2022/06/11

私が見たラオスと日本(山岳会)

 ラオスが上で、日本が下。因は、男性の既得権への居直り。


どんだけ~?に気づくべし


■ おかしいと気が付くとき

私は、”母の私に対する要求が異様なまでに高い”と気が付いたのは、掃除していないと怒られたとき、

リビングのモノの配置が昨日と同じだ (= 粗いレベル、発病レベル)

と言って、怒られたときでした。

玄関の靴が並んでいない、レベルでは、そうね、と思って、並べてあげていました。(=中間レベル)

さすがに、昨日と今日で同じ配置なのは、拭き掃除をしていないからだと言われたときは、はぁ?どんだけ~って思いました。

母は、私にモノを投げつけてしつけを称する人でした(=微細なレベル)

モノを子供に投げつけることが、”微細”と言えるかどうか?は微妙ですが、私は母を許し(母なりの教育なのだろうと)、せっせと母を満足させるよう、母親代わり役をやってあげていたのですが、さすがに、リビングに昨日とモノが配置同じなのは、いくらなんでも、ねぇ…。

■ クライミングバージョン

同じことで、クライミングも、白亜スラブでロープアップされず、次のピッチで、ロープが足りず、仕方ないので自己確保で登ったら、1つのボルトに二人で仲良くぶら下がっていた時には、つまり終了点を見落としていたときには…やっぱり、どんだけ~?って話です。(=粗いレベル)

全然、自己申告と比べて登れていない(過信)。それ以前にも、過信の兆候は、いっぱいあったのでした…

懸垂でロープが少し足りない (=中間レベル)

自分が行動食忘れた時、相手に権利のように要求する(=微細レベル)

自分はロープに座って、ポンプアップによる引き上げを要求するのに、私がぶら下がると数秒で文句垂れ(=微細レベル)

ポンプアップなんてしてくれるどころか、だんだん引き下がる(=微細レベル)

残置のビナを持って帰りたがる(=微細レベル)

母親に食事を作ってもらっていて悪いと思っていない(=微細レベル)

なんで、色々と前兆…微細レベル で出ていたのでした。

私はそうしたミスが起こるのは、うっかりやクライミングの未熟さが因なのかとおもっていたので、許し続けていましたが、そうではなく、”俺様”な自己認識が、因、でした。

岸良で私のクライミングが後回しになった時、これは、

 男尊女卑が因

だと切り分けられました。 無知が因なら、有知になれば因は取り除かれますが、男尊女卑が因だと、一生取り除くのは無理ですね。

正しく原因が分かる=治らないと分かる=その人と登り続けるのは馬鹿

です。

■ 因 … マザコン 母親が男性を甘やかしている

最近、女性の農業者に売り先を紹介してあげたのですが、その際に、まだ生産すらしていない息子をつなげようとしていた時も、え?!どんだけ~?でした…(=粗いレベル)

だって、いくら息子を助けたいということでも、自分の畑すら持っていない人に、売り先紹介してどうする?いくらなんでも、誰でもおかしいと気が付くレベル感…。

これくらい、九州では、母親は息子を甘やかしているのです。

子どもクライミングで、母親が14歳の息子を抱っこしているときも、おえ~!って思いましたが(=中間レベル)。

■ 一般化 = 法則化

おかげで、個人的には、私の母が、弟をどう取り扱っていたのか?ということに気が付くきっかけになったのでいいのですが…。

クライミングの事例でも、

”自己申告より、自分のレベルが低いのが分かっていない”という症状は、

”日本男児への甘やかしが常態化しており、男性が母親に甘やかされ状態だから” が、病根です。男尊女卑が病根。

一般の母親は、母親本人が男尊女卑を自覚していなくても、息子への愛というより、女性としての自分の不安さから、息子を取り立てようとします。日本社会では女性より、男性の方が優遇措置なのを知っているからです。どんなダメ息子でも、なんとしてでも助けようとしてくれます。

受け取る男性の側が、それを普通だと思っていると、子供相手なら微細レベルの症状ですが、大人になってからだと、どんだけ~?に発展します。

40代になって親に食事作ってもらっている人と結婚したい女性います?いないですよ?

