2019/08/27

Stump

そういえば、金曜日にスタンプさんに行ったのを書いておくのを忘れました。一週間、壁に触りたいと思いながら行けなかった…ので、やっとレディースデーになった!と喜びいさんで出かけたのですが、肩透かしでした。

結論から言うと、レディースデーで900円で行ったけど、あまり価値を感じられないで、うーん、となって帰ってきました…。

とりあえず、6級でアップして、5級を一通り。

 リードクライミングジムで会ったワールドカップ出場者のお兄さんがいたが、なんか、一般人とは違うぜオーラ全開で、腹筋中。

左の写真のブルーの課題に取り組み中だった。

人の模範となるように、みたいな、他人の期待を背負った人は大変だなーと

子供時代の私を思い出したりした(笑)。

私は子供のころは、めちゃまじめでした。

だから、今遊んでいます~
この日は早々に帰ってきたのですが、まぁ登れる課題を登りつくして、無くなったのが一点ですが、もう一点は…。 120cmの女の子。

お母さんとお姉ちゃんと一緒に来ていましたが、お姉ちゃんが登れる課題が登れない…。

で、私と一緒に登ってほしそう~に憧れのまなざしで私を見るんですね~。いや~参ったなー。

私は5級を登るので、まぁそれなりのムーブのきれいさと言うか、まぁクライミングやってきている人だなーと誰が見ても思うとは思いますが、別に人が模倣するような上手さはないので…

しかも、その子のほうが、うんと努力している…。どっかぶりのルーフで落ちて、熱い視線を感じ、振り向いたら目が遭った!

ので、再チャレンジしなくてはならなくなり…(そこでやめると、教育上、悪いかと…)、年齢を行った指に悪い…。

ので、これは、あまり長居できない日だと分かりました。

■ お母さん

こども2人とお母さんで、お父さんは一人で夕食だそうで、子どものためにお母さん、お父さんが頑張っているそうでした。子供たちはクライミングブームらしい。

子どもに、もっとこうしなさい、なんでできないの?!とお母さんの叱責が少しあったので、まぁホールドどれでもいいんじゃないですか~とやんわり諫めたりしました。

登らない人には、分からないので、「お母さんもご一緒に登りませんか?」と声をおかけましたが、、、「私なんてとてもとても」系の人でした。

やる前からできないって言わない!という教育を地で来た私には、もったいないなーとか、子どもが気の毒だなーという感想になりました… 全然、間違った方向性で教わってしまうことになるからです…

でも、スタンプさん、課題は良いハズですけどね。何しろ国際セッターのルートセット。

しかし、やっぱり、私が教える立場とは、思えず…。5級なんて、子どもたちはすぐ終わってしまいます。ただその子は120cmの身長では届かないだけです(笑)。152cmの私で、届かない!って文句言っているのに。

今の時代の子どもたちやティーンが、手厚いクライミング指導を受ける機会が多いみたいで、羨ましいな~と時に思う私ですが、この日は、羨ましいというのは間違いだなーと理解しました。

私は大人になって、自分の自由意志で、クライミングするようになって良かったな。

一生5.10代でも、まぁいいかな~って思いました。インドアクライミングジムに通うことについても、なんとなく、プレッシャーと言うか、月会員で通えば強くなるのに~という周囲の無言の圧力を感じていましたが、それはNO!と否定すれば良いと分かりました。

まぁ、じっとり通い続ければ、強くはなりそうですけど、私のいるべき場じゃないですね。

やっぱり外岩、日向神で、登れる課題はすべて登り切ってしまうことかなと思いました。


2019/08/26

Bolt Standardization ボルト整備

■ 空き家再生プロジェクト → ボルト基金

私のクライマーのゲストハウスと言う夢は、実は、物件取得と開業資金で躓いていました。

 物件取得 → 岩場まで歩いて行けるところに空き家がない!

 開業資金 → 開業資金を銀行から借りれないだろう(フリーランスで社会的信用がない)

というので、最近は、一生懸命、開業資金融資関係のセミナーに出ようとしていましたが、なんと!

■ 出会い

EnjoyWorksさんの空き家再生Project in 福岡の 参加前日に、奥日向神キャンプ場のオーナーと出会いました。

奥日向神キャンプ場を取得した人が現れた!神の使い?!

となると、私はオーナーにならなくていい!日中家に縛り付けられる(と言っても、チェックインとチェックアウトくらいだが)ゲストハウスオーナーをしなくていい!

となり、一気に肩の荷が下りた!

となると、すべきことは、ボルト整備です!

誰が来ても大丈夫なように、国際スタンダードでボルト整備をしなくては!UIAAの助言はすでに取り付けてある!

ボルト整備にはお金がかかるので、日向神のボルト整備には、

 クラウドファウンディング

がいいと思っていますので、経験者談、求む!

