2018/09/18

平尾台 ビッグトゥモロウ

行ったことがなかった平尾台。今日はとっても暑くて、湿度が高く、「なんだ、これは!」というぐらい汗をかきました。帰りに温泉に入ろうと思って、温泉を調べたくらい…

あんまり暑くて、途中でバテバテ…早めにお昼を食べてお昼寝しました…が体力回復せず。

金曜日、ボルジムで頑張りすぎたってのもありましたが…、それだけでなく、湿度と暑さには、超弱いことを思い出した…暑さは苦手で、暑いくらいなら寒いほうが良い…

結局先輩が挑戦中のどっかぶり課題をTRで触らせてもらうも、途中で敗退…
自分でリードで来たのは、一番はじの「ビッグトゥモロウ 5.9」だけでした。が、被りの課題、石灰岩の課題について、知見が広がった。

平尾台は大変良いところで、岩場は、プラトーンで見たベトナムの森の中にあるみたいでしたが、こじんまり。課題はどれも高難度で…引こうと思えば、5.9も、もう少し引けるのではないかなと思ったりもしたのですが・・・私の登攀スキルに対しては、ちょっと登るものがない感じでした。でも、平尾台、普通のハイキングやトレランでもよいところと聞いていたので、行ってみたかったので。

暑い夏はどこの岩場もクライミングには不向きだなー。まぁ、小川山ですら、登るのは1グレード下にしておきましょう、な夏ですから、仕方がないか。


2018/09/17

見晴らし岩&右下岸壁捜索

■ ホームゲレンデを探して 北向きの岩場、夏向きの岩場

今日は、クライミングジムで出会ったイスラム系アメリカ人のアル君(初心者)が外岩デビューしてみたいというので、初心者向きの、見晴らし岩を予定していたのですが、早起き苦手だったみたいで、朝からキャンセルの通知…(汗)でも、もう行くことにしちゃったしなーと、集合場所についてから、充実案を練りました。

さてと・・・・初回は偵察で、鬼が鼻岩から懸垂で下降し、南東壁を登り、見晴らし岩を偵察。2度目は見晴らし岩。3度目の今回は??

初回に見落としたらしい、この山域で最大のエリアである、”右下岩壁”を探してはどうか?

というのは、

1)右下岩壁は、北西面で涼しそう。夏向きではないか?
2)ホームゲレンデ化できる可能性がある場所

と思えたからです。しかし、今日は、昨日とは違い、あまり暑くはなかったので、北面の岩場の涼しさをありがたがる、という感じでもなかったです。

■ 右下岸壁サーチ

早速、椎原峠より、右下岸壁を探しました。見つかりました。が、結論的には、岩場があまり魅力的ではなかったので、登らず。

行き方は、
1)椎原峠から鬼が鼻展望台へ。
2)縦走路との合流点との最低鞍部から、西へ降りる。
3)とすぐにルンゼに当たる。沢の源頭部になっている。
4)そこから右にトラバース気味に行くと岩の基部へ着く

※ ロープを出さないと登れないかもしれない、脆い斜面です。沢登りでしか出てこないなーという道なき道

岩場の基部へ行ったものの…あまり課題に魅力を感じず、見晴らし岩へ行くことに。

私は、この不整地の歩きで、日ごろのクライミングの結果を感じました。バランス感覚良くなっているので、落石したりなどの雑な登りをせず、きれいにアバンギャルドな?道を歩けた(笑)。

■ 見晴らし岩

仕切り直して見晴らし岩へ…。「なんか緑色が増してない?」

なんだかコケっぽさが成長していました。これを見たとたんに、顔面蒼白なワタクシ… 今日はカム設置でも練習しようかなと思って、カムを一式持っていったのですが…課題的にカムの出番がある感じではなく。

■ どっかぶりのトップロープ

11のどっかぶりをやったのですが、これは私は登れず。ヌンチャクに手が届かないので、エイドでも無理でした(笑)。しかも、ロープセットがこすれる配置で、あまり落ち着かず、早々にロープは抜くことに。

■ コケ核心!

5.10Aをリードしてもらいましたが…TRで登る?と言ってもらえ… なんか、たぶん、岩場を見たとき、顔が引きつっていたんでは?

苔でグレードより、悪くなっている感じでした。

今日はトップロープのみで、リードはしていません。コケコケで怖かった!

テンションがかかった状態で、岩角にこすれると、ロープ切断のリスクがあるので、そうならないセットというか、ロープガードなどの使用が必要かもしれない、2段オーバーハングです。


■ その他

今日は、カムもワンセット入れたので、ザックが重く、縦走で歩く感じを少し思い出した…縦走もやっていないと、歩きが弱くなります。

行きに何やらにぎやかなところがあったので、何かな~と見ると、栗拾いでした。どうも近くの観光農園が栗拾いのお客さん向けに、焼きトウモロコシやイノシシ汁を出しているみたいでした。

