2020/11/29

八面山カプチーノ&鯉の滝登り オンサイト

■ 久しぶりのオンサイト!

いや~今日は、オンサイト2本で、地球は美しい~と思いながら、帰ることができた☆

池田さん、ビレイありがとうございました! いや~久しぶりのオンサイト~☆

直近の岩場、大堂海岸では、テンション入っちゃったからなぁ、5.8だったのに…。

やっぱり難しいののレッドポイントよりも、カンタンでもオンサイトが嬉しい…。

とくに5.9っていうのは、クライマーと呼べるギリギリラインなので(笑)。怪我と故障続きで、膝も相変わらず、寝てると痛いし、人工壁嫌いで、全然トレーニングが出来ていないけど、5.9OSはまだできるらしいです…(ホッ)。

良かった、まだクライマーで…って感じです(笑)。

核心部スイスイ、とはいかなかったけど!二人だと写真が取れないので、今度だれか取りに来て!

記念すべき人生の一瞬の写真がないです(涙)





2020/11/23

子供の世界認識を変える

■子供の世界認識を変える

いじけたり、拗ねたりする人は、子供に限らず大人にもいます。そういう人の世界認識は、

どうせ

みたいなところです。拗ねたり、いじけたりすることで、周囲を動かそうとする意図が見えるときは、私はあんまり助けてあげたいという気持ちにならないですが…(笑)、私の時代は、クラスメートの中に、いじけや拗ね、ではなく、本当に

引きこもりや不登校

が多かった時代でした。学校も苦痛だし、かといって学校さえ行けば正解と思っている親が主体の家も苦痛で、居場所がないという時代です。クラスメートで知っているだけで4人いて、一人は大親友だった人でした。一人は妹です。

そういう彼らがどうやって居場所のなさを乗り越えたか?というと…? これは私自身も含めてですが…

人生のピンチに追い込まれる

なんですよね。クライミングって、そのプチ疑似体験なんじゃないでしょうかね???

ピンチに追い込まれる
=頑張る
=知らなかった力が出る
=周囲の人も応援したり、助けてくれたりする
=引きこもっていたことを忘れる
=あれ?悩んでいたのは何だったんだろう???となる

という具合にピンチが、モノの見方のステージを上げてくれる

私の一回目のピンチの逆転経験では、孤独だと思っていたら大阪ではおばちゃんが誰にでも飴ちゃんくれる世界で温かいなぁ、人は、と思いました。

2回目はアメリカ。単独で渡米して働きながら英語を習得したんですが…やってみたら色々と楽勝な部分もありました。帰国後の日本の生活再建のほうが大変だった。

3回目は転勤ですかね…今5回目くらいのピンチですが、まぁ今の楽勝そうに見える転勤みたいなほうが、アメリカで一人暮らしするより、苦戦していますね…

ピンチはステージを上げるチャンス、ホントにそう思いますが、大きなピンチのほうがホントは、人生にはありがたい経験なのかもしれません。

子供たちにとって、学校を”イヤイヤ”する、というのは、命の道と反するから、で、生物として正当な”イヤイヤ”のような気がします。

私も子供のころ本当に嫌だったのですが…今と違って竹刀で子どもを暴力で従わせるような教育でした…水泳の時特にそうだったのですが…大人になって水泳したらなんということもなく泳げたし… 

大人が見せている世界に嫌だ!という本能は、子供のほうが正しいと思うので、子供たちには、大人からの価値観の押し付けやこういう風に生きなさいという押し付けに屈せず生きる強さを身に着けてほしいです。

とはいえ、何も指標がないと、人は迷います。

その時に寄る辺になるのが、原理原則、であり、その原理原則は、自然界の中に見出せる、と思うのです。

その自然界の原理原則を人間社会に置き換えた言語でまとめたのが、仏教、だと思うのですが、このことについてはいまだ確認中です。

自分の実力の客観視(正見)

■自分の実力の客観視

私はアイスでドラツーのほうに進みたかったのですが、3年前で、M5からM6のところでしたが、基礎体力のところで、跳ねられて、そもそも入門ができない状態です。それは、コンペクライマーが主体のドラツー仲間との比較で分かったんですが…。