相談したいことは、

 集めたお金を管理する法人の形態

です。日向神だけのボルト基金としたいと思っています。受益者負担の原則からです。

My dream of having a climbers guest house like GCH in Laos had 2 problem. 

 No1:  There is no old empty house called Akiya near crags... 

 No2:  No money to buy the property. 

But I must be blessed by God of climbing!  I met someone who acquired "Oku Hyugami Camp site " which locates 5 min walk from the Hyugami crag, just few days ago! 

It was on my way back from regular climbing day and my partner said, "There's people, let's go and say hello to them! "

Whoa!  They were a new owner of the camp site, best location for climber's residence! 

So now I don't need to buy the property! No need of money! 

Now what I need to do is 

  Fund rising for bolts.

I think for this, using crowd funding is the best. 

I am seeking an advice for what style of organization is the best choice for fund rising for bolt  standardization. 

It is important for Hyugami crag to have internationally  standardized anchors as you see below. 

What we have is OK not the best. 

This is what we have now

This is what we want


   

2019/08/24

日本の5.10代は10台を限界グレードとするクライマーが落ちながらリードするのは危険であること

■ どこでも落ちていいのがフリー

本来、フリークライミングは1ピン目から落ちていい、というのがフリークライミングです。

5.13登る甲府の友人は、9割落ちているよと言っていました。

ところが、このスタイルのクライミングは、10台を登るクライマーには日本では許されていません。

■ アルパインの法則で打たれたフリーのボルト

日本の5.10代の課題は、もともとアルパインのクライマーに開拓されているケースが多く、ボルト配置の良しあしの幅が多きすぎます。

2から3ピン目までの距離が1ピン目までより遠いとかです。3ピン目で落ちたら、きちんとビレイしていてもグランドフォールするという課題もあります。その場合、ビレイヤーは後ろに走る必要があります。

ビレイを習うとき、後ろに走るとか、習いますか?習いませんね?

■ 一つのグランドフォールから学ぶことは多い

九州で初のクライミング日に、グランドフォールをみました。
https://allnevery.blogspot.com/2018/04/blog-post_23.html

四阿屋のインディアンフェイスと言う5.10bです。ビレイヤーはきちんとしていたのに、グランドフォール。腰椎骨折で全治6か月、復帰まで1年です。

おそらく、九州のクライマーはアイスもしないし、クラックもしないから、ピン間隔=ガバで登れるならイラナイ、です。

これはアルパインのリッジクライミングでのプロテクションの法則だからです。私もリッジだったら取らないです。おちないですので。

一方フリーでは、どこでも落ちていい、という配置でボルトを打たないといけないのですが、この切り替えがオールドクライマーの方にはできない。そこまで望むのはオールドクライマーに対して望みすぎです。

また、登れない初歩の段階から、自分でプロテクションを打ちながら登らないと、正確なプロテクションの幅間隔は、身に着けるのが困難です。

アイスやクラックをやると、最初から、プロテクションは自前です。これがない九州では、かなり適正プロテクションを覚えるという意味では、不利な成長環境です。

九州に限らないと思いますが、地方では、グレードもいい加減です。

12登る先輩が見晴らし岩で、5.10bで落ちていました。偶然ではないと思います。インディアンフェイスは登れていたので。

それが日本のローカルの岩場の現状のようです。別に九州だけのことではなく、東京のお隣、佐久も多分、似たり寄ったりです。八千穂レイクの岩場で、理解しました。あれはひどい。あまりにひどいので登らないで帰ってきたほどです。





国際的に、”スポーツクライミングとして”通用するボルト配置(そのグレードを登る人にとってプロテクションになるような配置)になっていないことについては、小川山も同様です。海外のクライマーの間では、小川山は怖い岩場で有名な話のようでした。

シンガポールの人に、そのことを教わりました(笑)。

シンガポールで噂の怖い岩場ってことになっているのかもしれない?ですが、それが、かっこいいこと、クールなことと受け取るのが日本のクライミング文化です。

で、危険な岩場と受け取るのが大衆化したクライマーの国際社会と言う感じです。

日本以外の海外ではクライミングは、浸透していて、女性や子供も楽しむレジャーです。ほぼ確実に安全なトップロープだけではなく、普通にリードもしています。

しかし、それは、命がけ度、神風特攻隊度を競うクライミング…俺がやらねば誰がやる…という日本のアルパインの伝統、アメリカヨセミテのフリーソロを至上価値とする文化、ではなくて、単純な喜び、”やったー!できたー!”を味わうクライミング=スポーツクライミング、です。

つまり、もっと気軽であるということ、墜落が前提である、ということです。

日本で登る場合、大事なことは墜落を前提として打たれているボルト配置と、そうでないボルト配置の2タイプがあるということを、しっかり自覚的に覚えていき、そうでないボルト配置の課題に取り付かない、ということです。

九州では、私がこれまでのところ知っている危険なルートは、四阿屋の”インディアンフェイス”とか、日向神、道端エリアの”太郎”です。

こうして、落ちれるボルト配置のフリーと、落ちれない配置のフリーが混在していること、が明示的にトポには記載されていないことが、多くのクライマーが現場の案内人なしでは、日本では登攀できない理由になっています。

2019/08/23

Japanese style Mango Rice

This is modified to Japanese style since I used regular Japanese rice instead of Thai Jasmine rice.  It's because I wanted to introduce something that you can get conventionally in Japan.

