2022/09/06

ものすごい台風の夜に木下さんというクライマーの死を知る

■ものすごい台風

今夜はものすごい台風で、重低音の風音が鳴り響くので、目が覚めてしまった…。現在、夜中の3時。私は夜間低血糖があるのですが、これくらいの時間に低血糖ならしく…空腹。

重低音の風音=自動的に恐怖=覚醒。

窓辺で寝ている=モノが飛んできたら、ガラスの破片にさらされる? 6階ではそんなことはありそうもないが、自動的に目が覚めて覚醒してしまう。 

こういう資質が、山では役立つ。沢で寝ているときとか… 増水を見越して、沢ではロープを垂らして寝ます。

覚醒したので、パソコンをつける。すると、きのぽん、の愛称で呼ばれる、内輪では著名なクライマーが亡くなったニュースが飛び込んできて、あら…だれだろう?と思ったら、木下徳彦さん、というよく見かけた名前でした。けんじり君が詳しくネットにあげてた。

ーーーーーーーーーーーーーhttp://selfbelay.seesaa.net/article/439644542.html?seesaa_related=category

やむなくゴルジュの中で泊まるときには、増水しても逃げられるような対策をしておきたい。急な増水はひとたまりもなく、時には命さえ奪うこともある。ゴルジュの側壁を見て、高さ5~6mも上にある草が倒れていたりすれば、そこまで水位が上がる事が分かる。どんな天気でも上流に雪渓などがあれば、鉄砲水の恐れがある。絶対大丈夫ということはありえないのだ。

【寝る】
 雨の来襲がありそうな時は、いざというときに備えて、ザックに荷物をしまって、すぐに脱出できる様にしておくことが大切だ。ゴルジュの沢では増水は非常に早く10分程度で増水する。辺り一面に荷物を散らかしておいたがために、増水であらゆるものが流されたという、笑うに笑えない失敗談を聞く事もある。本当に危険な場合は、ウェットスーツを着たまま、靴を履いたまま寝たほうが良いだろう。寝具といっても、泳ぐような季節の遡行はシュラフカバーのことがほとんどだ。靴を履いて寝たところで、使用不能になるほど汚れるわけでもない。足が保温されて暖かいぐらいだ。ウェットスーツも着ていれば、かなり体がポカポカする。ビバークザックという袋状のレスキューバッグがあるが、シュラフカバーの外側に使えば、寒さから逃れる事が出来る。

ーーーーーーーーーーー引用終わり

ノー天気な九州のクライマーといると、何を大げさな、って付き合ってられんと言う顔をされてしまうのですが、脳天気なのは、どちらかというと九州のクライマー側だと思う。

こちらでは、アプローチがほとんどないスポーツルートとか、ボルダーだけで、リスクがある山は、高齢化でやっていないとか、事情は分かるようになったが。

■ 習慣と惰性…山以外に何をしたらいいか分からないから

こちらで尊敬されている御年74歳の米澤さんが山に行くのは、

 山以外に何をしたらいいのか?もはや分からないから… 

でした。

 私はまだ若く、山以外にもやることがある

ので、山に行くのは、行きたいときだけ、でいいかな。老後まで取っておきましょう。

米澤さんは、当時で74歳だったけど、そろそろ誰かがついてやらないと危険かもしれない…。ビレイループが二重に加工されているほどの用心深さでしたが、山って滑ったり落ちたり、で、

若い時には、危険でないことが危険になっていくのが、年齢と山の関係

 ですよね。

■ 山屋のベストシーズン40代で散る

訃報が出ていたクライマーの木下徳彦さんは、特に年齢には問題ないというか、まだ40代後半だったのではないかと思います。74年生まれと言うことでした。荒木さんくらいかな?

男性クライマーの更年期は50歳。

なので、40代後半だと、体力は落ちつつある感じではあっても、山を小さくする発想は持ちづらいだろう…。

一般的には、若い時から継続して登っていたら、40代が一番安全。

理性と体力がマッチして、もっとも合理的判断力に優れる年代です。頼るなら40代の山やです。50代の人は、すでにだいぶ体力落ちています。

ゴルジュにドボンで亡くなったらしい…という経緯から想像するに、体力の限界付近でやる山が若い時から続いて、年齢と体力低下を自覚して、山を小さくする前に亡くなったのかな?と思いました… 記録を見ると、どんどん、高度化していっていたので…、台湾の沢とか。

台湾の沢は、私も海外遡行同人で話を聞いてきたことがありますが、普通の山岳会の見識を越えるハイレベルです。

仙人集会って、山じゃなくて報告を聞くだけなのに、御坂山岳会の先輩を誘っても、「めっそうもない。俺なんて、そんなとこ、行けない」と金玉縮んじゃって、誘っても一緒に行ってくれる人を見繕うのが大変でした…。

海外遡行同人の幹事の方も高齢化し、集会は催行されなくなった…。

ネットで山の知識を分かち合う場

 とか出来たらいいのに…。山行報告を良く聞かないと、山の内容っていうのは、甲乙つけがたい、内容を吟味しがたいものです。Zoomで山行報告したらいいのではないかな?公開で。

例えば、赤本『チャレンジアルパイン』のデータ主体の内容だけを聞くと、相当数の男子が、”俺にも行ける”、とか思ってしまいます…(><)。

ベテランたちに泣きついても、めんどくさがって、

 ”そんな(アホな)奴は、ほっておけ”