残念ながら、クライミングを終わりの帰りはすっかり、その出店も終わっていましたが。

前回来たのは6月17日とぴったりと3か月前ですが、3か月立ってもあんまり成長感がない…うーむ。岩場の質によるのでしょうか…(汗)。

クライミングって成長するときはいきなり成長しますが、しないときは全然しない…

三瀬の当たりはすっかり秋の気配で、田んぼは刈り入れ時になり、彼岸花が咲いていました☆



 帰りは、トラバース道を通ると楽に帰れます。

が、途中で登山道が消えています。

大雨で崩落したらしい…
こんなのがたくさん落ちてた

2018/09/12

台湾のお勉強

台湾のお勉強をしています☆ 自分のためのまとめ。

■まとめ
・台湾は島国である
・サイズは九州くらい
・人口は2316万人 一方九州は1318万人 九州より人口多い
・日本から110万人が訪れ、台湾からは140万人が訪れる
・近くて近い隣国
・国交がない 23か国のみ
・OEMでのコンピュータ生産大国
・直接選挙
・とっても親日 例:ハーリー杏子さん
・中国との外交バランスが政治の肝
・東アジアの火薬庫

■ 台湾掲示板

台湾版のクラシファイドサイト
https://kaigai-bbs.com/twn/guide

2018/09/10

久しぶりの人工壁 11台へ?!

■久しぶりの人工壁、行ってきました☆ 

ついでにクライミングに利く?呼吸の講習に出てきました。

クライミングのほうは、5.10dがゆとりだったので、11bに取り付き、うーん。できそうで、できない。何か作戦があれば…というところ。リーチ&保持力で、今のムーブだとできない。

■講習会レポート

人間が視覚から得る情報は87%。したがって、見えるということは、非常に重要。

見える、を向上させるために目のトレーニングが有効になることがある。例えば、視野が狭いせいで、首をかしげるような癖をつけている場合。

■ 体幹=横隔膜=呼吸

横隔膜を動かすことで体幹の力が発揮できる。柔軟性の不足と思われていることも、柔軟性ではなく体幹が足りないだけの場合もある。

横隔膜を動かすことで、肩甲骨の可動域が広がることもある。

正しい動き=脳によってコントロールされた動き=視覚情報に代表される入力器官でとらえられて、かつ再現された動き。

コントロールされた動きを積み上げることが大事。

という話でした。呼吸で、体幹を作れるそうなので、呼吸を深くする時間を長くしてみようと思いました。

人工壁でも、11触れてうれしい☆

2018/09/06

ロープ長さを選択する

■ 行く岩場によって必要なロープ長が違う

さて、ラオスで一緒に登ったデイビッドと行く、台湾、クラッククライミング♪ 楽しみ~♪

なのはいいですが、さっそくトポ、トポ♪

トポは、一般登山における地図と同じです。ないと話になりません。

今回は、神の使い、なんと!たまたま再会した古い知人がトポ持っているとか。

で、早速、知人にトポを郵送してもらいました☆

これは、現地で購入可能ですが、持っていくものを調べるのに、現地に行ってからでは遅すぎます。

さてと、ワクワクしながら、台湾の龍洞のトポをみつつ、ギアのチェックをしていたら、60mロープが必要だということが分かり、焦る!

…も、自分が登りたい課題をチェックすると、どうも要らないらしい(ほっ)。

でも、まぁ、スポーツルートは行かない、やらない、とも言えないよなぁ。

■ ロープの寿命?

もう私のシングルは2本とも4年使っているので、そろそろロープの購入時期でもあります。

まだ全然使えますが、こないだカサブランカでは、50mだとギリギリ感あったんですよね。ので新しいロープを検討してもいっかな~。

もうすぐ誕生日なので、自分へのプレゼントっていう意味もあります(笑)。つらく長い小川山出稼ぎの後ですもの、何かご褒美がなくては!

■ 検証!ラオスで必要な長さ

現在の保有ロープは使用頻度が高い順に

1)9.7mm 50mシングル ゲレンデショート用 重いけどしっかり テンドン 一番頻度が高い お気に入り
2)9.4mm 50m 軽量シングル ミレー アイス用に買ったが岩で使ってしまったがために岩用に降格したロープ 軽いシングル 山岳用途 残念なロープ ツインもダブルもシングルも可能
3)8.2mm ダブル 60m ほぼキレイ 出番、少ない
4)8.2mm ダブル 30m 沢用 去年も今年も出番なし

クラックでは、名張には80が必要だと言われている。それにラオスでも80があれば、どこでも登れる。

アイスでも実は60mを登りたければ、120がいるのだが、でも、アイスは岩とは兼用できない。アイスはアイスで別で考えよう。

となると、ラオスへ何メートルを持っていくか?は悩むところだ。

■ ラオスのトポ検証


そこで、この次の課題である、6bの課題と、6cあたりを登るには、どのエリアに行くのだろうか?とチェック!

この岩場全体で361の課題数があるのだが、どうも、70課題は6B! 最多。登り放題。まさに今の私にぴったりというわけだ。

でも、6Bを登りつくすとして、6Cも視野に入れておかないと…。長い6b=6cというケースが多く、最初に取り付くのは長い6cだろうからだ。


1)どれどれと、どこのエリアが私に適しているのか?チェック。

2)そのエリアで一番長い課題をチェック。

すると、どうも60で十分らしいことが判明。助かるな~。

思うのだが、トポがこんだけ親切だと、ロープがすっぽ抜けて落ちました、みたいな、へまな事故は減ると思うのだが。

結局のところ、80mが必要なのは、1、2エリアのみなので、そこへ行くというときにみんなでコストを分割してレンタルするのが良い。(去年もそうした)

ということで60mシングルを新たに買い足すことに…。

苦言になるが、日本のトポ百岩場が不十分な書き方がされているから、そもそも、ロープ持ってこないクライマーとか、トポ持ってこないクライマーとかいるんじゃないだろうか?

