2020/12/26
2020/12/24
命題: ボルトの状態が判断できないなら、登るべきか、登らざるべきか、自分で判断しなさい
A) ボルトの状態が判断できない × 登る
→ 落ちない登りしか許されない課題 もしくはバクチ登り
→ 当然 → 現代の若者がロープしない理由
→ 死んでも自己責任 → ほぼほぼ 古い岩場の状態 さらに条件分けしてスタイルで安全性を変えて登る
→ 安全
E)ボルトの状態が判断できる × 悪い × 登らない
→ 当然 → 現代の若者がロープしない理由
F)ボルトの状態が判断できる × 良い × 登らない
→ なんで? ま、いいけど…
と言うことになるよなぁ。
反社会的でなければ何をしてもいい
1)川上村 女山
初めての山岳会の先輩が示してくれた山は、マイナーな里山の雪稜。ずーっとラッセル。山を見つけるところから勝負。いかに地図を熟読して、駐車可能な林道をみつけ、余り歩かずに取り付けるか?が勝負。危険はないけど、雪と孤独はいっぱいある。体力はいっぱい必要。体力維持と山カン維持の山。
2)太刀岡左岩稜
易しい、半アルパイン半トラッド半フリーで、ボルトもあり、整備された5.6~5.9くらいの岩稜登攀。落ちたら大変ですが、このグレードならまず落ちない。2段を登り、ガイド資格がある若者のクライマーが、これが好きと言うのですから、意味することは重い。これが登れたら、登山ガイドはどこでも可能。
3)阿弥陀中央稜 体力測定の山
最初の師匠の鈴木さんの山。南稜を毎年登っていたそうですが、年を取り、グレードダウンして中央稜。なかなか良い尾根です。ゲレンデのアイスとか鈴木さんは、南沢小滝や大滝は決して行かない。混んでいる=危険、です。実際その通りでアイスの一番の危険は、上から人やアックスが降ってくることです。教え方は最初からリードでした。
4)インスボン
青ちゃんの山。とにかく30回も行っているんですから大好きなんでしょうねぇ…。私は一回行けば十分。私的には韓国はむしろアイスゲレンデが楽しいような気がする。教え方や考え方が合わず、全然リードさせてくれないのでストレスを溜めました。男子と行くとリードの取り合いになって、喧嘩別れするそうです(笑)。男子とじゃなくても同じかい!リーダー固定制度の山。
5)ラオス
新保さんの山。フリーで初めて楽しくなった。石灰岩という新境地が開けた。石灰岩よりも、世界のクライミング文化が好きになっただけなのかも?
行く以外、何もすることがないくらい手軽。行くだけで80%は、こっちのもの!みたいなところなので…。つまり登らなくても、何もしなくても、行くだけが価値があるので、みんなにも行ってほしい。日本でもこんな岩場が一つくらいあってもいいのに、と思う。
なんというか、西成区が岩場にあるみたいな(笑)? 昼間から飲んでるおじさんのクライマーバージョンが常駐中みたいな?(飲んでクライミングをする人がいるというわけではありません) 毎日遊んで許される場?
■考察
現代の社会状況下で定年した人は、基本、やりたいことをお預けにして、我慢して定年退職を迎えてきた世代です。その心理的ニーズは、”もうしたいようにしたいんだよ”、でしょう。
その、 ”もうしたいようにしたい”(不満) が
1)不倫であるとき → 山岳会がセクハラの場になる
2)自分の山であるとき → 体力低下や力量低下に見合った後輩(多くは女性であることが多い)を探すようになる。一軍クラスの山は、その人が本当に望んだ山と言うよりも、世間に対する自己証明であることが多いのが男性の山屋としてのピーク期だからです。
3)リードだけ&特定の山だけ楽しみたい → 付き合ってくれる人(初心者であることが多い)をとっかえひっかえする
4)自由にしたい → バム?ラオスみたいな岩場?
5)人間的成長 → 岳連などの役職や後輩の育成
6)栄誉に浸る → 名誉職に安定
7)知りたい → 世界放浪?