とかしかいわないし。

九州以外では、誰も面倒見よくないですよ。 

面倒見てあげたほうが良いような、ちゃんとしたいクライマー達…フランベの子たちとか…も、実力の見極めに関しては、自信過剰なのでは?と思います。傍証としては、クロスケオテ沢の初登記録がエイドだったこと、かな…。ちゃんとしたアルパインのクライマーから話を聞く機会がないから…そうなってしまうんだろう。

■ お一人様クライミング

師匠の青ちゃんも、お一人様アイスクライミングで墜落して、メジャーな湯川で近所でほかの人も登っていたのに、なぜか、発見してもらえず、腰椎骨折の大手術後に私に会ったので、私はリハビリ要員でした。

最近、秋になってきたし、栄養療法で、体力も、だいぶ戻ってきたので、岩場で一本、な気分が復活してきたのですが、一人で登るのは、いかなる場合でも、危ないよな~。たとえ、トップロープフィックスで登るにしても、誰かいたほうが。岩場って、一般登山者に見えない、隠れたコソコソした場所が多いですし。

昔の人は、街の中で、石垣を登っていたそうですが、クライマーがすでにクライマー自身の評判を落としてしまった後の世代は、そんなことは、もはや許されマジ、です。

■ 死にざま

人はいつ死ぬのか?選べません。この木下さんというクライマーの死は、納得と言うか、犬死ではないと感じました。

犬死っていうのは、今初めて人工壁でクライミング習っているところで、ビレイも習得できていない、お上りの人が、根子岳行きたいです!とか言って、根子岳で死んでしまうようなのです。2段を登りたいと言ってノーマットで3級の人が登っているとか。

木下さんの死は、こうしたアホ垂れ系と全然違う。この方は、まっとうな山やらしい生き方をしたんだなと思いました。

よく遊んでいるな~ って感じの記録のかずかずだった。

仏教では中道を行けと言われますが、命を堪能するためには、

突き抜けろ

とも言われ、どっちが本当なのだろう?と常日頃、考えていますが…。

この方、突き抜けていますよね。

こちらで 木下徳彦さんの記録が拝見できるようです。

ご冥福をお祈りいたします。

http://selfbelay.seesaa.net/

   写真は記事と関係ありません。当方が登っている様子


2022/09/03

リスクに向き合うのがアルパイン フリークライミングは、ムーブを楽しむもの

■ リスクに向き合う

リスクをつぶす

というと難しく聞こえますが…


・雨が降るかも→カッパを持つ
・お腹すくかも→食べ物を持つ
・たどり着けないカモ?→計画を立てる
・道が分からないかも?→地図を持つ
・コケるかも→ファーストエイドキットを持つ
 

などなど…言われても見たら、普通のことです。なぜか、みんな、これができない。

見落としたリスク… 例えば、

 ・夜になっちゃった → ヘッドライトを持つ

など、多くの人が経験しない間は、見落とすリスクもあります。

アウトドアのリスク管理と言われてビビる必要はないですが、そう言われて安心しすぎて、何もしなくていい、というのは、安心しすぎです。

カッパ、ヘッドライト、水

は、だから、注意点として、よく言われるわけですね!都会では、ナシで済ませられることが普通なので、大概の人にとって盲点、だからです。

■ スポーツルートなのにR

フリークライミングは、アルパインクライミングと違い、リスクに向き合うゲーム、と言うわけではありません。しかし、外岩に行くとなると、外岩=自然界。なので、多少はリスクに向き合っておかなくてはいけません。外の岩場には、落石を受けてしまうリスクや、雨が突然降ってくるリスク、あるいは、日射や風、気温変化など、インドアにはないリスクがあります。

で、盲点になっているリスク認知が

スポートルートなのにR

です。たとえば、日向神などのボルト配置で、必ずしも岩場をよく知っている人に率いられているわけではなく、トポだけを頼りに来てくれる海外クライマーに、どうトポだけで危険を知らせるか?ということを、ベテランに一緒に考えてもらったのですが、出た答えが 

 スポーツルートなのにRつき。

自己矛盾しているけど、日本の現状をめっちゃ簡潔にまとめている言葉だと思いました(笑)。

言葉の定義からして自己矛盾しているため、ありえないけど、起こっている…そして、もっとも合理的な表記、だったりして…。ボルトのルートだと、スポートと言うことに世界の常識では考えられていますが、日本ではアルパインのクライマーが開拓者の船頭を切ってきたという事情のため、なぜかボルトルートでも、R。
 

その心は、ボルト節約だったとしても、命を守るという用途に役立たない配置のボルトなら、ただ岩を汚しているだけで、実質フリーソロです。

ベテラン開拓者の心にあっただろう、特攻隊の精神…俺が行かねば…は、実際の特攻では、自分では飛ばない人が考案しました。限界のRXにいきなりリードで登る人はいないでしょう。 

外岩5.9RXに ジムで5.11が登れるという人が挑む=限界のRXにいきなり、とほぼ同義です。 

         自分でプロテクションを打てば、Rしても自己責任だが


2022/09/02

UCP1遺伝子…アルパインクライマー遺伝子?