■ べアールは要注意

べアールは、ロープのモデルに当たり外れがあるようで、べアールのユージは有名なロープだけどダメモデルのようです…え~ 名前負け?

どのモデルがいいやつなのか不明だったので、ここは定評がある、リッド、マムート、ペツルのどれかからロープを選ぶのが良いと思いました。もちろん、最初にチェックしたのはテンドン!なにしろ、テンドンロープは、私が使用した実感があり、信頼感あり。

でも、お目当ての60シングルは売り切れ。最後があるのは、色が黒っぽいんですよねぇ…岩場で黒いロープって目立たなくてダメ。

さてと、諸先輩方からいろいろアドバイスもらいました。

ーーーーー
ユージ: 新品でもロワーダウンすると、なぜかガクガクする。新品でも相当つかい込んだロープみたい。

べアール: 耐久性が悪い。タイガー、短命。

リッド:同時期に私が購入したエーデルリットパイトンは、テンションしまくりでしたが、2倍くらい使えた。

エーデルワイス:エナジーはキンクしやすい。

マムート: モデルによって差がある。
ーーーーー

フーム、ロープって外から見分けがつかないだけに、選ぶの大変…。

しかし、命綱ですから! ここはお金のかけどころで、節約しどころではありません。

■ 怖い話: ロープは節約対象じゃないですよー

お金がないと、なんでも問答無用で安いのを選びがちです…。が、だいたいクライミングではロープとシューズくらいが消耗品。

ロープはその中でも、命を預ける最重要アイテム!ここはじっくりいいのを買いましょう。安物買いの銭失い、とならぬよう…。

以前、アイスの後輩が、室内壁用のロープを買って、「ロープ買いました!」と報告してきたときにはガッカリしました…。アイスは外岩と違って、凍結によるグリップしそこない=滑り、があるので、ロープの凍結はビレイにおいて命取り。つまり、凍結防止のコーティングがあるロープを使い、ドライ加工があるのは、必須条件です。それくらい用途を伝えれば、店の人だって教えてくれるでしょうに…。買ってきたのがインドア用とは…。

私の場合は、最初からアイス用と言って、店に行った。「鈴木ガイドも使っているよ」(もちろん、あの鈴木さん)の決め台詞で、ミレーのアブソリュートプロを購入したんですが…もちろんコーティング付き…そのコーティングをダメにしてしまったのは、外岩に使ったからです(涙)。

外の岩に使うと、外皮が毛羽立ち、雪や氷が付着しやすくなります。零下20度以下になるところで、外皮が凍ると、ザックにロープ収納できないです(涙)。

昔の麻ロープのようにロープが凍り付いてしまい、ビレイもシビア。懸垂も滑りそう。

実際師匠は懸垂で失敗したそうです。冬グローブの中で凍ったロープを握っても止まらなかったそうです。冗談で、アイガー北壁ロープ、などと呼んでいましたが、腰椎骨折20か所では…笑いごとでないです。下手したら半身不随ですよ。

インドア用のロープは短いこともあって安いです。環境も外ではないので、泥が入ったり、など心配しなくて良いので、外皮もそう痛む要素がないため、コーティングもなく仕様が簡素化されています。

また会のロープをおさがりで貰って使っている人も見かけますが、辞めましょう。

古いロープは使用状況が分からず、中で切れていて、くれた人は、「生きているところだけ切って使ってくれるだろう」と捨て縄用途でくれていたりもします。私も初心者のころ、ロープがないと結束の練習もできないだろう、と先輩がロープをくれました。

同じような意図で、先輩がくれたロープをクライミング用途に使っている人を見かけて、驚きました。それはくれた人が意図した使い方ではないと思いますよ~

私も、かつて後輩に古いロープを上げましたが、貰ったロープをクライミングに使ってしまう勘違いをしている人を見た経験があったので、インドアでも使えないように15mくらいにしておきました…。ある程度長さがないと、ロープワークの練習もしづらい…けど、長いと、無知な故、引退ロープをクライミングに使ってしまいます。

ロープは命綱ですので、その命綱をどう選ぶか?一度くらいは自分で考えて納得してからロープを使わなくては…。

さて、今回購入したのは、マムートインフィニティです。

初のマムートのロープ、楽しみです♪

※ 追記:先輩談
同じメーカーで同じ名前のロープでも、製造年度が違ったり、工場がかわると別物になったりします。やっかいです(笑) 厳密にいうと、ロットごとに違う。


2018/09/05

八面山

 さて自分のクライミングの記録。

書いておかないとすぐに過去の出来事になってしまいます(汗)。

八面山 下部エリアへ。

7:15 太刀洗 集合

今回は、一回行ったことがある先輩となので、気楽に。運転心配なし。日田は、土砂災害で道路の復旧が…と思っていたら、全く問題なし。

5号カーブに車を止め、徒歩10分くらいで岩場の基部へ。


 とりあえず、

浜田ライン 5.9

へ ぬんがけしてもらってリードで取りつくけど、なんか怖い…なんとフェイス力が落ちているのでした…焦りまくり! テンション入ってしまう…

先輩に、「え~?!」と言われる(笑)。そりゃ、そうだ、私だって ”え~?!”だ。 最近、小川山で、5.10cに取り付いていたのに…。

これは、マズイ!ということで、ロープはそのままにし、ムーブを解決することに。

これは、ホールド多すぎて迷う系の課題でした…(いい訳)。

先輩がうきうき…を落とす中、私は、みじかい5.10bのストレッチを。

ワンテン入ったけど、まぁ、ギリギリリード… 

基本的に、苦手ムーブのマントルの課題でした…(汗)。

マントル苦手は早く克服しないと、ボルダーでは毎回マントルです(汗)

しかし、なんでマントル苦手なのかなぁ…

先輩は、12aを首尾よく2便で落とされ、絶好調みたい!

