ラベル 福岡の山岳会 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 福岡の山岳会 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022/07/27

福岡の山岳会フランベのススメ?

■弁明

このブログで、前に

福岡で山岳会に入るならフランベ一択

という風に若い男性向けに書いて、”でも、お前は入らねーんだろ!”みたいな矛盾を抱えていますので、一応、弁明用に書いておきます…。

ちなみに、フランベさんは、こちら。 

■ 派手な山vs渋い山

私は、山梨では、長野県山岳総合センター、リーダー講習というのに1年のアルパインリーダー教育を受けた後、御坂山岳会、山梨アルパインクラブの2か所に所属しました。山梨アは最初の人工壁時代の半年だけです。御坂では人工壁やらないので。

ちなみに、現代アルパインクライミングで、人工壁ヤラナイで山だけでってありえないです。なんせ人工壁を経由しないと、ビレイの習得は形だけで、先輩は落ちないから持っているだけで良いとなります。

 御坂山岳会は、家庭的で、成熟した、大人の会でした。会の呉林さんという山行部長が、元々信州大学の人で学生時代から社会人山岳会に属し、渋い山の候補をたくさん持っていたのです。渋くて本格的な山ということです。大学山岳部が行くようなのは、派手でみんなが行くような山です。

これを鹿島槍で例えると、大学山岳部的山=鹿島槍北壁や東尾根、渋い山=ダイレクト尾根、って感じです。ダイレクト尾根の前座、入門バージョンが、鎌尾根。私は、初めての会山行で鎌尾根に行っています。

このように同じピークを捉えるでも、渋い好みと派手な好みでは、全然、違います。

一般に、若い男性クライマーは、勉強不足なので、誰かが行ったという噂で聞いたことがある、という意味で、 大体、東尾根に行きたがりますよね。そんなのには、付き合わない。

付き合って成り立つ根拠が見いだせない。行きたがる人の技術が…。スタンディングアックスビレーとか習ってから行っているのか?とか、滑落停止技術習得済みなのか?とか…不明です。

私が行った鎌尾根でも、SABは必要で、会の33歳室野君は、雪訓受けていなかった。そのような人でも、万が一転んでも、まぁそうそう大怪我にはなるまい、という場所を選んでいるわけです。が、一般のアルパイン男子は、そういう万が一想定はなし、です。

よほどしっかりした会でない限り、山の選び方は教わっていない。安曇野の方の会で、新人が立てた山行計画の、ツッコミ、をしてくれる会がありましたが、そこは、なんと会の集会が毎週…。月1が平均です。毎週レベルって…よっぽど真剣なんですね。

で、そういう訳で、私は若い男性が山行部長の会は、私がすでに40代になってから山をスタートしているという理由からも、参加はリスクがあります。これは自覚の問題です。

つまり、① 選ぶ山が派手すぎるリスク → 山には順番があるという掟違反

 ■ 天敵リスク付きの会には入れない

私は、まじめに、最近の基本的山の技術を、ちゃんとした筋の人たちから、お金を自腹で払って教わってきた人なので、ペテランクライマーからは、天敵扱いされます。

誤解なきよう言っておきますが、ベテラン、ではなく、ペテラン。ベテランからは愛されることが私は多いです。

ペテランクライマー 習ったの大昔、技術古い、ギア古い、体力下がってる、中古車

私         習ったの現代、技術新しい、ギア新しい、体力ない、新古車

みたいなことになり、 体力がないこと以外は、ペテランクライマーのプライドを逆なで。ピカピカのギアをもって、スタンディングアックスビレーだって?お前に止められるのか?って、いちいち挑発したくなります(笑)。(実際、止めています)

往年の方が、ギアの古いのを、苦にしているのは、ギアが高いからと、年を取った今となっては、年に数回のために、買い替えで大枚はたくのは、ちょっと…という純粋に経済的な理由です。

私の方も、山をスタートしたのが最近なので、わざわざ棒フレンズ買う人いるわけないですし…、沢用のハンマーもピカピカ。経験の浅さを表現していますが…だからってって、わざと古いギアなんて買う人いません。師匠がくれた、鋼鉄製のビナ、重くて、現役には使えない。