■ 因は、”甘やかし”

人々は どんだけ~? に、なかなか、気が付けない。

九州のフリークライミングのどんだけ~?は、2020年にもなってカットアンカーでリボルトしようという話(比叡)とか…。

マジ、どんだけ~?です。 いくらなんでも、誰でも気が付くレベル。

それらは、ビレイがちゃんとできている人がいないという目撃事件(=中間レベル)や、山岳会に行ってみて、ロープワーク講習会でもお遊びレベル(=微細レベル)っていうので気が付けるはずなのです。

ちゃんと気が付いていたので、九州の山岳会はすべて避けています(そこまで馬鹿じゃない。念のため)。

気が付かなかったのは、若い人が間違った指導をうのみにしているために、間違った技術がずっと続いているということ、でした。(支点ビレイを指摘したら、ありがとうと感謝されるべきところ、逆ギレされました)

■ 自分を客観視しましょう

そのどんだけ~?に気が付ける機会をどう増やすか?というのが、振り返る心、自分を客観視する心、だと思います。

客観視するには、より高い視野を持つしかありません。

 九州を分かるためには、全国で登り

 全国を分かるためには、世界で登る。

という必要があります。

今日、紹介した、ユタのクライミングなど、九州の指導者レベルの人が行くべきではないですかね? 俺はトップクラスだ!と思っている人こそ、行ってほしいですな。

英語が話せないので会の人を連れていく自信がない、ということで、日本人は海外クライミングに出れていないようです。

年配のクライマーは海外ではお荷物人材扱いされるのが当然なので、出たとしても日本人だけでまとまり、海外の人と一緒に登るような交流をしないようなので、向こうの技術を伝えられそこなってしまっています。

いっておきますが、私は英語ペラペラ(IELTS7.0/8.0満点)ですが、トップロープのお礼に自分の語学スキルを差し出さねばならないようなクライミング界の弱者ではありませんので…念のため。

海外クライミング誘ってくださる方は同じような自立した方のみでお願いします。協力はしますが、依存されても困ります。下駄履かせてもらったり、助けてもらっているのに、逆ギレとか九州男児はしますからね…マジ勘弁です。

 

2022/06/10

インディアンクリークのツアー

 以下引用ーーーーーーーーーーー


今秋、ジャムセッション三鷹主催による初の【海外クライミングツアー】を行います。

エリアは、世界の岩場のなかでも最高のクラックエリア《インディアン•クリーク》を中心としたアメリカのユタ州の岩場となります。

今回はスペシャルゲストとして、海外でも活躍されている《佐藤裕介》氏と《横山ジャンボ勝丘》氏のお二人をお迎えします。

▪️開催日程
2022年10月31日〜11月10日
※ユタ州ソルトレイクにて10/31集合・11/10解散
※講習期間は11/1-9となります

▪️参加料金
180,000円
※往復航空料金などの移動費、宿泊費などは別に掛かります
※航空券手配についてはご相談下さい
※おおよその費用はお問い合わせ下さい

▪️登るルートグレード
5.8から5.11まで

▪️定員 10名

▪️スペシャルゲスト
《佐藤裕介》インタビュー
https://www.goldwin.co.jp/.../on-the-edge/yusuke-sato_1/

《横山勝丘》インタビュー
https://www.patagonia.jp/stories/the-bond/story-117197.html

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◎◎そのものを好きではない

 ■ 考察

1)「あなた何個目?」→ 100名山をすることは悪いことではないが、相手が何個登っているのか?自分と関係のないことを気にしたりしている人は、山が好きなのではなく、競争が好きなのであり、競争により、自己承認欲求を満たされたい人。

2)自然農でも、「大変だ大変だ」という人と、「簡単だ」という人に極端だが、「大変だ」派。 大変だということにしないと、自分がスゴイということにならない → 承認欲求 → 自然農が好きなのではなく、承認される環境、が必要なのでは?