Ingredient
1)  cooked rice (cold left over is OK)   1 Ochawan(Japanese rise bowl)
2) coconut milk  a half a can, 100-150 g
3) A package of Frozen Mango or Fresh mango if you can find
4) Suger
5) Condenced milk
6) Cinnamon

Combine rice and coconuts milk in a pot, with a table spoonful of sugar.  You can add or omit, the sugar, depending on how you like.  I think you can substitude coconut milk to soy milk if you need more protein. In that case add the cream of coconut milk after cooked so it will have a flavor of coconut.

Cook over the simmering heat for about 5min until rice is smooth. Don't overcook since it will become very sticky. If it became too heavy, you can always add some water or more coconut milk.

Let it cool in a fridge.  Serve with mango, condensed milk and sprinkle of cinnamon. If you can not find cinnamon, some sesame seeds or diced pistachio will do.

You can find a frozen mango so easily in a convenience store anywhere in Japan.  Cooked rice called "Satou no gohan" can be found same. condensed milk too.  So in the mountain, all you need to bring is a can of coconut milk. I think a can of coconut milk makes 2 servings.

A package of frozen mango is 200 yen so other ingredients will be another 200 yen.  Total 400 yen for 2 servings. 200 yen (2 dollar) per dish. Not too bad for a snack or a light breakfast.




すべての基準が18歳男子初心者スタートなこと

■ 大学山岳部が伝統的なスタート

大学山岳部の顧問をされているオールドクライマーと登っていて、色々と気が付いたことがあるのですが、そのうちの最大のものが、

登山の本が暗黙の前提としている初心者像が18歳男性学生

ということです。実際には、登山が一般大衆のものとなり、一般社会人がアルパインクライミングへ進む時代は、かれこれ30年ほど続いているようですが、それでも山の本の記述が成人した社会人(の体力)向けに書き換えられることはなかったのではないか?と思います。

まぁ大方の社会人が1,2本の初級ルートを経て、「ん?これは変だな」と気が付くためと思いますが…。

そして、気が付いた大体の人は、「家族もいるし、自分だけの命ってわけじゃないからなぁ…」という理由でフリークライミングのほうになると思います。

■ 大学山岳部も低体力化

大学山岳部顧問をされている方によると、昨今の大学山岳部ですら、過去の新人と比較すると、体力低下が著しく、危なくて、昔の新人にさせたことはさせられないそうです。

その原因は山行日数の低下に求められるのだとか。なるほど、ですよね。山に入る日数がかつては120~30日だったものが、昨今の学生は、50~60日だそうです。

それでは、高度な山をするのに必要な体力が培えないし、経験値も増えないということです。

若くたって、慣れを作るのに必要な時間は同じなんですよね。一般に1万時間の法則と言われます。

■ 社会全体のゆとりのなさが反映

全体に学生を含む一般社会人、労働人口に当たる人たちの山行日数が減っているのは、日本社会がゆとりが無くなったということらしいです。

山で一番人口が少ないのが40代かもしれませんが、非リタイヤ組の人口は大変少ないです。

最大多数が65歳以上の高齢者なので、その人たちの意見が山に反映される傾向にあり、コースタイムの記述は、本州では大幅増にすでになっています。

その65歳以上向けに書き換えられたコースタイムの8割で歩けたところで、普通の体力ですので、本州にいる場合、体力がある、と誤解しないようにしないといけません。

九州は書き換えが行われていないようで、全体にコースタイムは辛めです。本州に対する競争心のため、登攀のグレードも辛めなので、結果として、九州育ちのクライマーや登山者は強いということになっているかもしれません。特にもろさについては、阿蘇のほうが滝谷より、うんと脆いそうです。

■ 何を目指せばいいのか?

