元々アイスクライミングが、クライミングの事始め、だった私にとって、いや、大体、冬を本番と位置付ける者にとって、無雪期の外岩というのは、非番の暇つぶし程度なことですから、”フリーで基礎力を上げる”程度にしか考えていなかった…ため、大したリスク認知も行ってこなかった…つまり、誘われたら行く程度だった…というのが、実のところ、正直なところです。
根底にはやはり、赤信号みんなで渡れば怖くない、という考えがあるのではないか?と思います。
しかし、誰か岩場を知っている人に、”混ぜてもらう”のではなく、”どういう岩場かしら?”という発見の楽しみのために行く、ということが、こちらへ来て、増えました。
これは成長であり、喜ばしいことです。しかし、どういう岩場か?ということに加え、リードする場合、
1)アンカーは安全なモノか?
2)ピン間隔は適切なモノか?
3)グレードは適切か?
という3つの要素を、
己で判断
しないといけない、ということです。これは、結構、見識が必要なことです。