コンペに出ず、岩しかしないと、自分の実力の本当のところは、比較されないので、分からないで済まされてしまう…。ロープが出るリードクライミングは、体力差が比較的出にくいクライミングなのです。業界では老後の愉しみと言われているくらいなので。

■コンペを避ける もしくは、得意な土俵だけでチャレンジする

ので、アラーキーがコンペを避けていることは自信の無さ、の表れと思っていました…敗北の屈辱に耐えれないと自覚があるんだろうなぁと。

私の師匠が、私がアイスクライミングを終に体で覚えた時、喜んで、「今、コンペ出たら、ぶった切りで一位やで~。勝ってまうで~」と喜んだことがありました…。が、私のほうは、はて、そうかな?という意識でした。

理由は、現代クライミング事情には、私のほうが詳しいのではないかと思われたからです。当時まだクライミング3年目でしたが…。

例えば、甲府にあるシナプスというクライミングジムでは、初心者当時の私が登れる課題は1個しかなかったのです… ので、そのくらいレベルが高騰していたんですよね…。 そういうところに年配の人は行かないから、気が付かないでしょう?年配の人は年配の人と群れるので、気が付かないで済んでしまいます。
 
まぁ、外岩志向の人が、シナプスに行っても楽しくないですが…。逆にそういう強いクライマーが、外岩に行っても、慣れていなくて登れないので、年配のクライマーのほうも、「なんだ、2段というから、もっと登れるのかと思ったら、俺より登れないじゃないか」と誤解してしまうのです。互いが互いの実力を理解できるだけの慣れが生じるまで、互いの世界に足を踏み込まないから分からないのです。

分かっている人は、コンペクライマーを指導する、外岩上がりのクライマーくらいです。
で、私がコンペに出たら?思った通りの年齢順な順位で、5位/7人でした。アイスとは言え、コンペで強いのは、リードできる外岩クライマーじゃなく、トップロープで雑に素早く登れるジムあがりクライマーのほうです。氷と対話なんてしなくていいのがコンペですから。時間との闘いです。タイムトライアル的、ということです。

…とはいえ、私の場合、納得したというか、そりゃ、そうだよな~と思いました。38歳で山を始めて、41歳で登り始め、43歳でコンペに参加して5位だったら、別に悪いことないですよねぇ…。

ということで、やっぱりなーとは思ったけど、悔し~とは思わなかったのです。私は私の楽しいクライミングを続けていきたいなと思っただけで…。

ただドライをM5からM6のレベルに上げるには、岩で11の人が12に行くくらいの身体強度の脱皮が必要で、それを個人の筋トレ努力で克服するのは無理と思いました。

しっかりした筋トレトレーナーと食事管理、習慣づけ、などプロのアシストがあってもやっとこさ…というようなレベル感の差、だと思います。

自分でやれるのかもなぁと思ってやっては見たけど…。水泳のバタフライは、17メッツ以上の運動強度の高い運動ですが、別に私はなんともなく25m泳げるようになったので、これ以上、強度強いのを趣味に掛けられる時間のレベルでやっていくのは、個人の力では無理そうだと思いました。

ので、能力を上げる限界はすでに見えていて、特殊な外力がもたらされない限り、まぁ私は一生10プラクライマーでいるでしょう…。先日、久しぶりに日向神へいったら、一応9はちゃんとリードできました。

