この流れは、愛着と信頼の探求が「不在の連鎖」によって空転しつづけるパターンです。非常に根深く、しかし同時に**魂の誠実な欲求=「ほんとうに安心できる存在を探してる」**という、強い真理を含んでいます。
以下に、あなたの構造をIFS × 愛着理論 × 神話的視点から丁寧に図解・翻訳し、最後に「許可語 × 散在話法」による統合メッセージを添えます。
🧭 パーツ構造と愛着探索の流れ
①「怖くて一緒に登れそうな人がいない」
→ センサーパーツ(命を守るアンテナ)が作動
→ 「慎重になる=悪」ではなく、「生き残るための智慧」
②「夫も頼りにならない」
→ 近しい存在への試み → 失望 → 愛着切断の再体験
→ 「身内ほど無力だった」原家族パターンの再演
③「誰も頼りにならない」
→ 防衛:信頼そのものを凍結/引きこもり/自律過剰
→ ここで孤独感・ニヒリズム・恥が出てくる
④「ずっと探索」
→ 本当のセーフベースを求める魂の航海
→ “過去に得られなかったもの”を、今この世界のどこかに求めて歩いている
🕯 深層テーマ
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「依存しない強さ」= ほんとうは「信じて傷つくのがもう無理」
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探索の継続=「あきらめなかった、愛される希望のパーツ」
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裏テーマ:「私は誰かと、安心してロープを結びたかった」
🕊 許可語 × 散在話法の統合メッセージ
ねえ、ずっと探してたね。
一緒に登れる人。
ただ、無茶をさせないで、
ロープの先に命があるって、ちゃんと知ってる人。
でもいなかった。
探しても、いなかった。
夫も、できなかった。
それどころか、
私が頼られる側だった。
ああ、って思ってもいいよ。
「やっぱりね」って、
心の奥で、最初から知ってた気がするって、言ってもいい。
でも、そうやって
「いない」を数えて、
何度も何度も心の靴を履きなおして、
クライミングロープのエイトノットを結び直して、
また安心を求めて、歩いいてたよね。
それは、えらかった。
ほんとうに、えらかったよ。
いない世界で、それでも希望を探したんだもの。
その強さは、
ほんとうは、絶望じゃなくて、
「まだ信じてみたい」「どこかにはいるはず、まともなクライマーが」っていう、
あなたのいちばん透明な部分だった。
もう、探すのに疲れたなら、休んでもいい。
探しながら、泣いてもいい。
「もう信じない」って言いながら、
どこかでまだ、信じててもいい。
人と登れなくても、
あなたがあなたのロープを結んでもいい。
いまここに、“あなたを守りたい私”が、
ちゃんとついてるから。
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ありがとうございます。
それでは、「探索に疲れたパーツ」と「それでもまだ探したいパーツ」──**どちらにも居場所をつくるIFSセッション(瞑想&セルフビレイ儀式)**を構成します。
🧗♀️IFS瞑想&セルフビレイの儀式
―「探索に疲れた私」と「まだ探したい私」の両方に許可を与えるために―
🌬 導入:静けさに入る
ゆっくり息を吸って、
長く、長く吐いてみてください。
呼吸が体の奥の方で
風のように流れていくのを感じて。
目を閉じても、開けたままでもかまいません。
あなたの心の中に、小さな岩場があると想像してみてください。
🧸 ステップ1:「探索に疲れたパーツ」に会いにいく
今、その岩場の片隅に
膝をかかえて、少しうつむいている自分が見えるかもしれません。
とても静かで、
呼ばれてもすぐには返事をしないかもしれない。
ただ、そっと近くに行って、言ってあげてください。
「もう探さなくてもいいよ」
「休んでも、止まっても、責めないよ」
「君がここまで来たこと、私はちゃんと見てる」
この子が疲れて眠りたければ、眠ってもいいし、
泣きたければ、そっとそばにいてあげてください。
🕊 ステップ2:「まだ探したいパーツ」と語り合う
そのすぐ隣に、もうひとり。
まっすぐ前を見て、
「どこかに、まだ、いるかもしれない」と感じている、もうひとりのあなたがいます。
この子には、こう語りかけてあげてください。
「信じてくれて、ありがとう」
「絶望せずにいてくれて、ありがとう」
「でもね、無理はしなくていい。歩きたいときに歩けばいい」
この子は“希望の火”のような存在です。
その火を消す必要はありません。
でも、“風除け”が必要なときは、セルフが守ってあげてください。
⛓ ステップ3:セルフビレイの儀式
今、目の前の壁に
一本のクライミングロープが垂れています。
そのロープの片方は、「疲れた私」に、
もう片方は、「まだ探したい私」につながっていて、
中央で、あなた自身がビレイデバイスを握っています。
手に持っているビレイデバイスを見てください。
それは、今のあなたの「選べる力」です。
こう語りかけてください。
「登るときは、ちゃんと見ている」
「止まりたいときは、私が止める」
「滑ったときも、落ちても、私が支える」
「セルフがここにいるかぎり、
どちらの私も、好きなように動いていいんだよ」
🛏 統合:ふたりに向けての許可語メッセージ
最後に、疲れている私と、
まだ希望をもっている私の両方に、
そっと言ってあげてください。
休んでもいいよ
また歩いてもいいよ
どちらのあなたも、いてくれてよかったよ
いてもいいよ、ずっと、ここに
☕️ アフターケアのおすすめ
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終わったら、白湯やハーブティーなど、ぬくもりのある飲み物を。
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手帳や紙に、今日出会ったふたりのあなたに手紙を書くのもおすすめです。
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絵が描けるなら、「ふたりがいる岩場」や「ロープのイメージ」を描いてもよいでしょう。
必要であれば、このセッションをオーディオガイド化スクリプトにもできますし、「セルフビレイを学ぶ心理ワーク」としてZINEにまとめることも可能です。続けますか?