2018/11/30

岩場の安全についての認識の甘さを痛感中

リードを主体とするような外岩(フリー)をするようになり、これまでいかに岩場の安全について、認識が甘かったのか?さらに言えば、他人任せだったのか?ということについて身につまされています。

元々アイスクライミングが、クライミングの事始め、だった私にとって、いや、大体、冬を本番と位置付ける者にとって、無雪期の外岩というのは、非番の暇つぶし程度なことですから、”フリーで基礎力を上げる”程度にしか考えていなかった…ため、大したリスク認知も行ってこなかった…つまり、誘われたら行く程度だった…というのが、実のところ、正直なところです。

根底にはやはり、赤信号みんなで渡れば怖くない、という考えがあるのではないか?と思います。

しかし、誰か岩場を知っている人に、”混ぜてもらう”のではなく、”どういう岩場かしら?”という発見の楽しみのために行く、ということが、こちらへ来て、増えました。

これは成長であり、喜ばしいことです。しかし、どういう岩場か?ということに加え、リードする場合、

 1)アンカーは安全なモノか?
 2)ピン間隔は適切なモノか?
 3)グレードは適切か?

という3つの要素を、

 己で判断

しないといけない、ということです。これは、結構、見識が必要なことです。

それらの見識を持ち合わせているか? 

自分に問うと、大変困ったことに…(汗)。アンカーの強度や種類などは、問い合わせ、でなんとかなるものではありますが、2)3)に至っては、それらが分かるようになること、自体が、山ヤ修行の一つの目標…それも何年もかかるもの…であることでしょう…。

ということで、岩場における自立というのは、非常に難しいことであるのだなぁと最近、特に感じています。