大人は上には成長できないけど、身に着けた能力はなかなか落ちないみたいです(^^)。

上のグレードにチャレンジしないんじゃなくて、まぁ、ここが私の居場所なんだよ~ということを理解してほしくて書いています。

一生、世界最高難度を目指して、頑張り続けるクライミングは成長期のクライミングです。

大人は足るを知りましょう。

2020/11/06

自信過剰バイアスに陥らないために…単独で行くことを前提にして活動すべし

■リーダーとしていくときに必要となる能力と、先輩についていくときに必要になる能力

例えば、阿弥陀北稜に、

 未知の状態で単独登攀、もしくはリーダーで行くという行為に必要な能力

というのは、ものすごく多いです。一方セカンドで先輩に連れて行ってもらうと、その必要な能力が全く見えません。

【事例:未知&単独で行く場合に必要な準備能力】
・八ヶ岳固有の天候を知る力 例:例年 正月第1週目は晴れが多いなど
・あらかじめ全山縦走をして、各ピークの位置関係を知っておく(遭難対策)
・八ヶ岳固有の雪の性質
・雪上歩行
・凍傷にならない、雪と気温のあしらい方
・雪崩を回避する方法
・ラッセル
・ルートファインディング
・単独用のロープ構成やギアを考える力
・遭難の場合の回避スキル
・遭難の場合の保険をいかに掛けるか 例:仲間に行くことを伝えておく、レスキューができる知人を持つ
・下山が核心と知る読書力
・一定時間内にピークハントして帰って来れる脚力
・計画立案力
・雪崩ポイントの知識と、積雪量どれだけで登ってはいけないか知る

です。これがセカンドで行くと、全部イラナイ。すべてお任せで、後ろをついて歩くだけなのです。必要なのは

・基礎体力

一点だけです。

それで一回連れて行ってもらうと、男性は大勘違いしてしまうんですよね… それで中山尾根行って、墜落してしまいます…。

要するに、自信過剰バイアスというのは、分かっていないことが分かっていない、という状態ですので。

2020/11/03

クラックリードは、カムの設置能力と登攀能力の総合力です

■今日の仏教説話

自分も来た道、今から行く道

という単純な話が今日の仏教説話でしたが、これは、その選択肢を取ると、同様に自分もそう扱われるので、結局は自分を損なうよ、と教えるのが良い、という意味かなと思いました。

クライミングで言えば、リードでカムスタックすると登れなくなります。カムが利いていなかったとき、先輩に「利いていませんでしたよ」と教えたら、私が怖かったという話だと思ったみたいで「すいません」と言われましたが、私はセカンドなので、私が危険になるのではなく、彼が危険…落ちれない、墜落が許されないだけです。

実際、私は、自分のリードの質を評価するのに、「カム効いていましたか?」とよく尋ねています。60点、70点…と採点してもらって、クライミング自体のゆとりそのものと掛け合わせて、ゆとりとカムで総合評価しています。

登れるところは、カムいい加減でもまぁ落ちないのでいいのですが… 落ちるかもしれない率が10%でもあるところは、登れないところは、カムバチ効きどころか、2個くらい固め取ってもいいくらいです…。

というので、結局、カムを覚えるには、完全に実力より上のカムエイドで登るくらいなところがいいかねということになりますが…。

仏教法話、デメリットを詳しく理解する、ということが大事だという話でした。いつも次は自分の番、です。


2020/10/30

自主練へ移行

■自主練へ移行

水泳は、大体、4泳法は習得したので、自主練へ移行することにしました。

教えを乞うて、習得に2か月要しました。かかったお金は入会金を入れて、約2万円ほどです。週に2、3日。これで得られた幸福や技能?を考えると、非常に効率よく技術習得できたなぁと思います。来年も夏になったらやりたいと思います。
 
余談ですが、水泳の教え方のスマート度を考えると、クライミングインストラクター業界は、本来対価として、すべきことのほとんどを全然実践していない。登りたい人に施設開放して放置プレイって気がします。それが、たぶん、事故多発の原因です。

そうした人の言い分は、「俺は習わなかったぞ」ですが…。教えてくださいと入門してきている人に教えななかったら、詐欺です…(汗)。ガイドさんは、特にです。トップロープ張って終わりでは。

ま、水泳でもバレエでも、教え方を知らない若い先生は、できない人に向かって「なんでできないの!(怒)」路線です。そして、お手本をやって見せてくれ、生徒にやらせて、生徒があまりに下手なので、自尊心を高めて喜んでいます。うーん…。3歳からバレエ踊っている先生と、19歳でスタートした人を比べても…、です。

同じことで、パワーがある男性が、ないのが普通の女性に、なんでこのホールド持てないの!と言っても…。持てないのが普通。

クライミング界のゴッド、室井さん、5級で私がうなっている課題、相談したら、さくっと、あ、こっちのホールド持ってやっていいよ、と…。要するに、課題が問うているムーブが同じだったら、保持はどっちでもよかったらしいです…。

