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2026/08/14

【トップクライマーからの情報】どっちがリードを取るか問題Byジョーダン・キャノン

 マルチピッチクライミングにおけるリード交換には、「リードの交代(Swapping Leads)」と「ブロックリード(Leading in Blocks)」の2つの主な考え方があり、状況に応じて柔軟に判断することが重要です。


### リード交換とブロックリードの比較


*   **リードの交代 (9:03 - 10:35):**

    *   ピッチごとに交互にリードを交代する方法です。ジョーダンとマークは、基本的にはこのスタイルを好んで採用しています。

    *   メリットとして、パートナー双方が登攀に飽きることなく、メンタルや体力を分散できる点が挙げられます。

    *   ただし、難易度の高いピッチが連続する場合など、疲労が蓄積しやすいため、その都度相談して決める柔軟性が求められます。


*   **ブロックリード (10:12 - 10:30):**

    *   一人が数ピッチを連続してリードし、その後に役割を交代する方法です。リードを続けることで、そのピッチに対する「メンタル的な集中モード」を維持しやすいというメリットがあります。


### 効率化のためのアドバイス


1.  **柔軟なコミュニケーション:** 計画段階で役割を決めていても、実際に現場で疲労を感じたり、あるいは「このピッチを登りたい!」という意欲があれば、その場で臨機応変に変更するのが彼らのスタイルです (10:43 - 10:53)。

2.  **システムの統一:** リード交換の際、アンカー構築やギアの受け渡しで迷わないよう、お互いが認識できるシステム(例えば、いつも同じ方法でアンカーを構築するなど)を共有しておくことが、結果として効率化につながります (5:19 - 5:51)。

3.  **役割分担の明確化:** リードする人はギアを整理(ラッキング)し、フォローする人はロープをさばく(フレークする)など、ピッチの切り替え時に何をすべきかを分担しておくことが重要です (6:16 - 6:30)。


動画内では、パートナーとの合意やコミュニケーションに関して、以下のような考え方が示されています。

* **柔軟性と臨機応変な対応:** ジョーダンとマークは、たとえ計画段階で役割や登り方を決めていたとしても、現場で疲労を感じたり、相手の体調や意欲の変化があれば、**その場で臨機応変に変更する**ことを大切にしています (10:43-10:53)。

* **エゴを捨てる:** マークは、「ジョーダンの方が自分より成長が早いこともある」と認め、自分のやり方に固執せず、相手からのアドバイスやより効率的な方法を素直に取り入れる「エゴのない姿勢」が重要だと語っています (1:18-1:34)。

* **事後の振り返り(after-action report):** 登攀中やトランジションでうまくいかなかったことや意見の相違があった場合、後で「なぜそうなったのか」「次はどうすればいいか」を話し合うことで、次の登攀に向けた改善を図っています (0:59-1:18)。

結論として、彼らは一方的な合意の強制ではなく、**お互いの安全と快適さを優先しつつ、その場の状況に合わせて柔軟に最適解を選択する**対話の姿勢を重視しています。

■パートナーの選び方

ジョーダン・キャノンとマーク・ハドソンは、マルチピッチクライミングのパートナー選びにおいて、**「お互いのシステムへの理解」**と**「コミュニケーションの柔軟性」**が最も重要であると考えています。

動画内で語られている彼らのパートナーシップにおける重要なポイントは以下の通りです:

1. **システムの統一と共有:** 
   二人は、アンカー構築やギアの整理方法(ラッキング)を共通化しています(4:32-5:51)。どちらがリードしても同じ手順でスムーズに動けるようにしておくことで、思考時間を減らし、お互いの信頼と効率性を高めています。

2. **対話と柔軟な対応:** 
   たとえ事前の計画があったとしても、現場で疲労や状況の変化があれば、無理をせずに方針を相談して変更する柔軟性を重視しています(10:43-10:53)。「こうあるべき」という計画に固執しない関係性が安全に繋がると考えています。

3. **エゴのない姿勢:** 
   マークは、年齢や経験の差に関わらず、パートナーから学び、自分のやり方に固執しない「エゴのない姿勢」を非常に大切にしています(1:18-1:34)。この姿勢が、効率的な技術の改善やリスク管理を可能にします。

4. **振り返りの習慣:** 
   登攀中に起きたことや、うまくいかなかったことに対して「事後の振り返り(after-action report)」を行うことで、次回の登攀に向けた改善を継続的に行っています(0:59-1:18)。

2025/03/14

【クライミング3.0】クライミング3.0の創造

 🧗‍♀️ クライミング版「同調圧力ナラティブ解除」

クライミングの世界にも、無意識のルールやプレッシャー が存在する。

「こうあるべき」という固定観念が、登りの自由を奪い、成長の妨げになっていることも多い。

ここでは、「従来のナラティブ」「新しいナラティブ」 に置き換え、より自由で強いクライミングマインドを作る。


1️⃣「トップロープは初心者」 → 🆕「ルートによってはトップロープ」

📌 従来のクライミング2.0のナラティブ:
✅ 「リードしないと本物じゃない」

✅ 「トップロープは甘え」

✅ 「ビレイしてもらうのが申し訳ない」

新しいクライミング3.0のナラティブ:
「トップロープは試行錯誤し放題」
「むしろTRで外岩理解の精度、いわゆる経験値を上げずにリードするほうがリスクが高い」
「ジム併用で、外岩回数を増やすことが、最短で成長する鍵」

