2019/12/26

弟の思い出とクライミング

■弟への共感

小さいころ、母が教育ママで、弟には勉強の才能?がないとみると、競泳のスクールに入れました。超スパルタ式で、真冬の真水の屋外プールに投げ込まれ、怒鳴られながら、泳いでいました。弟は泣きながら泳いでいました…超気の毒でした。でも、夏休みには家族みんなで、弟の競泳の試合を応援に行くのです。弟はメダルをいくつも持っていました。

私と弟は、顔つきも似ていて、二人でいると、基本「僕?」と声を掛けられるような、ユニセックスな兄弟でしたが、思春期になると、ホルモンの影響って偉大!って感じで、全く違う人間に分化しました。驚いた。 

テストステロン偉大!弟は巨大化し、超逆三角の180cm大男化。私はちっこいままで、ただお尻が巨大化しただけです(笑)。弟が大きくなったのは、もう目を見張るような変化でしたが、中身はいつもの弟なので…(笑)。


私が子供のころ、弟について分かっていたのは、母の思いのように、頭が悪いとかではなく、単純にじっとしているのがあっていないということでした。それに口を開けているのも、ただ鼻が悪いからで、アレルギーなんです。私は皮膚に、彼は鼻にアレルギーが。妹も皮膚にアレルギーがありました。弟は口を開けているせいで、バカっぽいと判定されていました…(汗)。

見た目で、大人が判定して、おねえちゃんにはこれをさせ、弟にはこれをさせ、妹にはこれをさせる、という

思惑

が、目に見えない前提となって、無意識=潜在意識となっていたのは、絶対に真実だと思います。

弟はとても実は賢い子どもだったと思います。「運動しないと脳は鍛えられない」と書いてある本もあります。

ので、大人が子供に役割や思惑を押し付けるのだけを辞めたらいいのではないか?と思ったりもしますが…

それだけだと子供は、楽しい事しかしないという快楽主義、に陥ってしまいます。

ので、

・快適ゾーンから出て快適範囲を広げよう!
・自分にやりやすい方法を見つけ、実行しよう
・人の考えではなく、自分の考えを作り、従おう

という3つがもっとも、本質的かなぁと暫定的に思っています。

クライミングは、

・ちょっと快適ゾーンから出ないといけない。
・自分に合ったムーブを見つけないといけない。
・自分しか自分を登らせられる人はいない

です。北山真さんのフリークライミングの本を初期に読んだのですが、”先輩はあれこれ言うけど全部無視して好き勝手に登ろう”と書いてありました。

昔もアルパイン出身のクライマーは、登れない人の原因が、個人の体格差やパワー差にあるとは考えられない人が多かったのかも(笑)?