あやかりたいものです…。

5.10bのストレッチ

ワンテン。ついでで、となりの11aバンザイにTRで取り付き、ひいひい言う。

とりあえず、いい感じに腕もくたびれたので、エリアを変えることに。

偵察です。次回のために。

■ 偵察

その① 分岐ボルダーエリア  見つけられず。

その② 無線小屋のボルダー  は簡単に見つかりました。下地も良く、なかなか良いクラックでした。ハンドサイズ。今度一人でも来たいかも?

その③ 中部エリア
大池への遊歩道入り口に車を止めます。

しばらく元舗装路を歩き、広場で、岩場に降りるのですが…降りると、この一円玉の杉の木があります。

一円玉杉
左に赤布が見えるので、ついそちらへ…地形図で見ると、このまま上部エリアにつながっています。

でも、中部エリアの岩場は、1円玉杉の右でした。

途中で気が付いて、右へ。合ってよかったイラスト図。無料配布されていました☆

これ。

https://www.city-nakatsu.jp/_files/00001694/280303.pdf

藪漕ぎというか、道の質として、これは、沢登りでしか出てこないよねっ!という荒れ具合…

しかし、ずっと赤布が出てくるので、だれか歩いているんでしょうか?

あんな蜘蛛の巣だらけの道を…

 で、一円玉から右へ行くとちゃんと中部エリアにつきました☆

ついたら、ぜひ登りたいな~というご機嫌な岩場が!

サイズ感が、下部エリアより長くてよかった☆

次回はカムをもって設置の練習でもいいかもなーと思ったような岩場でした。




















次回行きたい温泉: なかま温泉 https://onsen.unknownjapan.co.jp/article/2016/11/06/135


2018/09/04

プロテクションと身長

■プロテクションの間隔について

九州に来て、地方はプロテクション(中間支点、ランニングとも言う)が遠いから、うかつに5.9とは言え、近づいたらまずいなぁと理解したつもりでいたのですが、小川山も同じでした。

私のクライミング力が足りないんじゃなくて、単純に核心に入る前にプロテクションを掛けることができないから、怖いだけでした。それじゃ怖いのは普通。核心に入る前にプロテクションを取るのは当然のことだからです。

要するに、小さい人は同じフットホールドに立っても、プロテクションがプロテクションにならないのだから、同じ5.9でもムーブが必要になります。大きい人はムーブ要らない。

■ 何が楽しいか?で逆に推理する

そうじゃないラオスに行ったら楽しかった。

…ということは、どういう要素が考えられるか?ランナウト以外ありません。楽しい場所で登ればいいよ、って意味でしょう…

小さい人はクライミング上手な人が多いと誰かが言っていましたが、そうじゃなくて、5.9とか10とかを登るにも、上手じゃないと登れない、って意味でしょう。

リーチの問題は、背が高い人は小さく見積もりがちですが、確実にありますので、ランナウトしないという国際基準の課題づくりのほうが大事なことでしょう。

2018/09/01

小川山遠征での雨の日対策

毎年、2週間くらい小川山遠征すると仮定、問題は雨の日だ。

テント泊だと、廻り目平キャンプ場は1泊700円なので、15泊しても、10500円。でも、テントで雨に打たれながら、沈殿しているのは…結構つらそう…。

そういう時は、たいていの人は、甲府の岩盤浴かいせんに逃げ込むのだが、近くで良い場所を見つけた。

オフィシャルサイト http://www.takiminoyu.com/facility.html
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g1120573-d10011309-Reviews-Minami_Aiki_Onsen_Takimi_No_Yu_Shokudo-Minamiaiki_mura_Minamisaku_gun_Nagano_Pr.html

Wifiが無料で使え、ごろ寝ができるスペースが豊富で、食堂もあり、自販機も完備。漫画や雑誌もずらりと揃っている地域の温泉。

八ヶ岳の温泉もだいぶ入ったが、滝見の湯にかなう第三のリビングの充実具合のところはなかったなぁ。しかも、佐久の花も置いていたし。近所で滝巡りもできる。

相木定食 

2018/08/29

後輩君の指導のこと

今回は、2日目は、雨でロープワークをこなしました。

■初日








1)後輩君のための初めてのマルチで、春の戻り雪4Pへ
良かった点。後輩君、セカンドの確保のセット自信なく、登る前に確認したこと。1P、3Pを後輩君。偶数を私。

ロープは、50mシングル2本。1本はセカンドがバックロープで引いていくことに。私自身はロープ、カムワンセット。

理由:1P目は、みじかくて、終了点がペツルで簡単だから。登攀力は、すでに十分な人なので、どのピッチも余裕で登れるはずだが、ショートしか知らないと、支点を作る経験値は足りていないのではないかと思われたため、安全を見越して、立って終了点を作れるから。2P目は立木終了点なので、初めての人は、応用力がない人だと、目が点になることがある(そういう人を見たことがある)。

