。

今回も3人で、AirBの宿に泊まったからこそ実現できた低価格で、近所にあるシティホテルは、やはり一泊が9000KRW程度かかるようですので、それに泊まるとなると?

10日いれば、9万円。いくら飛行機が安くても、食事代も入れれば、12~3万円には、すぐになってしまうと思います…。12,3万もするなら、韓国までクライミングに来るより、宮崎の比叡に行った方がいい、となりますよね。

カウチサーフなどで会う海外の人は、どう見ても、すごく安く旅行していそうです。それは、むしろ中産階級の中国や韓国ではなく、ヨーロッパ系の人たちがそうです。

そういう人たちは安いからと言う理由だけでカウチサーフを利用しているわけではないと思います。

シティホテル宿泊の旅行スタイルで旅行しても、利便性が向上しないためだったり、お得とも感じられないし、人との出会いを楽しむことができないから、かもしれません。

旅を楽しくする要素、それはたぶん、第一義的に人、です。

■ 同じ構造

同じ構造が、たぶん、年金制度でも起きており、年配の人は、年金が足りない、足りないと嘆きます…が、現実を見れば、自分が支払った額より多く貰う、最後の世代であり、しかも、現役の月収より多いくらいもらっているので…。

正直なところは「贅沢に暮らしてきたので、今さら生活基準を下げれない」ということだと思います…。

だとしても、いくら若い人が年配の人に孝行してあげたくても、一泊3000円が最大の人が一泊6万円をおごってあげるのは、不可能かも?です。

それと同じことで、いくらクライミング同行してあげたくても…。一泊1万円が普通の、高額なホテルにしか泊まれないという場合、なかなか付き合えるだけの経済力のある若い人は、いないかもしれません。

それくらい年配者と若者の経済観念に差ができているということだと思います…。

■ 日本の若い人は情報に疎いかもしれません

クライミングでは、日本人の若い人が全然海外にいないのは、たぶん、情報の遅れと英語が話せないという思い込みのせいだと思います。

貧しい日本人の活路は海外ですよ~

山がある人生の豊かさを実感中です

今回は、海外登攀の直前に膝を亜脱臼してしまい、びっこひきながら来ました…。最初の数日は、夜に痛み止めの薬を飲み忘れると、痛くて夜中に目が覚めて、飲み忘れたことに気が付くほど…。

しかし、おかげで、もし体が正常だったら、絶対に登攀に取られてしまい、歩けなかっただろう縦走路を歩けて幸いでした。

私は最初の師匠、鈴木さんから、山はどんな山でも、できるだけ下から歩き、全体像をつかんでから、テクニカルルートへ進むということや、スポーツとしての山だけでなく、文化や民俗、山の背景も学んでこそ、山だ、ということを教えられたので、インスボンの登攀を経験した後、とても北漢山国立公園自体に興味が沸いたのです…。

一回目のインスボンの時、韓国の山岳会の人が50人も白雲山荘に泊まって山の会議をしているのも見ましたしね。

概念図を見ていたら、一杯道があることが分かります。見たら歩いてみたくなるのは、山やの性でしょう。

それは、八ヶ岳の全山縦走をしないで、バリエーションばっかり登っていると、”何か大切なもの”を見落としているよ、という話と相似形です…

最近のクライマーはフリークライミングから入る人が多く、フリーをやる人は、歩きの山から入らないので、フリーのルートだけを見て、難易度だけを上げていく山=グレード信奉、に陥りがちだという、落とし穴を師匠がわざわざ先に教えてくれた格好です。

グレード信奉に陥ると普通の山がつまらなく、楽しめなく、なります。逆に言えば、縦走をツマンないと思うようになれば、それはグレード信奉病にり患中って意味でしょう。

ので、今回の怪我のおかげで、一般ルートを歩けて良かったです。

トソンサにも行けたし。城郭がソウルの山の特徴だという言ことも分かりました。

ソウルと言う都市は、山岳民族と都市住民で対立していたという歴史も説明してもらいました。

山がある人生の豊かさとは、

   山を通じて、第一には人間的に成長していくということでしょう。

それ以外にも、

・地域文化の理解、

・国際交流、

・人や文化、地域との絆が築けること

だと思います。それはどんな形であっても良いのですが、今回は、

・北漢山国立公園の縦走

・4月革命記念公園のエリアが民主主義の旗手であることの理解

・オモニとの再会

で達成できてよかったです☆

また、自分の内なる強さを再発見できました☆ 幸福になるのに、誰かほかの人に依存していないってことです。

3度目のインスボン その⑩ 初AirB Buk-han Mt. Pine Tree Guest House

■ 初AirB

私は、CouchSurf.comで、ホストしています。外国の人を日本におもてなし中です。

でも、自分が行く側の時は、ずっと誰かと一緒にいるのはちょっと苦痛なので、どちらかというと、お金を払っても、行動の自由があるほうがいいかな、って感じです。

今回は、BukhansanUi駅近くで、宿を探しましたがないので、初AirBでした。

行って見たら、思っていた場所より、2駅先でしたが、再度事情が分かった上で、色々と宿泊先を探してみても、ここより良い宿泊はないだろうと思える良きロケーションでした。BukhanasanUi駅近くより静かで、少し上品なようです。

お部屋の中を紹介します。

これはお部屋へ入るためのロックを外すテンキーです。

マンション入り口は、オートロックで、別の暗証番号が必要です。

番号を伝えられるので、チェックイン時間を過ぎたら、勝手に入っていいことになっています。

逆に言えば、チェックイン時間前に行っても、お部屋の用意ができていないってことです。

チェックインは15時以降。チェックアウトは10時ですが、私はお願いして、11時半にしてもらいました。
 お台所は、一般的なワンルーム仕様。

洗濯機が組み込みです。アメリカでは一般的なタイプ。

日本ではミーレで買うと30万円くらいの高級品です。わたしも家をリモデルした時、本当は欲しかったんですよね。

組み込みにできると色々とスッキリしますので。

これは乾燥機はついていないタイプだったので、部屋で干すのが大変でした。

お部屋がそもそも小さいので!

あと、食器類は最低限が揃っています。コップは3つあったけど、マグカップが一つ足りなかった。自分のを持って行くべきでした。、

 シャワールームは、アメリカンスタイルです。

つまり、バストイレが一緒でシャワーってことです。

アメリカの人はバスタブ要らない人が多い。

シャワーヘッドの切り替えを、そのままにすると?手を洗うつもりで、シャワーから水が出て、ずぶぬれになります~



メディシンボックスの中に、タオルとシャンプー、ドライヤーがしまってありました。

一度、バスルームの電球が切れたのですが、すぐに替えに来てくれました。














お部屋はこのように狭いですが…とりあえず、登攀している分には十分。



 要らないけど、テレビもあった。よかったのは、携帯の充電コードが備え付けだったことです。

今回は、夜は一緒にトランプで遊んでもらおう~と思ってトランプも持って行ったのですが(笑)、遊んでもらうためには、居間、が必要で、居間がないので…

食事も、ここで3人が食べるのは考えにくい狭さでした(笑)。まぁ夜は外だし、朝は軽く食べるか外だし、昼は行動食なので、問題なし。

自炊をきっちりしたい人はダメかもしれません。

あと、ワンルームで窓が一つなので、風通しと開放感はイマイチですので、独房って気分になってしまうかもしれません。

でも、ここをベースに歩き回るには、荷物を置けて、夜は寝れて、体を清潔に保てるというのが、ポイントなので、そこはきっちり抑えてあります。

基本的な観光パンフレットも一杯置いてありました。

リンクはこちらです。https://www.airbnb.ca/rooms/25699559

私たちは、202号室でしたが、102号室は、お布団一枚の部屋みたいです。個室派の人は、3400円だったら、3人で割らなくても、個室でのんびりしたいかもですよね。

ちなみに同行者はベットの質が気に入らなかったのかな?と思いました。もっとシティホテルのようなスプリングが効いたベッドの快適性を求めるとしたら…というので、探してみましたが、近所ではスユ駅が最寄りの町です。

