2026/09/28

ラクロール海練

さて、小山田さんの復活動画は良いものだった。


■サトビックな出来事

最近、水泳のラクロールの海練をファウンダーの馬場さんが、わざわざ九州の福岡まで来て開催してくれたのだ。まるでクライマーに声をかけるみたいに、「来て~」と言ってしまったら来てくれた。

福岡では、クライミング以外に、アシュタンガヨガ、ヨガの仕事のステップアップ、自然農での稲作・畑作、林業、MTB、投資、心理学、アートセラピー、分子栄養学、といろいろ取り組んだが、結局のところ、山梨時代のクライミングやヨガに代わる、サトビックな活動は見いだせなかった。

サトビックとは、ヨガの用語で、「純粋な」を意味する。純粋性の高い活動、って意味です。本来、ヨガは、非常に純粋性が高い活動のはずだが、私の頼った先は、お金儲けが核心化しているところだったようだ。

ヨガでも、クライミングでも、他の活動でもリーダーが、グループを自分のエゴを支える道具にしてしまっていることが純粋性ではなく、タマシック性、ラジャス性を高める要因になっていそうだった。

タマシックとは、「停滞」を意味し、ラジャスとは「激性」を意味する。純粋さより、「停滞」や「競争」が多くをしめているってことだ。

82歳のおばあちゃん先生に水泳を教えてもらったが、年配の女性たちの水泳教室はとても和やかで、母性的なエネルギーが満ちており、ラジャスの質は存在しなかった。ところが、若手の30代もいるような教室に変えたとたんに、お局様の到来があり、なんだか、ラジャスの質が活動に持ち込まれるので、ならばと一人で泳ぐ方に変えた。

おなじことをクライミングでもすればよかったのだろう。普通にトップロープソロイングで。私はスーパーエゴが強いので、「一人で岩場に行くなんてダメ」という観念が強すぎるのだろう。

私がクライミングで深く傷ついたのは、相方の男のプライドを支える道具にされたことだっただろう。

彼は山梨時代は危険視されている、どちらかといえば、ダメなクライマーのほうだったため、気の毒感があり、一流の人と接する機会が多い私は、小山田さんの初登動画をシェアする必要を感じるのと同じ理由で、そういう機会をシェアする必要を感じていた。

それは彼がものすごい勘違いをしていたからだ。アイスを登れば、めったに凍らない仙波の滝を初心者でリードする、ジムではパワーで解決してしまうのでムーブ解決は後回し、雪の北岳は一人で行ってしまう、どこにも基本の習得がない。だから、リードしていてもロープドラッグで登れなくなってしまうのだ。

ただただ、「”かっこいい”と言うことにされていること」をやって、たまたまうまく行っているだけ。それは、「かっこいい」を追い求めており、クライミングで得れるなにがしかの価値を求めているからではないからだ。

あの動画で小山田さんが「かっこよさ」を追い求めていたと感じます?
感じませんよね。

城ケ崎でカムを3つ飛ばしてすんでのところで止まったのも彼だった。
しかし、そんな致命的失敗ですら、これはまずい、とはならずに、やっぱり俺ってかっけー!という感動の材料になってしまう。

そんな彼は私が一歩先に九州に来た間の山梨時代に、一流のクライマーたちが、「お灸をすえておいたよ」と言っていたのだが、据えられていたはずのお灸は九州に来て、「特待生」と言われたことですっ飛んでしまい、むしろ私の地道に積み上げた努力や評判が、彼とのクライミングで一切帳消しになったのだった。白亜スラブで。「敗退なし」「シングル1本」に、付き合ってしまったために。それが私はショックだったのだろう。水泡に帰したことが。

しかし、その本末転倒な思考回路はどうしても、正すことはできないようだった。男らしさを証明したい、パワーで解決したい、という欲求は、かくも強いというか、ナルシシズムと言うものは、幼少期に自己承認を親からもらえなかった人がなるものなのだから、ものすごく強固なのだ。

それを山に適用してしまった人の屍の列がアルピニストの系譜ともいえるわけだ。山野井さんや田中幹也さんは、その系譜にはいないから、生きているわけだが。

命を尊重する、相手の存在を尊重する、と言うこと自体が、ナルシシストには難しい。相手は自分の道具にしか見えていない。それが失礼であるとも、実はわかっていないのだ。

価値下げと破棄

それはどうも私がHeyokaだからなのかもしれませんね。赤ちゃんの時に父親に水に落とされたことで、自分の養育者にすら、殺されるかも?という恐怖心や警戒心を捨てずに、養育される立場にいる必要から、HSPもエンパス性もスタートしていたようです。まだ2歳になる前ですね。

ホントにHeyokaなのかは、調べるすべもなく、一生分からないでしょうがそうかもしれないと言う仮定の上で実践を重ねてみることは、私が生きやすくなるためには、有効かもしれません。
エネルギー

エネルギーには質があり、サットバなのか、タマシックなのか、ラジャスなのか?これは大きな差です。

本来、海も山も、とてもサトビック。荒れている海や悪天候時の山はラジャスです。怒れる神って感じがするでしょう。池や沼、険谷はタマシックですよね。

そういえば、「情けない質」と言うのは何に属するのだろうか?例えば、2mも壁から離れた時代遅れなビレイをしていて、それに気が付きさえせず、指摘されても「わざとやってるんで」と答えるような悪質性ということですが…。自分の間違いを直視できず、プライドを守るために居直る態度。

そのシーンは象徴的で、今の九州クライミング界、全体を示しているかのようだ。


自分の間違いを直視できず、プライドを守るために居直る。

これは、クライミングだけではなく、日本の国の方向性自体もこうなっているのかもしれない。

戦後80年、物質的に豊かになることだけを目指し、心の豊かさを置き去りにしてきたから。本質を求めないで、結果だけを追い求めてきてしまったから。

幸せとは何かを問わないで、豊かであれば幸せなはず、と思ってしまったから…。