上記のような理由から、アルパインへ進む人は目標の設定がしづらい環境条件下にあります。

一般登山は、混雑ですし、本格的がつく登山をする方というのは、山小屋泊というのは、そもそも考えられないことが多いです。

となると、夏は閑散期となりますが…。沢登りなどのバリエーションのうち、比較的易しい山からスタートするのが適した山となるでしょう。私も沢をスタートする際は苦労しました。マスターしてしまえば、もはや大したことではないのですが…。沢もリスクは難易度次第です。

アルパインの人はクライミングは、基礎力養成、練習の場と位置付けていると思いますが、そのような人にとっても、夏のクライミングは条件が良くなく、暑いだけで得るところが少なかったりもします。とはいえ、夏はトレーニングには適期です。

トレーニングの場としては、夏こそ涼しいインドアクライミングが適しているようです。バンバン落ちて、バンバンキャッチする経験を積むにはインドアに行くしか、経験値を積み上げる方法がありません。

が、一般には発想転換が難しいようです。インドアでもリード壁があるところへ行かないと意味がありませんしね。スポーツクライミングのメリットを生かすということで言えば、やはりビレイの習得です。

沢やでもアルパインの人でも、ビレイを習得していない人は落ちないことを前提にビレイしており、墜落したボディを谷底で見失わないためのロープ&ビレイになっていますが、スポーツクライミングおよびフリークライミングでは、墜落は前提です。ほとんど毎回落ちるまで登るのがルールって感じです。

そこの切り替えができないと、延々と落ちれないビレイで登らないといけなくなります。

結局、夏はそうすることがない閑散期、となるので、大体の人は山小屋に働きに行ってしまい、それでちょうどよく山の世界が成り立っているという現状もあります。

夏は連泊のテント泊をして、生活技術を磨くのも一つですが、それは沢でさらに上級編ができますね。

■ アルパインクライミングの質を吟味できる登山者が増えるといい

先日、ご飯を食べに行っていたら、店のオーナーと話になったのですが、昨今は食文化が壊れて、お魚の旬などが分からない人が増えたのだとか…

食育が叫ばれていますが、日本社会が文化的に乏しくなった、ということだそうです。

それは、山の世界も同じことで、山に下界を持ち込む人が増え、山小屋はゴミだらけです。

したがってこのような現状からすると、山の世界を理解する人が増えることが、基本的には山の世界をよくすることにつながっていくと思われます。

目指すべきところ…は、本格的がつく登山のリアルな姿を、価値を、理解する、と言うことで良いのかもしれません。


2019/08/22

How to make Shiraae (Tofu sauce)

This is how to make Japanese traditional vegan dish, Shira ae (pronounced like She la ah eh).

Shra ae can be used with any vegetable since it is basically tofu sauce. 

Ingredient
1) Tofu (drained very well)
2) white sesame paste  (Tahini is OK)  1 TBS
3) Soy sauce  1 TP
4) Suger  1TBS
5) salt     pinch

6) any boild or steamed vegetable     a handful

like, mushroom, string beans,  asparagus. You can add Toasted Usuage, if you like. Usuage is a version of Tofu, it is sliced and deep fried so it is crispy.

I used one quarter of Tofu of the regular size package. Say 70g.

Combine  all of them in a bowl.


 Tofu and Usuage (toasted)
 combine them all
 I steamed a bunch of asparagus.
It was so cheap in this season, this was only 399 yen(about 4 doller).
Tonight's dinner.

Soumen noodle (1 bunch)

and

Shira ae of Asparagus and Usuage. 

Cost is about
Soumen 50 g x 20bunch = 555 yen so per 1 bunch is about 30 yen.

Tofu was 160 yen so 40 yen.
Usuage is like 10 yen.
Asparagus?  Maybe 30 yen or so?
Soumen need Dashi so it is 30 yen?

adding all, perhaps tonight dinner costed me as much as 200 yen?

I am trying to write down the cost since foreign climbers are believeing it is very expensive in Japan. It's yes, if you try to bring your lifestyle in Japan, but if you do as other do, it is quite reasonable.

I am going for vegan plus at night I don't eat much so this is quite simple dinner but I will keep taking a note of my everyday meal so anybody visit in Japan will get an idea of how we live.

2019/08/21

2019 Summer Nagano Trip

I have gone to 2 week climbing trip to Nagano. This time I climbed mainly Shiga Crag in Saku City.

8/1 Head to Osaka by night bus
8/2 Fishing in Omine in Kansai
8/3 driving 6 hours and visiting old farm house
8/4 clilmbing in Ogawayama (stream side and River bank)
8/5 Climbing in Saku, a new paid crag Shiga Crag
8/6 Climbing as above
8/7 Climbing as above
8/8 Fishing in Nagano
8/9 Fishing and rest
8/10 Climbing & moving back to Osaka by night bus
8/11 Ko Wall climbing gym Lead climb
8/12 meeting a friend in Osaka
8/13 Kompira Crag in Kyoto
8/14 Sengoku Crag in Kyoto
8/15 back to Fukuoka by night bus

It became a longer trip than I thought... and was interesting to learn about a new paid crag... Shiga Crag, and how it became.

Now I am back to Fukuoka and would like to bring the feedback to local crags.