スユ駅で一度緊急避難的に宿泊したことがありましたが、お食事が大変だったんですよね。繁華街で客引きが多く、みんな居酒屋で飲んでる感じで、ちゃんとした健康的なお食事+晩酌って感じではなかった…。コンビニにもあまり軽食が置いてなかったんです。

新しい地下鉄のBukhansanUi線では、4.19記念公園駅の近くで、Hotel Rich Diamondがありますが、一泊9000円近くと高額です。10日いたら?9万円! 私たちは10日いて、一人1.45万円ほどしか払っていません。それでも、一般的な賃貸オーナーからすると、かなり実入りが良いビジネスと思います。10日で4.5万なら、20日埋まれば、9万円で、一般的な賃料より高い。稼働率次第と思いますが。

https://www.agoda.com/ja-jp/rich-diamond-hotel/hotel/seoul-kr.html?cid=1792549

ほとんどいないお部屋に快適性を求めるのも価値観ではありますが…今回は、とても良い印象をもったAirBでした。清潔でした。ダニには1、2か所食われましたが、すぐに自分でベッドリネンを洗濯しなおしました。

色々な人が泊まるので、清潔さに一面の不行き届きが出るのは仕方ないかもですが、一般的な家庭と同等にはきれいです。ホテル並みの清潔さはないですが、ホテルがそもそも過剰サービスと私は感じています。(インターコンチネンタルに一か月泊まったことがありますが、毎日ベッドメーキングしてくれるより、プライバシーがありがたいナ~と思いました。あと電子レンジがついているとお料理ができて助かります。そこ、あまりレストランが充実していない町だったので)


3度目のインスボン その⑨ 北漢山国立公園の縦走

■ 縦走

さて、縦走するとなれば、北上するか?南下するか?色々と考えることがあります。

うーむと地図を見て、考えた結果、登山口まで歩いていけることだし、北上することにしました。

最初にハイライトである、岩峰のピークを見るより、最後にフィナーレを飾るほうがかっこいいかなと思ったからです。

また、岩稜ルートがエキスパートコースと書いてあったので、もしこの膝で歩けないと判断した時は、近くにエスケープがある、というのが良かったためです。トソンサに降りる道がエスケープが取れそうでした。

ので、北上に決定! もう、どっちのアプローチ(よくアルバイトと言われる)も、今回歩くの2度目で、偵察は、バッチリすぎるくらいバッチリです。

■ アカデミーハウスから大東門へ

ルートは、登りをアカデミーハウスから大東門、そこから、縦走路を行き、龍岩門。そこでエスケープするかどうかを決め、白雲台。あとは、白雲山荘経由で下山です。

行って見たら、なんということはない快適な縦走路で、時間も各ポイントまで10分とか30分で、日本だと完全に初級ルートでした。


 これが登山口のアカデミーハウス前です。


龍岩門から、トソンサに降りれるようです。この先は、エキスパートコース、とありましたが、ここから先が絶景エリアでした。
これが懸念のエキスパートコース…日本では手すりがついているようなところは、上級ではないです。誰にとってエキスパートコースかというと、60代の初心者おじさんやおばちゃんにとって、です。

日本では、18歳の男子にとって、という前提で登山道が作られているので、18歳男子で大学山岳部に入部したところ、という男子にとって、初級のところは、60代初心者にとっては、上級です!!

この写真は、ただ見るだけで登らない場所ですが、日本で上級コースを登っていたら、うっかり、こっちなのかな?と思って、行ってしまいそうです。日本では、このクラスは、鎖場です。でも、落ちれば、確実に転げ落ちます。


結局のところ、7:30登山口、8:30大東門、9:30白雲台入り口、みたいな時間しかかからず、もう超快適な道でした(笑)。なんだー。ビビッて損した。

もっとも難しい道は白雲台の直下の鎖場?手すりが出ているところです。

でも、この日は空いていたし、4級程度の登りなので、2度目でもあるので、いくら壊れた膝でも、手すりなしで登りました。もちろんですが、ストックはしまいます。

結局、白雲山荘に11時にはおりてしまい、アイスを食べて、持ってきた行動食は全部食べてしまいました。白雲山荘のおばちゃん、わんことほっこり。

青ちゃんが、リッツやバナナと色々置いてくれていったので、早く食べてしまわないと!というほうで、むしろ消費に忙しかったです(笑)。


下山ものんびり下山して、歩荷仙人にもまた会いました。下山は12:00でした。

下山口で、どうやってウイドンまで降りるかな~と思って、トソンサのバスを見ていたのですが、参拝客が多く、登山者は乗るの悪いなーと思っていたら、韓国人の二人連れの男性登山者がちょうど降りてきて、車で降りる様子だったので、ちょっと声をかけて、乗せてもらいました!初?ヒッチハイクです。

お二人は、英語が通じてよかったです~

まだ下山しても、12:30だった(笑)。

■ 捨てる神あれば、拾う神あり

下山した頃合いで、韓国の友人から、夕食を一緒に食べましょうというメールが来てうれしかったです。旅行中、寂しいのは、お食事を一人ですることですよね。

実はいつも行っているなじみになってしまった薬食同源の店のメニューをGoogle翻訳してみたら、なんと、松茸ご飯定食があることが分かったので、前の日に相方に、奢ってあげるから一緒に食べようよ!と持ち掛けたのですが、答えはNO。奢ってあげるっていっているのにイラナイっていう話だったので…残念でした。

ので、来てくれたなおえさんに奢っちゃった!うれしかったですよ~ 会いに来てもらえて。捨てる神あれば、拾う神あり。

というわけで、次回へつなげる偵察がてら、松林駅まで徒歩10分くらい歩きましたが、適した宿泊場所は見つかりませんでした。

松林駅から、Dulegilで4.19記念公園まで、のんびり戻っても、まだ14:00で、楽勝の縦走でした☆

なんだか、自分一人で歩いた山だったけど、とても満たされて、幸せでした☆

私は山そのものが好きなんだと理解。

縦走では簡単すぎて、もはや満たされない、と思っていましたが、そんなことはなかったです。

それに、自分で自分を幸せにできる力があると確信しました。何はなくとも、山さえあれば!

今回はお天気も良く、自分が行ったことがない場所だったのも、幸せの理由です。私は知らない場所に行くのが楽しいみたいです。



Wifiが入る登山口 

人生初 松茸ご飯 注文は2名から

今日インスボン登ったら最高だっただろうなー


アカデミーハウスの登山口へ行く途中に給水できます

この地図が助かりました







3度目のインスボン その⑧ 神様から地図のプレゼント

ミョンドンへ出かけた日は、膝の痛みもぶり返していたので、山道を歩くことはせずにいて、正解でした☆

問題は、北漢山の大東門から、白雲台までの縦走をするかどうか?でした。

歩けるのかなぁ…。実は、青ちゃんが張ってくれたテーピングの仕方を見て、見よう見まねで張ったら、けっこうこれが上手に張れて、これなら歩けそう!と自信を深めたんですよね。

それに、前の日になんと運よく、誰かが登山地図を私の目の前に置いて行ってくれました。

その地図、落とした人と思しき人に、おーい、忘れ物だよ~と声を掛けたのですが、外国の人だったので、韓国語の地図はいらなかったのかもしれません。わざとだと思いますが、置いて行ってくれました。私も韓国人じゃないけど、本式の登山地図だったので、とっても助かる…

たぶん、ビジターセンターのお兄さんが言った4時間も縦走路にかかるというのは、嘘っぽかったので、とりあえず行って見ることにしました。行って見て、時間がかかれば、エスケープルートも多数取れそうでした。

というので、歩くことに!そうと決まったら、必要なのは早寝です!早寝早起き。

山の生活が気持ちよいのは、早寝早起きが定着してしまうからです。朝は6時より前に起き、夕方は6時には食事。8時にはすっかり、お眠モード。

そんなリズムで、山の中で生活が続くと、すっかり健康を取り戻します。

というので、明日は、BigDayです。 

それにしても、やっと心も満たされ、ほっとできるようになったのに、相方は、なんでちょっとのことが待てないのでしょう…

膝が痛いって言っている人に、マルチルート2本行こうよ~って、無理と思いません?

