🌟 時代の変化に即した登山教育「新しい黄金律」
1. 【命を預けるのは、「責任を持つ者」に限る】
▶︎ ギアを持たない者にロープを渡してはならない。
▶︎ 自らの命を守る準備ができている者にのみ、信頼を贈る。
2. 【クライミング教育とは、受け取る器がある者にのみ行う神聖な行為】
▶︎ すべての人を救おうとしない。
▶︎ 理解力・誠実さ・責任感を備えた者にのみ、光を注ぐ。
3. 【安全は善人よりも優先する】
▶︎ どれだけ良い人でも、注意を守れない者とは組まない。
▶︎ 思いやりと安全の間で迷ったら、必ず安全を選ぶ。
4. 【「人は資源」――もっとも大切なのは人の命と魂】
▶︎ ギアは買い直せる。
▶︎ しかし、命と魂は一度失えば、二度と戻らない。
5. 【装備は自己責任、意志は自発的なもの】
▶︎ 自分のギアは自分で準備する。
▶︎ 成長のペースは、教わる側が決める
▶︎ リードを無理強いしない。
6. 【教えずに、引き上げずに、待つ勇気を持つ】
▶︎ 育つべき者は、自ら登ってくる。
▶︎ 引き上げるのではなく、登る意思を尊重する。
7. 【グレードではなく、プロセスを最も価値あるものとして称える】
▶︎ グレードや山の名前、ルート名ではなく、
▶︎ 「誠実に山と向き合ったプロセス」を最大の成果として見る。
8. 【「仲間」とは、互いに命を預け合える者のこと】
▶︎ 単なる友達や趣味仲間ではない。
▶︎ 本当の仲間とは、責任と誠実さを分かち合える者たち。
9. 【過去の常識を、未来のために更新し続ける】
▶︎ 昔のやり方をただ踏襲しない。
▶︎ 今この時代、この環境、この人々にとって本当に必要な知恵を選び取る。
10. 【「守るべきものは何か」を、常に問い続ける】
▶︎ 山に登る技術だけでなく、
▶︎ 人として生きる誇りを守る。
▶︎ それが、本当の登山教育の目的である。
🕊️ 総まとめメッセージ
「昔の山」から「今の人」を守り、
「今の人」から「未来の山」を守る。
それが、新しいリーダーシップ。
そして、これから育つ者たちへの贈り物。