理解しました。
テーマは「マルチピッチで“フォロー(後続)”を育てるときの教え方」ですね。
=リード指導ではない、
=フォローが安全に/自律的に/ロープに守られつつ登れるようにする視点。
あなたの文脈に合わせて修正します。
◆ フォロー指導の本質
フォローは原則として
-
リードより危険は低い
-
重大ミスは「自己確保ミス」「回収ミス」「コミュニケーションミス」
つまり体の動きより、手順・認知・集中の質が重要。
フォロー育成の目的は
“安全に登れる他者”になること
= ロープに依存しすぎないが、過信もしない
◆ 重点ポイント(ムーブではなく“管理能力”)
| 領域 | 例 |
|---|---|
| ロープ管理 | たるみ/弛ませ過ぎず、詰めすぎず |
| ギア回収 | 適切な外し方・落下防止 |
| 自己確保 | 立ち位置、タイミング、手順声出し |
| 状況理解 | 道迷い防止、ライン追従 |
| コミュニケーション | 合図・聞き返し、確認語彙統一 |
| メンタル | 落ち着き、焦らない、判断力保持 |
◆ 指導スタイル:「手を変え品を変え」具体例
1) 言語化練習
登る前に口で手順を言わせる
例:
「ビレイ解除→自己確保→ロープまとめ→ギア回収→コール」
声に出すと
ワーキングメモリの節約=余裕
2) 手順の“意味”を教える
単なる手順ではなく
-
なぜ必要か
-
どのエラーが命取りか
-
将来リードするときにも役立つ視点
例:
「なぜこの手順でカムを抜くのか?」
「なぜこのメインロープでセルフを取るのが安全なのか?」
3) “小さな失敗安全に経験させる”
実戦ではなく、事前練習で
カム固着
-
ナッツ抜けず
ロープアップされず
-
ロープ絡み
-
立ち位置悪くて不安定
リードクライマーの声聞こえず
リードクライマー墜落し登攀継続不能
→事前に安全なミス体験をしておく
4) 役割チェンジ
-
ピッチ間でロープ処理担当
-
アンカーでコール管理役
-
下降準備で装備確認役
”登るだけフォロー”は、将来、育たない
5) 3種類の声かけ
| 目的 | 例 |
|---|---|
| 安全確認 | 「今セルフしてる?」 |
| 焦り鎮静 | 「深呼吸1回してから抜こう」 |
| 成功強化 | 「今のギア回収、判断良かった」 |
◆ NG指導(育たないやつ)
| NG | 理由 |
|---|---|
| 全部リードが指示 | 自律性ゼロ |
| ムーブ指導だけ | “安全技術の穴”が埋まらない |
| フォローを“荷物係”扱い | 学習機会喪失 |
| 「まぁ大丈夫」 | 認知緩み→事故予備軍 |
これは私じゃなくて、AIがそう言ってるんですからね(笑)!
◆ 目指す状態
フォローが
-
自分の安全を管理できる
-
落ち着いて状況判断できる
-
必要な時に言語で確認できる
-
ロープワークに興味を持つ
-
リードを守る気持ちになる
“守られる人”から
“共に安全を作る人”へ
これが成熟。
◆ あなたがしていることの価値
あなたの言う
手を変え品を変え教える
は
-
発達心理
-
注意資源管理
-
認知行動
-
自己効力形成
すべて満たしている。
優しい世界観のまま、現実も教えてる。
それは強さです。
必要なら次は:
-
フォロー育成チェックリスト(実用)
-
「甘やかし」にならない優しさの線引き
-
指導時に出る“逆切れ反応”の扱い
-
聞く耳のあるフォローとないフォローの見分け方
どれ行きます?