■遺伝子検査おらさい中

数年前に受けた遺伝子検査のおさらいをしています。(ジェネシスヘルスケア社の遺伝子キットは、あまりお勧めではありません。検査項目は多数ですが、興味レベルの項目…耳垢がウエットとか…耳が巻いてるとか…も多く、解説が生活改善に役立つもの、でなく、だから、どうなの?って点が多い)

白筋、赤筋、それらの混合、というボディタイプがあることは、古今東西、知られています。

スポーツ遺伝子をご存知ですか? https://ginza-yobo.clinic/column/252

それらを知ることで、 子供に適していないスポーツを無理強いしてしまう愚は、さけられるかもしれません。

最近、ゲノム分野で技術革新が起きていて、だいぶ明らかになってきているようです。

ちなみに、私は、ヴィーガンを徹底した結果、葉酸欠乏型の巨赤芽球性貧血になってしまったのですが…これは、MTHFR遺伝子というのが直接かかわり、私はCC型で欠乏しにくいタイプですが、メチレーション回路は、高メチレーションで、通常の人より、葉酸がたくさん必要な体質です。

メチレーションに体質が関係すると思うのですが、そこは遺伝子情報はまだアップされていないようでした。血液検査を受ければ、高メチレーション体質か?そうでないか?分かります。

メチレーションについてはこちら。https://miyazawaclinic.net/depression/biotype/

■ 自分に向いたクライミングを選ぼう!という時代へ

九州では、ボルダリングが盛ん、ですが、これは、体質的に、誰がどう見ても、赤筋の発達した人が向きそうです。つまり瞬発系ですね。一般にリードは持久力っぽいですが、クライミング1本登るのにかかる時間は、そう長くないので、やはり全体的に見ると赤筋の人が有利そうなのが、全般的クライミングです。

ちなみに私は、遺伝子的に見て、バランス型です。持久力も並み、瞬発力も並み、と言うことです(笑)。

その並みの人にすら、現代のオジサンクライマーは負けちゃうわけですが…、その能力低下の理由のほうが、遺伝子にありそうです。

 ■ UCP1遺伝子

https://www.nittai.ac.jp/department/exphys/news/detail/Gene.pdf

からの出典です。

私はアイスやっていて、だいぶ適性を感じたのですが… ボルダーには、一切、適性を感じません(笑)。 

ラオスは楽しく登ったので、気温とは関係がないカモですが。赤筋、白筋というのは、ありそうです。

瞬発力(=迷ったらパワープッシュ)を利用する戦略は、全然、私にあったセオリーではないです(笑)。やらされると、落ちること確実な戦略。

 参考:アルゴメディカルサロン http://arugo.jp/



男性クライマーで若いころは、黄連谷も平気だったのに…もう俺はヤダなー寒いところは…みたいな人は、実は、UCP1遺伝子がG型なのかもしれません。    
 

2022/09/01

エターナルフレーム、中島さんのスイスドラツー

 ■ Eternal Frame vs 白亜スラブ vs インスボン

標高 6239m     600mくらい   300mくらい?

ピッチ数:24P    5        12~15 (一日2ルート) 

最高難度:8A    約7A       約6B

※デシマルはヨーロッパグレードへ変換しました。

データだけ見たところ…つまり、体感の気温や空気の薄さによる体への影響、あるいは、アプローチでの体力消耗など…を考慮せず、こんな感じに違います。平地でも、24P登れるクライマーっていないんじゃないかなって思いますが。

 現代初心者クライマー → 白亜スラブ型=ロープに使われてしまい、5Pでもまともには登れない

 ベテランクライマー → インスボン型=年齢的にも、もはや高い難度や厳しい環境のものは登れない

どっちが安全か?というと、リスクを分かっているベテランクライマーのインスボン型クライミングと思いますが…、リスク管理や素早いロープワークによるスピードをベテランにやってもらって、若い奴は、単純で思考力の要らない突破担当、にすれば、

”一日12~15Pで600mくらいの壁で、7A(≒5.11)くらいまでのルートで、アプローチの困難がないもの”

は、登れるんじゃないですかね? 山の素養を色々と身に着けた人ではなくても…。この組み合わせは、男同士のプライドから、成立しないことが多いように見受けていますが。

■ 最高難度が8aだからって、スポーツクライミングで8Aが登れる人ではエターナルフレーム登れない

というのは、明らかなような気がするのですが、そうでもないのかもしれない、と男性の言動を見て思っています。

https://www.climbing-net.com/news/eternalflame_20220728/

5.12を人工壁でやっている若手の男性、OBGのルートで、現代グレードで5.10c、付与グレードが5.9の箇所…うんうんうなって、スカイフックなどのエイドも出して、2時間半くらいかかっていましたっけ…。でも、やっぱり、5.12が今のグレードで、頑張れば5.13行けると感じているようでした。そういえば、ジムの店長さんで、女性のクライマーも、グレード上の上を目指すという意味なのか、5.13を目指す、みたいな意味合いのことを言われたことがありました。これは、婉曲に一緒に登りたくないと言われたのだろうと解釈していましたが…。

私が不安に思うのは、男性クライマー諸君は、やっぱり、

 高い標高の影響

 山で登るということ

 8Aというグレード感

とか、あんまり実感として分かっていないんじゃないかな~と言うことです。エターナルフレームの記事の下で、ボルダリングで、若い男性クライマーが8cを登っていたりすると、ぱっと見に、素人考えの現代初心者クライマーたちの脳裏には

「”8cがこの子は登れるなら、ロープを教えたらエターナルフレームに行けるんじゃ?”とか、思うのでは?」

ということです…。なぜなら、フリーを教えていた熊本の会長さんがそんなノリで若い人を私に回してきたからですが。

■ あいつがやれて俺ができない理由がない、か?

