もっと多くの日本人クライマーに海外で登ってもらいたいです。そうすれば、日本の岩場の様子のおかしさが自覚できると思います。
■世界を羽ばたく日本人にぜひ必要なのではないかと思うスキル
1)何が核心かを見極めるスキル
例:クライミングならロープワーク。ムーブは核心ではない。なぜなら、困ったらエイド技術で補填できるから。ムーブは楽しむための攻めの技術。ロープワークは守りの技術。
2)独学スキル
学生時代、Z会とラジオ英会話で独学しました。独学スキルが低い人は、選ぶ参考書が大体間違っている。
例:クライミング。プロの講師から学ばず、友達の真似をする。
山岳総合センターや都岳連岩講習、プロガイドの講習に出ず、友達の真似をする。
ちゃんとしたプロから技術を学びましょう。
さて、この二つが欠如していると、いわゆる ”その他大勢” になる。
ここまで、得て、やっと人生に役立つスキルに入るが…
3)語学力
海外のことが分からないと、井の中の蛙で、日本の足を引っ張る人材になってしまう。
例:田舎の男尊女卑のおじさん。世界観が昭和ならまだましで、まだ幕藩体制。昨今Google翻訳があるので、語学力の相対的重要性は下がっているが、Google翻訳を使うにも基本的語学力があるのとないのでは、えらい違い。
例:クライミング。いまだにカットアンカー。ホームセンター手作り終了点。
4)IT
もはや現代人の常識。教養ではなく。必需品。マイクロソフト製品が使えるのは普通です。
例:スマホではなくガラケー。(電波が入るから、の理由は除く)
5)金融教育
間違っても節約して家計簿をつけることではない。難しいことは必要なく、ドルコスト均等法による分散投資。チャート分析などの上級テクニックは不要で、基本的に資産を運用し守れるスキル。
ここまでは、15,6歳の私でも考えつき、英語もITも10代でマスターしたんだが…金融については、日本の銀行・証券の環境が整わず、だいぶ待つ必要があった。
次が、やっと人生の荒波を乗りこなす技術。
6)心理学
知らないと足をすくわれる。
例:クライミングで愚かな人に殺されかける。
そんなとこかな?心理学が予想以上に、必要な世の中だということが、最近分かった。