良かったのは、後輩君、最後3P目、スリングを伸ばして屈曲を減らそうとしたものの、屈曲がきつすぎて3P目を切ったこと。こういう失敗?が役立つ経験と思う。失敗は、回収。私のスリングを回収してくれなかった~(涙)

私自身は、4P目クラックを伝って、カムをかませて満足。自分のピッチで、2P目、薄いフレークにカムをかませたが、ここのピッチで使う予定で持ってきたカムではなかったため、またフレークが浅かったため、気休め。落ちたら、マズいランナウトでした。炎天下で暑かったので、強点を行かず、弱点を行くことにして解決。ギアが重いと5.7でも大変。

2)トムと一緒とその隣 後輩君 自分はビレイのみ

3)ブラック&ホワイト 後輩君RPならず、TR
ブラックアンドホワイトはフリクションを信じる一歩が、岩の状態が前2日間悪かったので出せなかったが、今回出せた。リードは、もっと条件の良い日でないと厳しそう。

3)WIFI&避難小屋
夜間雨予報だったので、後輩君はシュラフがないため、テント泊辞めて、避難小屋へ。快適。Wifiを求めて、滝見の湯へ。後輩君に小川山エリア図を見せるため。小川山は研究しないと登るところがない。何を登りたいか、自分で研究してくれないと連れて行くにも連れて行きようがないんだよなぁ。

■2日目
1)雨上がりで岩はあきらめる。無料駐車場で、ロープワーク。ギア紹介から。
・登りたいルートにどんなロープが最適かの考案
・ロープクランプによる自己確保での登攀(ロープアップされないときなど)
・タイブロック
・ホーリング
・カラビナ懸垂
・ガイドモードでのセカンドの確保時のローワーダウン 
・1/3ライジングシステム
・プルージック系のノット
・ギア携帯の仕方 
・流動分散 固定分散(オーバーハンドノット、エイトノット、クローブヒッチ)
・SWAMPによる支点
・バックアップつきの懸垂下降 
・ビレイヤーの自己脱出

2)ストリームサイド、リバーバンク偵察
3)瑞牆 モツランドへ
岩場の紹介。次回へつなげてもらうため。

理解したこと
今回は、登攀力はすでに相当あり、ショートの経験値は、私より上のはずの後輩君とでしたが、フリーしか知らない状態の場合に欠ける知識が何なのか?が浮き彫りに。

・帰りは懸垂下降だと登りの半分の長さしか降りれないよ~ → 1本だと帰れない。これは、ショートだとローワーダウンしかしないためと思われる。
・ぬんちゃく 十分以上もっていない(と怖いと知らない)
・スリング類 必要となる支点タイプを想定して持ってきていない 

ショートだとギアが不足してもテンションしてもらって降りればいいのですが、マルチピッチだとギア不足していたから、おります、ってなかなかやりづらいです。

今回は、色々勉強してもらったように思いますが、ショートですでに高い登攀力を培ってきた若い人だけに、技術面の理解をぜひとも、と思った一件でした。

私は技術面は、初めてのマルチに行く前から、カラビナで懸垂して降りれるくらいだったので、そう守りは心配ない人でしたが、逆に攻めの技術の登攀力がないので、本人が怖くて大変、でした。

今はショートでも怖がっていますけど、ほんとにマルチで怖いのと、ショートで怖いのの混乱が、解消するのは、いつなのかなぁ。

しばらくはスポーツクライミングに特化して、登攀力を上げるのが、私の場合は得策かもしれません。

後輩君の場合は、知識面での守りの技術がマルチピッチに行くとしては核心なので、ほとんど障害があるとは言えない。

都岳連の岩場のレスキュー講習に出れば、一発で、解決です(笑)。

※ちなみに私が所属していた山岳会では、そういう知識伝達は一切なかったですよー (師匠から教わった)