その人なりの今ある体で登れるベストを引き出す、それしか教育者側からは、できることはない、と自分のヨガ指導歴(6年)から考えてもそう思います。

それができないのに、俺の言うとおりすれば泳げるようになる、踊れるようになる、登れるようになる、っていうのは、条件になっている、あるいは制約になっている、前提を見落としている態度のような気がします。

バレエは180度のターンアウト前提で組まれているので、本場ロシアでは、その条件に見合わない人は最初から入門できません。そのような技術をそうした条件によるスクリーニングなしで、日本人はやっているので、バレエで体を壊す人は大変多いです。

クライミングは、バレエより、うんと間口の大きな、誰でもできる運動ですが…それでも指が曲がってしまうまでやれ、とか、肘が痛くてもやれ、っていうのは、人生に楽より苦をもたらす行為のような気がします。もう成長期ではないんですから。

日本の5.9はほとんどの看板ルートで5.9ではないことが多く、エゴのためにピンもとおーくになっているので、全然5.9とは言えないので、5.11がジムで登れるようになって、それでもトップロープで取りつくべきです。これは、私が実際に実践してきた安全マージンより大きい安全マージンですが、石田ガイドが推奨しています。

私はクライミングスタートしてから3か月で5.8に取り付いています。心が疲れて大変でした…。

私は通常一緒に登っているクライマーたちの間では安全マージンが広い人、危険を嫌がる人、で通っていますが…その私よりもっと広いのが石田ガイド…(汗)。

ガイドがそのほうがいいっていうなら、そうだろ、と思う2020.私が歩んだ道は、獣道、でした…。王道ではなく…。

水泳は王道で歩めて嬉しかったです。あとは大体、自学自習できると思うので、自立します~。

2020/10/24

2020/10/21

私にとって、失礼とは…

■失礼な!!

先ほど友人からなのですが、誰でも歩けるような低山のトレッキングの誘い、有料で2000円が来て、

かっちーん

と来たのですが(笑)、私の登山日数すでに600日越え、積雪期ですら120日越え、アイスクライミングだけでも50日越えで一般の人の8年分に相当、積雪期登山ガイドレベルの能力があります… きっと、そういうことに私自身が高いプライドを持っているから、なんでしょうね…。

無料だったら行ってあげてもいいけど、有料だったら絶対行かない(笑)。マイクロバスに乗るような山をしないで済むために、登山能力を高めてきたわけで…。

他の人がそういう山をしても、どうとは思わないけど…、自分がその人と同じレベルだと前提で思われるのがものすごく嫌です。

つまり、本心ではそのような山を馬鹿にしているわけですね…。

まぁ、私も年を取ったら、マイクロバスに乗る山をするのかなぁ…。今の様子じゃ、年をとっても、一人で歩ける小さな山に登っているような気がします…。小さい山に登る気になれないのは、体力余って退屈し、運動量不足だからです。日本の山じゃ甲斐駒をタイムトライアル的に登るしか、今の体力に合っている山ないでしょう… まぁどんな山でも毎日登っていれば、体力アップにはなるでしょうが…山に魅力を見出せないので、下界では水泳しています。

私の理想は、どんなに力が衰えても

 自分で担ぎ、自分の足で稼げる山に登ったフレッド・ベッキー
 
 誰かに登らせてもらった5.11より、自分で登った5.8のほうが楽しい

のです。ごめんね。5.8ですら登らせてもらって、それでうれしい人。

私は心が狭いので、そのような人たちは、もっとレベルを下げて、自分で登れるような山に自分で行くべきだという意見です。

レベルをどれだけ下げても、「け!こんな山しか登れねーのか!」と私は言わないと思いますが、マイクロバスで行く耶馬渓に敬意を感じることは、ちょっと出来かねますね~


2020/10/14

できる、までの段階 詳述

■できるまでの13段階

1)やらない
2)できるわけない
3)もしかしたら、できるのかもしれない
4)騙されたと思ってやってみようか、失うものはないじゃないか
5)やってみてもいい
6)やってみる
7)少しはできる
8)意外にできるもんじゃないか
9)まぁ、完ぺきではないができたかもしれない
10)なんだかできてるような?
11)だいぶできているような?
12)ずいぶんできるようになったな
13)できた