3)クライミングでは、ハッキリ言って、フリークライミング、ショートのクラッギングと言われるクライミングでは、アルパインクライミングと比べて、リスクは10分の1以下というか雲泥の差で、まぁ、覚悟的には、大したものが要らない。山の外的リスク…など知らないで済ませられる。

→ そんな中で登っているだけなのに、世間の評価は 無知から来るものだが、異様に高い

→ 承認欲求満たされまくり

→ 世間の誤解をそのままにしておいた方が都合(俺はスゴイと認定されっぱになること)が良い

→ 人間は弱い 誰でも都合が良い相手の誤解には便乗する傾向がある

→ ペテランの増加 (とんでもなく古い情報で若者クライマーがかしづいてくれる。例:昔の〇〇大山岳部、とっくに衰退した社会人山岳会)

→ 被害は、本当にすごい人は日の目を見ないこと(例:吉田和正さん、佐藤祐介さんなど…クライミングのきちんとした本を読まないと目にしない名前の人)


最近思っているのは、なぜ、成功していないリード(例:白亜スラブ)を成功と考えて、鼻たかだかになってしまうのか?ということを考えると、結局のところ、反省しないから、なのですが、反省しないのは、そもそも、山が好きではないのではないか?と思うんですよね。

山が好きなのではなく、俺をかっこいいということにしてくれるクライミングという活動が好き。俺をかっこよくしてくれるなら、別にクライミングじゃなくても、ボクシングでもなんでもいいのではないか?と。たぶん、ボクシングではかっこよくなれなかったのでは?

というので、山がそもそも好きってわけではないのかもしれないです。

■ リスクを数えていき、その数をたくさんピックアップできる人の方がスゴイ山やです。

例えば、沢を見たときに、増水した時のイメージができる人のほうが、何もイメージできない人より、上級の山やなんですが…

そうなると、クライミング活動って言うのは、分かっているリスクはつぶし、未知のリスクに対しては、備える、何が起こっても大丈夫なようにしていく、という活動になります。

何が起こっても大丈夫なようにしていく=宙づり登り返し、事故確保登り返し、トップロープフィックス登り、レスキュー活動、十分なギアを持つ

です。そこがすっぽ抜けて、どうだ!登ったぞ!っていう活動になると、高度になればなるほど、備えゼロで、リスクだけが上がっていくわけなので、いつかは山に喰われるレールの上に載っているだけで、ぜんぜん山とのとんち比べに勝ち続けていることにならない。

ので、そのクライマーの真意はどこにあるのか?というのは、重要ポイントです。

まあ、人生の若い間は、異性を引き付ける、というのが動物の主たる生存本能ですから、かっこいい俺!を誇示したくなるのは、動物の本能と言えるので、別に悪いとは思いませんが、一緒に山で死ぬ気にはなれない。

その人がカッコつけたいがためだけに、なぜ私が命を差し出さねばならないのか?分からない。 

ちゃんと山でクライミングすることが好きな人とだけ登りたいものです。

参考:ポジティブ思考&仏教

https://www.youtube.com/watch?v=gqOUpIhoGkE 




婉曲な表現では、最近の人は学力低下で受け取れない人が多数です…

 ■ クライミング界も努力はしている 

けれど、”婉曲な表現” や ”角が立たない表現” を選ぶと、結局、受け取る側が、それをポジティブに受け取るので、全く効果がない という結果に陥っているのだ、と思います。

例: 〇〇会で死に一番近い男 → 真意:あなたはリスク認知がおろそかですよ!

                 本人:死に近い男?!うれしい!褒められてる!

例: チャレンジャー → 真意: こんなところにリングボルト打つ奴、アホちゃう?