他者がそう思っているか思わないかを別としても、”あいつがやれて俺ができないはずがない”、つまり、”同調”…が、どうも、男性たちの考えの基礎にあるみたいなんですよね…。しかし、ポジティブでいいって言えばそうですが、それは、現実的でないです。

 スタート時年齢

 現在の体力、

 そもそも伸長などの素養

 筋力の有無

など、どうやっても人が越えることができないものはあります。 バレエと同じく、クライミングは、岩に刻まれたホールド、という動かない型に自分のほうを当てはめていく活動なので、どれくらい寄り添えるか?には限界があります。ちなみにバレエは入門する前に、すでに成否が分かれてしまいます。入った時にすでに180度のターンアウトができる人がやるという前提があります。クライミングも似ていると思います。似ていないのは、バレエ界では、一般ダンサーとプロは全く別レベルと理解されていることが、クライミング界では理解されていないのでは?ってこと…

■ 異なる価値観のクライミングを同一グレードで表記することによる錯覚

そこの質の差を、業界ではだれも網羅的に語っていない…。

昨日ユージさんと小山田大さんの動画に巡り合ったので、ちらっと見てみましたが、どうも

 命がかからないクライミングをしている人たちのクライミングの楽しさ

というのと、

 山での登攀の愉しみ

は、全く別物であることが、片方からは片方は見えない、みたいなことになっているような気がします。

 

そこへ、グレードが入ってきて、グレードと言う一つの物差しで、異なる価値観の両者を結び付けようとすることで、全く違うものなのに、同一線上にあるかのような錯覚

が生まれてしまっているのでは?、と思うのです。

もっと厳密に誰か分かる人がクライミングの困難さを語ってやればいいのかもしれません。

■  市民クライミングとの差の錯覚

アルパインの価値観の中にも、”オールフリー”(一回もセカンドでもテンションしないで登る)、ワンプッシュ(一回こっきりのトライで完全に登りきる)などのフリーの価値観が侵入していると思いますが、市民レベルのアルパインクライミングで、セカンドが落ちてロープにぶら下がったからと言って、残念だったねと言う人はいません。

ので、市民クラスのクライマー群とは、アルパインクライミングのクライマー群の中でも、価値観が違ってきています。

市民クライミングのレベルが下がり、トップレベルのレベルが上がり、乖離が極端ということです。 

そこが見えていないので、市民クライミング側のクライマーたちが、まるで、トップクライマーが浴すべき尊敬を、得て当然みたいな感じ…平たく言えば、慢、になってしまっているような気がします。

■ 中島さんの記録

ドラツーの中島さんが、アイロンナイトを登った記録が出ていますが… これなど、実はものすごい成果なのではないか?と思います。

現代アルパインクライミングの成果を上げるのに、ドライの技術はマストというか、ないと話にならないというか…アイスが登れても、山の上でアイスが途切れたら登れないというのでは、続きが登れません…。ドラツーはハングを登るので、プロテクションは、すでに打たれていることが多いですが、それは未踏の山で期待しないにしても、垂直クラックにアックスを差し込んで登れるくらいのドライの技術は必要だろうと思います。

でも、現在、ドラツーって、クライミング業界の中では異端ですよねぇ…私は、将来のアルパインクライミングの発展のためには、ここが抑えるべきポイントと思いますが…

■ クライミングのPPM

PPMというのは、マーケティングで使うマトリックスです。

 

1)フリークライミング

2)スポーツクライミング

3)ボルダー

4)アルパインクライミング

だと思いますが、新たな2)の可能性が高いのが、現在1)のドラツー、ではないかと思いますが。

ドラツー、フリーで普通にやるルーフより、うんと身体負荷が大きいので、たぶん、もう登れないところがどこもないなーと退屈しているユージさんのようなトップクライマーでも満足するんじゃないかと思いますが…

 ギア代が高い上、国内で登れる場所がないって話もありますが。

逆に市民クライマーなら、ちょっとやってみれば、ビックリ仰天すること請け合い。特にオールドクライマー。 この程度の壁を登って偉ぶっていた自分が恥ずかしくなるかもしれません。

■ 今日の名言

これは東大の上野さんの名言と言われている祝辞です。

《世の中には、がんばっても報われない人、がんばろうにもがんばれない人、がんばりすぎて心と体をこわした人……たちがいます。がんばる前から、「しょせん、おまえなんか」「どうせ、わたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれない人々を貶めるためにではなく、そういう人びとを助けるために使ってください。

そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください》

2022/08/31

大人の発達障害の増加=現代初心者登山者の遭難増加 かもしれません

■ 大人も発達障害 

こちらにNHKの記事がありますが、成人の発達障害の事例も増えているようです。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4480/

師匠の青ちゃんは、確実に、「俺、ADHDだから」という自覚があったようですが…それでも、お勤めを立派に果たし、お孫さん数名の立派なおじいちゃん。

日本初のレスキュー隊の隊長を30代の若い時から務めて、山でADHDが問題になる、という様子だったことは、集合時間を間違えて、車で凍えていた時くらいでしたが… 先入観というのは、強くて、阿弥陀のバリエーションの初級のにさえ、警戒して行きたがらない…『八ヶ岳研究』くらい、上級者だから知っているハズというのは、こちらの先入観で、知らないようでした。