となると思います。
”したいようにしたい”のが人間の本来なのですから、それでいいと思うのですが、問題になるのは、”したいようにしたい”の中身が反社会的な時です。
例えば、不倫など。セクハラや、例えばお妾さん、浮気などは、男の甲斐性というのは、いつの時代の話ですかと言うことなので、現在は犯罪です。
私が寛容に感じるのは、バム生活者の方で、経済的負担をどこにも掛けていないのですから、岩場に住んでいるみたいな状態でも、いいじゃないかと思います。若者も、いつでもビレイヤーがいるというなら、気楽に岩場に出かけて行けますし。物質的な豪奢をあきらめて、毎日クライミングという生活を選ぶ選択肢があっても、別に良いではないか?とすら思いますね。
故・吉田和正さんを擁護するわけではありませんが。
指導者に求めるものとステージ
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2020/12/22
2020/12/21
終了点とプロテクション
1)プロテクションも悪く、終了点も悪い
=ギリギリボーイズの方限定。一般クライマーは登らない
2)プロテクションが悪く、終了点は良い
=トップロープ課題
3)プロテクションは良いが、終了点は悪い → TRADクライミング
=リードして懸垂で降りる
4)プロテクションは良く、終了点も良い → フリークライミング
=普通のあるべき姿
クライマーの自己責任の取り方 ボルトに対する対応力:事例集
はじめに。最もあってはならないこと:煽り&煽られ。
事例1)シャックル直付けのような、確信犯的に信用してはならない終了点の場合
→ 係数2で落ちるクライミング(RP型)はしない。TRは必ず3点で取る。
→ プロテクションに頼らないで登る、もしくは、各駅停車でテンション登り 係数2のフォールはしない
1)ヘルメット着用
→ ベテランクライマーがノーヘル、ニット帽だったりすることを気にせず、揶揄されても気にせず、ヘルメット着用する。
3)ほかの人に紹介するルート
RPにも内容の良しあしに色々な細かい違いがあります。
古いクライマーからは、落ちるクライミングをする若い人たちが危険だ、という指摘が根強いです。
11程度を登る一般のスキルレベルのクライマーにも、自分の身を守る方法論が必要ですが、こうした事情説明は、昔の登攀しか経験がないベテランからは出てこないのが現状です。ベテランの中でもラッペルのスタイルに進んだ人は理解がある場合もあります。
大事なこと。 落ちながら登るには、確実なプロテクション(ボルト)が必要です。
悪いボルトのルートでは、確実にオンサイト出来るつもりでないとバクチになるので、フリークライミングの見た目をしたアルパインクライミング、とでも表現したらいいような課題については、オンサイトにこだわる必要はない、というのが実情です。2000年代以前に開拓された岩場は、ほぼそのような岩場です。(小川山も結構そうです)
■ 世代間の知識の差について
エイドをやっていない現代クライマーは、クライミング中のチョンボ棒によるプリクリップクライミング、については、よく分かりません。1ピン目が遠い時にかけるプリクリップ以外のことは無自覚かもしれません。落ちれないボルト配置(ランナウト)のような課題の場合、ルートの途中でプリクリしないと、いくらビレイヤーが良くても、墜落すれば、怪我を免れません。それで登る勇気が出なくなった場合、敗退するにも、その前のボルトに落ちてぶら下がれない、という意味です。その場合は、なんとかプリクリするしか、安全に敗退する方法がないです。
12でひいひい言っている人と、10でひいひい言っている人と、14でひいひい言っている人の心の中は同じ動きです。
2020/12/20
一般向け外岩整備と現代初心者向け外岩講習の両輪
前に一緒に登っていた開拓者のボルト感覚っていうのは、
ガバ=ボルトを飛ばしていい
フリークライミングは、理論上は1ピン目を掛けれたら、後はどこで落ちてもいいハズです。甲府で一緒に登っていたクライマーには、そういう風に教わりました。
現状では、インドアクライマーが、アウトドアデビューするには
・ビレイ位置
・ヌンチャク一個持っていくこと
・捨てビナなどの敗退
・落ちていいところと悪いところの講習
・落ちる時の体制の事前学習
などがデビュー前に必要かなとおもいます。
2020/12/18
二子山エアウェイ 5.11c →7c 当時日本最難
再生された岩場で、看板ルートを再度登ってみたら、あれま!難しいじゃん!って話題です。
昔のルートって、これがありますよね。
なんとエアウェイは、7cなら12d、当時日本最難でしょう、とのこと。高難度と言っても、まだ12台なので、手ごろ感あり、とりついて頑張る男子いるかもしれません。7cかぁ。
その辺が日本では確立されていないので、常にリードしながら成長していくことはできないクライミング事情となっています。本来は、限界グレードはリードしながらあげれるはずですが、TRでの暗記が必要になっていますが…。
2020/12/16
UKのボルト基金
https://ukboltfund.org/?fbclid=IwAR097xAi6MfGIedKlM9zjNQa9K181u2VMNtnmmjI87v8pEnoM1fmwi1DHR8
こちらを見ると、各地域ごとにボルト基金があるようですね。
やっぱり岩場ごとか、九州なら九州全体のボルト基金が必要で、全国バージョンというのは、東京一極集中を生むため、地方の人はモチベーションが上がらない仕組みかもしれませんね。
JFAによると、岩場指定の振り込みも可能だそうですが、フリーファンをみても、そんなこと、どこに書かれているのか、分からない程度にしか書かれていないし…。
■ 余談:昨今のクライミング雑誌の低落ぶり
硬派のフリーファンですら、クライミングソックスの特集に14Pだと。そんなことだから、誰も読まなくなるんですよ。
ロクスノのチョーク特集もいいかげんにしろ、なノリでしたが、中身のないものを買う人がいないのは当然ですよねぇ。
再燃中のアクセス問題に14Pをさき、全国的に知識を共有すれば、無い知恵もでてこようというものです。ソックスは2P程度でいいというのが正常な物事の比重感でしょう…
だから結果として、リボルトが進まないんですよ。
やり方が悪い、ということの結果=現実、は明らかですなぁ。
12月15日のネット調査 水平打ち + ASCA
1)避けるべき危険なボルト(米国版)American Safe Climbing Association(ASCA)
https://www.safeclimbing.org/education/dangerbolts.htm?fbclid=IwAR0zUe1gdbC-JnaXr13vrlUso-BI176apHtxpmhDa9q_tsSnpWsZKX5_MOQ
2)BMCのボルトガイドがここから、ダウンロードできます。すごく良い資料ですがかなり重いので各自ダウンロードが最適。
この形だとキンクします。
2020/12/15
リボルトの遅さ
本来、生かされるべき、
日本の外では、若い人も年配者もみんな楽しく、新しい岩場で、バンバン落ちるクライミングを楽しくやって、ヒマラヤトレッキングの帰りにラオスやタイに登って、実家はアラスカでーす、みたいな人が一杯、回遊魚のように世界中の岩場を、安くなった格安航空券とネットでできる仕事の強みを生かして回っているのに…。
日本だけ若い人は、蟹工船…
悲しすぎる現実だわー