             本人:チャレンジャー?!うれしい!褒められている!

■ 以下ネットより 引用・・・

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チャレンジャー

いま開拓中の岩もそうですが、古くから登られている岩場に行くと必ず「ハーケン」や「リングボルト」を見かけます。

その中にはとんでもない場所に打たれているものもあります。

写真は岩が周囲からセパレートされ、凸型になった部分に打たれたリングボルトです。
この岩の周囲には隙間がありますので、「人工登攀用支点」とはいえどれだけの負荷に耐えられるか不明です。
私は建設エンジニアですので、このような強度が不確かな部分にボルトを打つことは絶対ありません。
でもこの上下にもリングボルトは打たれていましたので、設置主はこの支点を使って登っていたことは確かです。

この方は強度の分別を心得た観察眼の鋭いクライマーか、強度など全く意に介さず必要な間隔でボルトを打っていくチャレンジャーのどちらかだと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー太字当方

■ クライマーは究極にポジティブシンキング

防衛的悲観主義が発達しているとクライミングで死なないで済みますが…、それは備えを怠らないという意味です。

一方、クライミングにおけるポジティブシンキングは、どちらかというと、ご都合主義、自分が手抜きをしていても、まぁ許される方に働き勝ちかもしれません…

強度など全く意に介さずに… という言葉が、たぶん、どちらかというと、良いほうに聞こえるのではないか?と思います。

これは基本的なコミュニケーション能力の問題かもしれません。

言いにくいことを伝えるときに、遠回しに”チャレンジャー”とするのは、大人の配慮でしょう… 真意は不適切な場所にリングボルトが打たれているということです。一方、昔の価値観では、自分一人が、その時、なんとか持ちこたえるだけの強度しか要らないわけで、自分のためのボルトなので、抜けようが何しようが、本人が面倒を被るだけなのです。

なので、他人から、打った場所にあれこれ言われなくてもいいというのも真実。

■ ボルト再整備する人は、昔打たれているところに打ち直すだけではダメです

しかし、問題は、ボルトの再整備をする人が、すでにある場所を無批判に全肯定してしまって、すべてを受け入れてしまうという点です。

ボルト再整備する人は、それではいけません。なぜなら、そのボルトは、打った人だけが利用するものではなく、今後ここを登るすべての人が使うものだからですし、再整備するとなれば、過去の間違いを引きつかず、熟慮し、安全面で最善と思われるところに打つべきだからです。