私は、無理をして悪化させたくなかったので、もし、本当に登りたかったのであれば、誰かほかの人と登ってくれてもよかったのに。私のコンディションが悪くて、登れない場合は、韓国のメンバーで登れるという話を最初はしていました。

北村、一緒に行ってほしかったのかなぁ…。ならそう言ってくれないと、山を登りに来たのに、山に行っていないじゃないか?!となっている私は、もう山しか関心ありませんでしたからね~(笑)

山やに山に関心持つなって、無理(笑)。

神様からプレゼントされた地図

3度目のインスボン その⑦ 2度目の置き去り&ミョンドンで変換プラグ

■ 2度目の置き去り

さて、帰ってきたら、なんと…。今日は、土曜日で山は混んでいるので、北村に韓屋の見学に出かけている相方から、

「先に帰国します。楽しんでください」との返事。

これで、この人から、置き去りにされるのは、2度目です(笑)。もう慣れた。

前に韓国のアイスクライミングの後も、同じように八ヶ岳のアイスに行く予定だったのに置き去りにされました。

まぁ、その時もどっちにしろ縦走したかったし、相方は、どうも私以外にも、可愛い女子でお金を払ってくれる人を見つけたみたいだったのです…バッタリその女子に会ってしまったんですよね、ジョーゴ沢、散策中に。世の中の男性クライマーは、女性にお金を出してもらって登る、つまり、ヒモ、になりたがっているんですかね?

相方とは、いつもすれ違います。私が本当にお願いしたいこと…私がクライマーとして成長するようなこと…ではなく、どうしても、ガイド登山みたいな感じが好きみたいなんでよね。

でも、それが私がしてほしい事ではないっていうか…。いくらシュイナードBがいいルートでも、ワイドだし、私はリードできそうにない…。それは私のような現代のクライマーには仕方がないことで、私の実力の問題ではないと思いますが…。

それに、この足で、シュイナードBと医大ルート、2本行くぞーって、普通、無理でしょう…。セカンドでもフリーで登れそうな、楽しいルートに行きたいです。

私は、普段から、ミーハーな山はあまり好きではないというのもあり、日本人に一番人気があるルートですよ、と言われても、あまり響いてきません…。医大のほうは、韓国人に一番人気のルートだそうです。まぁ、クライミングは、人気ルートのほうが安全性が高いのは、分かるようになりましたが…。

でも、やっぱり、人気の有無=価値、とは私の中では感じられないんですね。おもしろさ、と言う意味でだったら、分かるけど。でも、面白いかどうか?というのは主観的なものでしょう。

山では個人の、固有の思い出を作るのが大事だと思っています。

でも、たぶん、比叡やインスボンのようなランナウトの山は、私を呼んでいないかもしれません(笑)。

■ 後ろを歩いてくれる先輩が真の先輩です

それに今回は最初から、私が今後将来は、リードできるようにというので、インスリッジと言う話で、当日朝までインスリッジに行くと思っていたのです。

でも、今回は、膝が悪くなったということは、そういうリードしなくては!みたいな気持ちを手放していいよ、って意味だったのかもしれないです。

まぁ、足が足なので、ルートは何でもいいです。ワイド以外。

相方はギアをみんな背負ってくれたのですが、登山口で、「前にギアを背負ってほしいと人に頼まれて、7000円で引き受けた」とかいう話をされ、それって私に7000円払ってほしいって意味かなぁ…と考えたりしました…。

でも、もし、7000円払わないと登らないと言われたとしたら、そもそも、行かないと思います。ラオスも同じです。ほかのクライミングも、得るものがなければ行かない。

私も、ガイドさんをお願いするときはありますが、無料で技術をもらうのは悪いと思っているので、お金を払っているのは、技術指導に対して、です。ガイドを信奉して、その人の言いなり、っていうのは違います。

お金を払うんだったら、自分のセカンドをしてくれる、確実なビレイに払いたい、です。

それなら、払ってもいい。

なにしろ、クライミングで一番楽しいのは、リードすることです。

セカンドが楽しいって人は、クライマーじゃない人の感性です。

もちろん、初心者の間は技術的にアップアップなので、セカンドもリードも同じように焦って慌てているので、まったく同じようにアップアップですが、私はその時期は過ぎました。

そういえば、今回、相方のビレイはセカンドのビレイでも、何度もロープをアップしてくれるように言わねばならず、いい加減なビレイでした。セカンドでも、ロープがたるむと登りにくいです。

■ ゴミ、汚れたコップ、ストック、シップ、コーヒーのフィルター、ライター

と言う訳で、家に帰ったら、相方はもぬけの殻でした…(汗)。

これは、私を傷つけたいと思ってわざとやっていると思います…。まぁ、いいけど。

クライマーに限らずですが、日本の男性は、母や妻が黙ってやってくれているのに慣れ切っているので、ゴミを最後まで片付けないです。飲んだ後のコップも、自分で洗ってね、と声をかけてから出かけたのに、そのまま。

一つ一つの行為が完結していない。後片付けが誰かその辺にいる女性がやるのた当然でしょ、ということになってしまっている? たまたまそうなってしまった相手にストレスをかけているということは、たぶん、気が付いていないんではないですかね?なんで私がすることになってるの~って感じなんです…。でも、うちの夫もそうだからなぁ…。

男性でもそうじゃない人がいますが、それは次男ではないと思います。次男は甘やかされている?お母さんっこなのかなぁ。

海外では、お茶を入れてもらったら、コップは淹れてくれた人の分も洗ってあげるのが、ギブアンドテイクです…。あなた作る人、私洗う人、です。作った人は洗わないでいいのがギブアンドテイクでしょう。けど、日本のギブアンドテイクは、そうなっていない…。

男の人は重いものを持つ、とかもしないし、ドアを開ける、もしない。じゃ、何と何がギブアンドテイクなのか?と思うと、たぶん、下界では、男性は何かを女性にやってもらう代わりに、男性がお金を出す、です。が、クライミング仲間だと、それはない。クライミングにかかるコストは、半々です。

なので、それじゃ女性の側は、世話は無償労働で焼かされるわ、ずっと報われない思いを抱き続けることになる…のは、下界での生活と同じです。 職場では同じ労働をしても、女性に支払われる賃金は男性の半分以下ですし…。それは登攀で女性が不利なのと同じ状況です。

私が相方の歯磨き粉を無断で貰ったら、無断で使うなーと言われたし、行動食のオレンジジュース、二人で1本でいいというから、飲んでいたら、俺が払ったやつーと言われるし…。でも、私が凍らせておいた水でいいのでは?というと嫌だったのは相方なんですよね。それにいつも飲んでいる朝のコーヒー、私が持ってきたコーヒー豆ですよね?お茶も私の持って行ったの、八女の高級玉露で、100g2000円のなんだよ~? わたしが買ってきた韓国焼酎、飲んでますよね?とか、そう言う風になると、品性卑しく、どんどん意地汚くなるので嫌だなーと思います。貧すれば鈍する系?どうしてそうなるのかなぁ。

私は通常、細かい事にはこだわらず、いいよいいよってタイプです。

登攀の日、コストを半々にしたのですが、大体胴元がコストを割ると得するでしょう?それが、あんまり利益が出なかったのが嫌だったのかなぁ? よく分かりません。

でも、俺が満たされない!と思っているらしいのは分かりました。でも、私だって満たされていないし、私が満足するには、縦走でもいいから、山に行くしかない…。

で、置き土産は

ゴミ袋一杯のゴミ
汚れたコップ
靴下
モーラステープ
サロンパスのスプレー
コーヒーのフィルター 
飲みかけの飲み物
バナナなどの食べ物
行動食にしたと思しき、リッツ
空のオレンジジュースのペットボトル一杯~

などなど…。ほとんど私にとっても、必要ないものでした…。

相方は、私の膝を気遣って、モーラステープやサロンパススプレーを置いて行ってくれたと思います。ありがとうございました。

ストックも一本、くれました。私はストック使い慣れていないのと、山で拾った木でも代用できるので、いらないよ、とは言ったのですが、実際、助かりました。ありがとうございました。

■ 必要なものがない!!!

