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2023/07/19

【クライミングのケガ】ほとんどオーバーロードのケガ

■ 疲労骨折

クライマーの醜い指を見るたびに

 あの指にはなりたくない

と思ってきたんだが…。一度、ピラニアでなりかけたんだよなぁ…。

あんなふうになりたくないと思っている人ですら、起こるクライミングのオーバーロード問題。

普通に楽しい人なら、もう100人いたら100人がオーバーロードかもしれません。

https://www.dancerslifesupport.com/stressfructure/ より引用

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運動を辞めてから6週間で回復、

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疲労骨折が見つかりました

→レッスンも体育の授業も辞めました

→6週間経って、MRIとかとってOKが出たら、ゆっくりレッスンに復帰します♡

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だと、また疲労骨折をするらしい…

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オーバーロードのケガっていうのは原因が結構あるんですよ。

  • レッスン量が多すぎる
  • レッスンテクニックが良くない
  • 食事量が足りない
  • アライメントが間違っている
  • 筋力の弱さやバランスの悪さ

などなど。

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インドアのクライミングで、指を使わないってありえない。(いやある、ドラツーの壁を使いましょう!)

テク=パーソナルレッスン 小山田さんのみたいなスキル習得志向のもの つまり、一回そのホールドが偶然保持できただけではなく、保持するスキルとして定着を目指すもの

食事=分子栄養学  運動する=栄養要求量が多い

アライメント=モビトレ  おじいちゃんおばあちゃんと一緒にマシントレ

筋力=筋トレ  フツーにダンベル持ちましょう

バランス=ヨガ 片足立ちの変形です

って感じです。これのクライミングバージョンがあれば…。

たぶん、普通にクライミングジムに併設で、

 ・モビトレマシンを設置して、整形外科に毎日通ってくるおじいちゃん、おばあちゃんたちにクライマーがマシンの利用の仕方を教えてあげる

・ヨガクラスを開催し、自分の動きをマインドフルに見つめる経験を持つ → これでクライマーたちは自己を客観視できるマインドが育つ

のではないですかねぇ?

男子だけにクライミングを任せておくと、必ず

 一発逆転主義  = 一本だけ何が何でも世界最難課題が登れたら、みんなが俺をちやほやしてくれる~

っていう発想で、目を血眼にしてお買い得5.14とか、6段とか、探す羽目になりそうです。つまり、栗城さんのフリークライミングバージョン、ボルダラーバージョンです。

それじゃクライミングの何も分かったことにならない…。

クライミングも社会の中で位置づけられる=ボルジムに、マシントレやスポーツマッサージ、栄養相談室併設、とすることで、自分たちクライマー人種を客観的に位置づけられるようになると思います。

バレエも女性の執着の世界で、疲労骨折で踊れなくなる人が多いです。そんな世界をスルーして踊っていましたが、みんなが疲労骨折で踊れなくなる世界に私を誘い込もうとするので、いやになって辞めたんだった…。19歳から踊っている人にプロ並みののめりこみを求められても無理です。

同じことで、41歳からフリークライミングをやっている人に、山岳部に入部したての大学1年新人みたいなクライミングを求められてびっくりした。

教え方がなっていないです。

時代はとっくに、市民クライマー時代、市民バレエダンサー時代ですよ? 

私は、バレエは、カリフォルニア、パリ、メルボルンでクラスを取ったことがありますが、日本みたいな競技選手向けレッスンって、選抜された高校生くらいの人向けで、一般クラスでやっているの見たことないです。

同じことで、クライミングも、ラオス、台湾、で登った時は、みんなで楽しむために登り、

 おまえ、そんなのものぼれねーの

みたいな人はいなかったですよ?