2018/08/25

ジャーマンスープレックス 2回目

■ ジャーマンスープレックス

真夏の小川山なのにスラブ。

2度目のジャーマンスープレックスはリードで♪

登れなかったけれど、得るものが大きかった。

一回目
https://allnevery.blogspot.com/2016/07/blog-post_28.html


2018/08/18

ビレイを教える

昨日は、クライミングを始めて1か月という人に、人工壁でビレイを教えました。

《内容》
・各種の確保器とスリットの幅の違い
・ロープ径と確保器を合わせないといけないこと
・確保器への通し方
・メインアクシス
・シングルストラッド、ダブルストラッド
・一ピン目で落ちてはいけないこと
・逆に一ピン目まではスポットし、ピンを取ったら、ダラリンビレイはダメなこと
・ビレイヤーが立つべき位置
・だらりんビレイはいけない
・引っ張りすぎてはいけない
・ランナウトについて 
・墜落係数について
・トラバースで振られること
・確保器の操作の仕方 正しいたぐりかた 制動する手を離してはいけないこと
・トップロープでの確保
・トップロープで登り始めはタイトでいないといけない理由
・同じ位置で落ちるならリードのほうが伸びが少ないこと
・終了点 プーリー現象
・終了点でテンションと言って、テンションがかかるのが遅いビレイヤーは、だらりんビレイだということ
・体重差について 自分が確保できるクライマーの重さ 1.5倍
・お互いに初心者同士で行く場合、怪しいビレイで登らざるを得ないため、初心の時期にもっとも事故が多いこと
・その場合、ワングレード下げて登ること
・クライマーとしてビレイヤーを上から見て、立ち位置を修正してもらうこと
・ぱっつんビレイは どっかぶりでは危険なこと
・軽いビレイヤーは浮いて、落ちてきたクライマーとぶつかる危険にさらされること
・後ろにビレイを取ること
・ビレイグローブ
・”流して止める”は、スラブにはないこと
・足場が悪い場所でのビレイ
・クライマーが落ちたら、後ろに走るなどしないといけない場合があること
・クイックドローの回収の仕方
・コール :「落ちるかも」「頼むよ」
・回収時のヌンチャクでのセルフ ロープに振られる場合
・素早く出すには? 座って立ち上がる&一歩前に出る の併用
・ローワーダウンは両手
・上の手は意味がないこと
・繰り出しの幅
・ハングドッグ時に楽にロープを保持する方法
・確保器が、屈曲で墜落を止めている原理
・オイラーの法則 後ろに大きく下がってビレイすると、屈曲が大きすぎて中間支点にかかる力が大きいこと 許容できる屈曲角度
・その場合、ビレイヤーは前に引かれてアブナイこと
・グリグリでのビレイ vs ATCでのビレイ
・待っているときの保持の仕方

最初は、私がクライマー役をしましたが、案の定、壁から2mくらいのところに、ぼけーっと立っているだけで、まったく警戒心なしで、ダメビレイヤー典型でした。

1ピン目を掛ける前はスポットでしょう、と指摘。

私も初心者のころは、ただ立って確保器を持っているだけで確保している気分だったかもしれないのですが、それでも、

  ビレイヤーを信頼できないと、クライマーは登れるところも登れなくなるもの

だってことは知っていました。それから、半年は、週2で人工壁に通い、良いビレイとは何か?を考えて過ごしました。その時期は、

 意識的にビレイ習得をテーマにしていた

のです。

■人工壁&マットありで

今回は、当然、人工壁でしたが、この選択にも意味がありました。

人工壁でも下がコンクリートの場所とボルダリング用のマットがある場所があり、マットがある場所をあえて選びました。人工壁にした理由は、外岩に、多分大丈夫だろうと初めて組む人と一緒に行って、怖い目に遭ったことがあるためです。登れるグレードや経験値の長さとは関係なく、初めて組む人とは人工壁がベターです。

登山歴20年とかいう山岳会の長老みたいな、ベテランでも、若い時期に人工壁に接していなかったり、自分の体格が良くてビレイに不安を感じる機会が少なかったりして、壁から10mも離れたビレイをしているベテランもいます。そういうビレイを見て、これでいいんだ、と思ってしまうのは、間違いです。私も、間違いを指摘されて分かりました。

今回は、下にマットがある場所を選び、1ピン目から早速、落ちてみせて、彼に止めてもらいましたが、やっぱり駄目ね~な感じでした。ビックリしている様子からすると、墜落を止めた経験はなかったようです。でも、若い男子なので握るだけで止まりました。

が、私が軽いので、彼にビレイの怖さを教えるには、体重不足でした…残念。

上のほうでもどんどん落ちて、ちゃんと止まりましたが、だらりんが多いので予告して落ちました。なかなか、勇気が必要な役でした。

なにしろ、初心者、立ち位置からしてダメ。落ちてあげて、”あれ?”という体験をしてもらいました。今日はとにかく落ち役で、ガンガン落ちてあげましたが、彼がどれくらい習得してくれたかは、未知数…。

私は落ちるのが苦手ということで知られているので、これがどれくらい私の精神的な負担なのか?(実は相当負担です…涙)は、彼には知る由もないでしょう…。ほんとにギリギリまで頑張って、全然落ちないので、頼れるビレイヤーの師匠たちも「いい加減、落ち慣れしろよ~」って、思っているのです…私のことに関して言えば。

落ちるのが嫌なのは、衝撃が苦手で…何しろ、クライミングを始めて1か月の初心者のころ、登りたくないって、言っているのに、5.10cを登らされ、人工壁の終了点で、腕のパンプにより、たぐり落ちして、床から50cmくらいで止まったのです…。人工壁の終了点って、とっても固いので…開けられなかった…あれは、かなり怖かったです。そこにいた全員が、息を止めて、私の墜落を見ていました…(汗)。それは、無理強いされたリードだったので、それで落ちたので嫌だったのです…。

それ以来、リードも怖くなったし、落ちるのも嫌いになったし、何もいいことがない経験でした。

■ 分かっていないことが分からないのが新人

クライミングは、誰でもそうですが、初心者のころは、分かっていないことが分かっていない。

ということで、きっと教えてもらっても、そのありがたみ自体も分からない。結果、ほとんど徒労に終わる可能性が高い。余談ですが、実際、アルパインが廃れたのは、この徒労感のため、と思われます。

正直言って、私はあまり教えたくなかったのです…。というのは、私には、怪我するリスクだけがあって、何もメリットがないからです…。この人と気が合うわけでもないので、自分のパートナーになるわけでもないし…。やっぱり、肘をすりむく怪我をしていました。

