2024/01/15

【フレッドベッキー化】一年の計と新NISAの計

■師匠・田中泰輔氏の一年の見通し

めちゃ参考になった。田中泰輔師匠の動画。まさしく言い得ていた。

23年の相場は、私にとっては、投資初年度で、まさに
 
 ”暴落来る来る詐欺”に踊らされた一年

でした。 踊る阿呆で良かったです。23年は踊った者勝ちだったんじゃないかな?

振り返ると、3月に米国銀行破綻があり、リーマンショック時の幻影がよみがえる感じでした。しかし、5月、相場は持ち直し、債権市場は、歴史上の最安値で買い相場、同時に米国株はAIバブルが来て、堅調、全く景気が陰らない… 夏相場は空前の株高でした。

おかげで、年初に仕込んだ債権は赤字でした…(笑)
 
日本株は、中国の経済破綻を受けて、世界の投機マネーが流れ込んだ結果、ファンダメンタルズから見て過小評価されていた分を取り戻しましたが、

 市場参入者が外国人ばかり

なので、株価安定せず…

 上下幅4000円。

この幅で利確する感じです。

しかし、結果としては、年に2度のラリー(サマーラリーとクリスマスラリー)で私は120%近い利益を2回出しました。

■ 長期投資=ほったらかしはない

これは長期投資の原則(=動かさない)に反すように見えますが、実は長期投資のほったらかし時代は、2008年からの投資ですでに終了しており、今が、10年に一度は大暴落があると言われる、その長期投資の引き際なのです。

逆イールド状態に気が付いてよかった…。今は、その暴落の潮目の前にいるので、多くの投資家の合理的な投資行動は、

 経済市況ウォッチに抜け目なく
 こまめに利確

の2点になります。

 CPI、雇用統計、FOMCの利率

がどう動くかの3点は、確実に見ていないといけません。と言っても、ニュースで知る程度で十分で相場を出し抜くつもり、は必要ありません。

長期金利と短期金利の逆イールド局面は、FOMC利上げ打ち止めにより、解消方向です。さらに一歩、歴史上の統計資料の面からは暴落に近づいたので、トレードする人は、上記の3つの経済指標は追っている必要があります。

■ 入るタイミングが大事

相場に入るタイミングですが、入り方を間違うと、同じ相場でも利益が出ません…。

今が入るときか?出るときか?の感覚を養うのに、今の相場は、負け戦の率が少ないので、良い時期のように思います。

いつ相場に入ってよいか?タイミングが分からない!

それなら、失っても惜しくない少額…例えば、100円から入れますから、そのような額で入って、まずは様子を伺い、波に乗れるようになる、というのが大事なことだと思います。

■ 絶対金額ではなく獲得利率で成否を判断します

100円でも8%増えれば、108円。100万円なら、108万円。どっちの人も実力は同じです。

なので、

 利率

で、自分のトレードの成否を見てください。そうすれば、額が大きくなった時も、額面に振り回されず投資判断できます。

誰にとっても、108円失っても痛くもかゆくもないので、100円から投資経験を積める新NISAは大変おすすめです。

■ ほったらかし投資術は、時節柄、無理

山崎元さんの『ほったらかし投資術』という本を昨日拝読しましたが、やはり、現在は10年に一度の大暴落予測がある時期。

山崎さんの下げ相場への対策…は、一言でいえば、甘んじて受ける、ということでした。というのは、債券に入れても、キャッシュで持っても、ダメージはダメージで、受けるからです。株で持つとダメージが大きいです。

ただ…同じようにダメージを甘んじて受けるでも、ダメージを小さくする、と言う方法もあります。例えば、債権は暴落したとしてもダメージ小さいです。債権を持つことでダメージを小さくする戦略は大変おすすめのはずです。

■ 24年の戦略

24年の戦略ですが、基本的に年前半は、23年と同様です。

米国の景気が強そうなので、米国株も強いまま…なので、日本株も上昇トレンドを形成しそうです。

ドル円もFOMCの利下げ観測がないので、今のドル円相場のまま持ちそうです。つまり、株式投資OKです。

ただ良く逃げどころをつかまないといけないので、ほったらかしにはできない。

インデックス投資でも同じです。中身は全世界の株式なので。

こまめに下がったタイミングで買い、上がったら、部分的に利確する。この作業をこまめに継続(こまめと言っても数か月は潮目変わりませんので、おいておきます)

全体的に、去年と同じく、利益が取れそうな楽しみな相場とのこと、です。

■ 新NISA設定

Q4の整理とNISAの仕込み終わりました。

けど、せっかく予習した大井幸子流米国ETFでの運用は、ほとんどNISA枠の積み立て枠は、使えない。成長投資枠は使えるものもあるが、債券ETFには使えない。

要するに、基本120万円は、国内の投資信託のオルカンなどのインデックスファンドに入れてね、ってことらしい…。つまり国内の証券会社への配慮ですかね?

これがコア投資枠になるわけですが…でも、コアが120万円で全額株式への投資信託だとコアにならないっていうか…暴落した場合、5割くらい下がります。5割の減益、耐えれます?120万円が60万円になるって意味ですが…。私はヤダ、なので、この枠はコアとは言えない。コアは、減らない資産にしないと。

さて、残る成長投資枠ですが、名前からしてサテライトな位置づけで、240万円って…うーん?

ファイナンシャルプランナー的に言うと、国は、国民のまさかの時のお金は年120万と思っているってことで、国民生活は月10万で食えるはず!って思っているってことだよなあ… まぁ都会では無理ですね!! 最低額が20万円です。

さて成長投資枠を使って、手堅い債券に入れるとしても・・・株式の投資信託のリスクオフできる半量入れるとすると? 積み立て投資枠の投資信託120万円は、つまり株式投資と同じ意味なので、同額だけ債権に入れないといけません。つまり120万円。

となると残るは、成長投資枠240-債権120=120万円が、遊びの投資に使えるお金。

米国の個別株にいれたり、日本株の個別株にいれたり、コモディティ…あ、忘れていましたが、10%はゴールドに入れておく約束なので、全体(360万円)の10%の36万円はゴールドの投資信託に入れてください。EFTでもいいし、現物でもいいです。

しかし、そうなると個人の創造性を発揮して、入れ先を工夫して、遊んでいいお金は

66万円/年

ですね…。

■ まとめ

積み立て投資枠(120万円)より…

  eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

などのインデックスノーロード 120万円(10万円×12か月)

  債権 50% なので、成長投資枠より120万円 

  ゴールド 10% 成長投資枠より36万円

  その他 お好きな投資 66万円 ここで大きく出せるかが勝負

66万円でも、120%で運用できれば、66×1.2=79.2万円。

元金を取り崩さなくても、

 79.2ー66万円で13.2万円

ですから、年に一回のラオス2週間のクライミングトリップは、ゆとり付きで行けます。

参考:ラオスクライミングトリップ費用