2023/07/12

【スポーツ障害】意欲と無謀の混同 & 心身条件反射法によるブロック解除

■ 自分軸

昨日は、興味深い日だった。

朝から、世界中からうちの施術を受けに来ますとHPに標榜しているある整骨院に行った。

ちなみに私は、本当のプロの整体師を尊敬している。東京暮らしのころ、東京バレエ出身の芸能バックダンサーをやっている男性の先生の指導を受けたことがあった。その先生から教わった整体院で、ヨガでのハムストリングスの過伸展による、強度の強くない肉離れを直してもらったとき、魔法のように治って、驚いたことがある。しかし、その一回だけで、まぁ、基本、宣伝をしているようなところはダメだ。宣伝をしなくても、そこに整体院があるとは分からないような、ひっそりとしたところで、一流の施術は行われているものだ。

参考:浜崎治療院 http://hamasaki-chiryoin.com/ (上記の医院ではないです)

話を戻す。行って自分の症状をあれこれ説明したら、なんと施術に自信がないという回答が返ってきた。施術者が効果を確信できないような施術にお金を払うわけにもいかないので、そのまま施術を受けずに帰ってきた。

これは、まぁ自分軸という観点から見るとよいことのようだ。そういえば、一緒に組もうとか言ってきた、クライミングジム店長の男子に、パートナーを辞退させたことがあったなぁ…。 彼は俺はあなたが思うよりクライミングを分かっている!としつこく言ってきたが、カムでしか登れないシークリフの壁、そのジムの一番近所の野北だが、終了点整備を持ち掛けたら嫌だという。そして、どこかのマルチで、ベテランクライマーが墜落してお客さん事落ちている記事を引用した。

要するに、ボルトが確実な岩場で、私だけがドレイヤーでビレイするクライミングしかしたくないっていう話だったらしい。カムで登る気がないクライマーは、私の中では、まぁ、クライミングを別に分かっている人ではないと認定している。ボルトを追っかけるだけのクライミングって、登山でいえば、道標を追っかける登山で、それじゃ、スタンプラリーと何が違うん?

まぁそんな奴はこっちから願い下げだというので、向こうから下がってくれて、断らずに済みよかったんだよなぁ…

と言うようなことが再度、起きた(笑)。なんだかなぁ…という気分になったので、帰りにラフィネで、首のマッサージを受けたら、これがものすごく気持ちよく、ビンゴだった。

■ MYクライミングでの委縮の進行について

私のクライミングでの委縮は、山梨アルパインクラブの先輩(と想定していたが、とっくに私は彼よりクライミングの理解は先に進んでいたようだ…)として組んでいた、荒木さんが、

  ”実は全然クライミング行為を分かっていないのではないか?”という疑い

が、

 だんだんと確信に変わっていくプロセス、

だった。

白亜スラブでの彼の登攀で、”あー、やっぱり、実は分かってない人だったんだー”というのが、確信になった。 

というか、それまで、なぜか私のロープをもって行っちゃう、とか、ロープが地面に届かない懸垂なのに反省がないとか、数々の謎の行為が、なるほど、という納得に変化した。

じぇんじゃえん分かっていない人だったから、ショートで、「カムの位置が悪くて、あれじゃロープがスタックしますよー」と教えてあげても、「ありがとう、どれどれ?」ではなく、「なんだよ、せっかくオンサイトしたのに、なんでそんなこと言うんだよ!」って答えが返ってきたわけである。

■ 年配の人だからってわかっているとは限らない

こちらでアソボウという会を率いてきた松〇さんにもお世話になったが、松〇さんが提案してくれるショートの課題にも疑問があった。

例えば、初心者には向かないとされる、”短かしい”と言われるルートや、下部に落ちる核心があったり、そこが直上ではない、などとビレイのテクが必要なルート、あるいはもう、ボルトが取り換え間近なルート、を紹介される… これ、初心者である私が登ってもいいんだろうか?と疑問になってしまう、おすすめ課題選択、ってことだ。

そういう事例から、だんだんと松〇さんもクライミングのことを別に分かっている人ではないんじゃないか?と思い始めた。猜疑心の芽生え、ということだ。

これは従順を旨とする儒教国の九州では嫌われるが、クライマーになるなら決定的に必要な資質だ。

何事も丸呑みはいけない。

松〇さんは、悪い人ではない。もちろん荒木さんも悪気があったわけではない。

ならば、原因は何だ?