■ 事例

山登りしているときは、クライミングが山登りの一部であることについて、かなり懐疑的で、必要があるとは思っていなかったです。しかし、必要だと言われて、仕方ないなぁ、とやり始めましたが…。初めての人工壁は、3mくらい上の一つ目のハングで落ちていました…

観念して、打ちこんだら、ボルジム5級は登れるようになった。ので、この経験を基にすると、もう一回観念してうちこめば、3級になるとは思いますが…。

その前に、体を絞るか、筋トレするか、どちらかをしないと、体の強度的に壊れる、と思う…。 

元ある身体を傷つけず、健康効果があるな~、という程度で、つまり、”楽しんで登れる”という範囲は、私には、ボルジム5級マスター程度なのでは?と思います。つまりデシマルで言えば、10プラクライマーってことです。RPギリギリで外岩5.11が登れ、オンサイトは5.10Aってレベル感です。途中の10代は、課題で様々ってレベルです。

これは、人によって違い、私が到達した、

”もともと持っている資質で取れる糊代ギリギリ”、

つまり、特段体を変える努力なしで採れる糊代

は、大体男性では、5.12 ボルジム3級マスターだと思います。

■ 膝のこと

膝はまだ悪く、寝ていると痛いです…。大体、痛みで目が覚める。平泳ぎをした一回目は、膝の痛みが復活して、あれ・・・と思いましたが、最近は大丈夫です。

平より、バタフライのほうが身体にやさしい…。年配の人は、バタは腰に来るのでダメと思う。水泳は推進力ほとんど全部、上半身のパワーで得るので、上半身を鍛えるのに向いている運動です。

長い間、私は皮膚が弱いため、塩素が問題で、水泳を嫌ってきましたが、今年9月は塩素を乗り越えるのに捧げたかもしれません…

おかげで水泳からは、大きな自信を頂きました☆

2020/10/09

誤解を受けることと無理強いされること

私がクライミングで、特に少し前まで登っていた人との間で起きたことで嫌だったことは、

TR派だと誤解を受けて非難されること



すでに無理しているのに、もっと頑張れと、無理強いされて心がすり減ること&体を壊す方向に無理強いされること

の2点でした。

先日、私が連れて行ったアメリカ人クライマーは佐世保勤務の軍人さんで、33歳でごっついパワーの人です。その人、愛のエリアの5.9夢中歩行はオンサイトできなかったんですよ? しかも、デシマルが始まる前の2ピン目で退却。

私は念のため、彼が岩慣れできるように、別の5.9トップロープを張ってあげ、さらに5.10Aも登らせてあげたのに…。

私の日向神一本目は、この課題で、1ピン目はるか遠くです。降りて来たら、クライマーに、「これが遠いって文句あるなら、この岩場に来るな!って意味だよ」と言われました。男性です。

私は152cmなんで、同じスタンスに立っても届くところ違います。マスターとぬんがけリードはエライ差です。しかも、一回リードで落とされて、頭縫っています。血みどろの岩場になって救急車です。身をもって安全とは何か?学び中です。

■ 何を登るべきか分からない は真実だが…先に教えたらいいだけ

クライミングで、新人さんや、その岩場に詳しくない人は、何を登るべき段階か?分からないというのは真実です。

なので、これを登ったらどうお?というのは親切です。

私も大堂海岸で、スーパークラックはやっておいてよかったと思っています…。これは、なんで俺が…という感じで、しぶしぶ、後輩思いの先輩が登ってくれ、私は疑似リードで取りついた課題ですが… でも、自分で選んで登った5.8のほうが印象に残っているというか…。

登って楽しかったというか、何が課題か見えたというか… フィンガークラックは大堂海岸では辛い…。長いハンドのスーパークラックのほうが私向きと分かりました…。

ので登っておいてよかったですが、だったら、最初に来れは前に登って快適だったハンドだから、登れるところまで登ったら?と言ってくれたら、自分の意志で取りついたかもしれません。