しかし、困ったのは…パソコンの電源プラグです。変換プラグ、相方しか持っていない。

私の幸福にもっとも大きく貢献するのが、Wifiとパソコンだけに、これには弱りました。まぁ、ダイソーで買って行かなかった私が悪いのですが。

すぐAirBのオーナーにピンチのメールを打ち、プラグを置いてくれましたが、韓国製品を外国に持って行くときに使うもの。

一駅先のダイソーまで、疲れた体に鞭打って出かけましたが、同様…。韓国人向けの変換プラグしか置いていないのです。

日本製品を海外で使うには、日本のプラグへの変換が必要です…。

というので、明日の朝いちばんでミョンドンに行かなくてはならなくなってしまいました。

でも、これでまた問題解決力に自信が(笑)。ダメージ、朝の3時間程度でした。韓国は先進国なので、たいていのことが何とかなります。

夏も相方の家に招待してくれたのはいいけど、ネットにつながらなくて、情報検索したり、仕事したりできず、ストレスだったんですよね…。

検索は、なぜか携帯とPCでは結果が違います。地図や駅の場所など検索が大事です。私の携帯のGoogleマップだと出てこない地名多いんですがなぜなのかなぁ。まぁパソコンのほうが情報量が多いという話です。

今どき、この時世でネットにつながらないと、色々不利というのがあり。私にとっては重要です。私の自立はパソコンに支えられています。

■ ミョンドン

というわけで、翌日は9時にミョンドンへ。雰囲気は原宿です。日曜ではありますが、通勤電車って感じです。

ミョンドンは、まぁ繁華街なので、そういうのが好きな人は見るところがたくさんあると思いますが…私はすっかり物欲を昇華中で、何も欲しいのがないので、目的のハーモニーマートで、変換プラグ1000KRW(100円)を買ったら、とんぼ返りで、4.19駅に戻りました。

変換プラグ、ハーモニーマートに置いています。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12162460907

4.19駅の家に戻ってからは、日の高い、暑い時間帯は、PCを打ち、夕方、お寺をつないだDulegilを歩いてみました。ちょうどよい散策路でした。

こういうご近所のちょっとステキな場所を歩くっていうのは、私は、甲府にいるときから、いつもやっていて、ちょっとした穴場を発見したりするのが、お気に入りの過ごし方です。

私の幸福には、大したお金がかからないという…安上がりな人(笑)。

帰りに近所で、商店街を見つけたり、ちょっとヒッピー風のカフェを見つけたり、で楽しめました。

私はお散歩、大好きなんです。

本当にこのエリアはいい感じです。ちょっと、お金持ち風な家もちらほらあるのですが、大学が多いためか、リベラルな空気感がありました。

そんなこんなで、一人でも十分楽しめたので、相方に置き去りにされたことはあまり堪えず…。まぁ、2度目で慣れているというのもありますし(笑)。

■ 機嫌が悪いことを責められても

私も前の晩、家の中で機嫌が悪いって非難されたたときは、プチっと来たんですよね。ストレスの元になっているのは…なので。

でも、ちょっとハッキリ言い過ぎました。ごめんなさい。

一説によると、怒ると良く寝れるそうで、実際この日は久しぶりに快眠でした☆

とはいえ、朝に、今から、ウキウキと、さっそく山に出かけようとしているのに、別のことしようよ、と誘いを受けても、承諾したら、また私がしたいことはできない訳じゃないですかね?

それで、”いいよ!”って返事を期待されても、言うわけないでしょう~。山は、早立ちが大事なんだし。

もうすでに我慢だらけで、自分のことしたい!ってなっている人に、さらにほかの人に合わせるように期待しても無理です。ちょっと考えれば分かるでしょう…

もう、何のための旅行なんだか…インスボンに行かなきゃ、意味がないわけなんで!

というので、自分の心を満たして、気分も回復して、帰ってきたら、「ごめんねー、今日は晩御飯、奢るね~」とでも、言おうかなーと思っていましたが、相方がいなくなっていたので、晩御飯の代わりに変換プラグを求めて、ダイソー探しに出た訳でした(笑)。

が、これはこれで楽しめました☆ ダイソーが発見できてよかったです。

というわけで、自分の内なる強さを発見しました…。というか、そもそも、外国で一人でいるのは、ぜんぜん嫌いじゃなかったんだった。

こういう時、”えーーん、一人にしないで~(涙)”となれば、可愛げもあるのでしょうが…、可愛くなくてすみません(笑)。



3度目のインスボン その⑥ 大混雑の一般ルート

■ 相方と喧嘩

さて、もう、相方への義理は果たした!

もう私の幸せのバケツは、空になりそう!

韓国に来て、もう7日目です。いい加減、目的を果たさないと!!

私は私で自分を幸福にしてやらなければならない!!と思い立ち、

翌日は、オモニに会いに行くことにしました。

オモニに会わないなら、何のために今回来たんだか!

でも、事前情報で、白雲山荘には泊まれないし、オモニも、山にはいないと思っていたので、お土産をもっていなかったんですよね…

それで、下界で、甘いものを買って、トソンサで、お寺で使っているような価格帯のお線香を買って、持って行きました。李さんと4人で映っている写真を同封しました。

オモニにお土産を買うため、トソンサに行きましたが、本当に、とっても悲しくて、なんでこうなるの!と涙は出てくるし、やりきれない思いでした…。

きっと私が色々と我慢しているって、分かっていないんですかね?


が、山を登っているうちに元気になりました☆

今回は、私は誰かに頼らなくても、自分で自分を幸福にする力があると確信できました。

白雲山荘へ行く途中に、レンジャーのレスキュースポットと、お寺がありますが、女性のお坊さんでした。傷心中の私を慰めるように、穏やかな感じのお経をあげてくださっていたので、しばらく黙とうしてから、山に登りました。

韓国の山は宗教がいまだに生きている山です。日本ではとっくに形骸化してしまって、ほとんどが商業的なものとなってしまっていますが、毎日の勤行など欠かさない姿を見ると、素晴らしい精神性だなと思います。

■ 大混雑 白雲台

しかし、この日は土曜日…。ああ…大混雑です。



まぁ、分かっていたことですが。日本の山もこんなもんですよね。また、ハイキングの白雲台だけでなく、インスボンも、クライマーがわらわらと張り付いていて、土曜日はとてもじゃないが登攀は…と思いました。日曜も午後からなら良いのかもです。

この後、オモニに会うのですが、若い人が小屋に入っていて、楽しそうでした。ちょっとホッとしました。オモニ、さみしくないかなって思っていたんですよね。

一緒にツーショット取ってもらいました。わざわざ日本から来た人が写真を撮ってもらいたいと言ったことで、小屋の若い人は、ああそうか、と思ってくれたみたいでした。

オモニからサービスでジュースを一つ貰いました☆ お土産持って行ったからです。

旅を特別な旅にするのは、こうした、人との交流だと思います。

私はこの後下山して、気分が良くなって帰ったのですが、その後は、トンデモ事件が待ち構えていました(笑)。

あ、膝の具合は、ちょっと悪化してしまいました。でも、まぁ、オモニに会えたので良いです。表敬訪問、ってやつです(笑)。



3度目のインスボン その⑤ 大東門&シュイナードB

■ 薬食同源の店でサムゲタン!

