2020/05/19

オールラウンドに円熟したクライマーになるためのクライミング教習手順

クライミングでは、オールラウンドに円熟したクライマーになってもらうには、教える順番が大事です。

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山登り
↓      ← ここでステップアップできない人=一般登山”客”
キャンプ&読図

沢登り

岩登り&アイスクライミング

冬壁

フリークライミング ボルトルート

フリークライミング クラックルート

プラスチック壁       ← 一般の人 ここに一杯います

ボルダリング      ← ここに一般の人一杯います
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このような順番で、進化していかないと、

クライミングの偏った一面だけが分かるクライマーができる。

すなわち、全体像が分かっているクライマーにはなれません。

■ おれ、ホント良かった~

昔のクライマーは皆、この順番です。現代の人は大人になってからクライミングに接するのですが、この順番で学べる人は運が良い人です。

偶然にも、この順番で大人になってからですが、クライミング道を歩んだ先輩がいますが、彼はもしボルダリングから入っていたら、ボルダーしかしなかったかもしれないと言っています。

ロープワークを覚える動機に欠けるからですね。

これは、クライミングに限らないかもしれません。

■ 一部は一部でしかなく、全体ではない

教える順番にこだわらず、どこから入ってもクライミングはクライミングだ!ということも一面の真理ですが、それを実行した結果が現代のクライミング業界の現実。

だとすると?

結果は非常に悪いです。

つまり、ボルダリングだけしか分からないで、それがクライミングのすべてであるかのように、錯覚してしまっている人が多いです。

ので、やはり、全体像が分かるように育てるためには、

教える順番の遵守

が大事のように思います。

■ 事故原因

全体像が分かっていないクライマーがやっているクライミングジムが増えたことが、

クライミング事故の増加の原因

と指摘されています。

なので、クライミングの一部分でしかないボルダーしか知らないのにもかかわらず、全体像が分かっているかのように主張するのは、おかしいです。

ボルダーはクライミングの一形態です。