2019/11/14

インスボンでトラウマが活性化した件

■ 健全な関係が必要に

クライミングで必要な、頼り頼られるという健全なパートナーシップ、を作るのに、前回のインスボンで、パートナーとの間ですれ違いがあり、その解決にあたって、どうしても、共依存的な部分の解決が必要ということで、再度、生い立ちから、おさらいしています。

ちなみに、私は必要とあれば、乗り越えるぜってタイプなのです。クライミングでの問題は、なぜか「なんでわたしばっかり」という経験が多く集まってくること(全員ではありません)

共依存の心理学を勉強して、最も驚いたことが、

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抑圧された否定的な感情は、何年、何十年たっても、自然に癒されることはありません。

否定的な感情は誰かに話を聞いてもらうことでしか、癒されることはないのです。
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ということです。

そうだったのか…。

私は、”後悔と心配は、時間の無駄”を座右の銘にしていたので、嫌な過去は忘れることにしていました。

実際、過去は振り返っても仕方ないなという感想しか、これまで得ることはありませんでした。

しかし、否定的な感情の蓄積というのは、地震で地殻の歪みが溜まるもののような感じのようです。結局、怒りの火種として蓄積するらしいです。

例えば、こうです。

私は家族のお皿洗いを8歳から10年やりました。その間、どうも、

「わたしもあそびたい」

と思っていたらしいです。それは、今回はインスボンで、ほかの二人は楽しく登ってきたところなのに、私は家で人の使った食器を洗っているときに、

同じ心象を持つ

ということです。子供のころと同じ気持ちになると、大人になった後に、コップを2,3個洗っておくなんて大したことでなくても、ストレスに感じられるってことですね。

これについての対策は、同じような経験をした人に、そうした嫌だったことを打ち明け、そうだね、そうだね、と聞いてもらうことらしいです。

■ 認知療法

私は別の方法で認知療法というのがありますが、それは当時の親の事情や自分の在り方を徹底的に論理で解析して、

仕方なかったのだ、あれがベストだったのだ

と納得するという方法ですが、これは、30年くらい前に済ませていました。ですので、親に対する怒りはなかったのです…

ですが、心の印象、というのは、トラウマ、と同じで、くっきりと刻まれて、似たようなシチュエーションに遭遇すると、再現されるのだそうです。こちらは、PSTDの本に書かれています。

まさか、私の心のトラウマが、皿洗いをみんながクライミングに行っている間にやることで活性化するとは…。