薬食同源の店
私は初日は一人で近所を探検して過ごしました。医食同源の店を見つけて、ランチに豪華なサムゲタンを食べ、もうすっかり任務終了です(笑)。

サムゲタン、15000KRWと安かった。日本では決して食べれない価格です。











プルコギの店

 夕方は、韓国の山岳会の友人を交えて、お腹が苦しくなるまで、プルコギ&平壌冷麺でした。一人25000KRWでした。

どっちの店もお向かいです。私はいい店を出張中に見つけたら、顔を覚えてもらって通うタイプなので、今回は、この2件に、ほぼほぼ、お世話になりました(笑)。







 ■ Day2 トソンサ&Dulegil

トソンサのバス停
入国2日目24日は、Dulegilだけの予定でしたが、タクシーがウイドンで降ろしてくれなかったので、しかたなく、一緒にタクシーでトソンサまで上がりました。

せっかくなので、トソンサを見学してから、参拝者用のバスで降り、Dulegilへ行きました。

トソンサは、大変立派なお寺でした。同行者の青ちゃんは、30回もインスボンを登っているのに、まだトソンサ行ったことがないそうでした。もったいない~。

トソンサ
私は参拝後だったので、当然、参拝者用バスに乗せてもらって降りました。

募金制なので、1000KRWくらい入れておきました。100円程度です。


お釈迦様は日本と同じでした


Dulegilも良い道でした。ヨタヨタしながらでしたが、なんとか8.5km、歩きとおしました。2時間です。

青ちゃんがしてくれたテーピングがとても良くて、これで歩けた。持って行ったサポーターは気休めでした。

ただ、二日目夜も、ちゃんとは寝れず。

夜中に何度も起こされて、眠かった。

夜、寝る前に、コーヒー飲んだのもダメでした。

■ Day4 レスト&飛行機勘違い

4日目は、それでレストにしました。寝不足だったので。午前中ゆっくり寝て、洗濯、掃除し、ほっとしたら、爆睡。

その途中で、みんなが帰ってきました。

最終日の人がいたので、送っていき、夕飯は、慣れた店で、えごまの葉のビビンバ。サービスでチゲがついてきました。

最終日の人、時間を誤解していたので、市内でお買い物する用事ができなくなってしまったのですが、ちゃんと飛行機乗れてよかった。

エーデルワイスと言う山の店が、ちょうど30%オフをしていたようで、たくさんお買い物していました。

■ Day 5 城壁でレスト日

北漢山国立公園の登山道をぐるりと縦走して、インスボンまで行っても、町というか、すそ野を歩いた感じだと、大して距離もなく、大変でも、なさそうなのですが、ビジターセンターで、レンジャーの格好している人に聞くと、4時間とかいう…え~本当なのかな?と思いました。

だって、登山口から白雲山荘まで1時間半くらいなのに…距離的にあまりないうえ、縦走路って、一般的にアップダウンがあって、楽勝の道ですよねぇ?

でも、掲示板には、”Expart”って書いてあるし…。エキスパートって?ジャンダルムみたいなの?

今のところ膝が確実感がないので、どうなのかなぁと思って、偵察でもいいかなぁと思っていました。

翌日から二人だけになるので、相方に「明日はレストで、縦走でどうですか?」と聞くと、「うん、いいよ」と快諾。うれしかった☆

城壁と城門は、行って見たら、大東門(Daedongmun)と書いてありました。

登山口から、1.9Kmと書いてあり、途中休み休み休憩も大休憩をして、大体1.5時間くらいでした。

ただこの日、結局、朝は寝坊で、出発も遅く、往復4時間で、まったりと楽しんで降りてきました。1.9㎞の往復で4時間はゆっくりですね。

普通に歩けば、片道1時間くらいです。

韓国では、山岳民族の人たちは、教育を得る機会が得られず、差別されていたのだそうです。野蛮人とカテゴライズされていたのだとか。

夜は、またなじみの店へ。もう顔を覚えてもらって、チゲもサービスで出てきちゃったりしました(笑)。

■ Day6 やっと登攀へ

この尾根歩きで、歩きが大体大丈夫そうなのが、分かったのですが、問題は重いギアを担いでの、アプローチの下りでした。重いと膝に負荷が…。

というので、相方がギアをみんな担いでくれて、翌日は登攀へ。ツインのロープ2本とカムワンセット、その他で、17Kgくらいでした。ありがとうございました!

ルートは、日本にいる間に相談して、私のリードを目指して、インスリッジに行くことになっていました。

私はインスボン3回目で、ほとんどの★ルートは登ったことがあり、これからは、自分がリードすることを視野に入れる段階だからです。

と、ところが…当日朝になって、急にルート変更…(汗)。シュイナードBと医大ルートに行くことになってしまいました。おすすめルートなんですかね??

しかし…、絶対に、この足で一日2ルートは無理と思いました。

健康体で、アプローチゼロ、食事もお抱えのときで、一日2ルートだったからです。

しかも、アプローチから、4級…。これは近道を通りたかった、という事情のためですが、一般ルートでも、昨日歩いた大東門への道で、Intermediateで、なんとかこなせるくらいだったのに…。正直、アプローチでスラブが出てきたときは、だいぶ慎重になりました。

それでもって、シュイナードB…。忘れていたけど、ワイドじゃーん!! 

ワイドは、私のような、現代のやり方で育っているクライマーは、人工壁でも経験値が貯めれないし、穂高などのバリエーションルートに行くというのは、さらに経験値が貯めれないので、もう、経験値的にインスボンが初ワイドくらいになってしまいますので、いくら2年前に一度来ていても、それ以降、全然、経験値増えていません…(><)

リード可能性?ゼロです。ので、なんで、このルート選択になったのか???

私からすると謎でした。しかも、ボディテンションで、突っ張り棒のように体を突っ張らないといけないムーブで…今、この足で一番やりたくない系…。

スラブだったら、小刻みに立ちこんでバランスでなんとかなったんですが…。ワイドは…。

というので、2度もフォールしました…(><)

岩場につくと、先行パーティがいたのですが、超下手くそ君たちでした(笑)。めっちゃ遅かった。でも、韓国の若い学生君たちでした。24、25歳で、兵役上がりだと言っていました。かれらであの様子なのですから、私のほうがうんと上手だなとは思いました。でも、私にリードさせると彼らと同じなるんだろうな~(笑)。一時は遅くて、どうなるかと思った(笑)。

相方の登山歴50年には、いたく関心してくれたようで、チョコなど色々と行動食を貰い、一緒にオアシステラスで仲良く、のんびり、下の景色を見て楽しみました。

再度オアシステラスに来る日が来るとは…。下のスラブ怖いですよね。今ならリードできると思いますが、あそこ、アプローチと見なされているんで、ボルトが一個しかないんですよ。

私たちは、行動食でおいしそうなおやつを高級パン屋でゲットしていたのですが、なんと、パン屋で17000KRWもかかったんですよね~驚いた。そのおやつとオレンジジュース半分くらいあげちゃいました。

しかし、この日は、私は今回の旅行で、初のインスボンなのに、以前の登攀でゆかりがある人…白雲山荘やオモニに会うことができず、とても残念でした。

シュイナードBじゃなくても、オモニに会えるルートのほうがよかったな…。

帰りは地下鉄で帰り、夕飯はまた、プルコギと冷麺にしました☆ 




大体、一日の中で一食をちゃんとしたのにする、って感じです。

■ 愛は華麗にすれ違う

正直言って、これは、愛は華麗にすれ違うってやつです…

私は人気ルートとか全く興味なく、興味があるのは、誰だってそうですが、自分の山、です。

1回目のインスボン=体験クライミング
2度目のインスボン=お付き合い

だったので、今回は、そうならないように、つまり無駄足にならないように、あらかじめ自分がリードしたい、将来リードできる可能性があるルートを相談していきました。

特にワイドは、私はやりたくない、というのは、伝えてありました。

でも、シュイナードB…。になったのは、アプローチが短いから、とか同じところに、降りれて、シューズを背負う必要がないからとか、色々あったのでしょうが…。

私は3ピッチ目のとりつきで、クイックドローを落としてしまい、拾いに出かけたのですが、別のルートで易しい箇所があり、これならリードできそう、というのもありました。

私にとって、この日が、インスボンの実質初日だったので、先にオモニとかに会いたかったです(涙)。

それで、これは自分で自分を満たすしかない!と思って、翌日、土曜で混んでいるとは分かっていましたが、足のほうは、少し無理をして、オモニに会いに行きました。

さらに言えば、実は、金土で、ソラクサンに行く人についでに乗せてもらって山岳博物館に行く予定だったのですが…。韓国には、日本にはない国立の山岳博物館があります。韓国と日本の登山の歩みを確認してみたかったんですよね。日本と韓国は仲良しになったほうがいいですよねぇ?