■ 目撃 落ちれないビレイで登るコンペクライマー

気持ちを切り替えた訳は、ドライの練習を見たからです。

前日、ドライの練習で、落ちれないビレイ…すごく怖いだらりん…で、リードしている選手を見ました。そのクライマーは、シーズン初ドライというのに、決死の覚悟でリードしないといけない。お気の毒でした。彼が選んだ課題は初心者課題でした。マグロにも行きましたが、プロテクションが悪くなったあたりで、課題の質が悪いと言って、降りてきました。

これを見て、”ビレイを教えうる機会にある人が、その時期にある新人に教えないことは、クライミング界全体の公害である”、と思い、今回は、クライミングの神様に、この時間をささげるつもりで、時間を取りました…。

■ ビレイは教わるものではない

私自身、この様に詳細にビレイを教わったことはないと思います。

教わったのではなく、盗んだり、どうするべきなのか?を自ら求め、探して、YouTubeを見たり、確保器の取り扱い説明書を、目を皿にして読んだりしました。

自分で危険な目に合い、ロープが流れてヒヤッとしたり、先輩が落石を掴んで落ちるの、を止めたり、墜落されてぶつかったり、だらりんビレイを見て怖くなり、敗退したり、など、経験を通じて学びました。死ななかったのは、単なる幸い。

■ ランナウト

ランナウトについて、口うるさくなったのは、たぶん、アイスでスタートしたからだ、と思います。アイスは自分でプロテクションを打ちながら登りますが、そうすることが初心者でも普通なので、自然に

 プロテクションの間隔はどうしたらいいのか?

を、考えるようになります。

しかし、岩の場合は、あらかじめ中間支点が打たれているので、クライミングだけで、アップアップの初心者の時期は、ランナウトについて登りながら思考するような、精神的ゆとりはなく、支点をただ追っかけるだけの登りになりやすいです。

そうなると、その課題を安全に登るのに必要な登攀力が不足し、自分で自分を決死の状態に陥れてしまっている状態になっても、それに気が付けなくなります。

特に、日本の岩の課題は、中間支点の間隔が、十分にクライマーの安全に配慮したものとはなっておらず、ランナウトが頻繁に起こっているため、5.7でも、5.9がリードできるくらいの登攀力がないと取りつけません。

これは、初心者で、春のもどり雪 5.7 3Pをやった時に、「核心はどこですか?」と尋ねた答えが、「あそこの核心は大ランナウトだけでしょう」と言われたことで、理解しました。思案し、結論を導くのに、4年ほど、かかりました。

 ”核心がランナウト”ということは、決して落ちられない、という意味

です。 決して落ちられないと言う場合、

  何が保険か?というと、自らの登攀力以外ない

わけです。つまり、実際の登攀力よりグレード下げて登る必要がある、ということです。

■安全マージンをどれくらい取るか?

次に問題なのは、どれくらいの幅で、グレードを下げたらよいか?ということです。

これはクライミングを始めて初期のころ、ソロイストで登っている人(つまり、ランナウト同様、決して落ちられない)が、5.12を通常、登る実力なのに、ソロイストを使う場合5.7しか登らないと教えてくれたことを参考にしました。

5.12→5.7は、グレード下げすぎのようですが、私の感覚では、5.7がゆとりになるには、5.9で普段、落ちないで登っているくらいは、必要です。5.7と言えども、濡れていたり、ホールドが脆かったりなどがあるからです。

インドアジムグレードだと、一通りのムーブが身についているようなグレード、5級程度?は、登れていないと、と私の基準では思います。ボルダーグレード5級で、デシマルだと、5.10aがコンスタントに登れるくらいではないか?と思います。

5.7を登るのに、5.7の登攀力しかなかったら、核心部で落ちる可能性があり、ランナウトに耐えられない。ランナウトしているということは、落ちたらグランド(地面に激突)ってことです。死は免れるにしても、怪我は必至です。

■ 仲間づくり

この人は自分で仲間を作って登っていこうという意思が見えた…仲間を呼んで練習会をしていた…ので、教えてあげようという気持ちに切り替えました。

自分でクライミングに行かない人は、いくら教えても無駄骨になる、と師匠から、よく言われました。つまり、金魚の糞クライミングです。ただ登れるリーダーについていくだけの人は、主体性をもってクライミングしているわけではないため、いくら、必要な情報や技術を教えても、その重みが分からないから、知識が駄々洩れ、スルーしてしまうのです。

■ 自分の幸福を満たしてから人のことを満たす

また、ごく最近、自分が登りたいところに経験豊富な人と言って、リード3本、で満たされた気持ちになったため、ほかの人にペイフォアードできる気持ちに切り替えられました…。それまで、こんなやつに教えるのは時間の無駄だと思っていました。

自分の心が満たされるクライミングで、感謝の気持ちが沸くようなクライミング、をやったおかげで、人の幸福まで考えられるように。自分をまず満たしておかないと、ほかの人に差し上げうる、親切な心も枯渇してしまいます。

特にクライミングは、そのような精神的ゆとりの枯渇が激しいです…。それは、

 命がかかるため

ですね。

小さな親切大きなお世話、という常套句がありますが、まさに逆で、親切を受け取る側にとっては、ほんの小さな親切程度に感じられることが、親切にする側にとっては、かなり大きな負担です、何しろ命がけなので…。怪我しないで済んだら御の字。わたしもこの日は、すりむき傷を作りました。