■ 意欲と無謀の混同

九州では、

 意欲がある、

ということが、無謀である、向こう見ずである、ということと混同されているような気がする。

例えば、インドア出身のクライマーは、アウトドアに出て、当然トップロープしかさせられない。ので、トップロープさせると、そういう人はたいてい

 デッド

で取る。

それを見たら、山梨では渋い顔をされる。九州では、いいね!って顔をされる。

これが最大の差だ。

しっかし、外岩で、デッドで取るような人に、リードさせられますか? させられませんよね? 

アウトドアの岩場でのリードで、人工壁で落ちまくるみたいに平気で落ちる人は、まったくロッククライミングに必要な、リスク感性、お留守です。

もう、クライマーには向いていないと言えるレベル。

しかし、リスクの取り方を自分で学ぶのがクライマーの仕事なので、誰も教えてくれません。

ただ、フィードバックがこんなに違うと、誰だって誤解しますよねぇ。 

デッド=いいね! デッド=渋い顔、では、外岩クライマーになるために、

 ん?俺、なんか間違ったっけ?って思うチャンス

が、九州の人には、与えられていない

誰だって登っていたら、そのうち、そんな登り方をしていたらダメだ、ということが分かってくるはずなんですが、九州では誰もがポジティブシンキングすぎて、クライミングをあおるだけが善になってしまっているので、分かってこないままの人が、ほとんどみたいなんですよね… しかも、それをやっている舞台である、岩場のボルト、40年の年代ものなのに。

それは、デッドで取る=意欲的、ということで、意欲をほめる、という、指導者の善意からスタートするのではないかと思います。善意だけにやっかい。

それ、逆効果の教育効果、出しています。

さらに言えば、そんなスタイルだから、ボルト連打が当然になる高難度へ行くことだけが、安全性を高める行為になります。日本の岩場なら、大体5.12以上は安全なボルト配置です。

さらに言えば、5.14とか、高難度は基本、各駅停車で落ちながら登れるようなボルトになってる。

意欲というのは、リスクを理解し、自分で主体的にコントロールする、という方角に向けないと、ただ登りたい、登りたい、では、いざ登れなくなった難度のときに落ちて、ただ一度の失敗で、死ぬだけのことになってしまいます。

クライミングには、ここで落ちたらどうなるのか?という想像力が必要なのです。

「ちゃんと止めてあげるから、落ちていいよー」という頼りになるビレイヤー根性も、時と場合、です。

落ちていけないところ、っていうのが、クライミングにはあり、それをクライマーは、当然わきまえているべきなのですが、人は完ぺきではないので、ビレイヤーはそれを下から教えてやる、という協力体制が必要です。

その下のビレイヤーの役目をやってくれる人が、ものすごく少ない。それができる能力がある人が少ないです。ただロープもって、でくの坊みたいに突っ立っているだけが、ビレイできます、の中身だったりします。

もっと悪いのは、人工壁でのビレイを覚えて帰り、それが正しいビレイテクだ、という信念を作ってしまった人で、それだと、落下係数0.3に適したビレイはできても、外岩の落ちれない課題に対しては全く対応不可能です。

だいぶ話がそれましたが、このような事情で、意欲的なクライミング、は、無謀なクライミング、と混同して理解されやすいです。

さて、昨日は、すごくいい日で、午後に予約していたカイロプラクティックの先生がすごかった。

心身条件反射法と言う施術をされ、イップスの治療などで成果を上げているそうです。

 https://www.youtube.com/@familychirofukuoka

クライミングは、メンタルがもろパフォーマンスに影響するスポーツですから、安心できないクライミングパートナーと登るほど、クライミングにとって、悪影響があるものはありません。

スポーツクライミングの日本代表などの成果は、落下しても100%死なない、という安全性に立脚しており、
 
 最も安全なクライミング=ビビリの人がやるクライミング=スポーツクライミング

ですよ。スポーツクライミングしていたら、勇気あるね、ってならないです。そこも大誤解があるよなぁ。

つまり、価値観が、あべこべになっている。

病巣は根深いです。

■スポーツの怪我を早く治すために