再整備する人のほうが、より困難で難しいことを要求されるわけです。

リボルトしたい人は、ボルトの最適位置はどこか?という視点を持たねばいけません。

その問題意識の上に、知識と経験を積み上げていくべきで、待たれているのはそのような知識と見識についての業界全体のコンセンサスの形成です。 

2022/06/09

恐怖!なぜ川で溺れるのか? 検証動画Part.4 水が当たる岸壁は最悪に危険

ほんとうにすごい人の見分け方

■ ホントにすごい人

0)フリークライマーでホントにすごい人 = 40kg担いで、山でも歩ける人

1)高所登山でホントにすごい人 = シェルパを雇わない人

2)アルパインの人でホントにすごい人= 低い山で地図読みもできる人

3)クライマーでホントにすごい人 =自然保護活動(クリーンクライミング)ができる人

4)縦走の人でホントにすごい人 = 100日くらい山で放浪できる人

5)山男でホントにすごい人 = 山ガールにも鼻の下を伸ばさないでサバイバル登山を教えられる人

6)岩ヤで、ホントにすごい人 = 登攀的な沢も登れる人

7)テント泊でホントにすごい人 = テントは卒業してツエルト泊

8)アイスでホントにすごい人= 古い道具でリードできる人

9)古い山ヤさんでホントにすごい人 = ヤマレコピープルの良さも知り、ハイテクもOK

10)ヤマレコピープルでホントにすごい人 =山岳会上がりでヤマレコを啓蒙の道具として使っている人

11)百名山登山者でホントにすごい人 =数より、山の内容、にこだわり、自分流100名山を作っている人

12)中高年登山者でホントにすごい人=聞いたこともない山に行っている人

13)クライミングジムの人でホントにすごい人=外岩も本チャンも知っていて適切なアドバイスができる ジム版省略ではない正しい技術が分かっている人

14)一般登山者で本当にすごい人 = アルパイン上がり

15)山岳会で本当にすごい人 = 本人がガイドをしつつ、遭対協で出動して隊長とか

16)海外登山で本当にすごい人 = ツアー会社に頼まず自分で旅行計画を立てる

17)ガイド登山者で本当にすごい人 = 個人山行の山が全体の95%の人

18)個人山行の人で本当にすごい人 = ガイド登山では、ガイドがケツについて歩いている人

19)団体登山者で本当にすごい人 = マナーが良いので小屋に歓迎される人

20)若い人で本当にすごい人=高齢者が来るような一般登山道に来ない人 

21)高齢者で本当にすごい人=山行数の落ちない人

100本のオンサイトしてから次のグレードに進みましょう

 

■ クライミングバイブル

に書いてあります。

まぁ、現実問題、

日本には、100本オンサイトできるほど、

5.9

の数がない。

ので、みんなレッドポインターになるわけですが…

だからと言って、

100本オンサイトしてから次に行く

4本に下げていい

というのは

100→4

下げ過ぎですな。

じゃ、どれくらいまで下げれるのか?。

■ じゃ、どれだけどれくらいまで下げれるのか? 量→質転換が起こるポイント

じゃどれくらいまで下げれるのか?っていうことが疑問になりますが…

量から、質への転換が起こるポイント

があります。そして、これは個人の資質により、様々です。

私は、三つ峠の中央カンテが初めて行ったマルチですが、いきなり2度目からリードしています。別に落ちそうな気配はゼロでした…ので、残置ハーケンのプアプロテクションを見ても怖いとも思わず。 ランナウト、など、良く意味が分かっていないくらいの時です。