博物館なら、足の故障だったら、ちょうどよいくらいです。足の故障でもない限り、博物館なんて行くことがないと思うんですよね… 優先度的に。

というので、何日も連続で願いがかなえられず、ストレスが溜まりました…。

ので、、翌日は、頑張って一人でも白雲台に行きました。この日は、同行者が一人返って、ベッドが一台空き、一人一台で寝れたので、ぐっすり寝ることができました。



3度目のインスボン その④ 4.19記念公園エリア、ロケーションの勝利!

■ Day1

さて、寝れなかったとはいえ、ここは外国!

さあ~行くぞ~!というわけで、翌日はさっそく近所を探検です☆

今回の大成功は、お宿があるエリアでした。

4.19記念公園の近所のエリアです。目抜き通りの、4.19記念道路をただ上がっていけば、登山口(北漢山国立公園にはたくさんの登山口があります)。ただ下れば、地下鉄の4.19記念公園駅。超簡単です。

しかも、目抜き通り沿いにずっとレストランがあり、カフェが一杯!韓国現代史博物館や、国立公園のレンジャーが待機するビジターセンターも、徒歩10分くらいでした。

これは!ロケーションの勝利!

近い順で書きます

1)Hushed Coffee というインスタ映え系おしゃれサードウェーブ系カフェ。日本のポパイという雑誌が置いてあった!徒歩30秒。


2)別のカフェでピザとテイクアウトコーヒーが2500KRW。2回がKonlon Alpine School。徒歩40秒。

3)GSというコンビニ。徒歩50秒。

4)コンビニお向かいがユースセンターで、人工壁あり。

5)少し上がると、タクシーの家。

6)さらに上がると、EDIYAコーヒー。

7)さらに上がるとDulegil入り口。

8)さらに上がると、韓国現代史博物館で、歴代偉い人の銅像がずらり。

9)ほぼ同じ場所にVisitorセンター

10)すぐ上に登山口。近所に湧水給水所。

反対側に下ると…

1)高級なパン屋

2)おいしいプルコギと平壌冷麺の店。 お向かいに薬食同源でサムゲタン食べれる店

3)同じ個所でWifiが入る。

4)その先に公園があり、エクササイズマシーンあり。

5)公園前に7時から空いているカフェあり。

少し下ると

6)T字路に出るが、その辺りに安売り登山ウエアの店2件

7)その辺にローカルスーパーあり。韓国の焼酎1.8リットル入りで5100KRWだった。

8)その下に韓国の伝統スイーツのお餅やさん。おこわがとってもおいしかった。

9)その隣はO2というラブホらしい。



10)お向かいあたりに自然食品店。こういう店があるということは健康志向?

11)ちょっと歩くと、すぐ地下鉄駅。

というわけで、目抜き通りを歩くだけで用事がほぼ済んでしまいます。ただ、韓国は結構乾燥していて、化粧水的なものを持って行くのを忘れたと思って、買おうと思ったら、全然、コンビニで売っていないので、困りました。困ったのは、それくらい。

薬局は、ちょっと遠かった。駅の近くでした。駅から、一駅向こうに、ダイソーもありました。

駅の近くに、座れるコンビニもあった。

そして、このエリアの良いところは、やっぱりDulegilです。レスト日のちょっとした散策むけ。へぇ~という感じで、野鳥やリスが眺められ、ごくごく平和に休日をお過ごせます。




3度目のインスボン その③ 蚊&痛い&寒い&眠い

■ ワンルームマンション

お宿は到着してみたら、ワンルームマンションでした。

日本でも、え?!と驚く小さいワンルームが、一杯余っていると思いますが、そういうのは、AirBで民泊にしたらいいのかもです。旅行中なら、家の中で過ごすことは、ほとんどないわけですし。私たちもほとんど登攀して、外で食事して、ですので、問題はありませんでした。

お宿は別に詳細を書きますが、まぁ3人も入れば、ぎゅうぎゅうでした…(笑)。2段ベッドが入れてあり、ギリギリ3名。たぶん、夫婦一人に子供一人みたいな感じだと、3人でも大丈夫ですが、大人3人はしんどかったです。

でも、一泊3400円なのですから!(と言っても、私は普段、外国の方を、無料でお泊めしており、このぎゅうぎゅうの宿とは、比較にならない快適さを提供していますが!)

ぎゅうぎゅうとはいえ、貸し切りで、つまり、自分の家のように使えて便利です。

生活に必要な機能は冷蔵庫と洗濯機を含め、一通りそろっています。

■ 2段ベッド問題…

ところが問題が…。ベッドが2段ベッドなのですが、2つしかないのです…。女性1名、男性2名のグループなので、どうしたらいいのでしょう??

実は、このアパート、おふとん1枚の部屋もあって、2段ベッドの部屋とで、選択できたのですが、同行者二人に相談しても、内容を見てくれていないようでした。全然、相談相手になってもらえなかった(><)。

結果、悩んだ末にベッド2台の部屋にしたんですよねぇ…。というのは、後半は2名だったので、後半、布団1枚を二人で分け合うより、一人1ベッドのほうがいいかな~と。 

最初3名で、後半2名だったので、最初の3人の間、2名は、1台のベッドで寝ないといけないので、誰がそれになるか?で揉めるかな???とは思っていました。

もしかしたら、女性1名で、ベッド1台くれるかな?とか。いや、年齢が一番高い人がベッド1台で、若者は二人でシェアしなさい、になるとか? あるいは、体のサイズ別?あるいは、日替わりで個ベッドを回しあう???

どんな解決法が出てくるのか未知数でした(笑)。

結局、上の個ベッドで、今回、初めて来た人に快適に寝てもらい、下で、インスボン経験者は二人で寝たのですが… 

ワタシ、全然、寝れなかった(涙)。

■ 寝れない理由

理由その①は、自分のせいです。寝る前に痛み止めを飲むのを忘れた。

痛み止め、普段飲まないせいか、効き目がすごすぎて、飲むと全く痛くないのですが、寝ていると、どうしても、精神が安らいで、安らぐと痛みに目が行くので、膝が痛くて、寝れない…。 結局、起きて痛み止め、飲みました…。

理由その②、蚊。

一緒に寝ていた青ちゃん…蚊に刺されやすい体質だそうです。

頭と足を互い違いにして寝ていたのですが、彼、足をハエが足をこするときみたいに、コチョコチョ、スリスリ、ずっとしているんです…(><)耳元で…。

でも、その蚊って、青ちゃんがタバコを吸いに行ったときに、連れて帰ってきた気配濃厚。あの~、自業自得っぽいんですけど…。

蚊取り線香を付けたのですが、その蚊取り線香の場所が、キッチンのシンクの上では、ベッドの位置が、それより低いので、全然ききません…。しかも、起きたら、室内が蚊取り線香で真っ白に!きっと上の段で寝ていた人は蚊取り線香で、煙かったでしょう…。

理由その③ 暑い!!

寝ていたら、2名でお布団一枚のせいか、暑くて暑くて、ついに「あ、暑い…」と。

上で寝ていた先輩がエアコンを入れてくれた。すると?!

ああ~、やっと静かになった~!

ふと一緒に寝ていた相方を見ると…?