ので、互いに、嫌な気分になりつつも、互いに仕方がない理由。

最悪なのは、こうしたペテランクライマーが、”学歴コンプレックス”、や、”俺なんて大したクライマーじゃねえコンプレックス”、を持っている場合…

「おれ(山梨)一高」に始まり、「おれ、同志社大山岳部」とか…

「おれだって黄連谷」 とか、「おれだって〇〇」と…

昔の山自慢が始まるんです…。大体そういう方って、会の中で、鍋奉行…、食事担当です。

私は、師匠の青木さんのデナリの話も聞いたし、宝剣の話や冬富士の話も、機嫌よく、ふんふん、と聞いてあげる心の広ーい岳人ですが…、青木さんはちゃんと、現代でも、韓国のロングな、どっかぶりアイスとか、チャレンジしていましたから…。アックスも現代のハンドル付とセミチューブを両刀使いだったりし、過去にとどまっているだけのクライマーではなかったです。だから、話を聞くのであって、今、何にも山の課題と取り組んでいない人の話を聞いても…。

さらに前に私の天敵だった御坂の先輩は、プライドのために、阿弥陀北稜で仲間三人を凍傷にしてしまいました…私は行かなかった山です。でも、あの山、私という存在がいたから、やりたくなったのかも?どうだ!俺だって!ってやりたくなるのは、彼のさが(因)ですが、私(=俺より弱そうな新人)がいなければ、刺激されなかったのかも?(縁) つまるところ、因+縁=生起。

というので、新中古車の女性と高齢ペテランクライマーという組み合わせは、ただ存在するだけ、息をするだけで、猿と犬です。

リスク増大。  → エゴで山に登ってはいけない

② 天敵リスク

■ しかも男子は感知できない

しかも、男子というのは、精神年齢が幼稚気味で、往年のペテランクライマーのプライドが、女性クライマーの存在そのものに刺激されて、ぴくぴくと痙攣しているのが感知できない。

つまり、私が、ペテランに嫌がらせを受けても感知できないのです。男尊女卑が、男性に感知できないのと一緒で、最初から自分たちには、人畜無害なペット状態なのが、ペテランクライマーなのです。

同じように女性クライマーも、人畜無害のペット、と思っていると思いますが…。

「どうせ俺たちがリードしたところをフォローで登るしかできない人たちだから、かわいそうだから、混ぜてあげるよ!良かったらだけど…」程度の考えだと思います。

御坂の時は、くれさんがいたので、ある程度は分かっている人がいたのです。大体、ペテランクライマーは、本当のベテランから見ると、問題社員化しています。問題社員化している本人は、昔のままの俺と思っており、自覚がない、です。このくれさんの立場の人は大変で、ペテランのガラスのプライドを守りつつ、女性の側の成長もサポートしてやらないと不満がたまるということで、昨今、女性の方が体力で勝ったりしますし… くれさんには、ほんと悪かったな。

③ 守ってくれる人がいない  → 人材に多様性が生まれる素地がない

■ グレードごとにステップアップじゃなくて、各グレードでの完成度の高さ、があるんですよ

その考えには、グレードが高い山が登れる方が上、という漠然とした前提があるから…だと思いますが…。

山ってそういうものじゃないんです…

例えば、鹿島槍で言えば、

鎌尾根、ダイレクト尾根、東尾根、北壁、とピラミッド状にグレーディングされていますが、北壁が登れたら、鎌尾根がそつなくこなせるか?というと??? こなせないんですよ。全く別物。

鎌尾根には、鎌尾根での、”美しい登り”と”雑な登り”があります。ダイレクト尾根も多分同じ。東尾根も同じ。

美しい登りというのは、

 ロープを出すべきところの判断が的確で、そつがない、

ということです。大体、山って毎回、コンディションが違いますから、鎌尾根レベルでも、何年か続けていくとか、回数を稼ぐと、質が上がってきます。その”質”の意味での勝負なんですよ。