行ってみて、なんだ簡単じゃん、となって、途端に「もー帰ろーよー」となってしまい、勝っちゃんと私のリード練習には一切無関心なようでした(笑)。この行動、今思うと発達障害っぽい。

青ちゃんは、上級者でしたが、そうでなくて、一般登山(ロープが出ないレベルの山しかしない)人たちの間で、

  認知症&発達障害

の度合いが強いのではないか?と思います。

■ 自閉症? 文字通りにしか言葉を受け取れない

先生が教室に入って「暑いね」と言えば、何も言われなくても、窓を開ける、のは、私は日本文化の問題かな?と捉えていました。アメリカでは、先生の側が、「窓を開けてください」と指示するのが普通です。が、多文化カルチャーなので、日本人のように、相手の意図を察する、というのが、社会人の常識化されていないためです。

しかし…日本でも同じ現象が起きているので、これは、教育や文化の問題ではなく、

発達障害

としてとらえ、

栄養学的欠損

の問題としてとらえたほうがいいのかもしれません。

事例としては、

 落石注意

本当に立ち止まってラクを見てしまう人が多数。

「落石注意」→ 「速やかに通行せよ」

アクションベースの指示語に書き換えるべきかもしれません。 

 

■ 栄養施策の違い

実際のところ、米国では、法的に強制添加されている葉酸が日本の小麦には添加されておらず、ガンを含む、ほとんどの成人病が

質的栄養欠損

の結果であると指摘する医師もいます。実際、米国で下がっている認知症患者やがん患者の数は、日本国内では増加しています。 

 

 

■ 負の強化子

しかも、山小屋は、ジャンクフードを推進する負の強化子になってしまっているのです。


 

2022/08/29

オルタナティブライフへの回帰を感じる承認欲求

■ 承認欲求は続くよ、どこまでも

山も上級者になると、ピッカピカの新品のゴアテックスのジャケットなんて着ているとダサいから、みんなくたびれた服を着て、”ベテラン風情”をそこはかとなくPRし始める。 

実際、”山で高齢者でピカピカの服を着ている人”は、ガイドさんたちの側も、「お上りさんなんだろうな~」と思うし、そう思われるようにしていることは、生存戦略上、正しい。間違った登山道に迷い込んでしまわないか、気を付けて見ていてもらえるからだ。


先日、焼き畑の会に行ったら、いつも畑で着ている服で行ったけど、くたびれ度合いが足りていなくて、「もっとくたびれた服、来てくればよかった…」と思った(笑)。焼き畑の会のような、自給自足度=達成度、みたいな場では、服はヨレヨレであればあるほど、素晴らしい…。

ので、結局、大人になっても、承認欲求…つまり、みんなに
 

「仲間であると認められたい」

気持ちは、消えないものである。
 

以前、大学教授をやっている友達のデイブに、ポツンと野ざらしにされているBMWを「あれ、どうしたの?」と聞いたら、「大学教授になってすぐのころ、教授仲間に入るために欲しかった… 愚かだったよ…」と語った。

高い承認欲求代だ。

かんがえてみれば、大学に入りたい!というのは、基本的にアミューズメントパークと現代の大学が言われて久しいことを思えば、エリート仲間に入りたい!という承認欲求代。で、車より高いかもしれない。

そう思えば、夜学の国立四大というのは、安い承認欲求代金だとも言えるか。育英奨学金の返済に20年かかったけどね。

■ 藍染め…ヒッピー界隈での流行

昨日は、ぶらりと入った手作り用品の店で、糸島の作家さんの藍染めのズボンを見てしまい、つい、衝動買い…14000円也。

いや~、負けてくれたけど、出費しちゃったなぁ…トホホ。

これも、ヒッピーライフへの承認欲求であろう…

ヨガをスタートした時は、ヨガウエアが、その承認欲求のために必要で、ブラックマット19800円也(もはや使っていない)。山をスタートした時は、山ウエアが、その承認欲求のために必要で、私はエコロジー派なので、いやいやながら消極的選択で、パタゴニアに出費。

…仲間に入る費用…コストがかかる。

■ アデュー!クライマー時代

でも、一つの活動を手放し、次の活動に移りつつある、サインともいえる。これは、諸行無常を考えると、良いことだ。

 承認欲求が自分らしさへと同期していれば、

別に受け入れても良いのではないだろうか?

BMWを買ったデイブも今では、軽トラである。

これは、私のクライマー時代が、現在、さらに遠のいているという意味でもあると思う。

アデュー山時代。ウェルカムヒッピー時代。

(ヒッピーというのは適切な語が日本語にないための便宜です)

参考サイト

https://swingroot.com/disappear-esteem-needs/

2022/08/28

現代的な教え方vs昭和の教え方

■ クライミング技術の教え方もこれくらい分かりやすくしないと現代初心者には、むずかしいのかもしれません。

一度実績を作ったクライマーがチャレンジを継続しないのはなぜか?

