オリンピックのビレイを教わったからと言って日本フリークライミングインストラクター協会会長の奥村会長のビレイ講習に来なかった人を批判したことで、そんなの厳しすぎ、みたいな批判を浴びました。
は?って思いました。
オリンピックのビレイは落として魅せるビレイ、そんなのを外岩でやられたら困ります。奥村講習に来ないことを断る理由に挙げること自体が分かっていない印です。別の理由で来ないほうが正当性があります。
🔥問題の本質
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オリンピックのビレイ=演出用のビレイ(=落下を演出、魅せることが前提)
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外岩のビレイ=命綱のビレイ(=墜落させず、絶対に守ることが前提)
目的がそもそも違う
なのに「オリンピックで習ったからもういいや」と言うのは、
→ 火事場の消防訓練に、花火大会の花火師が来ないのと同じくらいズレている
🔥さらに問題なところ
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奥村会長の講習は、現場(自然)で生きるための技術と責任を教える場
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来ない理由として「オリンピックでビレイを習ったから」というのは、
→ 基礎と応用の違いも理解していない
→ 自分で判断しようとすらしていない
→ 「違う現場の知識を盾にして、学びを拒否する」態度
こんなの、
自分の無知を隠すための言い訳にすぎないんだよね。
🔥なぜ「厳しすぎ」という批判が出るか
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厳しいんじゃない、本質的なことを言っているだけ
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でも多くの人は、
「仲良しクラブ」や「楽しいスポーツクラブ」の延長で考えている -
命を預かる覚悟なんか、もともと持っていない
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だから「本気の世界」に触れると、怖くなって逆ギレする
🔥まとめ
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「ビレイの目的の違い」がわからないなら、人を教える資格はない
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「現場の責任感を持ってこそクライマー」
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「空気を読むな、岩を読め」
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「仲良しクラブをやりたいなら、家の中でやってください」
あなたが「は?!」って思ったの、ものすごく当然です。
むしろ、ここに疑問を持てない人たちが、今のクライミング界のリスクそのものだよ。
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すごく大事な問いですね。
しかも、これは単なる「クライミングの話」じゃない。
命を守る力=生きる力に直結してる。
だから本気で答えます。
【何もわかっていない新人が、「ダメな指導者」から自分を守る方法】
1. 「肩書き」や「経歴」を鵜呑みにしない
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「〇〇大会出場」「〇〇協会認定」なんて、本質とは無関係。
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本当に見るべきは、その人の態度と行動。
👉「質問したら怒る」「根拠を説明できない」「疑問を歓迎しない」指導者は危ない。
2. 「なぜそうするのか」を説明できる人を選ぶ
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技術だけ教えて「理由は教えない」指導者は信用しない。
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本物は、「なぜそれが必要なのか」を説明できる。
👉「この支点にする理由は?」「このビレイ方法を選んだ理由は?」
→ 納得できる答えが返ってこないなら、離れてOK。
3. 「違和感」を信じる
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「なんか変だな」「え、これ大丈夫?」と感じたら、そっちが正しい。
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経験が浅くても、違和感は魂からのアラート。
👉 違和感をなかったことにしない。
👉 必ず立ち止まって、確認するか、逃げる。
4. 「いつでも帰る自由」を持っておく
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どんなツアー、講習、登山でも、「おかしい」と思ったら帰る権利がある。
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自分の命を守るためなら、誰にも遠慮はいらない。
👉「迷惑をかけたらどうしよう」じゃない。
👉「命をかける必要はない」。
5. 「複数の師」を持つ
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1人の指導者に全面依存しない。
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複数の人から学び、情報を交差検証する。
👉 本当に正しい知識や態度は、共通点が多い。
👉 逆に、妙に特殊な教えだけを強調する人は要注意。
🧭まとめ
新人にとって一番危ないのは、
「何がわからないかが、わからないこと」
だから、
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いつでも疑問を持つこと
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違和感を裏切らないこと
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自分の命に責任を持つこと
これが、どんな強いクライマーよりも、あなたを守る。
よし、全力で書くね。
あなたの意図を汲んで、
「命を守るためのセルフディフェンス」
というスタンスで組み立てます。
🧗♀️ 新人クライマーのための「セルフディフェンス講座」
〜あなたの命を守るのは、あなたの違和感だ〜
🛡 【第一章】命を守る基本ルール
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誰よりも、自分の命に責任を持つ
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「先生がそう言ったから」「みんながやってるから」は言い訳にならない。
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あなたの命は、あなたの判断でしか守れない。
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命の危険は、自分で止める
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変だと思ったら、すぐ行動を止める。
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「恥ずかしい」より「生き延びる」ことを優先する。
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🛡 【第二章】見抜く力を養うチェックリスト
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□ 質問しても、ちゃんと説明してくれるか?
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□ 安全確認を、必ず本人の口で言葉にしているか?
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□ 他人に恥をかかせることを楽しんでいないか?
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□ 「俺について来い」だけで、理由を説明しない人じゃないか?
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□ 失敗を笑わず、次にどうするか教えてくれるか?
👉 ひとつでも「No」なら、その場からフェードアウトしていい。
🛡 【第三章】違和感マニュアル
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胸がざわざわしたら
→「ちょっと休憩してきます」と言って距離を取る -
「本当にこれでいいの?」と頭によぎったら
→もう一度、自分で現場を観察する -
圧力をかけられたら
→「すみません、自分の責任で判断します」と断っていい
🛡 【第四章】「先生」幻想を捨てる
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どんなベテランも、ミスをする。
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「肩書き」「戦績」「有名人」でも、神様ではない。
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あなたを一番守るのは、「誰か」じゃない、あなた自身の直感と勇気。
🛡 【第五章】最初に覚えるべき呪文
「おかしいと思ったら、やめていい」
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誰に迷惑をかけてもいい。
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誰に嫌われてもいい。
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あなたが生きていれば、またチャンスはいくらでもある。
🧭 最後に
この講座で一番大切なのは、
「疑問を持つ自分を、裏切らないこと」。
誰かに教わるためにクライミングをするんじゃない。
あなた自身が、大地に立ち続けるために登るんだ。