こんな簡単なところでもダメな人はダメです。同じ三つ峠でもショートの5.9が登れるまでは、小川山でもっと難しいレベルのをTRして月一回で1年くらいかかりました。

量というのは、頻度とも関係があります。月1回の人は年12回しか触れませんが、週1回なら36回、毎日なら365回です。

よく登山歴10年とかいう人聞きますが、良く聞いていたら年1回を10年だったりしますよね? それだと10回という意味なので、全然ド素人さんです。

というわけで、量から質への転換が起こるには、高頻度でクライミングに触れる必要があります。

その質の転換が来るときは自分で勝手に分かります。クライミングはある時突然上手になります。

■ ある時突然上手になる、が楽しいのがクライミング

クライミングのだいご味は、まさに、これではないですかね?ある時突然、上手になる。

それは、

スタートした年齢

現在の年齢

元の筋力の有無

運動神経の有無

元の運動体験の豊富さ

などで、その突然上手になるタイミング、が決まってくると思われます。

■インスボン行く前

私はインスボンに行く前は、1年くらい、クラックばかりをインスボンのために練習していたわけですが…

吉田和正さんに言われてレストを多くしたら、ジムに一回も言っていないのに、甲府幕岩で人がビックリするくらい上達したことがあります。

 レストして上達 → 頑張り過ぎていた

 経験値を上げて上達 → ラオス後

 ムーブを教えてもらって上達 → アクティバの内藤さんとか

などなど、突然上手になる日がきますので、一番のマイナスは

 十ぱひとからげの指導

です。日本の指導者のみなさんは、これ好きですよね~!!! 3回フォールしたらハイ終わりとか。

日本の教育の画一教育の悪い面を、そのまま引き継いでいる…

クライミングは心理的で個人的なものです。軍隊式教育ともっともそぐわないものですよ。


2022/06/08

日本のアルパインクライミングのレベル低下のこと

■今日の仏教説話 

無分別知 の話

だったのだが、無分別知とはどのようなものか?ではなく、

人は自分の貢献を過信しがち 

という話に終始する結果になった。マズローの欲求の5段階では、承認欲求というのが出てくるが、ようするに

貢献を認められたい

というところで皆が足止めを食っており、無分別知が何であるか?という探求心には火がついていないということなのだった。

同じことがクライミング界で起きている。

■ 働かないアイツ

無分別知があれば、(働かないアイツ)に腹がたたない。 なぜなら、(働かないアイツ)のおかげで、(働く俺)が、際立つわけだからだ。

(働かないアイツ)がいなければ、(働く俺)は意味をなさない。

だから(働かないアイツ)は、本当にありがたい存在なのです。

■ 私がスゴイのではなく、全体のレベルが異様に低下しているんですよ

日本のアルパインクライミング界が、初級とすら言えず、入門レベルのバリエーションである阿弥陀北稜すら、普通に登れない(大学山岳部遭難)ので、単独初見で登った私が、アルパインの独学の成功事例として意味が出てくるだけで、本来は、私がすごいのではなく、全体のレベルが非常に下がっているというだけなのです… 阿弥陀北稜なんて、朝飯前で登れていないといけないのです。(先輩に連れられて登った人は何も分かっていないので除外です)

以前、先輩に連れられて、前穂北尾根に行きましたが(入会を誘った義務で先輩が初級ルートを示してくれた)、そのうちの一人の先輩がヨレヨレで、前穂北尾根なんて、余裕のよっちゃんでないといけないのに、それでは、もうこれ以上はこの会で行ってはいけないのだ、とそのヨレヨレ具合を見ているだけで、納得しました。

ロープに11ミリを出された時点で、見識があるクライマーなら気が付くところ、初心者なので、ん?と思っただけで気が付けなかった。

同じことが九州では、俺12登っているぜーと言っている男性クライマーが、OBGの10c(5.9とトポにはあったが)で、ひいひい言ってエイド出している時点で、おや?と思うのが、ちゃんと教育を受けたアルパインクライマーの基準なのです。

しかも、支点ビレイ、を見たら、こりゃまずいな!と気が付かないといけないのです(私も見たのが初めてで、これが噂のやってはいけないビレイか!と分かるのに、家に帰って調べないといけなかった。一緒にいた先輩は気が付かなかった)

どれだけ日本のアルパイン界が衰退しているか?って言うことが、私の言いたいことで、私が優れているって意味ではありません。念のため。

こちらの若い人の会のロープワーク講習会にも出ましたが同じでした。 

雪訓もなく、雪崩講習会への定期的参加もなく、厳冬期の北ア、行けますか?行けませんね?

■ 佐藤さんのガイド講習に出るのがいいのでは?

というわけで、指導者が衰退著しいので、適切な指導ができる体制もなく、人は年齢には逆らえないのですから、指導者を責めるのも気の毒ですし… かといって九州には、まともな登山教育を提供している団体はない…

となれば、若い人はどうしたらいいのか?!と突き放された格好になりますが。

私が思うには、佐藤祐介さんのアルパインクライミング講習に出るか、講師として招待するかして、講習してもらったらいいのではないですかね?