New JFA proofed anchor in Shiga crag 
Shiga Crag 

悪い時、遠い時のプリクリップ

■プリクリップ

プリクリップは、チョンボ棒とも言われ、チータースティックと英語では言われるので、ずる、という印象がぬぐえない道具です。

しかし、今回の遠征での、LoveorNothingのような、

・明らかにスメアしないといけない部分が濡れている個所を事前に予見できる場合、
・あるいは、事前情報としてボルトが悪いらしいと分かっている場合

などにチータースティックを使わないで落ちるというのは、予見可能性からして、知性が低い行動と言えるように思います。

■ 身長

身長というのも、一つの道具で、私はボルトラダーのエイドルートは、リードお断りしています…というのは、エイドこそ、届かなかったら、お終いだからです。それは遠藤由香さんがショルダーでクリップしている画像を見て理解。

クライミング力があっても届かなければ意味がないルート=エイドルート

身長があれば、プリクリップ持参の労力が省けます。

私にはプリクリップを持参するというひと手間が必要と言うことですね。


日本のガイド資格の問題点

■身売り感

しばらく前に米澤さんと登っていた時に、登山やクライミングにおいて、ガイドになることについて、「私にとってはガイドすることは身売りなんですよね」「私もです」という会話を交わしました…。

私は何度も登山ガイドになることを勧められています。山梨になったときも山小屋の主から勧められ、「?」。私みたいな素人になんでだろう?と、超まともなツッコミを持っていました。

それは、中高年登山が現代の登山の主体だからだということが分かったのですが、そののち、九州に転勤になった時点で、登山ガイドの取得を勧められました。

現在、積雪期ガイドステージⅡの筆記と実技では、積雪期ガイド実技まで合格しており、あと1実技で取得ですが、身売り感拭えず、取得は取りやめにしました。これは、日山協で出している夏山リーダーという資格についても、同じ感触を感じています。

取得して何のメリットがあるのか?メリットが分かりません。

それより、九州に来て一発目に知った田上ガイドの訴訟の件が怖いです。

■ 好きなことを仕事に、が難しい

好きなことを仕事にするというのは、人生のゴールデンルールです。

が、身売り感というのは、自己犠牲感のことでしょう。

自己犠牲だったら、それは喜びがお金になる、という好きなことをお金にする、仕事にする、ということに反しているでしょう。

登山ガイドにしても、クライミングガイドにしても、いつも不思議なことは、サブガイドが必須ではないことです。

登山でも、クライミングでも、きちんとした山をしようとすれば、サブガイドが必要です。

とくにクライミングガイドでは、サブガイドがいなくては、ガイドさんはお客さんのあやふやなビレイでリードしてトップロープを張る羽目になるでしょう。

■ 厳しすぎる要件はサブガイドがいないため?

もちろん、日本のクライミングガイドの要件は厳しく、5.12がオンサイト5本です。登攀力と守りの力であるロープワークなどは違うので、登攀力のみ高度な能力をもとめるガイド資格には疑問をもっていましたが、それは、サブガイドがいないため、命を守るには、それくらいの安全マージンが必要だということのようです。

5.12オンサイト5本の人が5.9や5.10Aで落ちることは考えにくいです。そのため、そこまでの安全マージン(5.12で5.10Aをフリーソロ状態)なら、十分安全だろうとも言えるということで、このような厳しい要件になっている、とみるのが、合理的推測でしょう。

一方、人の能力は衰えます。

私が5.10Aで落ちて頭を縫ったのは兜岩という岩場ですが、同じ日に南裏さんという超有名ガイドが、講習生のためにロープを上げるために5.10bをアップで登攀中、テンションしていました…。

思うに岩のコンディションが悪かったのでしょう。そんな超ベテランが落ちるほどなら。

そんな日に5.10Aでギリギリの私が、まったく初めて組む人と登るなら、アップを5.10Aにしないで5.8にしておくべきでしたが、当時は経験値が低くて思いつかず。

南裏さんの登攀を見て、猿も木から落ちる程度の認識でした。そのため、私は5.10Aで落ちて、頭を7針縫うことになりました(><)。1ピン目を掛けていたので、本来ビレイヤーの責任ですが、ビレイヤーを選ぶということから、クライマーの自己責任であるため、自分のせいです。

話をもとに戻しますと、自己犠牲というのは、良くないということです。

私にとっては登山ガイドになることは、ほぼほぼ自分にとって、やってもつまらないことをやる、ということで自己犠牲です。

一般に山岳会のリーダーたちにとっても、ギブアンドテイクの伝統から、ほとんどの場合、新人教育をすることは自己犠牲です。

余談ですが、自己犠牲だけならまだしも、ある種、特攻隊員と同じような、俺がやらねば誰がやる的な、ヒロイズムを伴っている場合、それは、かなり時代遅れの感性である可能性があります。今のフリークライミングの水準では、命はかける必要がないです。

■ フリーとアルパイン

フリークライミングに進んで思うことは、フリーの人はアルパインの価値観を理解するのに難しそう(レスキューの軽視)で、アルパインの人はフリーの人を理解するのに難しそう(なんでそうストイックなの?)です。