■ 評価されるからやっている人の行動

評価されるからやるという場合、一度、優勝などの実績を作ってしまうと、次は負ける可能性が出てくるのでやらなくなる、そうです。

登山やクライミングで、一度、有名になる登攀をやったら、そのあと、さっさと足を洗ってしまう人いますよね…

結局、その行動が何を示しているか?というと、その人は、承認欲求のために、活動していたってことですね…

 22分ごろに、語られています。やっぱりそうだったのか~系。

2022/08/27

Climbers We lost を日本にも! 不浄観として、死を見つめる

■不浄観

・不浄観は特に貪欲・色欲(性欲)の強いものにこそ推奨される瞑想
・逆に厭世観の強い者や瞋恚の強い人には推奨されない
・厭世観の強い者がこれを修すると自殺してしまう可能性がある
・瞋恚の強いものがこれを修めれば、その不浄なる対象に対して嫌悪・怒りを覚え、逆に瞋恚を強めるなど、逆効果となってしまう

不浄観(不浄=死体を眺める)という瞑想です。

肉体へ対する執着が強い人(=性欲が強い人)が行うべしとされているそうです。


つまり、ポルノ雑誌ではなく、死体雑誌を見よ、というのが、性欲に対するお釈迦様の回答。いや~、お釈迦様、現実主義者ですね。

■ 20××年に亡くなったクライマーたち…という死の見つめ方

The Climbing のサイトには、その年に亡くなったクライマーの写真を集め、実名公開しているサイトがあります。

なぜ日本のサイトでは作らないのかなぁ…

日本では、若い男性と高齢初心者の男性の死亡率が特に高いです。

若い男性クライマーが実力をはるかに超えるルートに行って死んでしまう理由は、3歳児の子どもが親元を離れて行ってしまうのと同じ、”無敵神話”によるものです。つまり、現実的にリスクをきちんと解析してやっているわけではない、です。

つまり、自分の能力への幻想や登りたい夢のほうに、思考が向きすぎており、

  客観的に何ができればどこに行って良いのか?

という計算のほうが、お留守気味、というのが、全年齢層の男性に適応できる法則のようです。

なんせ、事例として10年クラックを登っていても、カムの配置が悪くてロープをスタックさせてしまう程度のクライミング習得度でも、とっても自信満タンにしてしまうのが、平均的と思えるクライマーの自信のあり方、なのです。グレード偏重主義の弊害ですね。

用心として、全般に 男性クライマー 自信過剰気味…

■ 他山の石…実例が足りていない

亡くなった人のリストやその原因の究明から、学ぶことができれば、他山の石、です。同じことを繰り返す愚は避けられるでしょう。

今後多くの人が亡くなっていくでしょう…アルパインの技術伝承がより困難になっていく、ということ以上に、その死を無駄にしないためにも、こうしたサイトの整備は、

同調

が、基本的な行動原理の日本人には、非常に有効でしょう。

同調が行動の基本原理だから、槍に65歳で初めて登山を始めた人が、「夢でした!」とか言って、渋滞を作ってしまうわけです。 渋滞=危険、という発想がない。

夢でした!と言えば、人としての掟的に誰も反論できないのが、高齢者にとっての”夢”。

しかし、その言葉自体が、同調したい、仲間がやっていることを自分もしたい、という程度の幼稚な欲求から発せられたものですから…。

そんな愚かな理由で、山で死なせるほうが、人としていかがなものか?です。

とは言っても、そのままストレートに言うと角が立ちますから、どのような経緯で山での死を迎えたのか?死者に語ってもらうのが、最も穏便な手段であると思います。


 https://www.climbing.com/people/climbers-we-lost-2021/

 

世界でトップクライマーが続々と発言をスタート

■マリアンヌさんの体験シェアサイト

こちらは、韓国アイスに行ったとき、たまたま会ったワールドカッパー(選手)のマリアンヌさんのサイトです。

クライミングは、競技と冒険では、全く正反対のベクトルに活動が分かれてしまっています。

競技しかしないクライマーは、全く冒険者ではないです。そこに衆愚があります。一般の人はスポーツクライマーを命がけのアルパインクライマーと混同しています。アルパインには命がかかるが、スポーツクライミングには、かからない。

                   一般市民  /   クライマー   

アルパインクライミング = 命がかかると思っている/命がかかると分かっていない

スポーツクライミング =命はかからないと知らない /命をかけなくて良いのにかけてる

 この極端な価値観の中に さらに

フリークライミング が入るので、誰かちゃんと説明してやらないと、クライミング、ということに対する理解がトンデモない方向に行き、10人十色になってしまっています。

■ 真の冒険は、確実な競技スキルの上に築かれる時代

 現在のトップアスリートの間では、真の冒険は競技で培った確実なスキルの上に築かれる時代になっています。

マリアンヌさんは、外でも登っていますが、日本でこんなミックスは登れる人いないのではないか?というM10程度のを見たことがあります。M10って、その辺の山岳会で、普段ん外岩で、なんとか5.12をRPしているような程度の男性には登れないですよ? M7でも厳しいカモです。

スキルなく、リスクだけを積み上げていくことは、いわゆる、”無謀”、です。

このことはみんな分かっていると思いますが、この”スキルなく”のところのスキル見積もりに失敗している。

男性クライマー = 一般的に自信ありすぎ

女性クライマー = 一般的に自信なさすぎ

ですが、自信がありすぎる方が、死に近いです。私は、5.10cがやっとこさですが、それでもインスボン、セカンドですが、落ちたの2回とかです。初めて行ったときですら。そんなに難しくないです。登攀だけなら。何が難しいってトップを登るためには、リードのゆとりの厚みが必要で、その厚みが大変厚い、ということですよ。自動化という名の熟達度がだいぶ必要って意味です。