その際の応募の基準は、

スポーツクライミングと人口壁で5.12以上

歩荷力40kg以上

積雪期登山経験済み(九州でも大山くらいならいけるでしょう。大山は八つの8割サイズですが、雪深いです。その分歩きやすいです)

読図の基礎が分かっている (尾根と谷が分かっている。コルとか何ですか?って人はおよびでない)

ギアに不足がない

でいいのではないかと思います。 

■リーダーの資格

5.12がジムレベルで登れるというのは、最低限のリーダーの資格というか、外の岩場の入門レベルではそこまで岩からは要求はされませんが、アルパインは落ちれないので、リードには、最低、ジムで12程度の力は必要です。(ちなみにこれは、高校生ならアップレベルです)

ちなみに、セカンドなら、5.7の登攀力で十分です。まぁ、本人がフリーで登れないと楽しくないですし、11までは誰でも行けると思うので、普通に登るの好きだったらいいだけですが、年齢を行ってからスタートした人がリーダーを務めるのは、アルパインでは無理です。

フリー(ショートの岩場、クラッグに行くこと)は、別にスキルレベルを問わず、誰でも行けます。トップロープ掛けて登らせてやる、というのは、一番ラクチンなことなので、あまり恩を着る必要はないと思います。 どうせ自分がリードしないと楽しくないので。

それより、確実なビレイを提供してくれる人にこそ、恩を感じる方が良いと思います。

ビレイは出来て当然という顔をされますが、実際のところ、出来ている人のほうが少ないレベル感です。特にオールドクライマーはできていない人が9割で出来ている人のほうが少ないです。普段、競技しか登らない人も、落として魅せるビレイを善と教わってきている可能性があります。 

正しいビレイヤーと組むと気心が知れるまでは、大体、ロープが張り気味で、重たいものです。

アルパインへ進むには、部分だけの理解ではダメです。つまりボルダーで2段とか自慢にも、安全の追加にも、ならないよってことです。

ボルダーで二段登れる人が貢献できることは、突破力の一部だけで、アルパインでは、担いだり、リスク管理したり、で天候から、ロープワークから、運転、スピード、体力とありとあらゆる面で、多彩な能力が必要だからです。パッキングが遅いだけで、低体温症で殺されかけます。

あいましたからね、グローブ出すだけで30分かかる人… この目で見ました。そういう訓練ができていない可能性が濃厚なのが、インドアクライマーとか、ボルダラーとかです。もちろん、ボルダーをするときはその人の経験が生きるわけですので、これは非難ではありません。 

九州では、私もアルパインをやるより、ボルダーをやっている方が合理的だと思いますしね。

それでも、分かっていない人は、3級しか登れないのに2段をノーマットで登りたいと泣きつくわけで、どんだけ~です。 (ちなみに2段をノーマットで登るには、マット付きなら5段くらい登れていないといけないのではないかと思いますよ)

     100本オンサイトできたら、次のグレードに進もう


解毒剤としての、佐藤さんの復活動画

■The North Face  |  Reformation ~  佐藤裕介/Yusuke Sato ~

  イマイチだった前回よりうんと良くなってる~

とすごくうれしくなった今日。もう、解毒剤ですね、解毒材。何の毒に対してか?

1)3級しか登れないのに2段をノーマットで登るとかいう初心者ボルダラー

2)根子岳を登れるようになりたいとか言ってアルパインを理解していない自称アルパインクライマーの九州初心者 

佐藤さんみたいなクライマーが目標値として設定されないから、アルパインクライマーについては、こうなってしまうのではないか?と情状酌量の余地もあるのではないか?とは思いますが… ボルダラーについては、小山田さんという偉大な見本があるので、情状酌量の余地なしですね。 大体、手本があっても手本にしないのが男子。

九州では、”未知への憧れ”、ではなく、”お前、階段、何段飛べる?俺10段!”が、アルパインだということになっています。 バカみたい… 落ちたら一巻の終わりのところで、ロープを出さない方がカッコイイ、という価値観です。

断っておきますが、私のロープを出す基準は、ガイド基準、ではなく、山岳会基準、ですからね。前の会の33歳の室野君がロープを出してもらわないと降りれないところ、私はノーザイルで降りていますから(真砂尾根。SABで確保するような尾根です)。

さらに言えば、こちらの会って、北鎌尾根程度で、死者出していますから。これは、こっちのアルパインを志向する人たちが、中高年がジャンダルムにノーザイルで行くのと同じ感覚を継続してリスクのある山をやっているって意味です。