■ ギリギリにトライしている気持ちは同じですよ、当然でしょ

ラオス行ったとき、13を目指しているヒロさんは、私が6Aでテンションして、スイマセンと言ったら、俺らも同じよ、と言いました。

体の性能は人それぞれですが、性能の限界にチャレンジしているときに感じている感情は同じです。ですから、ギリギリにチャレンジしているときのグレードは違っても、みな同じです。

私のギリギリが5.10Aで来ることは、クリップする余裕がなくて、ノークリップで抜けてしまう、ということからも分かると思います。大体の10Aではそんなことはありませんが、一本そんな課題があって、それは米澤さんの10Aだったので、多分10Aじゃないです…cとかだと思う… (あー、ホントあれは落ちなくて良かった…)

というので頑張っていない子呼ばわりされると、大変、腹が立ちます。

…しかも、その頑張っていない子呼ばわり、そもそも、そう呼ばわってくる人が、共感力低い、つまり、相手の身に立てない、という欠点のためなのですから…。

日本の岩場は、基本クライミングのエリートが作ったもので、エリートでないと楽しめないようにできていると、あの北山真さんも著書の中で述べています。

ので、私はすでに頑張って、心がすり減っただけでなく、右膝は、もう生贄に差し出した的な様相です…頑張りすぎ、です。

クライミングではまるでお荷物みたいな扱いを受け、なんだか頑張りを理解してもらえなかったので、納得がいかなかったです。

今、水泳で、他の人からみたら、ホントに初めてですか?と言われるくらい上手に泳げるので、クライミング、別に下手くそでないんじゃないかと、先日の米国人クライマーと比較しても思いました。

ただパワーがないだけなのです。私は握力17Kgなんですよ?握力65kgの人がクリップ飛ばすガバでクリップしたいのは当然かも?

2020/10/04

久しぶりの日向神

■ 国際クライミング

昨日は、佐世保のドン君を、日向神にデビューさせてあげる、という日でした。

ただオンサイトグレードが5.8だというので、それでは日向神は最初から、お呼びでない…ほかの岩場で練習してから…です。日向神が初心者からベテランまでの岩場とは言え、5.8の人は、まだ来れない… 私が、十二ヶ岳の岩場に通っていたようなレベル感です。

というので、まずは道ばたで、と思ったのですが、混んでいたので。サンセットへ。

リードはさせられないと思ったので、私が5.9を再登、それをトップロープで登ってもらいました。これは問題なく登れたようです。回収しながら登ってもらいました。そうしないと、練習にならないでしょう。

次は、隣の10Aをリードで、2度テンション。

その間、隣にいた北九州組が楽しい会話の仲間になってくれました。最後5.10cの課題で、4回墜落したんですが、新品のロープだったので悪かったなぁ。

看板エリアの愛のエリアは、夢中歩行5.9が一番易しい…これをオンサイト出来る、というのが日向神の最低条件ですので…、何度もそれを登る意義を教えたうえで、エリアに連れて行ったのですが、どうも5.9だと聞いた途端に弱気になるらしく、先入観が強くて、まったく、ただの4級の2ピン目でテンション…していたので、すぐ降りてもらいました。

彼には、グレードを教えないで登ってもらうのが良いと思いました。グレードを知ると登れなくなるタイプの人みたいです。意欲が低いというか、まだフリークライミングと言える段階にいないみたいです。

オンサイトを価値あるものと俺は考えないと堂々と主張され、今日の私の奉仕活動が無駄になったみたいでちょっとがっかりしてしまいました… 

今回の人は、誰か登った人のついでのロープで登りたいという感じの人なのかな~、と思います。グループに混ぜてあげる段階で十分みたい。

帰りに同じように初心者レベルの治郎さんに紹介してあげようとゲストハウスに連れて行きましたが、あえなく、留守。奥さんがフィリピン人の予定ですが、ドン君もフィリピンの方です。アメリカ育ちなので完全にアメリカ人ですが。

クライミング力は今から、でしたが、男子なので、すぐ上手になると思われ、どうしたもんかと思っています。