フリークライミングの力は、アルパインの基礎ですが、それは、サブリーダーレベルで5.11、リーダーレベルで5.12までフリーでRPでもいいので、登る実力があるということです。

そのレベルに達することなく、フリークライミングのゲレンデで、たかだか5.9や5.10bで精いっぱいの人が、アルパインの本チャンルートに行くと、本チャンではアプローチも長く、天候や生活などほかに神経を張り巡らさなくてはならないことも多く、ゆとりが足りない、ということに陥る可能性が濃厚です。

現代の若い人には、フリーとアルパインの価値観の両方の、良いとこどりが必要です。

それは、フリークライミングを日常として、節制と肉体の鍛錬に励み、本番へ行くという厳しい道で、山で酒盛り、という世界とは別世界ということです。

リスクリワードレシオの反転

引き続き、クライマーに適した正確ということを考えています。

■ リスク・リワードレシオ

リスク・リワードレシオという言葉をご存知でしょうか?

これは、リスクに対して、その見返りがどれくらいか?ということを意味している言葉です。

例えば、

 あおり運転や、過度のスピードでの運転

は、リスクリワードレシオの悪い典型です。

あおり運転で得れるメリット、リワードが、多少目的地に早くつくとか、イライラの解消、という些細なことに対して、リスクは、交通違反で切符を切られたり、死亡事故になったりと、釣り合わない重さです。

ですので、リスクとリワードを天秤にかけて、リワードが小さくリスクが大きい行動をとる人と言うのは、非合理的な行動をしている、ということになります。

■ アルパインvsフリー

私が思うには、アルパインクライミングというものをあまり深く理解していない間は、本チャンに対するリスクリワードレシオを、リワードが大きいもの、と見積もっているのではないか?ということです。

リスク=チャレンジ、登攀がそう難しくない に対して、
リワード=達成感 

が大きいと、初級クライマーの間は感じるのではないか?ということです。

それはリスクをしっかりは理解していないため、非合理的な行動を取っている、ということです。

■ フリーを始めると反転する

ところが、フリークライミングをスタートすると、クライマーにとっては、

(クライミングする時間)がリワード 
(歩く時間)が代償

と段々反転してきます。

達成感はアルパインの登攀よりも、フリーでの登攀のほうが大きいからです。なにしろ、必要な打ち込みの量が違います。

クライミングとクライミングの達成感がリワードとすれば、歩く時間、アプローチゼロ分のゲレンデのほうが、アプローチ1時間のゲレンデより優れているという評価に反転します。

これが、フリーをスタートすると、だんだんと歩かなくなってしまう理由ですね。

■ 歩き続けることが難しい

一方、伝統的にアルパインクライマーと言うのは、歩けてなんぼ、ですので、一般登山で、1時間の山なんて、初心者どころか、今日登山靴買いました!みたいな人ですら歩ける距離ですので、誰の評価も得れませんので、まったく箸にも棒にもかからない評価を受けます。

しかし、歩く山をするのは退屈で、歩きたい!という動機に欠けてしまう、というのも事実…

しかも、歩きで作った下半身の筋肉はお邪魔、となれば、さらに歩くことに対して動機が減ります…

ということで、フリーのクライマーになったとき、どれだけ歩きを維持できているか?というのは、そのクライマーの

努力の証

であるような気がします。歩きが弱くなる=努力足りていない、みたいな?


2019/08/20

自分もアブナイし、相手もアブナイ

■自分もアブナイし、相手もアブナイ

今回の佐久の合宿で学んだことの一つが、相互の安全監視ということです。

私は相互に安全保障しあうのが、クライミングにおいては当然だと考えていたのですが、そうでない場合やそうでない人も意外に多いということを知りました。

クライミングのパートナーというのは、相手もですが、自分も守り合うというのが大事なことです。

■2ウェイを想定しましょう

レスキューと言うのは、

1)相手が怪我をした場合
2)自分が怪我をした場合

の2ウェイを想定しましょう。私はクライマーとして軽いので、レスキュー訓練ではいつも、あんこ役です。

あんこ=要救助者役

ということですから、自分が救助される側になるという想定は私にとって目新しいものではありません。

が、多くの自信家・・・・つまるところ、多くの男性、にとっては自分がレスキューされる役になるという想定は、まったく考えもしていないのではないでしょうか?

