2018/03/19

クライミング=リスクコントロール

■ 「9割、落ちてる」

知り合いの13登る男性クライマーは、落ちるのが怖くて、登攀力を上げれないでいる私に「9割、落ちてる」と教えてくれました。

これは、致し方ない面もありました。アルパインでは、”落ちる”=”死”だからです。しかも、私がパートナーにしていた人は、師匠以外はみな、ダメビレイヤーだったから、落ちて止めてもらえる確信ゼロ。

それを教えてくれたのが、丸1年と少し前。11月の小川山屋根岩1峰でした。その時は、短い5.10bがレッドポイントできたのですが、初めて外岩でたぐり落ちしました。落ちるつもりがなくて落ちました。あれ?!って感じ。

たぐり落ちは一番してはいけない落ち方です。たぐり落ちするくらいなら、手繰らないで落ちたほうがいい。

ビレイヤーが優秀で助かった。女性で12まで登る人です。彼女もバンバン落ちている。

■ 不意落ち

こういう ”不意落ち” をする人には、上手なビレイヤーが必要です。初心者のビレイヤーは、止めれないことがあるから。

普通は、クライマーは墜落をコントロールしていて、不意落ちしない。

私がたぐり落ちた原因は、クリップ動作の時に、手足が2点支持のバランスになっていなかったからです。つまり、クリッピング体制を作れていない。

それ以来、

・落ちそうと感知したら、自分から先に落ちる
・下に声をかけて落ちる
・クリップ体制のときは、2点バランス厳守

が、課題。昨日は、その3点が、なぜかできた!

今まで、どんなビレイヤーを変えても、なんだか、それができなかったんですよね…。

ラオスに行って良かったなー。怖くない外岩環境って、やっぱり必要です。

ラオスでは、落ちることなど考えもせず、バンバンリードしていたからです(笑)。

自信、それが私に必要だったもの。ちょっとリーチが遠くて、クリップしづらいとか、そんなことでも、自信は揺らぐもの・・・私にとって揺らがないラオスは、ありがたい存在です。