■ 最大の問題はクライマー自身の在り方
クライミングによる地域おこしの最大の障害はクライマーであるとはっきり自覚しました。
「軒先貸して母屋取られる」
レジェンドクライマーの故・吉田和正さんが、よく言っていた言葉でした。
クライマーのありよう
を非常によく言い表していると思います。
それを辞めないといけないんですよ…
クライマーは。
■ アクセス問題の本質 は、 軒先貸して母屋取られる (善意があだになる)です
「軒先貸して母屋取られる」の意味を異なる言葉で表現すると、以下のような表現が考えられます。
- ちょっとした親切が裏目に出る
- 助けたことで全部奪われる
- 小さな譲歩が大きな損失に繋がる
- 手を貸したらすべて奪われる
- ほんの気持ちが大きな代償を生む
- 与えたものがすべて持ち去られる
- 親切が裏切りに変わる
- 少しの協力が全てを奪われる結果になる
- 与えたものに対してすべてを取られる
- 手伝いが裏切りに変わる瞬間
どれも、善意が思わぬ結果を招く状況を表現しています。
「登っていいですか?」「いいよ」 → 親切にする
うんこ置き去り & 迷惑駐車 → 迷惑 を落される
親切にしたら奪われる、って悲しいことです。
なぜクライマーが、相手に”悪いことしたな”って、共感できないのか?分からない…(汗)
■ 「山の声」 ChatGPT作
ある日、若いロッククライマーが山のふもとの小さな集落にたどり着いた。
彼は山に挑戦することを夢見て、ここがその始まりだと思っていた。集落の人々は、静かな生活を送っており、山を恐れながらも、山は生活の場だった。
クライマーは、村の広場に座っていたおじいさんに声をかけた。「すみません、この山の岩に登ってもいいですか?」おじいさんは、少しの間、彼をじっと見つめた。
山に対する敬意を感じたのだろうか、おじいさんは穏やかな声で答えた。「もちろん、登っていいよ。ただし、岩を大切にしてくれ。」
その言葉に心を動かされたクライマーは、快く承諾し、山に足を踏み入れた。
しかし、彼が山を登り始めると、次第に他の登山者が増え、地域に大きな変化が訪れることになった。
最初はほんの数人のクライマーだったが、次第にその数は増え、山の周辺の道路に駐車する車が溢れ始めた。集落の狭い道に駐車された車は、住民の生活に支障をきたし、交通が混乱し始めた。無断で停められた車のせいで、村人たちは日常の仕事に困難を感じるようになった。
そして、ある日、山の頂上近くで見つかったのは、クライマーが放置したひどい痕跡だった。登山者たちは山に登る際、トイレがないことを理由に自然の中で用を足していたが、その後、排泄物と共に無造作に放置されたトイレットペーパーが散乱していた。さらに、いくつかの場所で、使い捨ての紙が燃やされ、煙が立ち上っていた。
その結果、山の一部が小さな火事に見舞われた。火はすぐに制御されなかったため、山の一角で炎が広がり、村人たちの元に連絡が来た。おじいさんは心を痛めながらも、山を守ろうと必死に消火活動に参加したが、その日の夜、火事は再び再燃し、山に住む動植物たちにも被害が出てしまった。
そして、最も衝撃的な出来事が訪れた。それは、登山者の中で一人が不注意によって崖から転落し、命を落としてしまうという悲劇だった。事故を防ぐための措置が十分に取られていなかったため、無理なクライミングや危険な場所での行動が命を奪うことになった。
村人たちは次第に、山の美しさが壊れていくのを見守りながら、心の中で疑念を抱くようになった。おじいさんは言った。「あの時、登ってもいいよと言ってしまったことが、こんなにも多くの人々に迷惑をかけてしまったとは…。」
山は、どこかで「ありがとう」と言ったかもしれない。だが、同時にその静かな声は悲しみを帯びていた。「あなたたちが来ることを許したはずだった。でも、それがどうしてこんなにも傷つけることになるのだろう?」
村人たちは、山を守るために、改めて「自然との共生」を考え直すことを決意した。登山者が来ても良いが、その心には、山に対する敬意と責任を持たなければならない。山は人々に開かれているべきだが、自然と調和しながら共に生きる方法を学ばなければならないことを、痛切に感じたのであった。
それから、村は登山者に対して、山に登る際のルールを強化し、地元の人々と協力して山の環境を守るための活動を始めた。
山が再び静けさを取り戻すために、そして悲劇が繰り返されないように、村は努力を続けることを誓った。
■ 詩:
軒先を貸して母屋を取られた、あの日 byChatGPT
雨をしのぐ場所が欲しいと
あなたは穏やかな声で頼んだ
その言葉は柔らかく、温かく
初夏の風のようだった
「ここでいいのなら」と差し出した
小さな軒先
古びた柱とひさしの影
それだけのはずだったのに
あなたは少しずつ中へと入り込む
足を踏み入れ、声を響かせ
まるでそこが最初から
自分の家だったかのように
自分のものにしてしまう
そこをどけと、
20年飼った私の愛犬を追い払う
私は気づいていたけれど
ときおり見せる弱さに同情して、強く拒むことができなかった
「一晩だけ」「少しの間だけ」
そんな言葉に紛れて広がる影
気づけば母屋はあなたのもの
私の居場所はいつしか消え
愛犬とともに
冷たい風が背中を押して
外の闇へと追いやられる
軒先を貸したのは私だった
あなたを受け入れたのも私だった
けれど、それでも問いかけてしまう
「なぜここが、すべて奪われたのか?」
以上、ちょっと手直ししましたが、良い出来だと思います。
これが私がクライミングで感じている心中です。
ちょっと親切にしたら、人生丸ごと奪われそう、みたいな感じです。