これは男性だけでなく、女性でも同じような人もいるようでした。それではダメです。

レスキュー想定は相互、どちらかが怪我をした場合が必ず必要です。3人であれば、3人のうちのどの一人がけがをした場合も想定して、レスキュー訓練をするのが、当然ですが、もっとも合理的です。

■ いつも登っている先輩

私がいつも登っている先輩とは、ビレイ&クライマーの体重分布がちょうど良い。

私は50Kgくらい、向こうは60kgくらいです。

これくらいだと、墜落でキャッチしても、私が浮く分量が壁にぶつかるほどではありません。ちょうど引かれて衝撃吸収になって良いくらいです。

体重差がありすぎると、私が前に引っ張られる量が多すぎるので、私が非常に危険になってしまいます。

つまり、クライマーがビレイヤーより、10kgくらい重いとちょうどよいらしいのです。

■ 私に最適なビレイヤーは?

ということは? 私がリードする場合に最適なビレイヤーはというと、私より10kg軽いくらいの人…って、なかなかいないじゃーん!と思いましたが、先日お会いしたクライマーは、体重が軽かったので、私としては安心して落ちれるビレイヤー候補かもしれません。

■ ビレイヤーは自分で育てるもの

先輩との関係を復習すると、自分がリードしたいときに頼れるビレイヤーと言うのは、リードクライマーが育てるもの、と言う気がします。

この先輩は、最初から、私を育ててくれたなぁと思うからです。

1)まずはガンガン落ちる。

自分は落ちるクライマーなんだよ~、ちゃんとビレイしてよ~と、行動で伝える。

2)その上で、ビレイに注文を付ける。もうちょっと壁によって、とか。もっとだらりんでいいよとか。

■ 落ちるところを登るときと落ちないところを登るとき

「俺は落ちるクライマーは嫌いだ」と言うのは、「落ちないところしか登らないでくれ」と言い換えることができるのかもしれません。

一般に登れるところしか登らないならば、成長できないという成長神話が強固ですが、私が急激な成長を見せたのは、海外で初対面のビレイヤーと組んで登ったラオスの直後です。当然、落ちないところしかリードしていませんし、自分で登攀する課題を選んでいます。

ということで、落ちないところしか登らなくても、成長はできますこの方がオンサイト能力が上がるのではないかと思います。

なので、落ちるクライミングが嫌いなビレイヤーと組むときは、そのような登れる課題ばかりをたくさん登るのが良いのではないかと思います。

海外では、怪我をした場合、病院にいくことも、日本でやるより難しいと思いますので、できるなら、日本においてよりも一段大きな安全マージンでグレードを下げて登るのが良いと思います。

■ 楽しいホルモン

クライミングで大事なことは、いかに楽しい~!というホルモンを出すか?と言うことだと思います。

このホルモンは、無邪気に先輩のビレイは絶対に確実だ、と信じている初心者時代は出やすいです。

それが、

・先輩とはいえ、人によっては、ビレイが確実とは言えないこと
・支点も確実とは言えないこと
・グレーディングも信頼がおけないこと

など、クライミングにおいて知識が増えれば増えるほど、

 他者の評価ではなく、自分の目で評価

しなくてはならなくなります。そうなると、頼るべきものは自分の審美眼だけですから、そこから、自己不信という恐怖との闘いが始まります。

そうなる以前は、クライミングと言っても、その機微を分かっているとは言えないのかもしれません。

そういう意味では、クライミングは、ちょっとしたサスペンスドラマ以上の、恐怖とスリルとサスペンスの世界です。疑心暗鬼の世界と言うこと、です。

そこから、脱して、真の信頼関係で登れるようになった時、それがクライミングの信頼関係の真の確立、と言えることなのかもしれません。

大事なことは、自分の岩を見る目を育て、そして、その目を自分で信頼できるということです。


2019/08/19

大衆化=クライマーの安全意識の低下

今回の長野遠征で良かったことの一つが奥村 晃史さんのKoWallへ行ったことです。

そこで、平山ユージさんのベースキャンプというクライミングジムで起きた、既成トップロープのアンザイレンの器具で起きた墜落事故について聞いてみました。

これはクライマーの間では有名な事故でした。

https://b-camp.jp/pickup/649.html

■エイトノットを知らないで済ませるか?と言う問題

私も体験クライミングなどのイベント的なクライミングをすることはあるのですが、その際はトップロープ限定です。当然。

その場合、エイトノットでアンザイレンするのが教科書通りですが、エイトノットをできない人に簡易的にカラビナを介してアンザイレンしてあげることがあります。

私もアイスクライミングでは、どんどん次々に順番を交代して登りたいため、シープシャンクに安全環付きカラビナ2個で登りますが…

一般的には、バイトのエイトノットに環付きビナ1つ、というのがよくあるケースです。エイトノットではなくて、ラビットノットにしているガイドさんもいます。

ベースキャンプでは、以前行ったときは、バイトのエイトノットに環付きビナだったと思いますが、このべアールのロックアップスクールと言う製品を使うようになったのはなぜだろうか?というのが最初の疑問でした。

