■ 永田岳北尾根 障子岳南西稜 南西壁 「西野ルート」 備忘メモ
・遠い
・屋久島随一の景観
・花崗岩の岩壁=永田岳 風格、屋久島の盟主
・西日本随一巨大な岩場
・北尾根 = 100mの岩壁 幾重にも織りなした美しいスラブの群れ
・岩場としての中核をなすのは 障子岳
・障子岳南西稜 南面、南西面、北面 高度差400m
・1955年、60年代後半、76年大鹿ルート
・「白いスラブ」 標高850~1400m 550mのスケール 78年 9日間にわたる試登
・西野ルート
・855m 21ピッチ V A1 10時間
・すっきりしたライン
・各ピッチに安定したテラスがある
・ボルト50本、ハーケン50本 (現在は腐食のため使用不能)
・実働12時間 慣れたパーティなら10時間
・http://kokuryoukai.sakura.ne.jp/2-5-8-3.html
■ 鯛焼きルート スペシャル鯛焼きルート
・千尋の滝(せんぴろのたき)
・屋久島登攀の再開
・美しいスラブ
・最もアプローチが短く半日あれば登れる
・
鯛焼きルート
・広く緩やかなスラブ 技術的には5.8~5.5 登攀時間4時間
・235m 7ピッチ 5.8 A0 3時間
1ピッチ(35 m、5.8、A0)
2ピッチ(40 m、5.7)
3ピッチ(40 m、5.7)
4ピッチ(25 m、5.7)
5ピッチ(30 m、5.7)
6ピッチ(40 m、5.6)
7ピッチ(25 m、5.5)
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スペシャルたい焼きルート
・215m 7ピッチ 5.7 A0 2時間
・http://kokuryoukai.sakura.ne.jp/2-5-8-4.html
・夏に比べコンディションが格段に良い12月
■ 感想
鯛之川スラブなら、まぁ何とかなりそうな気がする。一つには、アプローチが至便であることがある。7ピッチもあるのに、3時間しかかかっていない…がもう少しかかるのではないだろうか。鶴瓶なら早いが。
また登攀グレードが今のレベルにあっている。5.7といえども、小川山の5.7の春の戻り雪も、結構大変だった。比叡の5.7も舐めてかかって登れるかと言うと違うだろうと思う。日ごろスラブのショート課題で5.10bくらいは触っている必要があるだろうと。
スラブは感覚の慣れ、の問題が大きく、インスボンに行った後に小川山でスラブ課題をしたら、皆が驚くスイスイ具合だったが、その感性、感覚は、すっかり失われてしまったところだろう。
ということで、確実な登攀力というのは、スラブはスラブ、フェイスはフェイス、クラックはクラック、ワイドはワイドと別個に作り上げていかないと行けないものの上、土地柄、と言うのが含まれると思われる…例えば、同じスラブでも、安山岩と花崗岩では違う、というような。
まぁスラブと言うことで言えば、花崗岩のスラブが私は一番慣れているのだからして、この課題は、上級でも中級でもなく、”初級の”、安山岩でなく、”花崗岩の”、フェイスでもクラックでもなく、”スラブの”、ショートではなく、”マルチピッチ”の課題として、現在の私にも最適なものに思える。