なんせ、私は八ヶ岳の権現は、満足するまで、10回くらい登っています。この権現という山が、自分なりの基準で卒なく、完璧に登れたってまで…って意味です。

一方、男性クライマーは、質には拘らず、どんなに失敗した登りでも、一回行ったら、それで完了、登れた、行ったことがある、とし、次のステップの山に行きたがる人が多いです。下手したらルート間違いで、その山に登っていなくても、行ったことがあることになってしまう。私からみたら、雑、ってことです。雑の例は、白亜スラブです。ロープが上がらないとか、支点一個にぶら下がるとか、失点だらけ…。登れたってことには、私だったらならないです。

でも、それがその人が行きたい山、なんだから仕方ないしねぇ…。

④ 質よりグレードに侵されている → 結果として技術が積みあがっていない

■ 結論

というわけで、以上、

① 選ぶ山が派手すぎるリスク → 渋くて良い山が好き (山には順番があるの掟)

② 天敵付き         → 避けるしかない (エゴで登らないの掟)

③ 守ってくれる人がいない  → 残念  (多様な人と多様な山に登れの掟)

④  質よりグレード      → 質志向 (技術を大事にする掟)

 という4つの理由で、私とは、合わないんです…。誰でも私の立場だったら、こうなると思います。

でも、どんな人たちとでも行けるのが、ゲレンデよね?というツッコもありますよね?

つまり、フリークライミングで岩場に行くショートの岩ってことです。

同じショートの岩をしながらも、同床異夢で、別の目標を持ちながら、同じ課題を登ろうとするわけでしょう…

しかし…ゲレンデでも…登りたいスタイルが合わない。

私がRP的な登りは要らない、バンバン経験値を積むために易しい課題をたくさん登りたいと思ったところで、現代の主流は、2,3本、同一グレードが登れたら、次…とやるわけですから、私のような人は少数派なので、あまり楽しめない状況が続くでしょう…。

私にしても、私の登攀の厚みを増やす、とは思えない活動に付き合うことになるし…。

というので、フランベさんは、いい会だと思いますが、自分は参加はしたくないわけなんです。お金と時間が無駄になってしまう。

■ Move→フランベ

フランベは、前進がMoveという会で、高田さんという往年のクライマーが率いる会です。

高田さんに育てられた山本君という、さわやかな青年が会の中心人物ですが、いい奴です。せっかく私が支点ビレイをされて、危険にさらされているのを教えてやったのですが、ありがとう、ではなく、人の批判ばかりするな、という逆ギレパターンの反応をされてしまいましたが、福岡では、きちんとしたアルパインの教育は40年、50年遅れの教育しかなされていないと思うので、教わっていないから、感知できなかったんだろうと思います。

今でも、支点ビレイは悪くない、それは、リダイレクト(方向を変える)のためにしていたのでは?などと、間違ったビレイの、かたを持とうという指摘をもらうこともありますが、壁に背を向けて、木にATCを括り付けているだけでしたので、全然、そういう状況的にこれがベスト、仕方がない、とか、意味のある支点ビレイではありませんでした…。

ちなみに されていた山の記録。全く気が付いていない。記録には、いいことしか載っていない。これだけ、現実の認知に差があるということです。私は肝を冷やした山も、彼らにとっては快適な山。

なにしろ、私は、ATCを落としても、カラビナで懸垂して屋根岩二峰の初めてのフリーを貫徹した人ですから、万が一のときに役立つ技術は、肩がらみを含め、一通り教わっています…が、支点ビレイはやってはいけないと最初にフリーのクラスで言われました。

クライミング教育では、状況別ベストプラクティスを教える発想があったら、今みたいな混乱が防げるのでは? 

■ ほかの選択肢がない

私が、若い男性にフランベを進める理由は、他に選択肢がないからです。

福岡では、ピナクルという若い人の会がありますが、アルパインは冬山合宿が会のレベルを規定すると思いますが…私が単独で行けるようなところでとどまっていますし…。気の毒ですが、私自身、会に属する理由が見出せませんでした。属しても私が得るものがない(汗)。もちろん、福岡の山は知らないので、教えてもらったら楽しいかもしれませんが、低山好みではないしなぁ…。

想山会も、米澤先生は私にはよいと考えていたようですが…中高年の、槍で渋滞な会、になってしまっており、そこは最初からすっ飛ばしたレベルの山を山梨でしてきた…読図がいる山からのスタート、なので、この会もどちらかというと足手まといです。中高年登山者は考え方が危険なので、むしろ避けていますし…。

伝統の福岡山の会は、送られてきた写真で、没。一人が2名をビレイって…。そんなビレイ、誰が許容できるんです???