ツインゲートって、環付きビナより、リスクが高そうな気がなんとなくします…

https://www.lostarrow.co.jp/info/notice/NT20190809_LA_RockupschoolNotice.html

奥村さんの説明では、ツインゲートは互い違いであっても、解除動作がワンアクションというのが問題に感じるそうでした。

■ 過剰なパターナリズムの国

自己責任と過剰なパターナリズムというのは、相対する概念だと最近、理解しました。

クライミングを世の中に広めたい!という思いが、強すぎて、

「エイトノット結べない?ああ、いいよ、いいよ~」となってしまうということです。

これは、まずい…。

というのは、スタートがこれだと一時が万事になる可能性があるからです。

エイトノットできない → いいよ、いいよ~!でバイトのエイトノットでアンザイレン

ビレイ習得していない → いいよ、いいよ~!で、トップロープオンリー、もしくは、グリグリ使用

ということが、どんどん積みあがって、最終的には、クライマーのレベル低下になる、ということです。

相手の良かれ、と思ってやったことが、全然良かれではない!という結果に…(><)。

それが、マズいビレイでも受け入れる習慣ということに結果としてなります。誰でも落とされて死ぬ羽目になるのは嫌なので、登れるところしか登らないクライマーとなることになりますが、そうなると、今度は成長が止まります。登れるところしか登らないと全然成長しません(笑)。

というので、これは文化的な問題でもあるのではないか?と思い始めました。

まぁ、べアールの製品は外国製品ですけど…よろしくない習慣まで外国から輸入することもなかろうと思います。

■ 例えば運転

私は、運転を習うのに、大阪で一番厳しいと評判の都島の教習所に行きました。ので、運転はとても安全重視タイプですし、都島みたいな交通量の多いところで教習したので、怖さと言うかそういうのが違います。

一方夫は、免許が取りやすいところで受けたそうで、その上、10年以上、一度も運転しなかったためにゴールド免許。

最初にぬるま湯で、免許が取れてしまうのと、どっちが良いのでしょう???

私は、アルパインクライミングに進んだ時、これはリスクがあることをするのだから、としっかりと勉強しました…

やっぱり、しっかりとリスクに向き合うほうが、「いいよ!いいよ!」と甘えるよりも、本人にとっても良いのではないでしょうか?

そこは、甘くしては、本人のためにならないのかも?

■ エイトノット、クローブヒッチ、ムンターくらいは最低限必修

クライマーでリードクライミングに進む場合は、岩場に出る前に、エイトノット、クローブヒッチ、ムンター、くらいは覚えてから出ましょう。

危険なことをするのですから、それなりに自分で自己防衛しなくては、誰も代わりに命を守ってやることはできません。

何も知りませんでは、雪の山に、冬の靴なしで行くようなものです。

■ 結び変え(通し八の字)

この件で思い当たるのは、結び変え、です。別名通し八の字とも言います。通し八の字を知らないクライマーが外岩に行くというのも、本来控えられるべきかと思います。

■ 懸垂下降

さらに思い当たるのは、懸垂下降です。懸垂下降ができない人がクライミングに来るのも、支点に問題がある場合に懸垂で降りることができないため、クライミングの基本的な安全管理教育の欠如と見なすべきのような気がします。

他には、当然ですが、ビレイ、です。

リードクライミングは、人工壁でリード慣れしてからが良いと思います。岩場のリードは、岩場しかなかった昔と比べ、今は人工壁でカラフルなプラスチックホールドを追いかける習慣ができてしまい、ルートファインディング力が必要になっていますので、ある程度のゆとりがないと、恐怖だけが先立つ経験になってしまうかもしれません。

■ チェックされて嫌なビレイヤーはいない

奥村さんのジムでは、リード壁だけのジムでしたので、ビレイヤーのチェックがありました。

ベテラン指導者の場合、マズイビレイをしていても、若年者がそれを指摘することはしづらいという問題があり、ビレイの相互チェックの網の目をかいくぐっている可能性があります。

とくにアルパイン出身のクライマーの場合、年配の人は、スポーツクライミングを経験していないことが多く、ご本人も気が付かないで、だらりんビレイになっていることがあります。それはその方の年齢だと今さらスポーツクライミングでもないし、フリーと言っても、昔の人のフリークライミングだと、そうシビアなところは登っていなかったので、ビレイで落ちるクライマーをキャッチするという行為が想定できないのかもしれません。

そのような場合でも、第三者から、ビレイの不備を指摘されて、嫌な顔をするビレイヤーはいないと思います。

どんなクライマーも、ビレイヤーが肝心だということは、肝に銘じられているものだからです。

とはいえ、失礼に当たると良くないですから、ここは、クライミングインストラクターなどの、定評がある人に第三者的な目で、ビレイチャックをやってもらうのが良いのではないか?と思います。

初心者によくあるミスは、上の手を重視して、下の手があまりよくないことです。クライマーが登っていて、ロープ操作が待機中みたいな時は、手は、ATCの屈曲部を保持していると楽ですし、すぐにロープを出す対応もできます。