さて、アイスですが、日本ではアイスを登る女性は、トータル20人もいないのではないでしょうか?世界でトップを走っている女性アイスクライマーの方です。

韓国のほうがアイスという意味でも日本よりもクライミング先進国です。

https://www.sportsspeakers.nl/spreker/marianne-van-der-steen/?fbclid=IwAR16a8eeGHQbd1zDunoOBgehJe0Q0lLA62rGRv3sC3z1zMb6EQf4RIhD0FI

2022/08/23

100%自分原因説の否定

■ ロックオン!されます…

最近、一歩前進というか、以前と異なる行動様式をとったことがありました。

私はアウトドアでのリスク認知に適性があり、全体を見てリスクを先取りして考えることができます。例えば、このペースで歩くと夜だな?とか(笑)。

一番これが生きたのは、深南部での鎌ナギという尾根を通行した時です。このままいくと、どうなるか?について、気が付くのが、普通の人より早いです。鎌ナギの時は、このままいくと、全員でワンビバークだなと分かりました。なんせ懸垂下降をしたことがないハイキングの経験しかない人7人を懸垂させようというのですから。それで、行ける!というリーダーと意見対立して、大変でした。この事件は、登山歴〇十年のベテランリーダーで、かなり良心的な人でも、アルパインルートでもなく、かといって一般ルートでもない微妙なルート…事例としては鎌ナギ…では、見積もりが正確でも、さらに期待値を下回る現代初心者なので、ゼロベースで考えなくてはならない、ということが分かった事例でした。

話を戻すと、その危険予知能力を社会に生かそうかね~と思って、子供のキャンプのボランティアをしようとしかけたのですが、途中でキャンセルしました。 その理由は…。

ただの一介のスタッフとして出た説明会で、二人も三人も、キャンプ責任者ではなく、私に援助を求める人がいたから、です。

公平に見て、その説明会は、あまりこなれておらず、保護者の不安に十分こたえるような内容ではなかったことや、参加者同士が互いに知り合うことで不安を除去できるようなことにはなっていなかった、ということは、一理あります。しかし、それらを除外しても…。

困った!誰か!と思ったときに、”最初に見る人”が、責任者でなくてワタシ…(汗)。

1人がきただけなら、その人が特殊なだけですが、2人も3人も来たなら、誰か!と思ったときに頼られてしまう人は、客観的に見ても、一番頼れそうな人、なのでしょう…。

しかし、本来の責任を負うべきなのは、私ではない。しかし、それを責任者に報告しても、その人たちに対して、必要アクションを取るという行動は取れないようでした…。責任の範囲がミニマムな人だった。必要最低限ということですね。しかし、社会の要求は、必要十分を求めます。

■ いつものパターン

そして、私の脳裏によみがえる、板挟み状態…。

責任を十分全うしてあげる権限は委譲されていない(=登山で言えばリーダーではない)のに、あの人もこの人も、「なんとかして!」と私を見る… 

実生活に置き換えると、私は、”姉であって、母親ではない”のに、弟も妹も、母の代わりに”お姉ちゃん、何とかして!”と思っている…。

クライミングでは、私は、”クライミングインストラクターではない”のに、新人さんは、突っ立ったまま、”教えて!”と思っている…。

あるいは、私は、”海外に連れて行ってあげるクライミングガイド”ではないのに、相方は、”俺の飛行機券、予約して!”って思っている…。(しかも、建て替え)

あるいは、私は、自分の登りたいスタイル、今したいことは、たくさん易しいルートで経験値を貯めること、と分かっているのに、相方は、”俺のビレイをお願いね”とだけ思っているってことです…。

… というので、

  いや~、これは無理ゲー参加の道だー

と思って、ボランティア参加、取りやめました。無償労働なのに、嫌なことをするのは不幸の元。

一歩成長です。

■ 100%自分原因説?

一般に、人は、

 自分が思う未来を作り出している

と言いますが、私はこの説に不満です。

例えば、不安な保護者が、この人!と頼ってくるのが1人だけだったら、それは偶然かもしれませんが、3人もいるなら、これは、明らかに、この場合は、キャンプ責任者が頼りないということの傍証です。そのことは、私のせいではない。私自身は、何もそこに関与していません。

本格的登山での経験値に置き換えると、

 鎌崩でメンバーの能力がなく、そのことについてリーダーが無自覚だったり、

 自称ベテランのアルパインクライマーが支点ビレイをしている人がいたり、

 伝統の格式がある山岳会でのビレイがひどい有様だったり、

と指導者クラスが、頼りない、と表現できる現象が起きているのは、私の原因ではない

です。

原因は、私とは関係がないところにあります。

クライミングで起きた様々な事件も同じで、教えるところがないので、ダブった入門クライマー候補者たちが、藁をも掴むの、藁、として、私を掴もうとするということでしょう…。

クライミングパートナーが私を頼ろうとするのは、本人が、しっかりリードを学んだり、あるいは、航空券のチケットくらい自分で取る能力を身につけない、あるいはサボり、といううだけで、私の側に原因があることではないでしょう。 