っていうので、一番いいのがフランベ。山本君、とってもさわやかな青年だし。技術的にもしっかりしていました。ただ会が私には合わないってだけです。

なので、私がおススメする、という意味のところ、分かっていただけたでしょうか?

男子、頑張ってね!

               開拓 よき思い出
           なんじゃこりゃ~レベルのビレイ 左が私


結論:なぜ「フランベ一択」と言いつつ、自分は入らないのか?

一言で言えば、

「若手男性にとっての最良の修行場」と「成熟した女性クライマーの安全・価値観」は、両立しないからです。

私がフランベさんをお勧めするのは、福岡の山岳シーンにおいて、若くて爽やかなリーダーが率いる、活気ある「まともな会」が他にないからです。

しかし、私自身がそこに入らない(入れない)のには、以下の4つの明確なリスクとポリシーの不一致があるためです。


1. 「派手な山」vs「渋い山」のリスク

  • 若者の傾向: 知名度があり、SNS映えするような「派手なルート」に行きたがる(例:鹿島槍東尾根)。しかし、そこには基礎(雪訓や滑落停止、SAB)が伴っていないリスクが潜んでいます。

  • 私のスタンス: 派手さよりも「山の順番」を重んじ、渋くても技術的に納得のいくルート(例:鎌尾根)を選びたい。40代から始めた私にとって、若者の勢い任せの山行に付き合うのは、命に関わる「自覚的なリスク」です。

2. 「ペテラン」との天敵リスク

  • ペテランとは: 昔の古い技術とプライドに固執し、現代の最新技術やギアを更新していない層のこと(ベテランとは別物)。

  • 摩擦の理由: 私は最新の技術とピカピカのギアを持つ「新古車」のような存在。彼らにとって、自分たちより経験が浅いはずの女性が正しい技術を使いこなしていることは、プライドを逆なでする存在になり得ます。この「感情的な火種」は山では命取りです。

3. 男性特有の「鈍感さ」というリスク

  • 現場の空気: 男性中心の会では、ベテランのプライドが女性の存在によって歪んでいることに気づけません。

  • 守り手の不在: かつてのくれさんのように、ペテランをいなしつつ女性の成長も守れる「調整役」が今の福岡の会には不在です。ただ「連れて行ってあげる」という男尊女卑的な空気感の中で登るのは、私にとって得るものがありません。

4. 「グレード(難易度)」vs「質(完成度)」の差

  • 男性の登山: どんなにボロボロな登りでも、一度ピークに立てば「クリア」として次のグレードへ進む「技術の伴わない、雑な登山」になりがち。

  • 私の登山: 同じルートでも、ロープワークの的確さや判断の美しさにこだわり、納得いくまで「質」を高めたい。10回登ってでも完成度を上げたい私と、次々新しい場所へ行きたい若者では、登山の哲学が根本的に合いません。


まとめ

私がフランベさんを勧めるのは、消去法です。「福岡でアルパインを志す若い男性」にとっては、そこしか会がないから、です。本来はもっと信頼できる指導者がいる会があるべきですが、高齢化で機能していません。若いクライマーには、山梨転居を勧めます。

以下の「掟」を大切にする私にとっては、その環境はリスクでしかありません。

  • 山には順番がある(派手さに流されない)

  • エゴで登らない(人間関係の軋轢を山に持ち込まない)

  • 技術を積み上げる(一回登って終わり、にしない)

「私の居場所ではない」。これが、私が「フランベ一択!」と叫びながら、一歩引いている理由です。

理想は、フランベさんで費用をまとめて、せっくんやアイス基礎技術などは、まともなガイド、例:天野和明さん、佐藤祐介さん、などから直接伝授されることだと思います。無料で教わっていることは無料の程度しかないです。いまだに支点ビレイに気が付かない、など、かなり時代遅れです。