 最近では、クライミングジムの店長という人からもロープ組みたいという連絡来ましたが、分かっていなさそうでした。分かっていないことを分かっていないから、「あなたが思うより僕はちゃんとわかっている」と言っていましたが、九州に6年登っていて、カットアンカーであることに気が付いていない。カム持っていない。

1年登っただけで、「ナニコレ、変なボルト!」とか、「ナニコレ、変な終了点!」とか、気が付きましたよ? 気が付かない時点で、もう、かなり安全意識おろそかなのでは?なんせ、目の前にあるものを全信頼しているってことですから…。

ちゃんとしたクライマーは、普通にショートで岩を登る時ですら、岩が壊れないか?叩きながら、登っていましたよ?

 佐藤さんのモチベーションアップはリフォームだったらしいので、私もリフォームに取り組むと元気がでるかも(笑)?

心と体 トラウマとアレルギー




■トラウマとアレルギー
 

私はオイスターに当たって、食べれないのですが、体の記憶は強固で、今となっては、腐っていない健全なオイスターを食べても、吐くのです。6年後にそろそろいいかな?と思って、食べてみてダメで、さらに6年後くらいたってからもダメだったので、一生ダメだろうと諦めモード。たった一度の悪いオイスターのせいで、一生分のオイスターの愉しみがパーに。

体の記憶は強固なのです。

それと同じことが、メンタルに起こっていることです。

一度、無責任な男性&能力がないのに立ててもらえることを権利として要求して来る男性、男性性だけで父性がなく、俺がかっこいいかどうかが一番大事な男性、とか、出てくると、ギャー!となるのです。

それは、私たち兄弟3人を母に産ませ、責任はスルーで、子を育てなかった父に始まりがあるわけです。

その父は、私をプールに突き落として溺れるのを見ていた人ですが… あまりの無能さで、子供がおぼれていることに気が付かなかったわけですな。

つまり、あまりの無能さに、私を殺しかけていること…に、気が付いていないのです…。

セカンドが荷を背負って、登ってやっているのに、ロープが上がらないなんて、どこが威張れる、かっこいいリードなのかということですし、私はピンを掛けているのに、墜落したところ、グランドフォールになったんですが、それはちゃんとしたビレイではない。

まだ4本しか10Bが登れていないのに、10c、10dへ進むとかも、ぜんぜん安全ではないし、基礎スキルの積み上げになっていない。クライミングの指導書には100本オンサイトしてから、次のグレードへ進めと書いてあります。つまり、4本5.9を登ったら次は10Aね!という人は、グレード主義に陥っているという意味になる。

それは、ぜんぶ、私には慢性アレルギー症のように、父の無能さ、父の無責任さを内包するものなので、嫌なんです。

親の無能や、クライミングパートナーの無能で、殺されていたら、もう目も当てられませんね?

①十分に願いを満たしてやったか? → もはやクライミングしたいとは思っていないらしいので、満たされているのでは?

②自分のインナーチャイルドを十分癒したか? → いやー、むしろ、アダルト(理性)が刺激されて自分は楽しむことができないので、この活動は私を癒さないです。12登れます!っていう男性クライマーの頼りない事… 登攀能力以外の面がスカスカです。もはや、12登れます、っていう自己申告は、何も努力していません、としか聞こえないです。

つまり、あらたなアレルギーを作ったということです。オイスター=「12登れます」 です。

③世の中に十分貢献したか? → もうボルトの不備やカットアンカーでリボルトしようとしていることを指摘したことだけでも十分なのでは? UIAAの教科書を日本語版作って!とメールしただけでも、すごい貢献だと思う。これ以上、私に求めないでください。

クライミングの教育がきちんとされてこなくて、若い男性がまともなクライマーに育っていないのは、私のせいではなく、教育する責任があったのに放棄している自称、ベテラン、の責任転嫁です。