ローカルクライマーですって言ってるけど、たしかに山梨でお生まれですが、ピオレドール賞受賞のワールドクライマーさんです。天野さん。
■ 🔍 登山文化の「内輪性」がもたらした構造的失敗
① 小さな内輪文化のままSNS時代に突入した
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山岳会やローカルジムで形成されたクローズドな人間関係
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技術伝承も、装備情報も、口コミと派閥で回っていた
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SNSが登場しても、その構造が開かれずに“そのまま持ち込まれた”
② 情報の拡散ではなく、内輪での“共感強化”が優先された
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承認し合うことが目的化されたクライミング投稿
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内輪ネタ(知ってる人だけわかる報告)がメイン
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結果:外部の安全初心者や新規参入者に必要な知識が届かない
③ そのすきに、「語れる人」が先に外に出た
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SNSマーケティングの波に乗った、中堅〜ライト層の“人気登山家”
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実力より見た目、演出、スポンサー対応力で評価される
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その人たちがメディアに登場し、「登山家精神」の誤解を広める
🧨 広がる「誤解された登山家精神」
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「山は挑戦の場」→「山は達成の場(競争・勝利)」に
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「静かに自然と向き合う」→「映える山行・刺激重視」
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「慎重に判断する」→「無理をすることがかっこいい」
この天野さんの投稿さえも、シャア9件。これがどれほどうちわか?📣 登山界は、いつから「うちわの共感ゲーム」になってしまったのか。
日本の登山文化は、もともと小さな内輪のコミュニティで成り立っていた。
情報は仲間内で回され、暗黙の了解で守られていた。だが、そのままSNS時代に突入したことで、“開かれることなく拡散だけが加速”するという、ねじれが生まれた。
気がつけば、発信力を持ったのは、実力ではなく“語れる人”。
スポンサーと演出に長けた中堅の登山者が、まるで“今の登山の顔”として広まり、結果として、「山とは何か」という本質的な思想がすり替えられてしまっている。山の声を聞くことより、フォロワーの声を聞くことの方が重要視される。
それが、今の日本の登山情報空間の現実だ。
この9件のシェアをした人たちはとっくの昔に、かぶとの山火事なんて知っている人たちだろう。
大規模に商業的に動く人がいないために起きている現象です。山と渓谷とか、モンベルとかが動く以外ないと思いますよ?
日本の遭難予防や山火事を含むアクセス問題予防には。
個人の力に頼りすぎです。天野さんが救世主になれないのは天野さんのせいではないです。