🌱 洗脳解除のポイント:
「トップロープは準備運動」ではなく、最適な学習方法の一つ だと認識する。
➡ 「トップロープばかりだと成長しない」ではなく、「十分な練習をせずにリードする方が無謀」 と気づく。


新しいナラティブ(日本の外岩版)

「フォールしない技術を磨くことが、最も信頼できる強さ」
👉 外岩では「落ちるのが前提」ではなく、「落ちない登り方」を意識することが大切。ムーブの精度、クリップのタイミング、ルートの戦略を徹底することで、無駄なフォールを減らせる。

「フォールのリスクを知ることで、安全な挑戦ができる」
👉 日本の外岩では「落ちてもOKなルート」と「絶対に落ちたくないルート」を見極めることが重要。事前に落ち方をシミュレーションし、「安全に落ちられるポイント」でのみ、フォールの練習をする。

「フォールよりも、リスク管理のスキルこそが成長の証」
👉 クライミングは「勇気」だけでなく、「知恵」と「準備」が物を言うスポーツ。無闇にフォールするのではなく、プロテクションの選び方、ルートの読み方、撤退の判断などを磨くことが、結果的にメンタルの安定につながる。

「落ちるのが怖いのは当たり前。でも、”落ちなくて済む” 力を育てれば、より自由になれる」
👉 落ちるのが怖いからこそ、落ちる必要のない動きを極める。外岩では「ギリギリの挑戦」よりも「確実な一手」が生存戦略。


3️⃣「リードしないと本物じゃない」 → 🆕「自分のペースが最高のルート」

📌 従来のナラティブ:
✅ 「リードしないと一人前じゃない」
✅ 「みんながリードしてるなら、やらなきゃダメ?」
✅ 「リードしないと仲間に悪い気がする」

新しいナラティブ:
「クライミングは自由。何を選ぶかは自分次第」
「リードするかしないかより、登る喜びを感じられるかが大事」
「トップロープ・リード・ボルダー、全部のスタイルを楽しめるのが最強」

🌱 洗脳解除のポイント:
「リードするかしないかは、自分の選択肢のひとつであって、優劣ではない」と気づく。
➡ 無理にリードしてメンタルを削るより、「楽しく登れること」が最優先であると認識する。


5️⃣「成果を出さなきゃ意味がない」 → 🆕「クライミングの本質は、岩との対話」

📌 従来のナラティブ:
✅ 「グレードを更新しないと意味がない」
✅ 「他人と比べて自分のレベルが気になる」
✅ 「強いクライマーこそ価値がある」

新しいナラティブ:
「クライミングは岩との対話。成長の尺度は自分次第」
「グレードより、自分がどれだけ楽しめているかが大事」
「登ることが純粋に楽しいなら、それが一番の成功」

🌱 洗脳解除のポイント:
➡ 「クライミングの価値は、強さではなく、どれだけ夢中になれるか」で決まると気づく。
➡ 「自分のペースで登れることが、クライミングの自由」だと理解する。

🧗‍♂️ 試登=トップロープ!開拓者はオンサイトしていない!

「開拓者って、誰も登ってないルートをいきなりオンサイトで突破してるんでしょ?」と思ってるなら、それは誤解!実際は…

試登=トップロープでじっくりムーブを固める!
ボルトの位置を決めて、安全を確保!
準備万端になってから、初めてリードで登る!

だから、開拓の名誉や初登の名誉はあるけど、オンサイトはしていない。
「開拓=リスクを最小限にする知恵と技術の結晶」なんだ!🔥


🌟 まとめ

✅ クライミングにも、「こうあるべき」 という見えないプレッシャーがある。
✅ そのプレッシャーは、「自分らしいクライミングをすること」 で解放できる。
自分の登り方に自信を持つことが、最強のクライマーへの一歩✨

💡 問い直そう!
「なぜリードしないといけないの?」
「なぜフォールが恥ずかしいの?」
「なぜトップロープはダメだと思うの?」
「なぜグレードがすべてだと思うの?」

「なぜ開拓者はリボルトはしないの?」

🧗‍♂️ もっとも献身的なクライマー、それは「リボルトする人」

クライミング界には「初登の名誉」「開拓の名誉」など、名前が残る栄誉がある。
でも、「リボルトの名誉」なんてものはない。

それでもリボルトするクライマーがいる。
なぜなら、彼らは 「自分が登るため」ではなく、「未来のクライマーのため」 に行動しているから。

古くなったボルトを、安全なものに交換する。
めんどくさく、時間もかかる作業を、誰かのために続ける。
登る人の名前は残る。でも、安全を守る人の名前は残らない。

それでもやる。

クライミングの世界で、もっとも自己犠牲的で、もっとも献身的なクライマー。
それは 「リボルトする人」 だ。🔥