まるで、イラのようにお布団被って硬直していました(笑)!寒すぎ(笑)!

これにはウケた! さっきまで、もぞもぞ、すりすり、私を寝せてくれなかったのに…。

今度は、超、静かになっていたのでした…(笑)。

■ Day1

初日の朝は、二人で、登攀に出かけてもらいました。私は、膝が夜中に痛くて寝れないほどだったということは、あまり良いわけでは、なさそうだと思って、近所のレストラン開拓に出かけました。

この日は、遊歩道であっても、トレイルを歩くなんて、とんでもない、という膝の状態でした。

3度目のインスボン その② 出発~ 膝の脱臼と台風

■ 膝の亜脱臼&台風17号

3度目のインスボンに行くことになった。

夏に青ちゃんに会った。”またインスボン行きたいね~(楽しかったよね~)”というのが、”テレパシー”で伝わってきた。

あちらは、手首の故障中。こちらは、右足のふくらはぎの肉離れ。お互いにリハビリ中。両方が、怪我で、調子が万全ではなく、”スラブとか易しいクラックなら登れるかも?”、と言う訳だった。

ところが、私は夏のバイト先で、ボルダーに行ったときに、クライムダウンで、膝を亜脱臼してしまった。出発10日前だった。出発時も、痛くて、びっこをひく始末。

「あーあ、なんでこんな時に怪我をしてしまったのだろう」というのが率直なところだ。

とても悲しかった。

”中止にしますか?”と、同行者の仲間は、二人とも言うけれど、その二人は、別になんともないので、中止にする理由にはならない。

私は家にいたところで、座って、PCを睨んでトレードチャンスをうかがっているだけのこと。

怪我になる前から、最初の3日間は、二人で登ってもらって(上級者は行きたいところが初心者と少し違う)、私はその間に山の縦走路を探検してこようと思っていたことだし、後半は、少しは良くなっているかもしれないし…。

町の中でカフェで座っているだけでも、得るものがある、と考えて、出かけることにした。

ところが…。

台風17号接近で、当日は飛行機が飛ばないかもしれない。同行者から、再三問い合わせが来たが、こればっかりは空港へ行ってみないと分からないんだよなぁ…。

という具合で、弱り目に祟り目ってわけだった(笑)。

昼ぐらいの便だったので、朝9時くらいに空港に着いたが、格安航空会社のTway…日本では、なんとなく、旅客機の整備とか、”大丈夫なの~”な雰囲気。でも、ちゃんと飛んだ。良かった。

同行者はもう、飛ばないという前提で、来ているくらいで、「え?!飛ぶの??」って具合だった(笑)。まぁ、私は国際線なので、よっぽどでないと、飛ぶとは思っていたんですが。多くの国内線が、欠航になっていました。福岡→釜山は、欠航で、福岡→ソウルは、飛んでいました。不思議ですね。

■ 核心は、合流!!

さて、飛行機は心配していなかったのですが、心配していたのは、先に行っている同行者との合流でした。

というのは、前回とは違って、新しく地下鉄ができ、その終点駅が最寄りの地下鉄駅ですが、その場所がGoogleマップで確認できなかったのです。新しすぎて、まだ載っていない?いや、もう半年以上ですけど?!

地下鉄駅の場所によっては、私が知っているウイドンのバスターミナルや、今回待ち合わせたエーデルワイスという登山ショップまで、どうやって歩いて行くか?が核心になるところでした… すでに分かっている109のバスに乗ったほうが確実だったかなぁ…と頭をよぎる。

海外での待ち合わせは、確実に会えるところに工夫が必要です。

青ちゃんとは、17時に、登山ショップのエーデルワイス前で待ち合わせでしたが、14時に着陸しても、出国手続きに長蛇の列で、17時は無理そうでした。連絡が…。

■ 通信が核心

私は海外では、ローミングは高くつくので使わず、Wifi経由で無料通話できる、FBの付属ソフトのメッセンジャーかラインです。これだと空港など主要ポイントで連絡が入れられます。しかし、常時接続ではないので、いい加減な待ち合わせだと、すれ違いの可能性がありました。テクノロジーの共有は大事です。

Wifiベースであれば、ほとんど無料での通信が実現できている時代…携帯電波、若い人はほとんど使わないです。なにしろ、電波使うと、とても高くつきます。

今回はこの問題は、同行者が一日980円のローミング契約をしてくれて助かった…。でもローミング高い。宿の宿泊が1泊が1500円です。

世の中、安く上げようと思えば、工夫がいる、工夫が邪魔くさいなどと手を抜けば、ボラれるとなっていますね。

一回当たり数分の通話を2、3回で、980円なんてぼったくりですよねぇ。

■ 両替&インフォメーション&T‐Money

さて、飛行機を降りたら、両替。空港は両替レートが悪いので、交通費程度にしておきます。そして、インフォメーションへ速攻で行きます♪

地下鉄の路線図をもらい、BukhansanUi駅までの乗り換えを教えてもらいます。乗り換え2回でしたが、あまり難しくはなく、空港とソウル市内を結ぶ、空港鉄道から地下鉄終点駅まで一回も改札を出ることがなく、到着できました。

T-Moneyという電子マネーを購入したかったのですが、空港のコンビニで買おうとしたら、T-Money自体が購入に、お金がかかるということでした。日本の、はやかけん、みたいに無料じゃない。

結局、交通案内のところで、買ったら、T-Moneyじゃないのを渡されてしまいました。今は、こっちが最新版なのか? 分かりませんが、デポジットが2700KRWでした。早速、30000KRWほど入金しておきます。

空港からは、まるで関空快速みたいな電車で各駅停車1時間。特急があるのかと思って、そっちに行ったら、特急と言っても、快速みたいなやつではなく、指定席の梓みたいなやつで、別に指定席料金がかかり、なおかつ到着も5分しか変わらないと教えてもらったので、普通電車に乗りました。地元のおばちゃんたちが乗ってきて、なんか大阪みたい!なんでか、韓国の人は、大阪の人とファッションセンス?が似ています。

乗り換え駅で、年配のおじさんに、合っているか尋ねたら、日本語で返してくれました。年配の人は日本語ができる人もいるようで、若い人は英語ができる。どっちかで何とかなるようです。

心配していた合流も駅を降りたら、見覚えのある景色でした。バスターミナルまで、徒歩1分。道の向こうのノース前で、同行者も待っていてくれて、ほっとしました。

■ チェックイン前に行ってトラブル

実は、先に住所をタクシーの運ちゃんに渡して、宿まで行ったようです。

Wifiが入るようになってから、同行者が送ったメールが来ました。見たら、先にAirBの宿に行ってしまい、まだ泊まっている人がいたようです。お兄さんがパンツ一丁で出てきたそうです(笑)。

ハウスルールも読んでね、って言っていたのですが、きっと読んでいなかったのでしょう。普通のホテルのつもりで出かけちゃってる?

そのアパートの場所も、もっと登山口に近いと思っていたら、地下鉄2駅先というのが以外でした。

最寄り駅を聞いていなかったのが悪かったのですが、聞いていても、新しい駅が、地図に表示されないので、利便性が良いかどうか?ということがよく分からない。行ってから、合流して、アパートに全員そろっていくのが、順当と思っていました。

今回は初AirBでしたが、同行者はAirB(民泊)がよく分からなかったようです。要するに友達の家をまた借りする、ってことです。それが有料になったら、AirBです。

先に行ってしまった同行者は、たぶん、荷物が重いので、行って先に置いておこう、とでも思ったのだと思いますが、一般にホテルであっても、チェックインは15時以降ですし、AirBの宿は、フロントがあるわけでもなんでもないので、預けておく、なんてできません。

AirBでは、大体、直接アパートに行って、自分でテンキー(暗証番号)で、カギを開ける仕組みです。

基本的には、誰とも会わないことが多いハズです。ホテルやゲストハウスのサービスを想定していると、アレ?となります。お客さんに会わないで済むから、勤め人の副業になるわけですよね。

要するに、友達の家に泊まるのに、友達が家に住んでいないケース、と思ってくださいね。

まぁ、この日は、もう、合流だけが核心でしたので、めでたく合流して、ほっとしたら、後は、なじみの韓国料理の店へ行きました。チヂミと豚足で、お腹いっぱい。韓国では余ったら、持って帰れます。

あと、タクシーに乗って、宿まで帰りました。2,3メーターくらいの距離感でした。
















インスボン情報2019

■ インスボン 行ってきました!

