『緊張しないからだ作りワークブック』
という本を読んだ。心身相関を勉強中で、私の体に、クライミングで不安が刻印されたのかもしれないと思ったからだ。
この本は、あがりやすい人におすすめ。
■ 予期不安ではなく、ただの危険予知だった
私のは、これはクライミングでまずいことが起こるんではないか?という予期不安、であるので、上がりではない。
はっきり言って、むかーしから、ほとんど、あがらない子供でした。全校生徒の前で朗読とか、演説とか、フツーに、毎回というか、毎週やっていました。
予期不安というのは、このままでは、うまくいかないという不安のことで、私のは、根拠のない予期不安ではなく、本当に危険な目にあわされた、という事実という根拠がある不安なので、問題に正面から取り組む以外は、不安を解消する手立てはない。
それにしても、
5.11がジムで登れるからと言うだけで北岳バットレス四尾根に行けると思ってしまう男性とかから、「僕が守ってあげるよ」と言って登場しておきながら、白亜スラブでは、ロープあがらないんですけどーっていうのが、日本のクライミング界の真実の姿なんである。
相互扶助を旨とする登山界で、パートナーがケガをしても、「僕の宴会が…」というのが実態になっているのがクライミングの重鎮と言われる人の真の姿なんである。
人は完ぺきではない、という言葉を添えたとしても、それでも、
零落
ぶりを見せつけられた、ということにほかならぬ事態なのである。
そんな零落したクライミング界&登山界なので、全然すごくないことをあたかもすごいことを自分がなしとげたのであるかのように、本人だって誤解してしまう…くらいのことが起きている。
”ミニチュア栗城”は、すぐお隣のクライマーなんである。
そんな中で、健全な精神を維持するのは、自分以外の全員から田中さんと呼ばれてしまう鈴木さんが、本当は俺は鈴木だと自己認識を続けるくらい難しいことなんである(笑)。