心理的・技術的両面を含めた再登攀前チェックリストを作りました。自分の安全意識と心の整え方をセットで確認できるようにしています。
再登攀前チェックリスト
1. 自分の心理状態チェック
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不安や恐怖がある場合、それを無理に押さえ込まず、言葉にして確認した
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「危険を感じたら撤退する権利は自分にある」と自己確認した
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被害体験を思い出しても、「私が悪いわけではない」とセルフコンパッションの言葉を唱えた
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当日の体調(疲労・集中力・気分)を正直に評価した
2. 相手・環境の安全確認
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信頼できるパートナーと登ることを確認した
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相手の技術レベル、判断力を把握している
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危険行動を強要された場合の退出ルールを事前に決めた
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天候や岩質など環境リスクを事前に確認した
3. 技術・装備の安全確認
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ロープ長、支点、ハーネス、カラビナなどを自分で再チェックした
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セカンドロープやセルフビレイなどバックアップ手段を用意した
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必要な技術(ロープ操作、ビレイ、自己確保)を直前に復習した
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万が一の事故に備え、携帯電話や緊急連絡手段を確認した
4. 行動・判断ルールの確認
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「不安が残る場合は登攀をやめる」ことを宣言した
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危険な判断を自分だけで強行しないルールを決めた
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注意・警告を出すタイミングや言葉を事前に決めた
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登攀後に振り返り、感情や安全行動を記録する準備をした
5. セルフコンパッション・心理ケア
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「私は自分の安全を守れる」と自己肯定
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過去の被害は自分の責任ではないことを再確認
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不安や恐怖を感じても、自分を責めず行動を調整する
このチェックリストを事前に紙やスマホで確認すると、心理的にも技術的にも安全意識が上がり、無意識のうちに「不安を無視して強行する」リスクを下げられます。
希望なら、**チェック項目に具体的アクション例や言葉がけを組み込んだ「現場用ミニ版」**も作れます。作りますか?