すりむき傷を作った程度ならいいですが、以前グランドして、頭7針も縫った。そのビレイヤーは、以前からマズいビレイを指摘されていて、誰が指摘しても、なかなか治らない人だったそうですが、その事故後、かなりビレイが信頼できるようになり、落ちて怪我した甲斐があったというものです。

そういう人は落ちないクライマーと登る限定です。「僕はもう100%落ちないから、彼と組めるけど、普通のクライマーはダメだよ」です。

■ クライマーに必要な性格

今回の新人さんは、まだ目を白黒させていたので、まだ理解&消化するのに、時間は必要そうですが、考え方や性格な部分で、あわてんぼだったりということはないので、将来的には大丈夫だと思います。

そもそも、性格的にクライミングに向いていない人もいます。危険認知力がないというのは当然そうですが、あたふたと慌てるタイプの人、慌てると雑になるタイプの人です。

誰でも、急ぐと雑になるので、急いでも雑にならない練習は、誰にでも必要ですが。雑になると、モノを落としたりします。特に最悪なのはロープを落とすことです。しかし、練習しても、理解しても、ダメな性格の人もいます。

■認識の浅い業界

クライミング業界では、

 ビレイが確立した技術だという意識が低く、

 クライミングの教科書にも、ほとんどビレイについては述べられていない

ことが多いです。

安全で落ちられるビレイは、高いクライミング力の基礎となるもの、

 落ちれる安全なビレイ習慣

が広まることを願っています。

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1) Belay device should match with a rope diameter

2) (there are) single slot type and double slot type

3) how to put rope into the slot without falling the device

4) a climber should not fall until the first clip

5) spot is needed till 1st clip

6) where a belayed should stand (close to the wall no slack)

7) too much slack is Nono

8) too tight is Nono. Don't pull too much or a climber will be pull down

9)about runout

10) impact force, 0,1,2

11) traverse

12) how to slack the rope without letting the control hand off

13) how to belay on TOPROPE

14) why it toprope belay has to be tight in the beginning

15) if you fall at the same place, the lead has less fall distance, and why(rope stretch)

16) top rope ancher (it should be double strength)

17) a bad delayer will take a time when you say "Take!" at the anchor. A good one give you tension really quickly.

18) how heavy you can belay. Best weight that matches your weight. 1.5 time as much as your weight, is maximum.

19) most accidents occur when climbers are beginners.

20) Till you are very sure about belay, you should not try your utmost grade.

21)a climber should check belayer's belay always.

22) too tight catch is nono on hang over

23) too much slack catch is no no on slab

24) a belayer should sometime jump to decrease the force given in a running point

25) a light belayer need a self arrest behind so he won't bang into a wall or a climber

26) belay globe

27) bad belay area = self arrest

28) hanging belay

29) how to clean up the quick draws when overhang

30) how to call, "Off belay" and "On belay"

31) you should try to rise a belayer's attention by saying "I might fall "or something, when it is crux

32)how to slack quickly

33) lower down safely

34) control hand is the most important

35) slack lengths can be controlled by stepping forward

36) you should always keep watching a climber

37) you should not sit down when belay

38)no answering phone

39)how to wait for a climber when hang dog, easy way

40) why you should stay close to wall, rope angle and friction

41) too far away means you are pulled forward not upward.

42) ATC guide and Griguri; difference.

43) back roping” can be very useful for protecting tricky traverses if you have 2 ropes and some in situ gear is available to leave one rope clipped too, thus limiting the potential for a pendulum.

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2018/08/09

ルベルソ4の思い出 とDMMピボット

登山から岩へ、ということで、最初に購入したのは、当然のごとく、ATCガイド。定番中の定番。

ところが、私はアイスクライミングのほうが岩よりも、クライミング歴のスタートが早い…のは、冬山からのステップアップで岩登りに進んだからですが… 一緒にアイスクライミングに行くことになった師匠は、私がATCガイドなのを一目見て、ルベルソ4のメリットを説いた。ルベルソ4のほうが、アイスで使う細い径のロープに対応しているのと、流れが良いため、繰り出しがスムーズなのです。

私は前の年に出かけた小滝アイスで、体重が重いクライマーを確保して、前に引かれて大変だった思い出があったのでした。トップロープでしたが、80kgくらいの人をビレイしたら、前に引かれて、凍った滝に激突。登っている人より、ビレイヤーの自分がアブナイ!私は体重が軽いのです…クライマーにしては。

師匠は、その時の人くらいは体重がありそうだった(汗)。そのため、ロープ径の話をされたときに、これは、「確保器を変えてくれないと、お互いにあぶないよ」という話らしい…と、ピン!と来て、すぐにルベルソ4を購入。やっぱり登る人は、ビレイの繰り出しが遅いとストレスですし、かといって墜落をキャッチした時に、ちゃんとキャッチできない可能性というのも除外しておきたい。 

というわけで、速攻でルベルソ4を買ったため、師匠に好印象を残した、という思い出のルベルソ4。彼、嬉しそうにしてたんだよな~と思い出し中。

ところが、このルベルソ4、すぐ出番がなくなったんですよね。

その後、行った韓国で、すぐに DMMピボット、という新型の確保器が販売されており、これが使いやすい!すぐにゲット!

対応する径の幅が広く、セカンドの確保のときのローワーダウン(=ガイドモード)も、しやすい。もうこれ一つで何でもOKという確保器ってわけなんです。

今DMMピボットは、カモシカで20%オフでした。