インスボンから昨日の夜帰ってきました☆ 

今回は、膝を亜脱臼してしまっていたため、びっこを引きながら出かけましたが、5,6時間の縦走なら、テーピングやサポーターをして、ですが、歩けるようになって帰ってきました。

今回は、インスボン単体ではなく、北漢山国立公園(Bukhansan National Park 発音はプッカンサンナショナルパーク、です)の5,6時間程度の縦走をしてみました。全体像を把握するためです。

登攀ルートは、1日だけショイナードBを登りました。膝の故障によるフォール1回、本当に登攀力がなくて落ちるフォール1回でした(笑)。

インスボンのベータ(=登攀するために必要な周辺情報)が、溜まりましたので、ご参考になるかと思いますので、ぜひ参照ください。

■ 白雲山荘が泊まれなくなった

聞くところによると、九州などからのメンバーは、市中のホテルなどに泊まって、地下鉄+タクシー+アプローチ1時間を毎日荷揚げするという、”通勤”登攀スタイルに慣れていたようです。が、登攀三昧をするのに、白雲山荘に泊まれば、時間を登攀だけに使えて、”登攀三昧”ができる。それが、インスボンの魅力でした。

その登攀三昧は、山小屋に宿泊も食事もお願いできるから、というのが大きかった。

ですので、食事と宿泊は大変重要です。

白雲山荘(ペグンサンジャン)の李さんが亡くなったあと、小屋の運営はどうなったのか?と事前に韓国の山岳会の人に問い合わせしましたが、全員が、宿泊はできなくなったという返事でした。食事は、それ以前にできなくなっていました。

ので、下界で泊まる=通勤スタイル です。 となると、途中のタクシー通勤は誰でも端折ることができないので、地下鉄通勤をいかに短くして、朝の取りつきを楽にするか?が、登攀三昧には、課題となります。

そこで、今回の宿の選択は、どれだけ登山口のBukhansan Ui(プッカンサンウイ)に近いか?にこだわりました。

今回使った宿はこちらです。AirBだったので、大変安くつきました。ただし、小パーティ(最大3名)のみが利用可能です。3名だと2名は布団は二人で1枚です。

Buk-Han Mtn. Pine tree Guesthouse
https://www.airbnb.jp/rooms/25699559?source_impression_id=p3_1569966768_H3%2FjazcdZiautlUO

■ 登山口情報

これまでずっと、登山口をトソンサ、その下で、実際、公共の交通機関との接続口になっている場所をウイドンと呼んでいましたが、ウイドンというのは、結構大きな地名で、早良区みたいな感じです。厳密ではありませんでした。

プッカサンウイと言うとピンポイントに正確なようです。新しくできた地下鉄のBukhansan Ui 線で終点駅です。以前は、スユ駅からタクシーで来るか、バスで来て終点のバスターミナルがあるところでした。登山ショップや飲食店が集まっています。

参拝客用のバス
そこから、登山口までは、タクシーで10分ほどで、参拝客と登山客のためにタクシーが循環運転しています。大体4000KRW~くらいなタクシー代です。トソンサ寺を参拝する人たちのためには、募金制の循環バスもありますが、登山者は使うべきではないようです。

登山口の地名も、トソンサと言うとお寺の名前ですので、正確には、Beagun Information Center (
ペグンインフォメーションセンターと発音)です。

実際には、トソンサに行く参拝客がバスを降りる場所と、登山者の登山口は同じです。インフォメーションセンターとトイレ、カフェ、自販機があり、Wifiが入ります。

■ アプローチ

アプローチは、一般ハイカーと同じ登山道ですが、今回は前回より、さらに整備されていて驚きました。木道や手すり、階段が整備されています。

約1.5時間です。登山口にあるインフォメーションセンターで、簡易的な概念図を貰えます。大きな山岳エリアの一部です。

■ おすすめルート

仮に一日しか登れないとすると??? たぶん、

 シュイナードB …日本人に最も人気のルート
 医大ルート… 韓国人に最も人気のルート

です。

■ 下界情報

Bukhansan Ui駅近くの宿泊が楽ですので、宿泊がないかと探しましたが、ありません。

が、Motelと書いた看板を数件見かけました。どうも現地の人に聞いたら、ラブホのようです。というので、連泊は(笑)。下山で遅くなって暗くなっちゃった!もう泊まるところがない!みたいな緊急時は、いいのかもしれません。下界も、山も、テント泊や野宿は禁止です。

飲食店は多数ありますが、あまり英語は通じません。韓国語でメニューは対応表を作っていた方が良いと思います。写真もあまり出ていないですが、出ているところもあります。

登山ショップが多数あり、基本的なギアは駅の周辺で手に入ります。また、NorthFaceもあります。

サウナがあり、下山後にひと風呂も可能です(サウナも入ると7000KRW)。雑魚寝ですが、宿泊も可能なようです。

■ Dulegil

Dulegilからみたインスボン
私たちが取ったAirBの宿は、Bukhansan Ui駅から、2駅先の、4.19National Cemetry駅にありましたが、そこまで約8.5㎞の遊歩道(Dulegil)が整備されており、騒々しいバス道を通らなくても、歩いて帰宅できます。駅と駅の間もかなり近く、徒歩10分ほどです。

Dulegilは、高齢市民の森林浴ブームに答える形で、行政が整備した道で、一部は住宅街などの舗装路も通りますが、史跡や景観の良いところをつないで遊歩道が整備されており、ほとんどが土の上を歩けます。8割は森の中のご機嫌な小道です。リスなどの小動物にも会えます。

のんびりとした道ですので、急いでいる朝には向きませんが、レスト日のアクティブレストには最適です。

■ もらうべきガイドブック

Gangbuk-gu, City of History, Culture and Tourism

というガイドブックがVisitorCenterで、入手できます。

新しくできた地下鉄BukhansanUi線は、ほとんどの地図に駅の場所がまだ書いてありませんが、さすがにこちらのガイドブックには正確な場所が書いてあります。

私たちが宿泊したエリアあたりからだと、朝は、タクシーで宿の前から、BeagunInformation Center(=登山口)までで、8000KRWくらいです。

地下鉄に3名で乗るより安くつくかもしれません。地下鉄に乗ったとしても、そのあと登山口までは、どうせタクシーを使わないといけないので、それなら宿の前から乗ったほうが良いです。

行きは、タクシーはどのタクシーでも、トソンサまで乗り入れできますが、帰りは来るタクシーがみな、循環タクシーなので、最寄りの地下鉄駅までしか乗れません。タクシーでは”トソンサ”と言えば、登山口まで連れて行ってくれます。

帰りは、他の登山者と乗り合わせてタクシーで、最寄り駅である、Bukhansan Ui駅まで降りて、地下鉄、もしくは歩きで帰る、というのが妥当だと思います。

登攀で疲れていたら地下鉄2駅乗って帰ってくると良いと思います。

今回、私は、縦走で下山したのは12:30と早く、そんなに疲れてもいなかったので、偵察がてら、Bukhansan Ui駅から、隣の松林駅(Solbat駅)まで10分ほど、バス道(41号線)を歩きました。ラブホが2件ありました。

松林公園からDulegilを利用して、家の近くにある、4.19記念公園まで、歩いて帰ってきました。12:30に下山して、途中コンビニでアイスコーヒーを飲んだり、松林公園で遊んだり、と油を売りながら歩いて、帰宅したら、14:00でした。

インスボン登攀であると助かるパンフレット一式