私は、鏡のように映し出しているだけです…

原因は、どの場合にせよ、

 100%自分原因説

は、適切でないと思います。という観察ができたのが、今回の学習でした。

念のためですが、”自分の優秀性を確認するために、わざとこのようなことを起こしているのだ”という目的論は、却下です。

そもそも、善意で助けてあげようか?というだけのことでした。その上、私が特段、優秀か?というとそうではないですので、私が優秀だというより、むしろ、世間の平均が下がっているということの方が、現実を良く表現していると思います。

このマザーチンクシャーには、”殺されそう!”という思いを癒す効果があります。クライミングで、心に傷を負った人へ… 

https://hometama.com/index.php?MTS_Korosare

 

2022/08/22

コロナの次はサル痘…

■ コロナ禍

コロナもクライミング界では、あんまり関係ない話というか、アウトドアだから、密じゃないし、そもそも、クライマーは若年齢層が多く、年齢的に関係ないというのもあるし、高齢クライマーも、基礎疾患があるような人は、クライミング自体がそもそもできないから、クライミングに来ていない、ですよね…?

無理強いされたワクチン接種の害や、シェーディングと呼ばれる、打った人からの二次被害はあるかもしれませんが…。

・スパイク蛋白が、自己免疫機能を迷走させる。

・しかも、治験が終わる2023年までは、安全性が確認されていないもの。

そんなリスクの高いものを、リスクフリー大好き人間の日本人が、打つとは、思ってもみませんでしたが…。 しかも、9割も!

■ 宮沢教授

京都大学の宮沢教授がぶっちゃけトークをしていますが、要点は…

・コロナでワクチンを打った人だけを狙い撃ちできる生物兵器というのが可能
・それは、学者の間では、誰でも分かる常識だそう
・そこでサル痘等の話が、人口削減計画説…プランデミック説に信ぴょう性が出てくる理由
 
■ サル痘
 
”サル痘について 症状や治療・感染予防は?天然痘ワクチンも有効?【感染症専門医が解説】”
という動画が出ており、これを見ると、感染症としては、コロナより深刻ですが、感染するリスク自体が高くない、ことが分かります。
 
なんせ今のところ、性感染症にほとんど近いです。

 

■ 梅毒の流行

コロナではなく、梅毒の人が急増しています。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220817/k10013774861000.html

コロナ → 孤独 → することない → 鬱 

                  → セックス

みたいな人もいるんでしょうね…。 男性は、孤独を性風俗店で紛らわせる人が多いのかもしれません。

ま、クライマーにとっては、

  することない → クライミング練習

が、一番 生産的と思いますが。

■ 山の世界=やんちゃな俺自慢、は時代遅れの価値観かも?

山の世界の男性は伝統的に、なぜか、精力自慢、をする人が多く、山小屋でバイトしていても、山小屋を居酒屋と間違っている人も多かったし、お尻を触ってくるオジサンとか、いました…。

”山が好き、酒が好き”、というTシャツが売れるときは、必ず、定番のように、”女が好き”と追加する人もいたしなぁ…。オヤジ文化というのは、山の文化の基調にあって、許容されていたような気がしますが…。

これらは、新しい時代には、イラナイと切り捨てる方がいいような文化ですね。

■ テント泊で青姦

ってのも、どこで仕入れるのか、男性の消えないファンタジーの間にあるようでしたが…。

私は、ふつーにテント泊男子としていますが(明神主稜、等)、山で女性とテントの中で、むっふっふ、ってありえないですよ?普通に合理的に考えて。

 1)山には外的危険が一杯 例えば野生動物

 2)テントは薄くて、外に丸聞こえ

 3)必要な清潔が得れる装備がない シャワーとか

ま、1が一番大きいですね。

ツキノワグマに襲われた事例 https://bunshun.jp/articles/-/42467

上高地、ツキノワグマいますよね(笑)。

アメリカでは、食べ物は、ステンレス製のキャニスターに入れて木にぶら下げます。そんなくらい、リスクが身近って意味です。その辺がどうしても、

   頭がお花畑の登山客 や 現代新人クライマー

には、分からないのでしょう。新しくできるアルパインクライミングの教科書には、しっかり、書いておいてほしいです。

クライミングジムで出会った女性と、初小川山 → よっし!女性と二人でテント泊するなら、ラブラブの夜に持って行こう!

とか現代初心者クライマーは思ってしまうのかもしれません。私の経験では、アルパインクライミングをきちんと教わっていない人ほど、男女の同一テントや車中泊で女性の横に寝るとか、を嫌がる傾向にありました。教わっていれば、当たり前すぎるので、意識に登らないです。

たとえ、私の性パートナーである夫と、二人で小川山にテント泊しても、二人で、むっふーん、とかありえないですよ(笑)? 別にいつでもできるのに、格別、条件の悪いところでしなくていいです(笑)。小川山でも、まず、ないな。青姦というのは、彼女いない歴〇〇年の人の発想のような? 女性は決定的に嫌がるでしょう。

例えば、谷口ケイさんと平出和也さんの登山が羨ましがられて、二人は出来ているのでは?みたいな話は必ず上がりますが… まぁ、山のリスクを感じられない人の世界かも?

あ、話がそれましたが、

 サル痘 → コロナワクチン打った人は掛からないように

       打っていない人にはリスクが増えることはほぼない

奔放なセックスライフを送っている人は、いつの時代も、性感染症リスク対象者です。快楽の代償は、高いということですかね?